[終]『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2最終話 第13話「言葉」のあらすじと感想・曲 ネタバレ注意!

海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
  • 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2最終話 第13話「言葉」
  • The Handmaid's Tale Season2 Episode13 "The Word"

※ネタバレしています。

あらすじ

イーデンがアイザックと駆け落ちし、処刑されたことでジューンたちは動揺していた。 イーデンの遺品を整理していると、書き込みがされた聖書が。ギレアドでは女性が文字を読むことは禁じられていたため、みんな驚く。

ジューンはイーデンの聖書をセリーナに見せ、娘のニコールを守れるのかと問いただす。 セリーナは他の司令官の妻たちと団結し、ギレアドの子どもたちが性別に関係なく、聖書を読めるように読み書きの教育を提案する。セリーナはイーデンの聖書を読み上げ、言葉の重要性を訴えるが、セリーナは文字を読んだ罰として、小指を切られてしまう。

エミリーはローレンス司令官の家で初めての儀式の日を迎える。しかし、ローレンス司令官は儀式をせず、リディアおばには満足だったと報告していた。リディアおばに同性愛者であることを侮辱されたエミリーは隠し持っていたナイフでリディアおばを刺し、階段から蹴り落とす。

ローレンス司令官はエミリーを車に乗せ、走り出す。

リタや他の女中たちの助けで、ジューンと赤ちゃんはギレアドから出られることに。セリーナに見つかるが、ギレアドでは育てられないと説得。 合流地点にはローレンス司令官とエミリーが。ローレンス司令官はエミリー、ジューンと赤ちゃんがギレアドから出られるように協力してくれたのだった。

ギレアドを出るトラックに乗るエミリー。 ジューンはニコールをエミリーに託し、自分は残る決意をする。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2第12話「出産後」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2の最終回。まさかジューンがギレアドに残る決意をしたなんて、驚きでした。

イーデンの処刑に動揺

駆け落ちし、処刑されたイーデン。それだけでも十分ひどいのに、遺体は動物の餌にされるという衝撃の事実が…。無慈悲すぎて言葉も出ませんね。

まだ15歳だったイーデン。ギレアドを妄信しているかと思ったら、禁じられた聖書を隠し持っていたり、ただキリスト教の神を理解しようとつとめた敬虔な信者だったようです。

イーデンを通報したのは家族だったことも判明。自分の子どもを殺されると分かっていて売ったなんて、ギレアドでは密告社会も恐ろしいものになっているようです。

イーデンの死にまったく動じていないウォーターフォードは、「娘が同じことをしたら?」と問いただすジューンを平手打ち。ジューンもやられっぱなしではなく、やり返しました!

「女の口は深き墓穴。女は男にとって不幸の種だ」と言うウォーターフォード。自分の思い通りにならないからと暴力を振るうウォーターフォードこそ不幸の種…。 女性に従順さを求めるウォーターフォード。女性を道具としか見ず、人間として見ていないのが腹立たしいですね。

しかも、権力を振りかざし、従順でいればジューンは子どもとこの家に留まれるかもしれないと提案。しかも、また子どもを作ろうと言い出す始末…。 「ハンナとの面会」までちらつかせ、ジューンを言いなりにさせようとするウォーターフォード。まるで悪魔のささやきのようですね。

セリーナや妻たちが団結

セリーナは司令官の妻たちと団結。ギレアドの子どもたちが性別に関係なく、読み書きができるようにしたいと提案。 それすら、過激な提案だと言われてしまうことにも驚きですが、司令官たちは妻たちの提案を聞き入れる気はゼロ。

聖書の言葉を読み上げたセリーナは小指を切断されてしまいました。女性が文字を読んだ罰は指を切り落とされることだと言っていましたね。司令官の妻にも容赦なし…。 ギレアドが長く続くほど、教育が受けられず、文字を読めない女性たちが増えることに。 確かにこんな国では子どもを育てたくないですね。

団結したのに、ギレアドを変えられなかったのが残念…。 それにしても、ゲーテがドイツの異端者と呼ばれているのも驚き。ギレアドでは、哲学者はみんな異端者呼ばわりされていそうですね。

リディアおばを刺すエミリー

ローレンス司令官の家で初めての儀式が行われる日を迎えるエミリー。儀式はなしで、ローレンス司令官はリディアおばにはしたことにして報告。

エミリーがリディアおばを刺し、階段から蹴り落とすシーンが衝撃的。リディアおばは殺されてしまうかと…。どうやら命は助かりそうです。

「どう対処するかな」とエミリーを車に乗せ、音楽をかけるローレンス司令官。明るい曲が逆に怖い…。しかもノリノリ。 どんなひどい罰が待っているかと思ったら、ギレアドからの脱出を手伝ってくれていることが判明。 いい人でよかったですね。

女中たちがジューンたちを逃がしてくれる

ジューンと赤ちゃんは火事の騒ぎの隙に、女中たちが逃がす手はずを整えていました。リタや他の女中たちが連携し、ジューンと赤ちゃんを助けようと団結して行動を起こしたのが感動的ですね。

途中でセリーナに見つかってしまったときは、どうなることかと心配でしたが、セリーナも娘を愛する気持ちは同じ。逃がすことに納得するセリーナ。ギレアドに狂信的なセリーナでしたが、子どもを愛する母親には変わりありませんでしたね。

ニックは逃げたことに気付いたウォーターフォードを足止め。ジューンの部屋の壁にはシーズン1第4話「メッセージ」にも登場したクローゼットに刻まれていた「奴らに虐げられるな」の文字が。

ハンナの写真を赤ちゃんのおくるみの中に忍ばせたジューン。まさか、赤ちゃんだけ逃がす気かもしれないという予感は的中。 エミリーに赤ちゃんを託し、自分は残ることを決意したジューン。赤ちゃんの名前はホリーではなく、ニコールだと告げたのは、セリーナも愛する母親だったことを残したかったからなのでしょうか…。

エミリーは無事カナダに逃げられたら、息子のオリバーの誕生日を一緒に祝えるかもしれませんね。 強い決意を持って、残るジューン。

「きっといつか会える」と自分にも言い聞かせるようにしていたジューンはこれからどうなってしまうのか…。 ハンナを助けに向かうことを決意したのでしょうか。

このエピソードはシーズン2の最終回。『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』はシーズン3の製作も決定しています。

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