- 『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第4話「おくりもの」
- Rizzoli & Isles Season7 Episode4 "Post Mortem"
※ネタバレしています。
『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第4話「おくりもの」のあらすじ
郵便局員のジャック・マッカーティーが車内で死んでいるのが見つかる。はじめは銃による自殺かと思われたが、解剖の結果、郵便局員のジャックは自殺に見せかけられて殺されたことが分かる。
血の気の多い郵便監察局の調査官CJも捜査に参加。 CJによるとジャックは違法行為の証拠を持ってくるはずだったが殺され、ジャックの小包泥棒を目撃した清掃員も事故死に見せかけられて殺されていた。
ジャックのロッカーのグラノーラバーには、郵便のバーコードが隠されていた。 そのバーコードの情報から、差出はマイアミで、宛先がボストンのポープ通り北だと判明する。しかし、ポープ通り北は存在しない住所。郵便局のマネージャーのデレクに助っ人を頼まれたジャックは小包の中身の薬オキシコドンを抜き取っていたのだった。
郵便局のマネージャーのデレクは6年前に事故に遭い、背中を痛めて、鎮痛剤のオキシコドン依存症に。闇でオキシコドンを買い始めたが売人のレイチェル・ハンソンに脅され、オキシコドンの違法な輸送に加担させられていた。 ジェーンたちはオキシコドンの受け渡し場所に現れたレイチェルと銃撃戦になるが、CJがレイチェルを殴り倒す。
キアリ奇形のモーラは脳を活性化させようと、フェンシングなど新しいことを始める。 キアリ奇形の手術の効果がないことをおそれていたモーラだったが、ケントやジェーンに心配され、診察の予約を入れることにする。
キキの誕生日にブレンダーを贈ろうとしていたコーサックだったが、アンジェラに言われてロマンティックなプレゼントのネックレスを用意する。 モーラとニーナはカラオケでアレサ・フランクリンの「ナチュラル・ウーマン」を歌い、大盛り上がりするのだった。
『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第3話「警察vs.ゾンビ」前回のあらすじと感想はこちら≫『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第4話「おくりもの」の感想
郵便局が密輸に利用されていた
自殺かと思われた郵便局員の死は恐ろしい密売組織につながっていましたね。
捜査には郵便監察局の調査官CJが参加することに。郵便局にも捜査官がいるんですね。強烈なキャラクターで、みんな押され気味…。 コーサックをシルバーデカと呼んだ時には、びっくりしました。
CJはコーサックを年寄り扱いしていたわけではなく、むしろ尊敬する先輩に似ていたため敬意をもってそう呼んだようですね。
事件の真相は、郵便局を利用し、鎮痛剤のオキシコドンを違法に輸送していた売人のレイチェルが口封じに清掃員や郵便局員のジャックを殺害していたのでした。 口封じのために事故や自殺に見せかけて、次々と人を殺しているのが恐ろしいですね。
もともと、違法な輸送に関わっていたのは郵便局のマネージャーのデレク。デレクも脅されて郵便局のシステムを悪用させられていたのでした。ジャックは借金を返すために金を稼ごうとデレクに頼まれ、違法な輸送に手を貸していたようですね。 アメリカでは鎮痛剤のオキシコドンの依存症が社会問題にもなっているそう。
オキシコドン
IUPAC命名法による物質名 臨床データ 販売名 Roxicodone, OxyContin, Oxecta, OxyIR, Endone, Oxynorm, OxyNEO 胎児危険度分類 法的規制 依存性 中程度〜高度 投与方法 経口、筋肉注射、経静脈、経鼻、皮下注射、経皮、経直腸 薬物動態データ 生物学的利用能 60〜87%[1] 血漿タンパク結合 45%[1] 代謝 肝臓:primarily CYP3A and to a lesser extent, CYP2D6 to oxymorphone [1] 半減期 3〜4.5時間[1] 排泄 尿(83%)[1] 識別 CAS番号 ATCコード N02AA05 ( WHO) N02AA55 ( WHO)(in combinations) 別名 dihydrohydroxycodeinone, 14-hydroxydihydrocodeinone,
誰かを殴りたくてイライラしていたCJも最後は犯人のレイチェルを殴れて、すっきり。 強烈なキャラクターだったCJでしたが、切手収集家のモーラとは意気投合。 フィラテリストとも言う切手収集家。ジェーンが言うように 「フィラテリスト」という言葉だけ聞くとエロティックですね。
そして、ベンジャミン・フランクリンが初代郵政長官だったことは知りませんでした。
ベンジャミン・フランクリン
勤勉性、探究心の強さ、 合理主義、社会活動への参加という18世紀における近代的人間像を象徴する人物。己を含めて権力の集中を嫌った人間性は、個人崇拝を敬遠するアメリカの国民性を超え、 アメリカ合衆国建国の父 の一人として讃えられる。『フランクリン自伝』はアメリカのロング・ベストセラーの一つである。 ベンジャミン・フランクリンの父親、ジョサイア・フランクリンは 1657年 12月23日に ...
