- 『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 第13話「大自然＋訓練＋サバイバル」
- MACGYVER Season3 Episode13 "Wilderness + Training + Survival"
※ネタバレしています。
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 第13話「大自然＋訓練＋サバイバル」のあらすじ
マティの指示で、マクガイバーはライリーとボーザーに大自然でのサバイバル術を教える訓練を任される。マクガイバーは子どものころに祖父と来たワシントン州の大自然を訓練の場所に選んでいた。マクガイバーは水も食料もなしで、サバイバルするすべを2人に教える。
翌朝、ライリーとボーザーが起きるとマクガイバーはいなくなっていた。無理やり連れ去られたマクガイバーは、リーダーのジオに脅され、ガイド役をさせられていた。 ジオたち5人組は飛行機から落とした1800万ドルが入った木箱をさがして森に入っていたが、サバイバル経験がなく、迷っていたのだった。
ジオはねんざした旧友のシドが足手まといになると射殺。 ライリーとボーザーはシドの死体を発見し、マクガイバーが危険な状況にいることを知る。ライリーはシドが持っていた無線で自然保護官と連絡を取ろうとしたが、ジオは自然保護官を襲い、無線を奪っていた。
ジオの手下アントンがライリーとボーザーを人質にしようとするが、ライリーとボーザーはマックから教わった火の雑草とうるしを同時に火にくべ、うるしの有毒な煙でアントンを倒す。
一方、マティとジャックは、マティの元夫でカンパニーに潜入していたイーサンの居場所がカンパニーにバレたため、イーサンたち家族を新しい家へ連れていく。 ジャックには10年前に仕留めたはずのテロリスト チベリウス・コヴァッチの写真が何者かから送られてきており、ジャックは嫌な予感がする。
1800万ドルが入った木箱は鉄砲水で流され、地図の印のところにはなかった。マクガイバーは計算で流された木箱の場所をはじきだすが、木箱が見つかるとジオは金を独り占めしとうと仲間2人を撃ち殺す。
マクガイバーはジオが1人で金を運べるようにソリを作らされるが、隙を見て、現金に火を引火させる。 ジオと格闘になったマクガイバーは太ももを撃たれてしまうが、マクガイバーはたき火の燃える木を投げつけ、石で殴り、ジオを倒す。
銃声を聞き、駆けつけたライリーとボーザーは、ヤロウという花で消毒し、止血したあと、ソリでフレッドの店まで運ぶ。 マクガイバーは病院へ緊急搬送されることに。 マクガイバーはライリーとボーザーに訓練は合格だと告げるのだった。
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 第12話「フェンス＋カバン＋アメリシウム241」前回のあらすじと感想はこちら≫『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 第13話「大自然＋訓練＋サバイバル」の感想
マティの元夫イーサンは証人保護をを受けることに
ライリーとボーザーは訓練のため、大自然の中へ。マクガイバーによるサバイバル術が満載でしたね。
マティとジャックは、潜入していたカンパニーに居場所がバレたイーサンたちの移送を担当することに。もう二度と会うことはないと思っていたマティの夫イーサンと再び顔をあわせることに。
イーサンの妻ディーナは、マティとイーサンが結婚していたことを知りませんでした。てっきりイーサンが話しているかと思いきや、マティのことは何も話していなかったようです。
証人保護で、イーサンたちはネブラスカ州で別人として暮らすことに。 ディーナとマティも最後はお互いに気持ちの整理がついたようでよかったですね。
イーサンは家族を見つけ、自分は居場所を見つけたというマティ。夫が新しい家族を見つけていたというのはやっぱり辛いですが、マティにはマクガイバーやジャックたちフェニックス財団の居場所があったのが救いですね。
そして、ジャックにはテロリストのチベリウス・コヴァッチの写真が何者かから送られてきていました。嫌な予感がするというジャック…。写真を送ってきた人は誰なのか、目的が何か気になります。
大自然のサバイバル術
マックの指導で、水も食料もなしでサバイバル訓練に挑むことになったライリーとボーザー。 水もなしというのがびっくり。
まずは「最後の拠り所 フレッドの給油所」で恐ろしい洗礼を受けることになった2人。まるでホラー映画の冒頭だとビビる2人でしたが、マックと店主のフレッドは知り合いで一安心。
森で採取した食料は「ガマ」。茎が食べられるようですが、綿棒のようだと大不評…。しかも、カロリーを十分にとるには、1日に240本も食べる必要があると聞いてげっそり…。木の実を採取して食べるのかと思いきや、ガマの茎を食べることになるという最初からハードなサバイバル術でしたね。
