- 『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第2話「それぞれの取り組み」
- 9-1-1 Season3 Episode2 "Sink or Swim"
※ネタバレしています。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第2話「それぞれの取り組み」のあらすじ
アラスカ沖でマグニチュード8.9の地震が発生し、カリフォルニアに津波が到達。 桟橋にある遊園地パシフィック・パークに来ていたバックとクリストファーは津波に襲われる。
バックはクリストファーを助け、消防車の屋根に避難。バックは津波に流された他の人たちも助ける。
アシーナと娘のメイは玉突き事故に巻き込まれる。 津波で911に通報が殺到し、救助が来ない中、アシーナは助け合うように運転手たちをなだめる。
玉突き事故に巻き込まれたヴィッキーは首から出血。メイが傷口を押さえている間にアシーナが救急キットを取りに向かう。しかし、下水が津波の影響で逆流。水浸しになった道路には倒れた電柱から電気が流れ、感電の危険があり、ヴィッキーとメイは車の中に取り残されてしまう。
アシーナは電気の技術者を呼び、電気の供給を切ってもらう。 メイは助けが来る間、ヴィッキーが諦めないように声をかけ続ける。意識がなくなったヴィッキーは死んだかと思われたが、まだ生きていた。
ボビーたちは結婚したばかりでボートに乗っていたアデルとチャック、アデルの息子ジェイソンを救助しようと奮闘する。ラジオ局のアンテナでチャックとジェイソンと船が串刺しになっていた。なんとかアンテナを切り離し、1人ずつ救出するのに成功する。
マディは911のオペレーターとして通報に応答。ジョナスは屋根裏にまで押し寄せた水で溺れて亡くなってしまう。 対応するオペレーターたちも精神的に追い詰められていく中、マディはオペレーターの様子をチェックし、トリアージするように指示される。
チムニーから搬送先が足りないと聞いたマディは2か月前に閉鎖されたソーテルの退役軍人病院を野外病院にするように提案。 その提案は認められるが、遺体袋が5000個はいると聞き、愕然とする。
遊園地パシフィック・パークの観覧車は津波で半分沈んでいた。ボビーたちが救助に向かうと、観覧車の乗客を助け出していたのは女性の消防士だった。
バックは大変な時でも笑顔を忘れないクリストファーに感心する。 しかし、引き波がクリストファーをさらっていってしまう。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第2話「それぞれの取り組み」前回のあらすじと感想はこちら≫『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第2話「それぞれの取り組み」の感想
津波が押し寄せる
アラスカ沖で起こったマグニチュード8.9の地震で津波が発生し、カリフォルニアに到達。アラスカで起こった地震が原因であんなに巨大な津波がカリフォルニアにまでやってくるとは!
巨大な津波は東日本大震災を思い出してつらくなりました。 東日本大震災はマグニチュード9.0。マグニチュード9.0もの地震が発生したと改めて思うと恐ろしいですね。
一瞬で津波に巻き込まれてしまう人々。 津波の前兆として海の水が桟橋からなくなっていたというのが、不気味でした。
玉突き事故
津波が発生したころ、アシーナは玉突き事故に巻き込まれていました。アシーナだけではなく、数多くの車が追突し、現場は大混乱。事故原因はよく分かりませんが、津波警報でパニック状態になってしまったのでしょうか…。
ヴィッキーは首から出血し、危険な状態。追い打ちをかけるように水浸しになった道路には感電の危険まで。 お互いに助け合うようにと指示していたアシーナでしたが、自分のことしか考えず、調書を書けと催促していた男性は感電して死亡…。
いざという時、自己中心的にならず、まわりの人を助けられる人間になりたいですね。
アシーナの娘メイは最初は怖がっていましたが、ヴィッキーを励まし続け、命を助けることができました。さすがアシーナの娘ですね。 一度は亡くなったように見えたヴィッキーでしたが、生きていてよかった。
津波にのまれた人々の救助
ボビーたちはボートに乗っていて津波に流された人たちの救助に。 ラジオ局のアンテナが人間に突き刺さっている様子にびっくり。津波に流されたあらゆるものが凶器にかわってしまうのも恐ろしい…。
