『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第8話「帰る場所」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第8話「帰る場所」
  • Designated Survivor Season2 Episode8 "Home"
『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第8話「帰る場所」のあらすじ

トムは内密にアフガニスタンのバグラム空軍基地へ。 トムは駐留している兵士たちを励まし、感謝として調理師のハリーと共に朝食係をする。

トムはアフガニスタンで続く戦争を終わらせるため、アフガニスタンの二大勢力のリーダー ムラ・バハリーとムラ・ファヤドと会談する計画もあった。 一方の勢力を支援することで国を安定させ、アメリカの味方にする計画だが、どちらかはアメリカに攻撃するという情報が入っていた。 トムは2人と会談し、どちらを支援するか見極めようとする。

一方、セスは医大の試験を受けた弟のマイケルと車に乗っているときに警察官に止められる。捜索の結果、モダフィニルという薬物が200錠も発見されてしまう。薬物はマイケルのものだったが、セスは弟のマイケルをかばい、逮捕されてしまう。 弁護士のケンドラのおかげで捜索は違法だったと認定され、セスは不起訴になる。

しかし、エミリーはホワイトハウスを危険にさらしたと怒る。そして、セスが薬物で逮捕されたことを嗅ぎつけた記者のティファニーは、大統領のトムがホワイトハウスにいないことに感づき、セスが特ダネを提供することを約束させる。

身元調査でリオは結婚していることが判明。 ラスベガスでジュリーと結婚していたリオは結婚を無効にしなければ、脱税となってしまう。 しかし、ジュリーもリオもお互いに婚姻無効の共同申請書にサインしようとしないのだった。

アフガニスタンのトムは若いムラ・バハリーと老練なムラ・ファヤドと会談。 その後、市場で自爆テロが起こり、CIAの隠れ家も襲撃される。

シークレットサービスのマイクはトムをエアフォースワンに乗せ、すぐに脱出させようとするが、トムは簡単に逃げ出さず、やり遂げるため残ることを選択。 マイクとハンナはカブールのCIA支局長ケビンを捜しに向かう。 CIAの隠れ家のドアには血で「1802」と書かれていた。それは水のモル質量 18.02のことで、ハンナとケビンが一緒に働いていたときに考えた連絡地点のことで、一番近い水辺のことだった。

ケビンは負傷していたが無事だった。 ケビンは犯人のウルドゥー語の会話を聞いていた。犯人はパキスタン人で「子供」という意味の「ゾアン」という言葉を頻繫に言っていた。それは若いムラ・バハリーの別名「ゾアンハリーク」のこと。 ムラ・バハリーはパキスタンに化学工場を持つムラ・ファヤドが犯人だと言い張っていたが、犯人の携帯にはムラ・バハリの番号が残っていた。 ムラ・バハリーはテロを起こした首謀者として拘留される。

トムは帰国する前に調理師のハリーからトムの実家の近くの店のレシピで作ったチーズケーキをプレゼントされる。 ハリーは妻の死に目に立ち会えなかったことで娘と仲違いしていた。トムはハリーに休暇を取り、娘さんと和解するようにと励ます。

エアフォースワンに乗ったトムはCIAの隠れ家の襲撃で亡くなった4人のエージェントの連絡先を聞くのだった。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第7話「家族の絆」前回のあらすじと感想はこちら≫

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第8話「帰る場所」の感想

アフガニスタンへ

エアフォースワンに乗ったトムは内密にアフガニスタンへ。マスコミにバレないように行動するのもアメリカ大統領のトムには難しいですね。 アフガニスタンにはシークレットサービスのマイクやアーロンが同行。ハンナも現地に。

兵士に朝食をとりわける係をするトム。1人1人とちゃんと会話して、向き合うのがすごいですね。

特に調理師のハリーと親しくなったトム。 フィラデルフィアでレストランを開くことが夢だったというハリーとフィラデルフィアで生まれ育ったトムはどうやら故郷が同じということで意気投合したようです。

トムには兵士を激励するためだけではなく、アフガニスタンで2大勢力のリーダーと会談する予定が。 ムラ・バハリーとムラ・ファヤド。 イギリスのオックスフォードに留学していたらしい若いムラ・バハリーは革新的で一見、トムに協力的でしたが、裏では攻撃を企んでいたことが発覚。

一方、トムに批判的で保守的なムラ・ファヤドはパキスタンにある化学工場で医療用の過酸化水素を製造していただけで、自爆テロには関係がありませんでした。 人を見極めるのは難しいですね。

