- 【終】『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の最終話 第18話「君に花束を」
- The Good Doctor Season2 Episode18 "Trampoline"
※ネタバレしています。
【終】『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の最終話 第18話「君に花束を」のあらすじ
ハンに解雇されたショーン。グラスマンが手配したサンノゼ総合病院の面接を受けるはずだったが、ショーンはその面接をすっぽかし、バーに来ていた。 バーの客ザックともめ、ショーンは腹部を強く殴られる。
その時、ザックは急に倒れて、頭を打ち、出血。 ショーンは搬送されるザックに付き添い、聖ボナベントゥラ病院に到着する。
ショーンはザックが横紋筋融解症ではないと気付き、何かを言うが、ショーンはザックに殴られたことが原因で気絶してしまう。ザックによるとショーンは気絶する前に「トランポリン」と言っていたという。
クレアはショーンになりきって、ザックを観察。クレアはザックに首の拍動性腫瘤があることから、切迫破裂の兆候のある弓部大動脈瘤があると気付く。さらに、歩行と行動に異常あることからザックは第3期梅毒だと診断。 梅毒の病原体の名前はトレポネーマ。ザックはトレポネーマをトランポリンと聞き間違えたのだった。
一方、手術して入院中の患者アイダはアレックスやレズニックにお節介にも結婚や子どもを作ることをすすめる。 アイダは2年前に死んだ夫のマーティーと5日以上離れたことがなく、娘のジュニーにも子どもがいると話す。
退院が決まったアイダは指の感覚がないと言ったり、野菜ジュースで胆汁が漏れたように見せ、退院を先延ばしにしようとする。
実は、娘のジュニーは9歳の誕生日の3日前に白血病で亡くなり、アイダは夫のマーティーとも別れていた。 アレックスが見抜いた通り、アイダは寂しくて注意を引こうとしていたのだった。
院長のアンドリュースは外科部長のハンにショーンの解雇を取り消してほしいと説得するが、ハンは拒否。 アンドリュースはショーンに現実を受け入れるように言うが、ショーンの弟スティーヴの「人は間違っていると思うことを強いるとき それが現実だと言う」という言葉を聞き、ハンを解雇することを決める。
ショーンは聖ボナベントゥラ病院の外科医に戻れることになる。 ハンの解雇で新しい外科部長はリムに。
がんが寛解したグラスマンはデビーにプロポーズ。デビーからOKをもらう。 ショーンは花束とチョコレートを持って、病理のカーリーをデートに誘い、OKをもらうのだった。
『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第17話「夢の終わり」前回のあらすじと感想はこちら≫【終】『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の最終話 第18話「君に花束を」の感想
殴られるショーン
バーでザックともめ、殴られてしまったショーン。朝の10時からバーにいたなんて、ショーンも解雇が相当こたえたようです。
ザックは殴っている途中で急に倒れ、救急搬送されることに。 倒れているのを見つけたとウソをつくショーン。ウソをつくのは苦手なのに。 殴られたことを秘密にしておきたかったようです。
しかし、殴られた傷は血を吐くほど重症! 外傷性DICになっていたショーンは出血が悪化し、気絶までしてしまいました。
DICは播種性血管内凝固症候群のことだそう。 シーズン1の最終話 第18話「友情と思い出」にも血栓と出血が同時に起こるという播種(はしゅ)性血管内凝固症候群が登場しましたね。
それだけではなく、肋骨骨折による左血胸とグレード2の脾損傷まで負っていたショーン。かなりひどく殴られたようです…。
それでも、気絶する直前にザックの診断が間違っていることに気付いたのがすごい。 ショーンは根っからのドクターですね。
しかし、診断を言う前にショーンは気絶。 クレアがショーンになりきって、ザックを観察するのは、まるで探偵のようでしたね。 「トランポリン」は梅毒の病原体「トレポネーマ」の聞き間違いだったと判明。
ザックは第3期梅毒でした。 梅毒は第4期まであるそうで、大動脈瘤ができることや、性格が変わったりすることもあるそう。
梅毒
梅毒(ばいどく、Syphilis。 黴毒、 瘡毒(そうどく)とも)は、 スピロヘータの1種である 梅毒トレポネーマ ( Treponema pallidum) によって発生する 感染症である。第一感染経路は 性行為であるため 性病の1つとして数えられるものの、 妊娠中、出生時の 母子感染 による先天性梅毒もある。梅毒の徴候や症状は、4段階でそれぞれ異なる。
ザックが暴力的だったのも、梅毒のせいだったのでしょうか…。 破裂する危険のある大動脈瘤は無事に修復され、倒れたショーンも元気になってよかったですね。
