- 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第12話「フェンス+カバン+アメリシウム241」
- MACGYVER Season3 Episode12 "Fence + Suitcase + Americium-241"
※ネタバレしています。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第12話「フェンス+カバン+アメリシウム241」のあらすじ
猫の仮面をつけた盗賊団のリーダー シャーロット・コールが金庫破りで捕まる。 シャーロットはフェンスという故買人から仕事の依頼を受けるはずだった。
フェンスは泥棒を雇って、高価なものを盗ませ、その利益をテロ集団へつぎ込んでいた。 フェンスとテロリストを確保するため、ライリーはシャーロットになりすまし、マクガイバーとボーザーも盗賊団の仲間のふりをしてフェンスの仕事を受ける。 フェンスから盗めと指示されたものは、放射性物質を火薬につけた汚染爆弾だった。
ロシアのモスクワにあるシルバーウォールテクノロジーから汚染爆弾の入ったカバンを盗むことになるが、警備は厳重。一度、侵入に成功したシャーロットに協力させるが、汚染爆弾は起動され、爆発まであと10分しかないことが判明。 マクガイバーとシャーロットは汚染爆弾を解除するが、シャーロットはマクガイバーを手錠で拘束すると、汚染爆弾を持って、逃げてしまう。
マクガイバーはアメリカに帰国したシャーロットの持っている汚染爆弾を追跡。汚染爆弾が出しているガンマ線を追跡し、シャーロットとフェンス、テロリストのダレン・ファラガットが取引しようとする現場を見つける。 しかし、シャーロットはフェンスに夫と2人の子どもを人質にとられて脅されていたことが分かる。
シャーロットはマクガイバーたちの正体を怪しみ、盗んだ汚染爆弾を匿名で政府に渡すつもりだったが、家族を人質にとられていた。それでも持ってきたカバンの中には、偽物の汚染爆弾が入っているだけだった。 シャーロットは刑務所送りにならず、国の警備厳重な施設の穴探しに協力することになった。
ロシアでは汚染爆弾を起動した社員も確保され、マクガイバーたちは作ったごちそうでお祝いする。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第11話「マック+フォールアウト+ジャック」 前回のあらすじと感想はこちら≫『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第12話「フェンス+カバン+アメリシウム241」の感想
料理が下手なマクガイバー
テロリストに捕まっていたマクガイバーとボーザー。ボーザーが手榴弾を奪い、安全ピンを抜いて脅したところまでは上手くいきましたが、ボーザーが安全ピンを落としてしまうというミスを…。
手榴弾を見て、真っ先に逃げたボスと、遅れて逃げ出した手下が面白いですね。
マクガイバーは安全ピンの代わりに仕方なく、テロリストの男がくわえていたつまようじを使うことに…。 トイレに投げ込んだ手榴弾はすぐに爆発しましたが、逃げる時間はなんとかあったよう…。
マクガイバーの自宅でも煙だらけでしたが、こちらは料理を焦がしただけでしたね。
何か爆発でもしたのかと思いましたが、料理下手なマクガイバーが料理を丸焦げに。もはや何を作っていたか分からないほど真っ黒な物体が…。しかも、鍋は泡立ってる。 ある意味、これでも敵を倒せそうですね…。
リアーナに同棲することをOKしてもらったボーザー。しかし、その後、同棲を断られてしまったようです。 料理上手なボーザーと暮らせたら楽しそうですが、まだ同棲は早かったようです。 ボーザーを慰めようと苦手な料理をして、慰めようとするマクガイバーはいい親友ですね。
泥棒になりすますマクガイバーたち
今回の任務は、マクガイバー、ライリー、ボーザーが泥棒になりすますことに。
猫の仮面をつけた盗賊団。猫というよりキツネのお面のようでしたが、リーダーは二児のママでもあるシャーロット。 趣味で泥棒をしているというのが、驚きでしたね。
そのシャーロットになりすまし、フェンスと会うことに。正体不明というフェンスですが、意外にすんなり登場。 汚染爆弾を盗めと依頼されることに。
汚染爆弾は核爆弾とは違うというのが勉強になりました。しかし、汚染爆弾も核爆弾並みに危険! 放射性のチリが飛び、数千人が死ぬ可能性が…。
それでも、任務は続行。シャーロットにも、ロシアの会社に侵入する手口を教えてもらうことに。 感圧装置をすり抜けるために、床を使わずに、両側の壁を進んでいったというのが、びっくり!
