- 【終】『刑事ジョン・ルーサー』シーズン5の最終話 第4話
- Luther Season5 Episode4
※ネタバレしています。
【終】『刑事ジョン・ルーサー』シーズン5の最終話 第4話のあらすじ
同僚で友人のベニーを殺し屋のパルマーに殺されたルーサー。 ジョージ・コーネリアスが雇った殺し屋パルマーは冷凍庫にアリスとマークを監禁。ルーサーをおびき出して狙撃するため、ルーサーに指示を出す。
ルーサーはジョージ・コーネリアスの護衛であるロナルド・マッシーの居場所がオクタビアン・ホテルだと突き止める。 ルーサーは火災警報を鳴らし、ジョージ・コーネリアスがいる部屋に乗り込むと、殺し屋のパルマーに殺しを中止させる。
しかし、パルマーは警官のベニーを殺したため復讐されると、やめようとしない。 ルーサーとジョージ・コーネリアスは一旦和解し、殺し屋のパルマーを止めようとする。ルーサーは銃を向けてきたパルマーの肩を撃ち、ベニーを殺した罪で逮捕しようとする。
しかし、ジョージ・コーネリアスがパルマーを撃ち殺し、保険としてルーサーがパルマーが撃ち殺したように見える写真を撮る。 アリスとマークは無事、冷凍庫から助け出される。
一方、逃亡した殺人鬼のジェレミーは、男性を逆さづりにして殺害。殺された男性の顔にはジェレミーの顔のマスクが装着されていた。 ルーサーはヴィヴィアンを尋問し、ジェレミーがかいていた殺人日記を見せる。
2人で殺人を犯してきた夫婦だったが、ヴィヴィアンは犯行を隠しておこうとし、ジェレミーは自分のしたことを誇りに思い、誇示したがっていた。 ヴィヴィアンは協力すれば刑期が短くなると言われ、夫のジェレミーが空想していた「幸福な家族」というゲームを教える。
ジェレミーが空想していたのは家に人を呼び寄せて殺すというもの。 ジェレミーはクギ殺人の目撃者が逃げ込もうとした英語教師の家を舞台にし、水道工事や害虫駆除の作業員、コールガール、ピザの配達員などを呼び寄せ、殺害。被害者の顔にはジェレミーの顔のマスクがかぶせられていた。
ルーサーとハリデーは応援を待たずに、その家の中へ。 ジェレミーはジェレミーの顔の仮面をかぶり、ハリデーに襲いかかろうとする。ルーサーはジェレミーを殴りつけ、手錠をかけ、拘束する。
シェンクはベニーが殺されたことを知り、ジョージ・コーネリアスの屋敷に武装警察を突入させる。その前にアリスがジョージ・コーネリアスを殺そうと、銃を屋敷にぶっ放していたが、アリスは武装警察を見て逃げだす。 シェンクはジョージ・コーネリアスにルーサーがパルマーを撃ち殺したように見える写真を見せられる。
ハリデーはシェンクからルーサーを署に連れてくるように言われていた。ルーサーとハリデーが言い合いになっていると、アリスがハリデーの頭を撃ち抜き、殺害。 アリスはルーサーをウソつきだと責め、ルーサーの肩を撃つ。
工事現場へ逃げ込んだアリスは、ルーサーは愛を理解していないと責める。 ルーサーはアリスをハリデー殺害で逮捕しようとするが、アリスはルーサーを残っていた弾で撃ち殺そうとする。
ルーサーはアリスを突き飛ばし、撃たれるのを回避するが、アリスは転落しそうになってしまう。ルーサーは手をつかみ、アリスを引き上げようとするが、アリスはカミソリでルーサーの手を切りつけると転落死する。 その後やってきたシェンクはルーサーを逮捕し、手錠をかけるのだった。
『刑事ジョン・ルーサー』シーズン5 第3話 前回のあらすじと感想はこちら≫【終】『刑事ジョン・ルーサー』シーズン5の最終話 第4話の感想
結局、本当にアリスは死んでしまいましたね。
ジェレミーによる殺人事件とジョージ・コーネリアスとの争いの間で、ルーサーは大忙し。 殺し屋のパルマーを止めるため、雇い主のジョージ・コーネリアスがいるホテルに乗り込んだルーサー。
アリスに息子を殺された怒りに燃えていたジョージを冷静にさせ、雇った殺し屋パルマーを止めるのに協力させるのはさすがですね。 しかし、ジョージも黙って殺し屋を逮捕させるわけではなく、保険としてルーサーが殺し屋のパルマーを殺したように見える写真を撮影。抜かりない…。
殺し屋は死にましたが、巻き添えで殺されてしまったベニーが気の毒すぎますね。
アリスには、これで全部終わったと言っていたルーサー。アリスはその言葉を疑っていましたね。ルーサーはアリスをジョージに引き渡す約束でもしていたのでしょうか…。 アリスはすべてを話してくれないルーサーに失望したようです。
アリスはジョージの屋敷を襲撃。マシンガンをぶっ放すアリスにびっくり。しかし、そこには武装警察も突入。 武装警察が来なかったら、ジョージはアリスに殺されていたかもしれませんね。
