『S.W.A.T.』シーズン3 第8話「身代わり」あらすじと感想・曲 ネタバレ注意!

海外ドラマ『S.W.A.T. スワット』
  • 『S.W.A.T.』シーズン3 第8話「身代わり」
  • S.W.A.T. Season3 Episode8 "LION'S DEN"

※ネタバレしています。

『S.W.A.T.』シーズン3 第8話「身代わり」のあらすじ

コンサート会場建設のため、市から立ち退きを命じられたフエンテス一家。オレンジ農家のフエンテス家は立ち退きを拒否し、訴訟も起こしていたが敗訴。

2人の保安官代理が立ち退かせようとするが、リカルド・フエンテスが銃撃。 保安官代理のディクソンが撃たれ、人質にされてしまう。

瀕死のディクソンを救出するため、スワットは緊急突入しようとするが、家の中から赤ちゃんの泣き声が聞こえ、中止に。 家の中には、パブロ、その息子のリカルド、リカルドの再婚相手のルーペに息子のミゲル、そして、赤ちゃんがいた。

ヒックスは瀕死のディクソンの代わりに人質になると申し出る。 ヒックスは立てこもりをやめるようにパブロを説得しようとするが、強硬的なリカルドはそれを阻止する。

リカルドは赤ちゃんのミルクを要求。 ヒックスはルーペを説得し、赤ちゃんとルーペ、ヒックスが脱出できるように協力する。

リカルドたちがミルクの受け渡しをしている隙に、赤ちゃんとルーペは何とか窓から脱出。しかし、リカルドに気付かれ、ヒックスは撃ち殺されそうになる。ヒックスは緊急コード「7月」と言い、スワットは窓ごしにリカルドを射殺する。

ミゲルはリカルドが殺され、ヒックスを撃とうとするが、パブロは銃口を別の方向へ押しやる。その銃弾はガスタンクに当たり、爆発。家は炎上してしまう。 炎上する家から、ヒックスやパブロ、ミゲルは何とか脱出する。

ヒックスはパブロとの話で、早発性アルツハイマーで亡くした妻のことを思い出し、しまっていた結婚指輪をはめる。 ヒックスの娘モリーは、その結婚指輪をネックレスにしてヒックスの首にかけるのだった。

キラとタイと3人で付き合うのはこれ以上無理だと感じたクリスは荷物をまとめ、黙って出ていくことに。 まず、ストリートに電話するが、留守電だったため、クリスはディーコンに電話。ディーコンやアニーに温かく迎えられる。

ホンドーの父親ダニエルは生検の結果、非小細胞肺がんで、治療できる可能性が高いと診断される。 ホンドーは過去の過ちは償えると慰め、一人で死なせるようなことはしないとダニエルに約束する。

ホンドーはコミュニティセンターのニシェルをデートに誘う。最初は渋っていたニシェルだったが、ホンドーとバーに飲みに行くのだった。

『S.W.A.T.』シーズン3 第7話「サーキット」前回のあらすじと感想はこちら≫

『S.W.A.T.』シーズン3 第8話「身代わり」の感想

立てこもり事件

犯罪を取り締まるイメージの保安官が住民の立ち退きまでさせるのが意外でした。 法律的にも立ち退きは仕方ないことのようでしたが、コンサート会場建設で代々続いてきたオレンジ農家を辞め、家族の思い出が詰まった家を手放さなければいけないつらさはお金では換算できないものだったようです。

それでも、保安官を撃って、立てこもるのは間違っていますね。

リカルドが暴走して、保安官を撃ち、立てこもり事件に。父親のパブロは話が分かる人でしたが、リカルドはどんなことをしてでも土地と家を守ろうと暴走。その結果、一番大事な家族が危険にさらされることに。

撃たれて瀕死の保安官ディクソンを救出するため、緊急突入しようとするスワット。しかし、赤ちゃんの泣き声が!