退院をしたがらないアイダ
一方、アレックスとレズニックは入院患者のアイダを担当。 退院を遅らせようと、指の感覚がないと言ったり、野菜ジュースを胆汁だと思わせたりするアイダ。
結婚して子どもを作った方がいいとお節介なおばあちゃんでしたが、その裏には悲しい過去が…。
子どももいるという娘のジュニーは実は9歳の誕生日の3日前に白血病で亡くなっていたことが明らかに。 亡くなっているのに今も生きているように話していたなんて、切なすぎますね。
さらに、5日以上離れたことがないと言っていた夫のマーティーとも別れていたアイダ。 そのことを知ると、症状が演技だったとしても、責める気にはなれませんね。
きっと誰かに話しを聞いてもらえて、お世話してくれる人がいるのがうれしくて、1人で退院したくなかったんでしょうね。
胆汁だと思わせたものを舐めるアレックスにはびっくり。 野菜ジュースだと分かっていても、舐めるなんて! それにしても、野菜ジュースの色はおそろしくマズそうな色でしたね。
グラスマンはプロポーズに成功
グラスマンはデビーにプロポーズ。 いきなりでびっくり。一度は断られましたが、二度目はOKをもらえることに!
デューセンバーグは1910年代~1930年代のアメリカの高級車メーカーだそう。 一度目はデューセンバーグの「モデルJ」のミニチュアカーの中に指輪を入れてプロポーズしたグラスマン。
高級車のデューセンバーグは当時、映画スターのクラーク・ゲーブルやゲイリー・クーパーなどが愛用していたそう。 現在でもヴィンテージカーとしてかなりの高値で取引されているそうです。
デューセンバーグ
1913年、 ドイツからの移民の息子として生まれたフレッドとオーガストのデューセンバーグ兄弟は スポーツカーを作る事を目的に ミネソタ州 セントポールでデューセンバーグ・モーター社を設立した。 1885年 にドイツで開発されたガソリン自動車に魅せられたデューセンバーグ兄弟は独学で自動車設計の技術を習得、多くの実験的な機構を備えた世界有数の高性能車を手造りで送り出していく事になる。 ...
がんが寛解し、デビーとも結婚が決まったグラスマン。 がんで大変な思いをした分、ハッピーな未来になるといいですね。
ショーンはカーリーをデートに誘う
解雇されたショーンでしたが、院長のアンドリュースがハンをクビにし、ショーンは復帰できることに。 院長のアンドリュースがここまでショーンのためにしてくれるとは意外でしたね。
ショーンには分別がないとクビにしたハン。ASD(自閉症スペクトラム)の当事者と以前、関わりがあり、その当事者は死んだという話が気になりましたね。
「人は皆 痛い目に遭う。その傷口をなめて、前に進むことを学ぶしかない」と言っていたグラスマンでしたが、ショーンが戻れるように理事会で奮闘。 アンドリュースもグラスマンに賛同し、ハンの方を解雇。まさかの展開でしたね。
ショーンの弟スティーヴの言葉「人は間違っていると思うことを強いるとき、それが現実だと言う」がアンドリュースの心に響いたようです。 スティーヴは本当に賢い子ですね。
それが現実だからと諦めず、間違っている現実を変えようとすることも大事なのかもしれません。 まわりのみんながショーンを復職させるのに尽力してくれたのも、ショーンの頑張りや成長を見てきた結果。 ショーンが外科医に戻れて本当によかったですね。
ハンが解雇されたことで、リムが新しい外科部長に。 リムが気兼ねなく外科部長を引き受けられるようにしたメレンデスがかっこいいですね。
付き合っているリムとメレンデスには上下関係ができてしまうことに。 ラブラブな2人はどうなってしまうのでしょうか。
ショーンはスーツを着て、病理のカーリーをデートに誘うのに成功。最初は、リアをデートに誘うのかと思いましたね。
クレアとしたシミュレーション通りに花束とチョコレートを持って、カーリーをデートに誘うショーン。 OKをもらって、うれしすぎるあまり、花束もチョコレートも渡しそびれてしまうのが初々しいですね。
今回のエピソードは『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の最終回。ハッピーエンドで終わってよかったですね。
『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン3は?
アメリカでは『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン3が放送。シーズン4の製作も決定しています。
『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の登場人物・キャスト
『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- At Last - ETTA JAMES