- 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4 第2話「レッドセル+量子+低温+忠誠心」
- MACGYVER Season4 Episode2 "Red Cell + Quantum + Cold + Committed"
※ネタバレしています。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4 第2話「レッドセル+量子+低温+忠誠心」のあらすじ
ラスと古い知り合いのアコスタ将軍がフェニックス財団に仕事を依頼に来る。軍の最先端技術を開発するDARPA ダーパ(国防高等研究計画局)のラボに侵入し、セキュリティテストをしてほしいという。
成功すれば、フェニックス財団に機密情報のアクセス権が戻るように将軍が手を回してくれるからと、ラスはすぐに依頼を引き受ける。
マクガイバーとラス、デジィーは厳しい警備をくぐり抜け、ラボに侵入し、「クワーク」という量子制御チップを低温のまま保冷して盗む任務に成功。 将軍にチップを返すが、マクガイバーたちはラボに侵入した犯人として指名手配され、追われることになる。
将軍は娘と孫を誘拐され、NORAD ノーラッド(北米航空宇宙防衛司令部)に量子制御チップを接続するように脅されていた。 量子制御チップの中身はあらゆるネットワークを遠隔操作で完全に乗っ取ることができるソフトウェアツール ルートキットで、ミサイル防衛システムを乗っ取る気だった。
デジィとライリーは誘拐犯が送ってきた人質の写真から位置情報を突き止め、将軍の娘と孫を保護する。 誘拐犯は自殺してしまう。
将軍は対核攻撃訓練のため、NORAD ノーラッドの封鎖された核シェルターに。マクガイバーは核シェルターの指令室を建設するときの落盤事故の救助で残されたままのトンネルを使って、侵入。
家族は無事だと将軍を説得し、チップの接続をやめさせることに成功するが、部下のフロスト少佐は誘拐犯の仲間でチップを奪おうとして、将軍の肩を撃つ。
マクガイバーはフロスト少佐ともみ合いになり、チップは室温にさらされ、破壊される。 フロスト少佐は前回、生物兵器を使おうとしたビショップと同じ組織に属していることが判明。
「みんなに雇われている」というフロスト少佐は、銃を持ったため、兵士たちに射殺される。
ライリーは彼氏はいないと言っていたが、実はオーブリー・ジョーンズという会計士と同棲していた。
ラスは、黒幕の正体は謎だが、フロスト少佐や誘拐犯が使っていた携帯の暗号化通信の最後に出る印を見つける。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第1話「創造か死か」 前回のあらすじと感想はこちら≫『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4 第2話「レッドセル+量子+低温+忠誠心」の感想
フェニックス財団にセキュリティテストの依頼が
フェニックス財団に国防総省からの仕事が。ラスが性急に請け負ってしまった依頼で、事件に巻き込まれていくマクガイバーたち。
DARPA(ダーパ)は実際にある研究所で、インターネットの原型を開発したことでも有名ですね。GPSの開発もダーパがしたそうです。
マクガイバーたちは「レッドセル」を任されることに。レッドセルは赤血球という意味で、少数精鋭という意味もあり、軍事施設のセキュリティテストをするチームも実際に「レッドセル」と呼ばれているようです。
セキュリティの厳しいダーパの侵入に成功したマクガイバーたち。ダーパのラボには不気味なひまわりや人造ゴキブリ、透明人間になれるマントなど驚くようなものばかり。
バイオセンサーで見張りになる植物として開発された動くひまわりは、不気味すぎて、ゾッとしますね。植物までスパイ道具になる時代…。
人造ゴキブリは、機械と分かっていても気持ち悪い。 メタマテリアルの透明マントは実際に研究されているそうです。
最先端の技術はまるで魔法みたいですね。
マクガイバーたちは量子制御チップを超低温で保存したまま盗むことに。 マクガイバーは即興で保冷容器をDIY。保冷剤として使ったのは、スプレー缶のフロン。
フロンといえば、オゾン層の破壊の原因。現在はスプレー缶にはフロンではなく、ガスや圧縮された窒素が用いられることが多いそうです。
指名手配されるマクガイバーたち
チップを低温に保冷したまま盗むことに成功したマクガイバーたちでしたが、お尋ね者に…。 指名手配犯として、追われる身に。
盗んだファミリーカーで逃走していましたが、盗難防止装置でパトカーに追われ、激しいカーチェイスを展開。 デジィの運転はかなり激しいものでしたね。
追跡をまくため、マクガイバーは盗難防止装置と同じコードを発信する模倣装置をDIY。くまのぬいぐるみに仕掛けた装置はラスが別の車に投げ込むのに成功。ラスは野球をやっていたのでしょうか? コントロール抜群でしたね。
チップを持って、コロラドのNORAD ノーラッドへ向かっていた将軍。 ノーラッドも実際にある組織でアメリカとカナダが共同で運用しているそう。 サンタクロースの追跡でも有名だそうです。
将軍は娘と孫を誘拐され、チップをノーラッドに接続するように脅されていました。
デジィとライリーは誘拐犯を突き止め、人質を保護。 誘拐犯は「過去は失われて、死から生が現れる」と言い残し、飛び降り自殺。
前回、ビショップも自殺してしまいましたが、組織は作戦が失敗したら自殺するように洗脳でもしているのでしょうか?
フロスト少佐は組織の一員だった
マクガイバーは将軍に家族が無事と伝えるため、核シェルターに侵入。
ラスは見張りの気をそらすため、「リロイ・ジェンキンス作戦」を実行。 どんな作戦かと思ったら、「リロイ・ジェンキンス」と叫んで、飛びかかるというそのまんまの作戦でびっくり!
将軍の部下のフロスト少佐は最初から怪しかったですが、将軍を撃った時には驚きましたね。 チップの中身はスタックスネットウイルスではなく、ルートキットでした。
スタックスネットウイルスはイランの核施設への攻撃で有名となったウイルス。
ルートキットはあらゆるネットワークを遠隔操作で完全に乗っ取ることができるソフトウェアツールで、組織はミサイル防衛システムを乗っ取ろうとしていました。
「みんなに雇われている」というフロスト少佐。「みんな」とは一体誰のことを指しているのでしょうか?
フロスト少佐は射殺され、黒幕の正体は分からず。 将軍は刑務所行きになってしまいましたが、フェニックス財団の機密情報のアクセス権は戻ることに。 これで、フェニックス財団も存続できそうですね。
ライリーには彼氏が
ライリーはマクガイバーとゲームセンターでスキーボールで遊んでいたときには、付き合っている人はいないと言ってましたが、実は同棲中の彼氏が。
フェニックス財団の呪いで破局率が高いことを嘆いていたのに、同棲まで進んでいたとはびっくり。 彼氏の身元調査までされるのは大変ですね。
ラスは組織への忠誠心を呼び覚ます印を発見。謎の組織の目的は何なのでしょうか…。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4の登場人物・キャスト
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- I Don't Want To Grow Up - RAMONES
今回の『MACGYVER/マクガイバー』の主なDIYなど
- 鉛のシートでX線を遮りトランクの中に隠れる。
- 真空にして、フロンを保冷剤にし、保冷容器をつくる。
- 盗難防止装置と同じコードを発信する模倣装置を作り、追跡をかわす。