- 【終】『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4の最終話 第13話「救済+唯一+ダム+世界」
- MACGYVER Season4 Episode13 "Save + The + Dam + World"
※ネタバレしています。
【終】『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4の最終話 第13話「救済+唯一+ダム+世界」 のあらすじ
コーデックスに潜入したマクガイバーとライリー。マクガイバーたちは地球の人口を減らす具体的な計画について探ろうとする。マクガイバーは過激な方法で地球を救おうとする叔母のグウェンにも情けが残っていると信じていた。
マクガイバーはコーデックスの影の支配者 リーランドに会う。 コーデックスは1347年に起こったペストの大流行後に生まれたという。 コーデックスの目的は疫病や飢饉、アホな権力者から地球を守ること。
リーランドはターナーの絵画を見ながら、タンボラ山の噴火で地球は冷やされたと話す。 リーランドはマクガイバーをテストする質問をし、ラスも同じように答えたと話す。 ラスはコーデックスに勧誘されたが、断っていたことが判明する。
グウェンにより計画が動き出すが、集合場所に向かう途中、マクガイバーとライリーはラスとデジィに止められる。 マクガイバーは潜入して計画を探っていると打ち明け、集合場所の倉庫へ。しかし、倉庫は罠だった。
リーランドはマクガイバーたちがラスたちと接触したことを知り、ヘリコプターで倉庫に爆弾を打ち込み、グウェンのチームも全員、殺す。 マクガイバーとライリーはトタン板でなんとか身を守り、助かる。 攻撃することを知らなかったグウェンはマクガイバーが死んだと思い、ショックを受ける。
コーデックスはトラックで核爆弾を輸送。 イエローストーン国立公園のダムに運び込まれる。 コーデックスは核爆弾でダムに穴を開け、イエローストーンの超巨大火山のマグマに向かって大量の水を流し込み、圧力で噴火させる気だった。 放出された火山灰は西半球を覆い、夏は何年もやってこず、食糧難となる。これがコーデックスのリセットボタンだった。
マクガイバーは即興で道具を作り、爆発を起こすが、連鎖反応で核爆発が起きないように核爆弾を処理する細工をセットする。 しかし、コーデックスのローマンと格闘になり、逃げる時間を稼ぐためのタイムラグヒューズは壊れてしまう。
マクガイバーはローマンに撃ち殺されそうになるが、グウェンはローマンを撃ち、マクガイバーを助けに来る。グウェンはマクガイバーのことを信じ、地球を救う他の方法を試そうと考え直していた。
逃げる時間を稼ぐためのタイムラグヒューズは壊れ、核爆弾を止めるには手動でマクガイバーの細工を爆発させるしかない。 グウェンは死を覚悟し、マクガイバーの代わりにその役を引き受ける。
ダムは爆発したが、核爆発は阻止され、リーランドたちコーデックスは雲隠れする。
マクガイバーはワシントンDCのハート上院議員会館の委員会で地球が危機に瀕していることを議員たちに訴え、行動を起こすことを提案するのだった。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4 第12話「忠誠+家族+反逆者+ミサイル」 前回のあらすじと感想はこちら≫【終】『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4の最終話 第13話「救済+唯一+ダム+世界」 の感想
「アンガス」の名前の由来が明らかに
1990年、マクガイバーが生まれたときのことが明らかに。車内でマクガイバーを出産していたエレン。
マクガイバーのへその緒を切ったのは、スイスアーミーナイフだったようです。生まれた瞬間から、スイスアーミーナイフとは切っても切れない関係になったようですね。
そして、いつも笑われてしまうマクガイバーのファーストネーム「アンガス」の由来は、「ステーキハウス 100% アンガス牛」の看板からだったことが判明…。
やっぱり「アンガス牛」からだったんですね。それにしても、そばにあったステーキハウスの看板から名前を付けようと思ったのが、安直すぎるよ…。
「あなたは世界の宝。世界はあなたの宝」というグウェンがマクガイバーにかけた言葉は素敵でしたね。
火山の噴火を引き起こすことが計画だった
武器として使われると思っていた「シバ」は、意外にも再生可能なエネルギー源を生み出すために使われることが明らかに。
そして、コーデックスの影の支配者リーランドが登場。年配の渋い男性リーランドの他にもコーデックスには評議会があるようでしたね。
まさか1347年のペストの大流行から、コーデックスが生まれたという設定にはびっくり!