マクガイバーの案では、もっと簡単に感圧装置の真上をすべるソリをDIYするはずでしたが、爆弾が起動され、走り抜けることに…。 結局、感圧装置の上を走り抜けることになったのが、おかしいですね。
ライリー、ボーザーは警備室へ。ゴミ箱の中に隠れていたボーザー。見事、警備員を倒したボーザーでしたが、ゴミ箱から抜け出すのに苦戦。007のようにカッコよく決まりませんでしたね。
汚染爆弾に使われていた放射性物質はアメリシウム241。 アメリシウム241の半減期は432年もあるそうです。アメリシウム241は火災報知器の煙探知に利用されることがあるそう。放射性物質というと怖いイメージですが、身近なものにも利用されているんですね。
アメリシウム
外見 銀白色 一般特性 名称, 記号, 番号 アメリシウム, Am, 95 族, 周期, ブロック n/a, 7, f 電子配置 [ Rn] 5f 7 7s 2 物理特性 密度(室温付近) 12 g/cm 3 融点 1449 K, 1176 °C, 2149 °F 沸点 2880 K, 2607 °C, 4725 °F 熱容量 (25 °C) 62.7 J/(mol·K) 蒸気圧 圧力 (Pa) 1 10 100 1 k
爆発寸前で解除できましたが、シャーロットはマクガイバーを手錠でつなぎ、爆弾を持って逃亡。 ロシアで捕まったマクガイバーでしたが、すぐに解放されたようでよかった…。
ガンマ線で汚染爆弾を追跡
汚染爆弾はロシアからアメリカに持ち込まれてしまうことに。でも、シャーロットには爆弾を売る気はなかったのでした。泥棒のシャーロットにも仁義はあったようです。
マクガイバーたちが政府関連の組織だとは思わず、きちんと政府に届けようとしていたシャーロット。確かにマクガイバーたちが悪の組織だったら、大変なことになりますからね…。秘密組織のフェニックス財団もこういう時は信用されずに困るようです。
マクガイバーは汚染爆弾を追跡するため、汚染爆弾が出すガンマ線を追う探知器をDIY。 携帯のカメラでも、汚染爆弾が出してる電磁スペクトルのガンマ線をとらえることができるなんて、すごい。
ライリーが国防総省をハッキングして、国防総省が作った放射線検知器のソフトを入手。ロシアのシルバーウォール・テクノロジーのファイヤーウォールは破れなかったのに、国防総省は簡単にハッキングできるなんて、ヤバいですね。
探知器のおかげで、シャーロットを発見。フェンスとテロリストのダレン・ファラガットも大集合。
爆弾を確保するため、マクガイバーはタイヤやゴミで作った小規模の汚染爆弾を自作。マクガイバーが作った汚染爆弾(ダーティー・ボム)は、放射性物質ではなく、ダーティー(汚い・不潔)なもので作った爆弾でした。 転がってきたタイヤが大爆発していくのが、楽しいですね。
汚染爆弾が入っていると思われたカバンの穴から噴き出したのが、放射性物質ではなくて一安心。家族を人質に取られても、シャーロットがちゃんと偽物にすり替えていました。
家族も無事でよかったですが、夫にも子どもにも泥棒だということがバレてしまったようです。バレても大丈夫だったのでしょうか…。 その後、シャーロットは刑務所行きにはならず、国のために働くことに。警備の穴を見つける仕事なんて、シャーロットはこれから退屈せずに済みそうです。
今回、ジャックはお休み。
帰国後、ごちそうを作ったマクガイバー。マクガイバーが作ったのかと思いきや、ほとんどボーザーが作ったことが判明。でも、パンとパイはマクガイバーが手作り。 焼くのは数学と化学だというのが、マクガイバーらしいですね。
どれもおいしそうで見ているだけで、お腹が空いてきそうなごちそうの数々。
引退後はベーカリーになったらと言われたマクガイバーでしたが、ボーザーが言うように小麦粉でロケット燃料を作っているマクガイバーの方がずっと想像しやすいですね。
シャーロット役を演じているのは、『ホワイトカラー』でレベッカ役、『ザ・ラストシップ』でサーシャ・クーパー役を演じた ブリジット・リーガンです。
ブリジット・リーガン
2006年よりテレビや映画に出演している。2008年、 テリー・グッドカインドの『 真実の剣』を原作としたテレビシリーズ『』の撮影が始まり、カーラン・アムネル役を務めた彼女はカルト的な支持を得た。もともとの髪の色は赤であったが、『レジェンド・オブ・ザ・シーカー』の撮影のためにダークブラウンと黒に染めた。2009年には舞台『 Camp Wanatachi 』のプロデュースを務めた。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3の登場人物・キャスト
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- The Middle - GAVIN JAMES
今回の『MACGYVER/マクガイバー』の主なDIY
- つまようじを手榴弾の安全ピンの代わりにして、時間稼ぎ。
- バッテリーで作った電磁石でかんぬきをスライドさせ、扉を開ける。
- 感圧装置の真上をすべるソリを清掃カートの部品で作る。
- 携帯のカメラを使って、汚染爆弾が出すガンマ線を追う放射線検知器にする。
- アルミ箔、さびたバッテリーの酸、ペットボトル、タイヤで爆弾を作る。