『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第11話「深い悲しみ」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第11話「深い悲しみ」
  • Designated Survivor Season2 Episode11 "Grief"
『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第11話「深い悲しみ」のあらすじ

アレックスが事故で亡くなってから10週間後。 アレックスはメールをしながら赤信号を無視したエバン・ビーマンのせいで犠牲となり、トムは深い悲しみの中にいた。

アレックスの死の影響で、大事な政策が滞り、トムは形だけの大統領となっていた。 そんな中、キューバとの関係改善のため、アーロンにハンナ、議員たちや経済界のビジネスマンたちで構成された貿易代表団が送られることに。 しかし、キューバに到着した代表団は「人民のための解放軍」というゲリラ軍に拉致され、捕虜となってしまう。

オルテガ議長によるキューバ政府を批判する「人民のための解放軍」のラモン・ブラーボ将軍は5億ドルの身代金を要求。 ハンナはトイレから逃げ出し、人質のはずのビジネスマンのフィリップ・クロスがラモン・ブラーボ将軍と親し気に話しているのを目撃する。フィリップ・クロスとラモン・ブラーボ将軍はグルだった。

トムは人質を救うため身代金を払おうとするが、セラピストにアレックスの死がトラウマとなり、未解決の感情が意思決定に持ち込まれてしまうと指摘されたことを思い出す。 トムは軍事行動で人質を救うことを決断。 エミリーたちは以前の大統領が戻ってきたと喜ぶ。

映像の中のハンナの十字(クロス)を切るサインでエミリーたちはフィリップ・クロスを調査。 調査の結果、オルテガ議長とラモン・ブラーボ将軍は代表団の拉致を一緒に画策していたことが判明する。

オルテガ議長はブラーボに代表団を拉致させ、アメリカにゲリラ軍を壊滅させ、権力を掌握する目的が。 ブラーボはオルテガから金を受け取り、フィリップ・クロスはリゾート地となる土地の権利を得ることになっていた。

人質救出は成功。オルテガにゲリラ軍の壊滅は断り、トムは事件の裏をキューバのニュースサイトにリークする。

セスは恋人のエミリーを旅行に誘うが、急ぎすぎていると断られる。 リオは助手としてトリシア・シムズを雇うことに決める。

トムはセラピストにアレックスの死を乗り越えるためには悲しみを認める具体的な行動が必要だと言われ、加害者のエバン・ビーマンと面会。

ハンナの部屋には生きていたダミアンが侵入。ハンナに銃を向けると話をしようと言うのだった。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第10話「集中砲火」前回のあらすじと感想はこちら≫

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第11話「深い悲しみ」の感想

キューバで人質事件が

アレックスの衝撃的な死から10週間が経過。 悲しみにくれる暇もなく、大統領として公務をこなさなければならないのは大変ですね。

アレックスの死は陰謀がらみではなく、信号無視の運転手のせいでした。 メールをしながら赤信号を無視した運転手のせいで、愛する妻、母親を奪われたトムと子どもたちは気の毒すぎますね。 トムがペニーやレオに母親の死を伝えるシーンは胸が張り裂けそうに…。

アレックスの死で大事な政策が滞り、形だけの大統領になってしまったと言われてしまうトム。 セラピーも避け続け、アレックスの死の悲しみから目を背けていたようです。

そんな中、キューバとの関係改善のため代表団が送られることに。

実際に、アメリカとキューバはオバマ政権下で54年ぶりに2015年に国交が回復。 しかし、トランプ政権下ではキューバとの関係は冷え込んでいます。

キューバの雪解け

2014年12月17日に アメリカ合衆国大統領 バラク・オバマと キューバ国家評議会議長 ラウル・カストロは国交正常化交渉の開始を電撃発表した。数か月以内に 大使館を開設し、銀行や通商関係の正常化を話し合うことでも合意した。両国政府は2013年から カナダ政府と ローマ教皇 フランシスコ の仲介で、秘密裏に交渉を続けてきた。 ...

キューバへの代表団の中には、アーロンとハンナも。 キューバのオルテガ議長に会う前に、「人民のための解放軍」に拉致されてしまいました。

人質のフィリップ・クロスの指を折る 凶悪なゲリラ軍かと思いきや、クロスもグル。 それにしても、自分だけ助かろうとトムを批判する議員の行動は最悪でしたね…。あんな人が国民を代表する議員だなんて、がっかり。

トムは人質を救うため軍事行動ではなく、身代金を払うことを選択。しかし、直前で軍事行動を選ぶことを決断。 用心深くなるあまり、「全員を守ろうとすれば全員が危ない」という言葉が印象的でした。

アレックスの死による未解決の感情が意思決定に持ち込まれるとセラピストに指摘されたトム。 例え、妻を突然亡くしても、人の命が懸かった決断を冷静に下さなければならない重圧は想像するだけで大変そうですね。

アレックスの死の悲しみにくれていたトムでしたが、いざという時は正しい決断を。 人質が救出されるシーンは描かれませんでしたが、ゲリラはアメリカ軍を見て怖気づき、すぐに人質を解放したようですね。 あっという間に、人質たちは飛行機に乗ったということに。

実は代表団の拉致はオルテガ議長とゲリラ軍のブラーボ将軍が企てた作戦でした。まさか敵対しているはずの2人がグルだったとは驚きですね。 人質のフィリップ・クロスもグルで、キューバの土地をリゾート地にする計画が…。

人質事件を起こして、アメリカに邪魔なゲリラ軍を壊滅させ、権力を掌握するつもりだったオルテガ議長。アメリカを利用して、独裁を強めようという計画があくどい…。

ゲリラ軍のブラーボ将軍も自分だけが儲けるため、他のゲリラ兵をアメリカに殺させる気だったようです。金の前にはブラーボ将軍も信念を失ってしまったよう。 すべての裏工作が明らかになり、キューバのニュースサイトにこの事実が載ることに。すぐに遮断されてしまいそうですが、オルテガ議長の狙いはとん挫。

アーロンやハンナも無事に助かってよかったですね。

トリシア・シムズはリオの助手に

付き合い始めたセスとエミリーは旅行へ行こうと計画。 リゾート地のタークス・カイコス諸島へ行こうとしていましたが、エミリーは乗り気ではなく中止に。

セスの方は関係を進めたいようですが、エミリーはもっとゆっくりと進めていきたいようです。 セスとエミリーの付き合いも順調とは言えないようですね。

リオは助手として採用するかトリシア・シムズをテスト。 議事堂のオリジナルの設計図を大統領のために探すように言い渡して忍耐力を試したリオでしたが、トリシアは本当にオリジナルの設計図を見つけ出してきました。

健康に有害な黒カビだらけの資料を見るには防護服が必要というのにはびっくり。 リオの冗談かと思いきや、本当に有毒なカビだらけなんて!  資料を見るのも命懸けですね。

トリシアはリオの有能な助手になりそうです。

加害者と向き合うトム

トムはついにアレックスを死に追いやった加害者エバン・ビーマンと面会。加害者のエバンの健康を気遣うトムには驚きましたが、奪ったものの重さを死ぬまで毎日思い出してほしいという思いがありました。

加害者と向き合うことでトムはアレックスの死の悲しみを受け止めることができたようです。 家族に深い悲しみを与える交通事故死。犠牲となる人が減ることを祈るばかりですね。

ハンナは生きていたダミアンに銃を向けられることに。 話をしようというダミアン。ロシアともつながっていたダミアンはハンナに何を話しに来たのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2の登場人物・キャスト

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