無届の自宅出産で赤ちゃんの記録がなかったというのもびっくり。 リカルドも赤ちゃんがいるのに立てこもり事件を起こしたなんて、無謀すぎる。

ディクソンを病院へ搬送するため、ヒックスは身代わりになることに。 ヒックスが自ら人質になると申し出たのは意外でしたね。 妻を亡くしたパブロと自分が重なったようです。

ヒックスの妻は早発性アルツハイマーを患い、最期はヒックスのことを誰かも分からなくなって亡くなったのでした。 自分が愛する人の記憶から消えてしまうのがつらいですね。

最初はうるさかった妻のいびきまで懐かしいなんて…。 過去にとらわれると現在も未来も駄目にしてしまうとパブロを説得するヒックス。

思い出は大事ですが、とらわれすぎると今ある大事なことを見逃してしまうことに。 しかし、リカルドは土地を守ることにしか目を向けず、強硬な姿勢をとり続けるのでした。

1959年に建設されたドジャー・スタジアム。元はメキシコ系アメリカ人のコミュニティ「チャベス・ラヴィーン」でしたが、保安官に強制的に立ち退かされたという過去が。

この強制的な立ち退きは実際に行われたそう。暴力で立ち退かせたやり方がひどいですね。そこには人種差別も含んでいそう…。

人々が楽しむスタジアムも、そこに住んでいた人の犠牲の上に成り立っている事実が重くのしかかりますね。

ドジャー・スタジアム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 MLBの ロサンゼルス・ドジャースのホーム球場。また、 1962年から 1965年まで ロサンゼルス・エンゼルス も本拠地にしていた。 かつてオーナーの ピーター・オマリー ...

コンサート会場建設プロジェクトの旗振り役のジェンキンス議員は悪者かと思いや、そうでもなさそうでしたね。抗議する住民に生卵を投げつけられても、逮捕はしないように指示。

開発プロジェクトは不正もなく進められてきたようですが、やはり昔から住む住民の説得は困難だったようです。 再開発には、正の面も負の面もあるというのが難しいですね。

母親のルーペを味方にし、赤ちゃんと共に脱出する作戦を実行するヒックス。 しかし、途中で見つかってしまいヒックスは逃げられず。

万事休すという時、緊急コード「7月」でスワットが窓ごしにリカルドを射殺。 窓と冷蔵庫まで貫通してリカルドを撃てたのはすごいですね。

家と土地を守るとするあまり、命を落としてしまったリカルド。 さらに、ミゲルの発砲でガス爆発が起き、家は炎上。 結局、守ろうとした家も灰に…。後には何も残らなかったというのが皮肉ですね。

ホンドーが言ったように、「家を手放せば、誰も死なずに済んだのに」と切ない気持ちに。 家をなくしても、家族が全員生きていれば、またどこかで仲良く暮らせたはず。

それでも、ヒックスは思い出の詰まった家をどうしても手放せない気持ちが痛いほど理解できたようです。 過去にとらわれすぎて、現在が見えなくなるというのは教訓ですね。

それにしても、スワットの装甲車両の「ルーク」が物々しかったですね。携帯やミルクを届けるシーンは威圧感がすごかった…。

建設機械を改造、SWAT向け装甲車両「ザ・ルーク」

Ring Power Tactical Solutions ルークの詳細を見てみよう。 ザ・ルークという名前はチェスの駒から。チェックメイトという意味が込められているとのこと。

クリスはキラとタイと別れる

クリスはついにキラとタイと別れることに。 キラとタイには何も言わずに、出ていくことにしたようです。

まず、ストリートに電話したクリス。しかし、留守電でディーコンに電話。 クリスに批判的なアニーでしたが、温かく迎えてくれてよかったですね。

ホンドーの父ダニエルは治療ができる肺がんだと判明。手遅れではなくて、よかったですね。 どんな状態でもダニエルを支えるホンドー。本当にできたいい息子…。

しかし、ニシェルの情報源であるご婦人方からは、ホンドーはC評価。 確かにホンドーはプレイボーイで、付き合うのは大変そうではありますね。

ホンドーとニシェルの付き合いは長続きするのでしょうか…。

『S.W.A.T.』シーズン3の登場人物

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ドラマで流れた曲

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