- 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第16話「ハンモック+バルコニー」
- MACGYVER Season2 Episode16 "Hammock + Balcony"
※ネタバレしています。
あらすじ
テヘランで秘密警察に追われるマクガイバーとジャック。ランチを食べ過ぎたジャックは壁の穴にハマってしまう。マクガイバーは滑車装置を作り、ジャックを引っ張り出す。
フェニックス財団にはセルビアの戦犯ボリス・ミトロヴィッチを捕まえる任務が入る。 ボリスの右腕だった長男のマルコは何者かに殺され、ボリスは行方不明。
パーティー好きの次男のオマールはSNSの女王ミアと結婚し、フランスの高級ワインリゾートにハネムーンに。ボーザーと密かに付き合っているリアーナがCIAから今回の任務のため派遣されてくる。
マクガイバーとリアーナ、ボーザーとライリーが偽の新婚カップルになりすまし、高級ワインリゾートでオマールとミアに近づく作戦。 マクガイバーたちはオマールとミアと仲良くなり、ボリスの居場所を聞き出そうとするが、怪しまれてしまう。
作戦を変更し、オマールをクロロホルムで催眠状態にし、父親ボリスの居場所を聞き出そうとする。 オマールは兄のマルコを殺して、自分が右腕になったと自白。マクガイバーたちはオマールを気絶させ、捕まえることに。
しかし、目を覚ましたオマールは山小屋に逃亡。山小屋には父親のボリスと護衛が潜んでいた。 ボーザーとリアーナはボリスに捕まって殺されそうに。マクガイバーはオマールの妻ミアを人質にしたと、仲間と父親のボリスを引き渡せと交渉。 リアーナはオマールが長男のマルコを殺したとばらし、親子げんかになったところで、マクガイバーはクロロホルムを暖炉の火の中に投げ込み、部屋の中の全員を気絶させる。
ボーザーとリアーナが付き合っていることは、とっくの前にマティは知っていたのだった。
ジャックはジルとライリーの父親エルウッドに協力させ、マティの家の金庫を破る。 金庫の中にあったマティの人事ファイルの原本には、マティがマクガイバーの父親を知っていたという証拠があったのだった。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第15話「マードック+手錠」 前回のあらすじと感想はこちら≫感想
くまのプーさん状態になったジャック
イランの首都 テヘランで壁にハマったジャック。
まさに蜂蜜を食べ過ぎて穴にハマったくまのプーさん状態に! ランチを食べ過ぎたせいで、抜けられないなんて笑ってしまいますね。しかも、マクガイバーのアドバイスはおもらし!
まさか本当におもらしするしかないのかと思ったら、マクガイバーのDIYで無事に脱出…。いきなり殴れと言い出したジャックにもびっくりですが、おもらしすることにならなくてよかったですね。これでもらしていたら、マティに散々いじられそう…。
リアーナがマクガイバーの奥さんに!?
今回の任務はセルビアの戦犯ボリス・ミトロヴィッチを捕まえること。チャラそうな次男オマールから父親の居場所を聞き出すため、マクガイバーたちは新婚カップルに偽装。
なんと偽のマクガイバー夫人役は、訓練校で知り合い、ボーザーが密かに付き合っているリアーナ! リアーナはCIAに所属していたんですね。
今回のマクガイバーのクリップアートはダイヤの結婚指輪。
ラブラブの結婚式の写真を撮るマクガイバーとリアーナ。鼻をこすり合わせたり、キスまで! 見ているボーザーの顔が…。 ボーザーはライリーと偽の新婚夫婦役に。リアーナもライリーも、花嫁のドレス姿がステキでしたね。
さすがにリアーナを見つめる目で、付き合っていることに気付いたマクガイバー。親友のマクガイバーと秘密の彼女リアーナが夫婦役というのも、複雑ですね。
フランスのリゾートで任務開始
パーティ好きのオマールとミアをお酒とダンスで呼び寄せ、仲良くなったマクガイバーたち。 アルコール脱水素酵素をお酒に垂らし、任務中に酔わないように準備は万全。毒でも入れるのかと思ったら、酔わないためのものでした。
アルコール脱水素酵素があると便利かもと思ったら、死ぬほど二日酔いになるという欠点が…。それは勘弁してほしいですね。 ワイン造りのためにブドウを踏むマクガイバーたちは楽しそう。ここだけ見たら、リゾートを満喫するカップルたちにしか見えませんね。
グラスを鳴らしたらキスすることにしようと提案するミア。 親友のマクガイバーと恋人のリアーナのキスを見せつけられるなんて、まるで新手の拷問ですね…。
SNSの女王ミア役を演じているのは、 実際にインスタグラムがきっかけで有名となり、CM出演やモデルとして人気になったというシャーロット・マッキニー。 ドウェイン・ジョンソン&ザック・エフロン共演で人気ドラマを映画化した『ベイウオッチ』にも出演しています。
もう少しでオマールが父親のボリスの居場所を言いそうだったところに女性陣が。惜しい…。
オマールをクロロホルムで自白させる
ミアもオマールも飲んでいたのに、翌朝も早朝から運動に…。アルコールに強すぎ…。ただのパーティー好きじゃなかった模様。オマールはさらに牡蠣にウオッカまですすめてくる始末。もはやおそろしいですね。
二日酔いの体に鞭打ってジョギングするマクガイバー。走るたび、脳が頭の中でバウンドするというのが、言い得て妙ですね。 しつこく父親のことを聞いたせいでオマールに怪しまれてしまったマクガイバー。
次の作戦はリアーナがマッサージ師になりすまし、オマールを尋問すること。 チオペンタールナトリウムが開発される前は自白薬に使われていたというクロロホルム。チオペンタールナトリウムは自白剤としてスパイドラマでもよく登場しますね。
ドラマや映画ではよく相手を気絶させ、拉致するのに使われているクロロホルム。実際にはクロロホルムで一瞬で気絶させるのはむずかしいそう。
クロロホルム - Wikipedia
クロロホルム (chloroform) は 化学式 CHCl 3 で表される ハロゲン化アルキルの一種である。 IUPAC名は トリクロロメタン (trichloromethane) であり、 トリハロメタンに分類される。広範囲で 溶媒や 溶剤 として利用されている。
クロロホルムをアロマセラピーと称して嗅がせ、オマールから父親の居場所を聞き出そうとするリアーナ。しかし、オマールはとんでもないことを自白!
