- 『マンハント:デッドリーゲーム』第7話「エリック」
- Manhunt:Deadly Games Episode7 "Eric"
※ネタバレしています。
『マンハント:デッドリーゲーム』第7話「エリック」のあらすじ
爆破犯エリック・ルドルフは民兵組織のリーダー ビッグ・ジョンからFBIの配置図を入手。
ルドルフは山小屋でひっそりと暮らす、ガンを患う兄ガスリーと弟のドウバートに取り入り、利用する。
弟のドウバートにウォルマートで爆弾の材料を買ってこさせると、自殺に見せかけて殺害。さらに兄も枕で窒息死させる。
一方、ルドルフがやったオリンピック公園の爆破犯だと思われているリチャードは権威ある番組「60ミニッツ」に出演。 厳しい質問に耐え、「60ミニッツ」の独自調査により、無実だと証明される。
ATFのエンブリーはすーパーのウォルマートで、爆弾に使われていた針金がクリスマスリースに使われているものだと気付く。
ルドルフはウォルマートでダイナマイト以外の爆弾の材料をそろえていた。 ルドルフは爆弾を作り、FBIの基地を偵察するのだった。
『マンハント:デッドリーゲーム』第6話「神の軍」 のあらすじと感想はこちら≫『マンハント:デッドリーゲーム』第7話「エリック」の感想
リチャードは「60ミニッツ」に出演
リチャードはついに無実が証明されることに。最初は番組側の厳しい態度にまた駄目かと思いましたね。
リチャードにインタビューしたマイク・ウォレスは「60ミニッツ」の看板記者だったそう。
「60ミニッツ」は1968年にCBSで放送が開始された報道番組。多くの報道番組のモデルになり、マイク・ウォレスはインタビューの名手として知られていたそうです。
『60 Minutes』(シックスティー ミニッツ)は、アメリカCBSテレビが放送するドキュメンタリーテレビ番組。
視聴者が望むリチャードの公開処刑よりも、真実を追求するマスコミが1つでも存在したことが救いでしたね。 リチャードも無実を訴えるため、厳しい質問にも答え、ひるまずに番組に出演したことで、汚名をそそぐことができたのでした。
ルドルフは兄弟を殺害
森に潜むルドルフは民兵組織のリーダー ビッグ・ジョンを操り、FBIの配置図を入手。 ヘリを撃ち落とせと言いだすルドルフはビッグ・ジョンに反対され、そんなことは望んでいないと方向転換。
人に取り入り、相手に合わせて何でも言うルドルフが不気味でしたが、山小屋に住む兄弟を利用して、あっさり殺したのはゾッとしました。
ルドルフがガンを患う兄に話していたアンズの種から抽出した成分「レアトリル」はガンの治療薬として効果があると信じている人もいるようですが、科学的根拠はないそう。
効果はないのですが、政府を疑う陰謀論者の中には、「レアトリル」は効果があるのに政府が規制していると考える人もいるそう。
アンズの種のアミグダリンを抽出した「レアトリル」は、1970年代のアメリカで開発者によりガンの特効薬として売りさばかれていましたが、 アメリカ食品医薬品局(FDA)は販売を禁止。 アンズの種のアミグダリンは食べると毒性の強いシアン化水素になり、アンズの種やビワの種を食べるのは有毒だそう。
そんな毒性のあるものが、ガンの特効薬として、わらにもすがりたいガン患者に売られていたなんて、怖いですね。
兄弟に取り入ったルドルフは、利用し尽くした後、兄弟を殺害。 なんの躊躇もなく、日常の出来事のように人を殺していくルドルフにゾッとしますね。
しかも、窒息死させた枕を持っていくというサイコパスさ! きっとあの枕を頭の下に置いて、ぐっすりと眠るんでしょうね…。
ルドルフがスーパーマーケット ウォルマートで買ってこさせたものは爆弾に使う材料の数々。
ウォルマート(英: Walmart Inc.)は、アメリカ合衆国アーカンソー州に本部を置く世界最大のスーパーマーケットチェーンであり、売上額で世界最大の企業である。
まさか、スーパーマーケットで爆弾の材料を買いそろえていたとは! スーパーで爆弾の材料をそろえられるとは驚き。
大量のダイナマイトを隠し持っているルドルフは爆弾を製造。 FBIの基地を丸ごと爆破する気なのでしょうか?
FBIのブレナンは「60ミニッツ」を見て、いい子になるのに必死で真実から目を背けてることに気付きました。 ようやく自分たちがしていた間違いに気付いたようですが、リチャードにとっては遅すぎましたね。
自分たちの方がルドルフに包囲されていると見抜くブレナン。 果たしてブレナンはルドルフの妄想の中のように殺されずに、ルドルフを逮捕することができるのでしょうか?