- 『MACGYVER／マクガイバー』シーズン2第13話「二酸化炭素センサー＋木の枝」
- MACGYVER Season2 Episode13 "Co2 Sensor + Tree Branch"
※ネタバレしています。
あらすじ
南米での任務でオマキザルに起爆装置を奪われてしまい、マクガイバーはかわりにアーミーナイフをサルに渡し、なんとか起爆装置を取り戻す。 マードックに撃たれたサマンサはオーストラリアに帰国し、リハビリをすることに。
フェニックス財団は国防高等研究計画局（ダーパ）主催のコーマン大会に出場。CIAや国防総省などが作った負傷兵を救護する無人装甲車を競うコーマン大会で、CIAの装甲車ブルーノが暴走。
他の無人装甲車を砲撃し、暴走。国防総省を破壊に向かい始める。 ブルーノを作ったのはマクガイバーの元カノ アリー・ウィンスロップが所属するCIA特別研究部。ブルーノはコーマン大会の創始者マーティン・コーマンがハッキングしていた。ダーパを解雇されたコーマンは兵器に利用しようとする政府に反発。ハッキングの危険性を分からせようと事件を起こしたのだった。
マクガイバーは暴走するブルーノに飛び移り、キルスイッチを再インストールできるフラッシュメモリを先に乗り込んでいたアリーに渡し、無事、ブルーノを停止。
ジャックは高校の同窓会に出席し、宿敵だったジミーと和解。 南米某所ではマクガイバーがアーミーナイフを渡したサルがホテルの部屋を荒らしていた。
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン2 第12話「マック＋ジャック」 前回のあらすじと感想はこちら≫感想
フェニックス財団はコーマン大会に出場
国防高等研究計画局 ダーパ（DARPA）主催のコーマン大会に出場するマクガイバーたち。ジャックが危惧していたとおり、ロボポカリプスが発生。CIAや国防総省、NASAのジェット推進研究所も出場するすごい大会。コーマン大会のモデルになったのは、ロボットのカーレース「DARPAグランド・チャレンジ」のようです。
DARPAグランド・チャレンジ - Wikipedia
DARPAグランド・チャレンジ（ 英語：DARPA Grand Challenge）とは 国防高等研究計画局（DARPA）による ロボットカーの ロボットカーレース ...
親善ロボットだと言っていましたが、攻撃機能も備えた装甲車が。実弾を使うって、全然、親善ロボットじゃない気が…。 フェニックス財団の装甲車の名前は「ダルトンの悪夢（Dalton's Nightmare）」。ロボポカリプスをおそれるジャックにとってはまさに悪夢の塊！？
装甲車「ダルトンの悪夢」で自分はお払い箱だと思い、すねる人型ロボットのスパーキー。ロボットにも嫉妬する感情が！
コーマン大会ではマクガイバーの元カノ アリーと再会。CIAのアリーが開発した装甲車はブルーノ。もう戦車ですね。装甲車「ダルトンの悪夢」には銃ではなく、スタンガン、ビーンバッグ弾、催涙弾を装備。それだけでも、十分攻撃能力はありそう…。しかし、粉々に壊されることになるのでした。
ハッキングされた装甲車は暴走
ハッキングされたブルーノは他の装甲車を破壊し、暴走！ いきなり攻撃し始めた装甲車が怖い…。 原因はハッキングでしたが、人工知能の暴走だったとしたら、もっとおそろしいですね。
マクガイバーは車のエアコンについている二酸化炭素センサーでブルーノの排気ガスを嗅ぎ分けられるようにし、森の中を暴走するブルーノを発見。エアコンに二酸化炭素センサーがついているなんてびっくり。
ワシントンD.C.へ向かい、国防総省の破壊を目指すブルーノ。同窓会に出ていたジャックもハッカーの捜索に協力。 ハッカー捜しにオクラホマシティにやってきたジャック。オクラホマ州出身のミッキー・マントルはニューヨーク・ヤンキースで活躍した野球選手。
ハッカーはなんとコーマン大会の創始者マーティン・コーマン。兵器を望む政府に危険性を分からせようと暴走していた科学者。 実際にロボット兵器は核兵器に続く、世界を破滅させる兵器になる恐れもあると言われ、専門家は殺人ロボットの規制を早急にするように呼び掛けています。
まるでSFの世界のような話ですが、殺人ロボットで戦争する日も遠くないのかもしれないと考えるとゾッとしますね。それに敵にハッキングされる危険性も。
ハッキングして国防総省の破壊をしようとしたコーマンは、ロボットの危険性を知らしめようと暴走。 マッドサイエンティストになってる…。 それにしても、ロケットランチャーでもびくともしないブルーノは最強…。
なんとかブルーノの暴走を止めたマクガイバー。元カノ アリーともわだかまりも解けてよかったですね。 設計書を盗み見したけれど、マクガイバーを好きという気持ちは本物だったアリー。野心がありすぎるのがアリーの欠点。 今もマクガイバーを好きだという発言には、マクガイバーもびっくりしていましたね。
戦闘機に爆撃される直前でブルーノを停止することができて、一安心。シーズン2 第10話「指令室＋船」話で救えなかったゾーイやマードックに撃たれたサマンサのようにならないよう全力を尽くすマクガイバー。 ゾーイを助けられなかったことは、マクガイバーの心に深く刻まれているようですね。
マクガイバーの元カノ アリー役を演じているのはミュージカル映画 『ハイスクール・ミュージカル』のシャーペイ・エヴァンス役で有名となったアシュレイ・ティスデイル。