自分が兄を殺して、父親ボリスの右腕になったと告白するオマール。ただのおバカな息子だと思ったら、意外に残忍な野心家でしたね。
オマールは気絶から覚め、逃亡。父親のボリスは近くの山小屋に潜んでいました。リアーナとボーザーが捕まってしまうことに。 2人を救おうと単身乗り込むマクガイバー!
出会って2か月、ノリで結婚したというオマールでしたが、ミアのことは心から愛しているのも意外でしたね。ミアを人質にしたとウソをつき、交渉するマクガイバー。 オマールが長男を殺したと知り、ボリスとオマールは言い合いに。親子げんかで母国語が出るのが、それっぽいですね。
暖炉にクロロホルムを投げ込み、全員気絶させたマクガイバー。8時間も気絶していたというのが怖い…。
オマールもボリスも捕まり、一件落着。 ボーザーが眠っている間もリアーナの手を離さなかったというのが、ロマンティックですね。
しかも、マティはずっと前にボーザーとリアーナの関係に気付いていたことも判明…。 やっぱり、偶然じゃなかった! でも、おとがめなしのようでよかったですね。 これで、交際も隠さずに、堂々とデートできそうです。
ジャックはマティの家に侵入
ジャックはジルに頼んで肩を外させ、任務をお休み。その隙に、ジルとライリーの父親エルウッドと組んで、マティの家への侵入を計画。 ジルもエルウッドも気が進まない中、ジャックだけはロビン・フッド気取りで実行する気満々…。
中世イングランドの伝説上の人物ロビン・フッド。 ジルが例えられたマリアン姫はロビン・フッドの恋人。エルウッドが例えられたリトル・ジョンはロビン・フッドの相棒。タック神父はロビン・フッドの協力者だそう。
「ひとりはみんなのために」と三銃士の言葉まで持ち出すジャック…。 ジルが任務のためマティに呼ばれ、離脱。マティがジルを呼びに来た時には、もう侵入がバレたのかとドキドキしましたね。
こっそり侵入するのをやめ、部屋を荒らし、強盗に見せかけることにしたジャック。しかし、ジャックの小細工もマティの前ではすぐに見抜かれてしまったようですね。 金庫の中には、マティの人事ファイルの原本が。マティがマクガイバーの父親を知っていたことが確実に。ジャックが危険を冒して、侵入したかいがありましたね。 マクガイバー、マティはどう動くのでしょうか…。
登場人物・キャスト
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- I Would Like - ZARA LARSSON
- Je suis (Tu hais) - KIZ
- Somebody - LEFTI
- Never Felt so Good - THE ELWINS
気になったセリフをPick Up
「ボーザー、心配ないよ。自分の奥さんに手 出す気ないから」"All right, I just want to let you know, I have no intention of making a move on my wife."
ボーザーがリアーナと付き合っていることに気付いたマクガイバーのセリフ。リアーナはマクガイバーの妻役に。なかなか複雑な潜入でしたね。
今回のマクガイバーの主なDIY
- 壁の穴にはまったジャックをコードで結び、パイプを滑車にして引き抜く。
- 血液中のアルコールを分解する酵素の1つである「アルコール脱水素酵素」をお酒に垂らし、任務中に酔わないようにする。ただし、ひどい二日酔いになる副作用あり。
- 洗剤などの薬品を混ぜて、クロロホルムを自作。アロマセラピーと称してクロロホルムを嗅がせ、自白させる。
- ハンモックをバルコニーにかけて、ロープネットにして登る。さらに、気絶したオマールもハンモックで下に降ろす。
- 護衛の車を鎖で柱に繋ぎ、追いかけて来られないようにする。
- 暖炉の火にクロロホルムを投げ込み、全員気絶させる。
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