第一次世界大戦のきっかけとなった オーストリア大公フランツ・フェルディナント暗殺。 なんとフランツ・フェルディナンドもコーデックスのメンバーだったという驚きの設定に。
イギリスの画家ウィリアム・ターナーによる絵画を見ながら、火山の噴火について語るリーランド。
1815年、インドネシアのタンボラ山の噴火により、地球の気温は低下し、世界中で飢饉と疫病が発生したそうです。 史上最大規模のタンボラ山の噴火の影響で、1816年は「夏のない年」と言われているそう。
ターナーはその「夏のない年」に火山灰の粒子の影響でまぶしく染まる夕焼けを描いています。 絵画にも噴火による大気汚染が写し取られているなんて!
そして、ラスはコーデックスに勧誘されていたことが発覚。3年前、生物兵器のハデスを欲しがっていたコーデックス。
生物兵器のハデスはシーズン4 第1話「爆発+灰+遺産=フェニックス」でコーデックスのメンバーのビショップが水道水に混入させようとしていましたね。
ラスはコーデックスに入ることを断り、戦友をコーデックスに殺され、復讐のため、フェニックス財団を買い上げていたのでした。 コーデックスに執着していたのは、復讐のためだったとは…。
仲間割れしていたマクガイバーとラスでしたが、核爆発を止めるために協力することに。
核爆弾で火山を噴火させ、火山灰で地球を覆って、地球を冷やし、食糧難と疫病を引き起こして、人間を減らす計画を立てていたコーデックス。
食糧難と疫病で人類を苦しめた末に殺そうとするのが、最悪…。人々が苦しむ間、自分たちだけ安全な地下壕で生き延びようとするコーデックス。 核爆発で人類を直接、殺すよりも、残酷な計画を立てていたのが、おそろしい。
グウェンはマクガイバーを逃がすため犠牲に
核爆弾のB61でダムを爆破し、イエローストーンの巨大火山を噴火させようと企むコーデックス。核爆弾を手に入れていたというのが、恐怖…。
昔、イエローストーンの火山が大噴火して、人類が絶滅するという噂が広がったこともあったそうですが、今のところ、噴火する確率は限りなく低いそうです。
マクガイバーは核爆発が起きないように、連鎖反応を止める装置を即興で作ることに。 火薬の爆発が起きても、核分裂の連鎖反応が起こらないようにできるなんて、すごいですね。 それを即興で作ってしまうとは…。
甥のマクガイバーもコーデックスの仲間たちも殺すのに躊躇しないリーランドにさすがのグウェンも目が覚めたようです。 「過去は失われて、死から生が現れる」というスローガンを唱えるコーデックスはまるでカルトのようでしたが、グウェンも洗脳されていたようです。
他の方法があるとマクガイバーを信じることにしたグウェンは爆発の犠牲に。 マクガイバーを守るために、父親のジェームズも、叔母のグウェンも爆発の犠牲になったというのが、悲しい一致ですね。
結局、コーデックスのリーランドは計画が失敗し、雲隠れ。またとんでもない残忍な計画を立てていそうで、おそろしいですね。
マクガイバーとライリーのIDは細長く切断されていましたが、マクガイバーはラスの代理を任されることに。 フェニックス財団の仲間たちも元に戻ってよかった。
マクガイバーはさっそくワシントンDCで、地球の危機が迫っていると証言。 「知識だけじゃ足りない。応用せよ。意欲だけじゃ足りない。行動せよ」というレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉を引用するマクガイバー。
異常気象を実感することが増え、地球の異変を感じることも多くなってきましたね。 これまでの生活を一変させるのはなかなか難しそうですが、少しずつでも自分たちにできることをしたいと思いました。
このエピソードがシーズン4の最終話。 新型コロナウイルスの影響で、『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4は全13話となっています。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン5は?
アメリカでは2020年12月から『MACGYVER/マクガイバー』シーズン5の放送が開始されています。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4の登場人物・キャスト
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- We Didn't Start the Fire - BILLY JOEL