命拾いしたジョージはさっそく、写真をシェンクに見せてしまうことに…。保険の写真を使うのが早かったですね。
犯行を続けるジェレミー
猟奇的な殺人鬼のジェレミーは犯行を続け、自分の顔の仮面を被害者の顔にかぶせるという不気味なことをし始めました。もはや隠すこともやめ、自分の犯行だと世間に知らしめたいようです。
それにしても、仮面がリアルで不気味…。 自分の顔の仮面をつけさせるなんて、ナルシストっぽくて悪趣味ですね。
ジェレミーは暗号を使い、今までに犯した犯行を暗号で書き、絵も描いていました。どの絵も不気味で、ゾッとするものばかり…。ヴィヴィアンとジェレミーは2人で殺人を楽しんでいたようですが、ジェレミーは殺人を誇示したかった模様。
ジェレミーはヴィヴィアンに日記を読まれたくなかったため暗号まで作成。共犯者でもお互いに完全には分かりあってはいなかったようです。
ヴィヴィアンはついに夫のジェレミーが次に起こそうとしていることを白状。ジェレミーが空想で考えた「幸福な家族」というゲームで、家に呼び寄せた人々を殺す計画を実行に移すということが判明。 そんな残酷な計画に「幸福な家族」という名前を付けるとは。
舞台はシーズン5 第1話で目撃者が助けを求めた教師の家。 まさかここに戻ってくるとは意外でしたね。
スーツ姿で、一見、信用できるように見えるジェレミーがおそろしい…。そのせいで犠牲者たちは疑うこともなく、家に入ってしまったようです。
水道工事の作業員、コールガールなど家に呼び寄せられる人を呼び、次々と殺害。その被害者すべてにジェレミーの顔の仮面が。 それだけでも不気味ですが、被害者たちがテレビを見ているような姿にしたり、食事している姿などにしていたジェレミー…。 まるで死体で人形ごっこしているようでしたね。
しかも、自分も自分自身の仮面をかぶっていたジェレミー! ルーサーに仮面が割れるほど殴られても、「気に入った?」と感想を聞くジェレミーが狂気ですね。
やっと逮捕できたジェレミーでしたが、余命わずかで罰をうけることもないかと思うと殺された被害者にとっては理不尽。 それに、他にも明らかになっていない大勢の犠牲者がいそう…。
アリスは転落死
衝撃的だったのはアリスがハリデーをいきなり撃ち殺したこと。 「必要がなくなった人は死ぬものよ」というアリスはやはりおそろしい。
愛はルーサーにはわからないというアリス。ずっと前には、ルーサーがアリスにそんなことを言っていましたね。 ルーサーに裏切られたと感じたアリスは、ルーサーを殺そうとしていました。
アリスなりにルーサーを深く愛していたようですが、普通の愛とは違って、一緒には生きられないような激しいものだったようです。 結果、アリスは死を選び、転落死。
逮捕されたり、ジョージに引き渡されるぐらいならと、死を選んだようです。 不死身のように思われたアリスでしたが、今度こそ本当に死んでしまったようです。
アリスとルーサーには奇妙な絆がずっとありましたが、それも終わってしまいました。でも、わずかにアリスが生きているという展開もあり得なくはなさそう。ルーサーが以前、転落させたマドセンも重症を負っても生きていましたね。
今回は、過去の登場人物がセリフによく登場しました。
ルーサーの妻で殺されてしまったゾーイに、ゾーイを殺したルーサーの相棒だったイアン・リード、ルーサーのボスだったローズ・テラーなどがセリフの中に。
パルマーを殺した罪で逮捕されたルーサー。果たしてルーサーはこの後どうなってしまうのかが気になりますね。 ルーサーを逮捕したシェンクでしたが、コートで手錠を隠してくれるところを見ると何か事情があると察してくれているような感じも。
殺し屋のパルマー役を演じたのは、『刑事フォイル』の刑事ポール・ミルナー役で知られるアンソニー・ハウウェル。
最後に流れた曲は、ニーナ・シモン(NINA SIMONE)の「Don't Let Me Be Misunderstood」(悲しき願い)という曲です。
Nina Simone - Don't Let Me Be Misunderstood
Nina Simone ~ Don't Let Me Be Misunderstood (with Lyrics)
『刑事ジョン・ルーサー』シーズン6は?
今回のエピソードは、『刑事ジョン・ルーサー』シーズン5の最終回。
シーズン6か、映画化の予定があると言われていますが、まだ先になると言われているようです。
『刑事ルーサー』の登場人物・キャスト
ドラマで流れた曲
- I'll Be Seeing You - BILLIE HOLIDAY Don't Let Me Be Misunderstood - NINA SIMONE