- 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第13話「過去の過ち」
- Designated Survivor Season2 Episode13 "Original Sin"
※ネタバレしています。
『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第13話「過去の過ち」のあらすじ
刑務所がハッキングされ、トムとアレックスを死に追いやったビーマンとの面会映像が流失する。メディアは判決が決まった服役囚を叱責するのは職権乱用だとトムを批判。
そんな中、ホワイトハウスの見学者たちが突然、座り込みのデモを始める。座り込みを始めたのはフロリダの先住民族オチオ族。 リーダーのカズンズは大統領のトムとの面会を要求する。
18年前に「ワナチョビー計画」という開発のため故郷の土地を追われ、移住させられたオチオ族は第2フェーズの開発のため再び開発業者に立ち退きを求められていた。カズンズは部族の土地を守りたいと立ち退きに抗議していた。
実は18年前に「ワナチョビー計画」を担当した設計士はトムだった。 トムは開発業者のアルトン・プラストや当時、トムの設計事務所の部下だったビリーと共にカズンズと話し合いをする。しかし、開発業者のアルトンは開発を進めることしか頭になく、金を払うことで解決しようとする。
トムはオチオ族が何とか土地を守れるようにしようとする。そんな中、開発を断るようにと書かれたカズンズの父親から来たトム宛の手紙をビリーが隠していたことが発覚。
1700年代にスペインが先住民の土地を保護することをフロリダ半島の先住民と条約を結び、1819年、スペインはフロリダをアメリカに譲渡。その条約の責任もアメリカに移っていた。 この条約でオチオ族の部族の土地は守られることになる。
刑務所のハッキングの捜査で、NASAやロシアのロスコスモスのハッキングと黒幕は同一人物であることが判明。 ダミアンが話したロシアのハッキング捜査の管理者バレリア・ポリスコバに実はダミアンが生きていると教え、ハンナはダミアンをおとりにする。
隠し家にいたダミアンは暗殺されそうになるが、暗殺犯を送り込んだのはロシアではなくハッカーだった。 暗殺犯が持っていたノートパソコンはバッテリーがハッキングされており、加熱され、発火してしまう。
トムは会見を開き、刑務所でしたことは国のトップとしてふさわしくなかったと謝罪する。
アレックスの遺言の慈善団体の理事にはトムの弟トレイが選ばれていた。トムは母親が闘病しているときにトレイがそばにいなかったことに怒り、疎遠になっていた。 トムは息子のレオの説得や亡くなったアレックスの思いをくみ、トレイと仲直りする。 トムとトレイは2人でアレックスのお墓参りをするのだった。
『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第12話「最後のフロンティア」前回のあらすじと感想はこちら≫『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第13話「過去の過ち」の感想
独裁者と呼ばれるトム
刑務所のハッキングで、トムとビーマンの面会映像が流出し、マスコミは一斉にトムを批判。 「アメリカのカエサルことトム・カークマン」と言い、独裁者呼ばわり…。
「ブルータス、お前もか」の言葉で知られる暗殺されたローマの独裁官ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)に例えるとは。
ガイウス・ユリウス・カエサル
ガイウス・ユリウス・カエサル( 古典ラテン語: Gaius Iulius Caesar、 紀元前100年 - 紀元前44年 3月15日)は、 共和政ローマ期の 政治家、軍人であり、 文筆家。「 賽は投げられた」(alea iacta est)、「 来た、見た、勝った」(veni, vidi, vici) 、「 ブルータス、お前もか (et tu, Brute?)」などの特徴的な引用句でも知られる。また彼が布告し彼の名が冠された( ユリウス暦 )は、紀元前45年から1582年まで1600年間以上に渡り欧州のほぼ全域で使用され続けた。
トムは妻を奪われた被害者遺族の1人として服役囚のビーマンに面会していましたが、メディアは大統領であるトムが職権を乱用したと非難。 まさか、妻を亡くしたトムがこんなに非難されてしまうとは意外でした。 大統領としての立場を忘れず、いつでも行動に気をつけなければならないのは大変ですね。
先住民族の土地を守るデモ
ホワイトハウスでは座り込みのデモが発生。 目的は先住民族オチオ族の土地を守るため。
アメリカには先住民族の土地を奪ってきた歴史が。