一方の勢力を支援することで国を安定させ、アメリカの味方にする計画ということでしたが、ソ連のアフガニスタン侵攻時にはアメリカはイスラム聖戦士(ムジャヒディン)に武器や資金を提供。 このときオサマ・ビンラディンにも資金を提供し、9.11を引き起こす潜在的な要因を作ったのではないかと言われています。

ムジャーヒディーン

ムジャーヒディーン(アラビア語: مجاهدين‎、mujāhidīn‎)は、アラビア語で「ジハードを遂行する者」を意味するムジャーヒド(アラビア語: مجاهد‎、mujāhidn‎)の複数形。一般的には、イスラム教の大義にのっとったジハードに参加する戦士たちのことを指す。最近[いつ?]はイスラム教による連携した民兵を指すことが多い。

それを考えると複雑な気持ちに…。

自爆テロが起こり、CIAの隠れ家も襲撃され、ハンナとマイクはCIA支局長のケビンを助けに。 ハンナがFBI以前にCIAで働いていたというのは意外でした。

シークレットサービスのマイクとハンナのコンビはあまりない組み合わせでしたが、元特殊部隊のマイクとハンナは敵を倒すことにも成功。 CIA支局長のケビンも生きていてよかったですね。

「水のモル質量 18.02」が一番近い水辺にいるという暗号。 一緒に働いていたハンナだからこそ数字の意味が分かるのでした。

CIA支局長のケビンは犯人がパキスタンの公用語であるウルドゥー語を話しているのを聞き、会話もメモ。 テロの首謀者はムラ・バハリーだと発覚。日光が好きなムラ・バハリーはテロの首謀者として拘束され、二度と日の光は見られないように。 これでムラ・ファヤドが勢力を握り、アフガニスタンが安定するといいですね。

調理師のハリーはフィラデルフィアのチーズケーキをトムに作ってくれました。フィラデルフィアといえば、フィラデルフィアクリームチーズですが、フィラデルフィア産の乳製品が一流とされていたことからそう名付けられたそう。

トムの実家近くの店のレシピで思い出のチーズケーキを作ってくれたやさしいハリー。 仲違いしてしまった娘さんと和解できるといいですね。

逮捕されるセス

トムのいないワシントンではセスが薬物で逮捕される事件が発生。薬物はセスのものではなく弟のマイケルのものでしたが、医大の試験を受けたマイケルをかばうためセスが罪をかぶったのでした。

モダフィニルとは覚醒作用があり、規制薬物だそう。 軍でも使用され、48時間以上眠らずに起きていられるそうです。 こんな風に使われているなんて、ちょっと怖いですね…。

勉強のため、スマートドラッグとして使われているというのも闇が深そう。

モダフィニル

モダフィニル (Modafinil)、とは、 覚醒を維持するための 精神刺激薬のひとつである。日本では商品名 モディオダール、アメリカでは プロビジルで知られる。適応は ナルコレプシーや治療抵抗性の閉塞性 睡眠時無呼吸症候群 に伴う過度な眠気である。 メチルフェニデート(リタリン)や ペモリン(ベタナミン)といった伝統的な 中枢刺激剤のように ドーパミン系で中枢神経を賦活するのではなく、 ...

ケンドラのおかげでセスは不起訴になりましたが、200錠もモダフィニルを持っていたマイケルが心配に。 薬物依存症になっていそう。 医大に合格し、違法な薬を使わずに立派なお医者さんになってくれるといいですね。

記者のティファニーはエヴァの贈収賄事件だけではなく、今回のセスの逮捕まで嗅ぎつけてきました。 優秀な記者のティファニーにはセスもタジタジでしたね…。

そんな中、リオは結婚していることが判明。 ラスベガスで結婚していたリオ。 「集団体調不良傾向」という面白い言葉を使い、セスや大統領のトムがいないことをごまかそうとしたリオにも脱税の可能性が発覚。

ただ勢いで結婚したと思いきや、ジュリーもリオも実は内心ではお互いにつながっていたいと思っているのがロマンティックですね。

エキセントリックなリオには普通の結婚生活は望めなくても、いざという時には駆けつけてくれると信頼するジュリー。 風変わりなリオにも大事に思う人がいたんですね。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2の登場人物・キャスト

『サバイバー:宿命の大統領』の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

海外ドラマの動画配信サービス
スポンサーリンク

 
この記事をシェアする