『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第20話「宴の悲劇」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第20話「宴の悲劇」
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『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第20話「宴の悲劇」のあらすじ

ホワイトハウスで春分の宴が開かれ、そこにはブルタンのダワン大使も来ていた。アメリカの17歳の青年マシュー・ジェニングスは、ブルタンで建物に落書き。

ブルタン側はマシューに長い懲役刑をかすと脅し、アメリカとブルタンが共に主権を持つプールー諸島の油田開発をアメリカに認めさせようとする。 そんな中、ブルタンのダワン大使がリシンで毒殺され、両国の緊張感は高まる。

マイクとチャックはダワン大使毒殺事件の捜査を担当。 ダワン大使には借金があり、牧場を売って借金を返済しようとしていたが、牧場のオークの木の根が排水管を破壊し、牧場は売れなかった。

オークの木を守りたいクライメットカインドのCEO ベンジャミン・ハレルソンと、オークの木を伐採して牧場を売りたいダワン大使は長い間、係争になり、伐採には差し止め命令が出ていたが、最後には伐採が確定。 ベンジャミンはオークの木を守るため、カフェでリシン入りの飲み物とすり替え、ダワン大使を毒殺したのだった。

イーサン・ウエストはマシューの母親の代理人となり、勝手にブルタン側に石油の採掘を認める譲歩案を提案。 トムはブルタンのカルー首相と交渉し、マシューの刑期を軽くし、限定的な掘削を許可するつもりだったが、イーサン・ウエストはカルー首相をメディアで激しく非難。 怒ったカルー首相は交渉に応じない姿勢を見せる。

イーサン・ウエストがこの案件を引き受けたのは、1988年に殺されたマシューのおばアリーと大学の同級生で、アリーの死が自分のせいだと思っていたからだった。 トムは今のやり方ではマシューの助けにはならないと、協力することを提案。

イーサン・ウエストはプールー諸島の環境を破壊したとして国際裁判を起こすつもりだとカルー首相に宣言。そうなれば多額の費用がかかることに。

トムはアメリカ政府が落書きの損害を弁償し、カメラの前でマシューに落書きを消させ、マシューはすぐに釈放するようカルー首相に要求。 カルー首相は要求をのむのだった。

ケンドラはかつて上司だったフラナリーを判事として推薦。しかし、身辺調査では部下の女性に性差別で訴えられていたことが判明。 ケンドラも昔、上司だったフラナリーと一夜を共にしていた。 誘いに乗らなかった女性を解雇した件も判明し、ケンドラは迷った末、オファーを撤回する。

解雇されたハンナはダクス・ミンターにアンドレア・フロスト博士を調べるために協力してほしいと依頼。 ダクス・ミンターとアンドレア・フロスト博士が食事している間に、ハンナは家に不法侵入し、ハッカーである証拠を見つけ出す。

しかし、ハンナが侵入したのはアンドレア・フロスト博士の家ではなく、ダクス・ミンターの家だった。ハンナの解雇もダクス・ミンターをだますための偽装だった。 ダクス・ミンターはトムにプレゼントした自動車模型に盗聴器を仕込み、情報を得、ハッキングで映像などを流出させていた。

ダクス・ミンターは政府が過剰な規制で会社をがんじがらめにしていると考え、トムと政府を攻撃していたのだった。 ダクス・ミンターは逮捕され、アンドレア・フロスト博士は仕事でサンフランシスコへ移ることになる。

ダクス・ミンターはハンナにハッキングの捜査をやめさせるため、もともとハンナの命を狙っていたロシアの情報員バレリア・ポリスコバを殺し屋として雇っていた。 自分をかばって死んだダミアンのため、ハンナはFBIを辞め、片をつけることを決める。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第19話「職務遂行能力」前回のあらすじと感想はこちら≫

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第20話「宴の悲劇」の感想

本当のハッカーはダクス・ミンターだった

まさかハッカーが電気自動車会社のCEO ダクス・ミンターだったとは。 てっきりアンドレア・フロスト博士がハッカーだと思っていましたが、身代わりにされようとしていただけでした。