18年前に「ワナチョビー計画」という開発計画で土地を収用されたオチオ族は再び立ち退きを迫られ、それに抗議。 18年前に移住させられたのに、また立ち退きを迫られるとは…。 「ワナチョビー計画」という名前が印象的ですが、その計画の設計士はなんとトム。
「ワナチョビー計画」は成功し、経済効果は数百万ドルになったようですが、土地を追われたオチオ族の移住先はうまくいかず、高い失業率に。 金銭的には保証されたようですが、開発計画の経済効果の恩恵は受けられず、部族は存続の危機に。
多いときには9万人いたオチオ族は1400人にまで減少。ホワイトハウスで座り込みのデモをするという大胆な行動も、部族の土地や文化をなんとか残したいという必死のものだったようです。
先住民族の土地を奪った計画に加担したことを恥じるトム。 実は設計事務所のビリーがトム宛に来た手紙をわざと見せなかったことが発覚。 事務所が成功するように、ビリーが手紙を握りつぶしていたのでした。
事務所を倒産させないためにやったというビリー。それでも、自分たちが成功するために誰かを犠牲にするなんて…。
設計士だったときからトムは高潔で、「計画で影響を受ける人たちに対して一番の責任を負っている」と仕事を選んでいたのでした。 人を踏みつけにしても自分だけが成功しようとする人が多い中、設計士として利益だけではなく影響を受ける人のことを一番に考えるというのが立派ですね。 こういう正しいことを迷わずできる人が報われる社会だといいですね。
先住民族の土地を守るため、200年前の条約が。 まさか、1700年代の条約がまだ有効だったとは!
スペインとフロリダ半島の先住民との間で結ばれた先住民の土地を保護することという条約はアメリカに引き継がれ、オチオ族の土地は守られることに。 これまでアメリカの司法は先住民になにもしてくれなかったとカズンズは言っていましたが、条約が土地を守ってくれることに。
条約の例に出た1794年のピカリング条約はカナンデーグア条約とも呼ばれ、先住民族の居留地を認めるという内容で、現在も有効だそうです。
カナンデーグア条約
この条約は、 1794年 11月11日、 ニューヨーク州の カナンデーグア市において、イロコイ同盟( カユガ族、 モホーク族、 オナイダ族、 オノンダガ族、 セネカ族、 タスカローラ族)の代表である50人の酋長と戦争指揮官と、ワシントン大統領の正式代理人 ティモシー・ピカリング によって締結された。
トムも過去の間違いを正せてよかったですね。
リオは座り込みのデモをする青年にウェズリアン大学の小論文を書く手伝いを申し出。
ウェズリアン大学
高い質の教育を少人数で行っているリベラル・アーツ・カレッジの一つである。中でも、 ウィリアムズ大学、 アマースト大学とともに リトル・スリーと呼ばれており、特に名門とされる。アメリカの大学ランキングでは常に最上位グループに位置しており、 フォーブス誌 による2016年度版の全米大学ランキングでは9位、リベラルアーツ大学ランキングでは3位に位置している。 キリスト教 ...
トムや政権に好意的な文章を書かせる気なのかと思いきや、「卑劣な独裁者」という過激な言葉を使った危険な香りのする小論文に。 気骨のある小論文でウェズリアン大学に合格できそうですね。
ただ合格できるように小論文を添削していただけだったリオ。意外にも懐の深いリオに驚きました。
ダミアンはハッカーに暗殺されそうに
ロシアの二重スパイだったダミアンはハッカーが差し向けた暗殺犯に殺されそうに。
NASAやロスコスモス、刑務所のハッキングにはどんな目的があるのでしょうか…。 一見、ハッキングのターゲットには何の関連もなさそう。
ダミアンに暗殺犯を送ってきたということは、ダミアンにはまだ秘密があるようです。
手がかりになるはずだったノートパソコンはバッテリーが発火し、データが失われてしまうことに。 バッテリーへのハッキングは実際にできるようで、バッテリーをオーバーヒートさせて発火させることが可能だそう。 データだけでなく、下手したら家が火事になるというのが恐ろしい! ハッカーは誰なのでしょうか…。
トムの弟トレイ
トムは弟のトレイと和解。 トムとトレイとの仲を心配していたアレックスは自分が死んだ後も、財団の理事としてトレイを選ぶことで仲直りしてほしいと願っていたようです。
死んだ後までトムのことを考えていたというのが、心を打たれますね。
『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2の登場人物・キャスト
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ドラマの中で流れた曲
- The Only Living Boy in New York (2013 Remaster) - EVERYTHING BUT THE GIRL
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