ガマ
ガマ（蒲、香蒲、学名: Typha latifolia L.）は、 ガマ科 ガマ属の 多年草の 抽水植物である。別名、 ミズクサともいい、古くは カマ とも呼ばれていた。
そして、森で濡れたら乾きにくい綿を着るのは低体温症になり、自殺行為だというのも勉強になりました。 森に着ていくのは、合成繊維とウール。キャンプに行くときに役立ちそう。
火を起こすときの火口（ほくち）には、カマエネリオン・アングスティフォリウム 通称「火の雑草」がいいというマクガイバー。 カマエネリオン・アングスティフォリウムは和名でヤナギランというそう。
ヤナギラン
田中澄江が『 花の百名山』の著書で 霧ヶ峰を代表する花の一つ、「 新・花の百名山」で 蓼科山を代表する花の一つとして紹介した。 尾瀬沼の畔の 大江湿原の北川にあるこんもりとした丘が『ヤナギランの丘』と呼ばれている。 群馬県 片品村の武尊牧場の群生地では、夏期に「ヤナギランまつり」が開催されている。 野沢温泉スキー場 の標高1,450 mの上ノ平高原では、夏期に30,000株のヤナギランの花が咲き「ヤナギランガーデン」と呼ばれている。
さすが、子どものころから、おじいちゃんとキャンプに来ていたマクガイバーはサバイバル知識が豊富ですね。
連れ去られたマクガイバー
しかし、マクガイバーは悪党たちにガイド役として連れ去られてしまうことに。 悪党たちはサバイバルに不慣れで、マクガイバーが装備不足を指摘しても地図の場所に案内しろというばかり…。 大自然を甘く見すぎて迷子になっていたところに、マクガイバーを見つけたのでした。
マクガイバーの忠告も聞かず、滑りやすい巨大な岩を登り、足をねんざしたシドは足手まといになるとジオが射殺。 ライリーとボーザーはそのシドの死体を発見することに。
シドの持っていた無線を改造し、自然保護官に連絡できたと思ったら、それはジオでした…。まさか自然保護官まで襲って、無線を奪っていたとは。きっと自然保護官も容赦なく殺したんでしょうね…。
松の木の枝で水を浄化するマクガイバー。松の枝の木部で細菌を取り除くことができるとは知りませんでした。 エマに用済みになったらジオに殺されると警告したマクガイバーですが、聞き入れられず。 その後、エマは本当に撃ち殺されてしまいましたね。 マクガイバーの警告を聞いておくべきだったのに。
5人組は1800万ドルを盗み出し、飛行機で逃げる途中で森に現金が入った木箱を落としていました。銀行強盗でもしたようです。
鉄砲水で流されていた木箱の場所を計算ではじき出したマクガイバーがかっこいい。 ライリーとボーザーもマクガイバーに習ったサバイバル知識で反撃。うるしは触るとかぶれることは知っていましたが、燃えた煙も有毒だとは知りませんでした。
金を独り占めする気だったジオは仲間を射殺。現金を1人で運べるようにマクガイバーにソリを作らせたジオ。 強欲すぎる…。
そんな強欲なジオに対して、マクガイバーは金に火をつけ、動揺させることに成功。 脚を撃たれてしまったマクガイバーでしたが、ヤロウという薬草で消毒し、無事助かることに。
ヤロウはセイヨウノコギリソウとも呼ばれ、昔から薬草として使われているそうです。
セイヨウノコギリソウ
ヨーロッパ原産。空地、道端、野原などに自生しているのが見かけられる。花期は7-9月頃で、灰色がかった白色、または薄ピンクの小さな花が固まって咲く。草丈は20cmから70cm程度。草は直立し木質のように硬い。 葉は細かい羽状複葉で、ノコギリのように見える。そのためミルフォイル (millfoil)、サウザンド・ウィード（Thousand weed「たくさんのギザギザのある葉を持つ草」）の名前でも呼ばれることがある。
担架代わりにしたソリで「最後の拠り所 フレッドの給油所」に到着した3人。まさにフレッドの店が「最後の拠り所」に。
とんでもないことに巻き込まれた3人でしたが、実地のサバイバルを生き抜くことに成功！ 森を無事に出られることができてよかったですね。
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3の登場人物・キャスト
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Going Up The Country - KITTY, DAISY & LEWIS
今回の『MACGYVER／マクガイバー』の主なDIY
- カマエネリオン・アングスティフォリウム 通称「火の雑草」を火を起こすときの火口にする。
- ファスナーを靴に巻き付け、摩擦係数を高くして滑り止めに。
- 松の木の枝の木部で細菌を取り除き、水を浄化する。
- 木の枝で三脚を作り、銃のスコープとコンパスで傾斜角をはかる。
- 火の雑草とうるしを同時に火にくべ、うるしの有毒な煙で敵を倒す。
- 薬草のヤロウで撃たれた傷口を消毒。