アデルと結婚したばかりのチャックはアデルの息子を助けるようにとお願い。自分の命が危険な時に、大事な人の子どもを優先する本当にいい人ですね。
ボビーは水中にもぐり、アンテナを切断。チムニーもボビーもクストーにあこがれていたと言っていましたが、ジャック・クストーはフランスの海洋学者で、スキューバダイビング用具である水中呼吸装置“アクアラング”を開発した人だそう。
ジャック=イヴ・クストー
調査船 カリプソ号で海やそこに住む生物の研究を行う一方、それを書籍、記録映画にして一般への啓蒙活動も行った。 深海を扱った ドキュメンタリー映画『 沈黙の世界』( 1956年、 ルイ・マルとの共同監督)は カンヌ国際映画祭で最高の栄誉である パルムドール、そして アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した。日本では、 1970年代から 1980年代にかけてのテレビ ドキュメンタリー番組『 驚異の世界・ノンフィクションアワー』( 日本テレビ系列)で放送された、自身も出演する『 クストーの海底世界 』シリーズでつとに知られる。
水中でも心肺蘇生できるのには驚きました。チャックも無事に救助され一安心。 最初の方に登場したドローンを操縦していた少女やその少女の絵をかいていたおじいさんの安否も心配ですね。
遊園地の観覧車では女性の消防士が救助を。 観覧車が半分、水につかっているというのが信じられないような異常な光景でした。 女性の消防士が1人で救助していたようですね。
マディは通報に対応
マディは911のコールセンターに殺到する通報に応答。 ジョナスは屋根裏から出られず、溺死…。 世界第2位の高さの山 K2に登頂したことを話しながら亡くなっていったというのが悲しいですね。
それでも、悲しみに暮れる間もなく次々と通報が。オペレーターの人も精神的に追い詰められていくことに。死を間近で感じながらも、殺到する通報に適切に対応しなければならない大変な仕事ですね。
マディはオペレーターたちのトリアージを任されることに。 そして、搬送先が足りないと聞いたマディは野外病院を設置することを提案。 1時間で準備できるというのが対応が早い。
それでも、遺体袋5000個は必要だというスー。犠牲になった人々の多さをまざまざと思い知らされることに。 5000人という大勢の人の日常が突然奪われてしまったなんて、自然災害は容赦なく残酷ですね。
バックとクリストファー
遊園地に来ていたバックとクリストファーも津波に流されてしまうことに。バックが波にもみくちゃにされるシーンはこちらまで息苦しくなりそうでリアル。 なんとか消防車の屋根に避難できたバックとクリストファー。 一度は離れ離れになってしまったクリストファーが無事でよかった…。
バックは流された人々を次々と救助。 クリストファーは大変な時でもジョークを忘れず、明るく前向きなのがすごい。 文句じゃ何も変わらないと言い切るクリストファーは強くて、カッコいい。つい不満や文句を言いたくなりますが、クリストファーを見習わないといけないですね。
ドリーのように毎日を泳ぎ続けるクリストファー。 ピクサー映画『ファインディング・ニモ』に登場し、『ファインディング・ドリー』では主人公となったお魚のドリー。前向きなところがドリーとクリストファーの共通点のようです。
クリストファーのおかげで励まされるバックでしたが、津波で犠牲になった人々の遺体が流されてくるシーンは痛ましい。 バックはクリストファーに遺体を見せないようにするのでした。
バックとクリストファーはこのまま救助されると思っていましたが、引き波でクリストファーが流されてしまいました。 何度も押し寄せる津波だけではなく、引き波まですべてを流し去ろうとするなんて残酷ですね。 ドリーのように泳ぎ続け、クリストファーが無事だといいのですが…。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3の登場人物・キャスト
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Carousel of Dreams - ANDREW OYE
- Ain't That a Kick In the Head - DEAN MARTIN
- Sanborn Sax Mellow - MARTIN GIBSON
- Episode - GOLDWASH