アシュレイ・ティスデイル - Wikipedia
1998年に映画『 バグズ・ライフ』で声優としてデビューし、その後様々なテレビドラマ・映画への出演を重ねる。 2005年に ディズニー・チャンネルのテレビドラマ『 スイート・ライフ』にメインキャストとして出演し人気と知名度が上昇。そして 2006年に、同じくディズニー・チャンネルで放送されたテレビ映画『 ハイスクール・ミュージカル』に出演したことで一躍大ブレイクし、人気が不動のものとなった。また、 2006年から 2008年に、 ディズニー・チャンネルで活躍中のスターたちによる夢の共演番組「 ディズニー・チャンネル ゲームズ」で、 小山田真 と共演している。
ジャックは同窓会に出席
ジャックは1993年のクラスの高校の同窓会に出席。名札のジャックの写真が若い！ 「みんな腹を引っ込めてる」というテロップが面白いですね。
高校の頃は、問題児かと思ったら、学級委員長を目指す人気者の優等生だったことが判明。 マクガイバーたちには、いつもおかしいと思われているジャックですが、高校では人気者だったんですね。 でも、「最優秀髪型賞」というのが謎。
ライバルのジミーと再会するジャック。ハゲて太っていると想像していたのか、「ジョージ・クルーニーよりいい老け方」してるとがっくりするジャックがおかしい。
高校卒業後も大成功しているジミーに、自分は政府の諜報員としてテロと闘ってきたと秘密情報を漏らすジャック。しかし、ジョークだと思われ、大笑いされる始末。 落ち込むジャックでしたが、ジミーがジャックに勝つため、ホームカミング・キングの投票で不正をしたことを知り、長年のわだかまりが解けて一安心。 いいライバルだったようですね。
フェニックス財団のみんなはサプライズでジャックをホームカミング・キングに選出。ホームカミングとは秋に行われるイベントで、卒業生の同窓会やフットボールの激励会、ダンスパーティーが開かれ、ホームカミング・キングとクイーンが選ばれるそう。学年最後に行われるプロムは有名ですが、ホームカミングでもキングやクイーンが選ばれるんですね。
杖も王冠ももらったジャック。こんなに仲間に愛されているなんて、幸せなジャックなのでした。
アーミーナイフをサルにとられてしまう
南米で敵を説得しているのかと思ったら、なんとおサルさん！ 起爆装置と交換したのは、おじいちゃんからもらった大事なアーミーナイフ。果物より、光るものが好きだったようですね。ナイフを渡したことでリアル版『猿の惑星』を危惧するジャック。
アーミーナイフを持って逃亡したオマキザルはナッツを割るのに道具を使うなど高い知能があり、介護ザルとして訓練されることもあるそうですよ。そんな賢いおサルさんなら、アーミーナイフも使いもなせるかも！？
フサオマキザル - Wikipedia
この項目はフサオマキザルという種についてのものだが、別種 ()、C. libidinosus (C. libidinosus )、 ()、C. xanthosternos (C. xanthosternos ) の知見を含んでいることがありうる。これは、従来これらの種が本稿のフサオマキザル ( C. apella) の亜種として分類されてきたためである。新しく受容されている分類と従来の旧分類との対応については、 亜種と分布 の節で詳述する。
ジャックは新しいアーミーナイフをプレゼント。クリップアートがマティから解禁され、作ったのはアーミーナイフの形！？
アーミーナイフを持ったおサルさんはホテルに出没！ 部屋を荒らしまくったのはおサルさんの仕業。武器のアーミーナイフを持ったおサルの手は、リアル版『猿の惑星』！？ アーミーナイフがすっかり気に入ってしまったおサルさんが憎めませんね。
登場人物・キャスト
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ドラマの中で流れた曲
- Whoomp! There It Is - TAG TEAM
- Live and Learn - JOE PUBLIC
気になったセリフをPick Up
「手放したのは命のため 俺と仲間の。じいちゃんも喜ぶよ」"But since its final act was to save my life, and Riley's I think Grandpa would be proud."
大事なアーミーナイフをサルに取られてしまったマクガイバーのセリフ。 シーズン2 第4話「Ｘ線＋１セント硬貨」でおじいちゃんにもらったことが明らかになったアーミーナイフ。 大事なものだったはずなのに、執着しないのがかっこいいですね。
今回のマクガイバーの主なDIY
- 車の室内灯やエアコンについている二酸化炭素センサー、木の枝を組み合わせてブルーノの排気ガスを嗅ぎ分けられる電子の鼻を作り、装甲車ブルーノの居場所を突き止める。
- テレビのパラボラアンテナを利用して、ブルーノに超強力な電波を作って送り出し、電子の流れを乱し、電気的な負荷をかけて通信を断ち、暴走するブルーノをストップさせる。
- ベルトとスマホで隙間を作り、排気口からキルスイッチを再インストールできるフラッシュメモリを渡す。
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