自動車模型に盗聴器が仕掛けられていたことが判明。今まで会話が筒抜けだったわけですが、ホワイトハウスなら定期的に盗聴器の捜索をしていそう…。

ハンナの解雇もダクス・ミンターを油断させるため。 食事中にアンドレア・フロスト博士の家に侵入したと思いきや、侵入したのはダクス・ミンターの家。 地下にはサーバーが。チャックによると衛星テレメトリーを使ってハッキングしていたということですが、難しそうでしたね…。

サーバーにはハッキングの証拠であるチューリングのソースコードが。 アンドレアに罪をなすりつけて、捜査に協力するふりまでしていたダクス・ミンター…。

トムとは友人だったはずなのに、音声カルテまでハッキングして、政府を弱体化させようと画策していたのが最悪ですね。

しかも、ハッキングの動機は政府の規制が邪魔だから。 ダクス・ミンターは過激な新自由主義者だったようです。 政府による介入を最小限とし、「小さな政府」を求める新自由主義は貧富の格差を生むデメリットも。

ダクス・ミンターは規制を受けなければ、社会に貢献できると言っていましたが、ハッキングをして混乱に陥れる人物が自由を手にしたら、暴走するのは目に見えている気が…。 友人のふりをしながら、ハッキングで攻撃していたとは、とんでもない人物でしたね。

ブルタンと外交問題に

架空の国ブルタンとは、プールー諸島の石油の採掘で意見が対立。 石油を掘削したいブルタンは、アメリカの青年マシューがブルタンで落書きしたことを交渉材料に利用しようと画策。

司法に政治が介入し、三権分立になっていないブルタン…。 落書きしただけで懲役20年の刑が言い渡されることに。

落書きは犯罪ですが、それで20年は重すぎますね。政治利用されるマシューですが、マシューはやったことを反省して言いなりにならないようにトムに進言。 軽率なことをしたマシューでしたが、普通にいい青年でしたね。

トムはマシューを釈放させようと尽力しますが、ここでもイーサン・ウエストが邪魔を。 まさか外交問題にまで首を突っ込んでくるとは。 しかし、イーサン・ウエストが代理人になったのにも深い理由があったのでした。

マシューのおばで大学の同級生だったアリーが殺されたのは自分のせいだと責めていたイーサン・ウエストは、償いのため代理人を申し出たことが判明。 狡猾なイーサン・ウエストにも、そんな過去があったとは…。

マシューを助けるため、トムとイーサン・ウエストは協力することに。 石油の採掘は認めず、国際裁判を起こすと脅すことでマシューを釈放させることに成功。 お互いに反目しあっていたトムとイーサン・ウエストが手を組めば、無敵でしたね。

毒殺事件

ブルタンのダワン大使の毒殺犯は、クライメットカインドのCEO ベンジャミン・ハレルソン。

環境保護に熱心らしいベンジャミンはオークの木を守るために、人殺しまで…。環境や自然を大事に思うあまり、人間の命を軽視するなんて。

環境保護を理由に破壊活動に走る過激なエコテロリストのようですね。 植物のトウゴマから抽出される猛毒のリシンを使って毒殺。 木を守るため、殺人まで犯すなんて、信じられませんね。

判事候補には問題が

ケンドラは新しい判事として上司だったフラナリーを推薦。 しかし、フラナリーには性差別で訴えられた過去が。 ケンドラ自身もフラナリーに操られて一夜を共にしたようでしたね。

女性に言い寄って言葉巧みに誘い、断られれば、評価を下げていたフラナリー。

上司の立場を巧みに利用し、相手の女性に操っていると感じさせずに次々とベッドに誘いこんでいたようです。 それでも、いいこともしているというフラナリーですが、他にも大勢、不当に扱われた女性がいそう。

ケンドラがオファーを撤回したのはきっと正解ですね。

ダミアンの死にはロシアが関わっていたと知ったハンナ。FBIを本当に辞めてしまったハンナはどうするつもりなのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2の登場人物・キャスト

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