新しいことを始めるモーラ
キアリ奇形で認知障害が出るモーラは脳を活性化させようと、新しいことに次々と挑戦。フェンシングに、テコンドー、アーチェリー、水彩画、ピッコロまで始めることに。 ピッコロはフルートに似た楽器のことだそう。
ジェーンが誘ったアイスホッケーにも挑戦するというモーラ。氷上の格闘技と言われるアイスホッケーは逆に脳に悪そう…。
ケントは解剖報告書にスペルミスがあったことを指摘。モーラが間違えたのは「myelomeningocele 脊髄髄膜瘤」のスペル。一般人だったら、普通でも間違えてもおかしくなさそうな複雑なスペルですね。ですが、モーラにとってはあり得ないスペルミスだったようです。
ジェーンの後押しもあり、モーラは手術を受けることを決意したようです。 手術しても効果がないことを怖がっていたモーラ。ありのままのモーラが好きだと言ってくれるジェーンが心強い。手術がうまくいくといいですね。
誕生日プレゼントはロマンティックに
新婚のコーサックはキキの誕生日にブレンダーをプレゼントしようとしたため、アンジェラが注意。 誕生日に家電をプレゼントするのは、確かに無粋。しかも、すぐに見つかりそうなところにプレゼントを隠しておくなんて…。 うれしい顔を作る演技をするアンジェラとキキが面白かったですね。
キキの誕生日パーティーでコーサックがプレゼントしたのはタンバリン。「2人できれいな曲を奏でよう」と言ったときには、コーサックのプレゼント選びにがっかりしそうでしたが、ちゃんと他にプレゼントがあって一安心。
常に君を守るという意味で、キキの誕生石をコーサックの誕生石で囲ってあるネックレスをプレゼント。 ロマンティックなプレゼントになってよかったですね。 これで今回こそコーサックの結婚は失敗せずに済みそうです。
最後はモーラがカラオケで歌うことに。
ケントはスコットランドの名曲「ドナルド、君のズボンはどこ?」を熱唱しようとして、みんなに止められることに。 「ドナルド、君のズボンはどこ?」というタイトルがすでに面白い。
歌に自信のないモーラにニーナが助っ人としてカラオケに参加。ニーナの歌のうまさにびっくりですね。 モーラが好きなソウルの女王と呼ばれるアレサ・フランクリンの「ナチュラル・ウーマン」を熱唱し、みんな大盛り上がり!
友人たちに囲まれたモーラ。たとえ、手術がうまくいかなかったとしても、みんなモーラのことを支えてくれそうですね。
Aretha Franklin - (You Make Me Feel Like) A Natural Woman
Aretha Franklin is one of the giants of soul music, and indeed of American pop as a whole. More than any other performer, she epitomized soul at its most gospel-charged.
ドラマで流れた曲
- I'm Going Down - EMILIA GLASER
- Beauty Is Only Skin Deep - THE TEMPTATIONS
- Open the Door to Your Heart - DARRELL BANKS
- The Things I Haven't Done - TILLER'S FOLLY
- We Got Something Good - WLLIAM BELL
- Show Me - SCOTT SEABOCK
- (You Make Me Feel Like) A Natural Woman - ARETHA FRANKLIN
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