- 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第2話「ブラボー・リード+忠誠+友情」
- MACGYVER Season3 Episode2 "Bravo Lead + Loyalty + Friendship"
※ネタバレしています。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第2話「ブラボー・リード+忠誠+友情」のあらすじ
マードックに殺されてしまったジル。ジルの葬儀後、ジャックがアパートに帰宅すると陸軍特殊部隊デルタフォース時代の仲間ソープが待っていた。 部隊の仲間だったワージーが助けを求める動画をソープに送ってきていたのだった。
ワージーは現在、ホンジュラスで傭兵をし、線路の警備をしていたが、線路を爆破したテロリストとして追われているという。
10年前のコロンビア ボゴタでの任務で命の恩人でもあるワージーはそんなことをしないと信じるジャックと仲間たちは、フェニックス財団に復帰したマクガイバーと共にホンジュラスへワージーを助けに向かう。
一方、ライリーとリアーナ、ボーザーは、裏社会パイプ役テリー・ペンから裏情報が詰まった携帯を盗む任務を与えられる。 テリー・ペンに近づくためパーティーに潜入したライリーとリアーナだったが、テリー・ペンはマフィアに狙われていた。
マフィアから逃がすと約束し、目的の携帯を手に入れることに成功。 追ってきたマフィアたちはフェニックス財団の部隊が倒す。
ジャックのデルタの仲間であるディーコン、ムニョス、フィッツイー・シェン、ラニアがワージーのために集結。
ライリーが映像を復元すると、ホンジュラスで線路の警備を請け負っていた傭兵請負人のジェイコブ・ロウラーが線路を爆破していたことが判明する。 ロウラーは政府から線路の警備の報酬と、反政府集団から線路爆破の報酬をもらっていた。 ロウラーは爆弾を解除しようとしたワージーを爆破犯に仕立て上げ、口封じに殺そうとしていた。
銃撃されているワージーを見つけたジャックたち。マクガイバーは無線で耳をつんざくような騒音を出し、ロウラーたちを引きさがらせ、撃たれたワージーを救出。
小屋に立てこもり、作ったバンガロール爆薬筒でロウラーたちと戦う。 弾切れになったとき、マティが送ってくれたヘリが援護にあらわれ、ジャックたちは助かるのだった。
固い絆を再確認したジャックと仲間たちは年に2回は会おうと約束。 マティは正式に復帰したマクガイバーにスイス・アーミーナイフを贈る。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第1話「間に合わせ」 前回のあらすじと感想はこちら≫『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第2話「ブラボー・リード+忠誠+友情」の感想
マクガイバーはフェニックス財団に復帰
ジルがマードックに殺され、マクガイバーはマードックを捕まえるためにもフェニックス財団に正式に復帰することに。 ナイジェリアにいる恋人のナシャとは遠距離恋愛になってしまったようです。
不気味なマードックはまたマクガイバーを翻弄するような罠を虎視眈々と準備していそうですね…。
ジャックの昔の仲間が会いに
ジャックには疎遠になっていたデルタフォース時代の仲間が会いに。 デルタフォースとはアメリカ陸軍の特殊部隊のこと。
デルタフォース
デルタフォース( 英: Delta Force)は、 第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊( 英: 1st Special Forces Operational Detachment Delta/略称:1st SFOD-D)の通称であり、主に 対テロ作戦を遂行する アメリカ陸軍の 特殊部隊 である。
強い絆で結ばれた仲間たちがすぐ助けに集結するというのが熱いですね。 「ジャングルブック」というのは仲間うちの暗号だったようです。「国境の南。まだ地獄じゃない」は合言葉だったよう。仲間うちでしか通じない合言葉を持っているというのがいいですね。
ディーコンやムニョス、フィッツイー・シェン、ラニアを集めるため、全米を飛び回ることに。
カリフォルニア州サンディエゴ レゴランドの南、
ニューメキシコ州 タオス ゼリーは禁句、
テキサス州ヒューストン 2人の飛行距離は増す一方
カンザス州カンザスシティー オズの国ではない
などの説明が面白いですね。
奥さんが10年たってもジャックに激怒していたゼリー事件はどんな悲惨な出来事だったのでしょうか…。 フィッツイーは模型で線路を爆破。また線路が爆破されてしまったと思ったら、模型で一安心。
「オズの国ではない」というカンザス州。映画『オズの魔法使い』で主人公のドロシーが住んでいた場所がカンザスです。
ワージーを助けにホンジュラスへ
仲間が集結し、ホンジュラスへ飛んだものの、「オヤジにはこたえる国」というのが笑えますね。 「腰が…、肩が…」とすっかりおっさん化した元特殊部隊の仲間たち。
10年前、コロンビアのボゴタでの人質救出作戦では、ワージーが投げ込まれた手榴弾を間一髪で外へ投げ捨てたことでみんなが助かっていたのでした。 テロリストと疑われていても、命の恩人であるワージーを救出に向かう仲間たち。
テロリストと疑われていたワージーでしたが、ハメられただけだと判明。 傭兵になったワージーが変わっていなくて、よかった。
悪者はロウラー。 政府からは線路の警備の報酬を、反政府集団からは線路爆破の報酬をもらっていたロウラー。 報酬を二重取りしていたというのが汚い…。
ロウラーが悪者だと伝えるために、『ダイ・ハード2』を持ち出すマクガイバー。 『ダイ・ハード2』では味方だと思われた軍人がテロリストと通じていたというストーリーがあるそう。 ブルース・ウィリス好きのジャックに映画のストーリーで状況を伝えようとするのがおかしいですね。
陽気なジャックですが、PTSDでどん底にいた時期も。 ワージーが慰めてくれたおかげで、回復したジャック。 ジャックにもつらい時期があったのが意外でした。
それにしても、位置情報が入った大事な携帯をなくしたジャックは残念過ぎましたね…。
ボーザー、ライリー、リアーナだけで任務を
一方、ボーザー、ライリー、リアーナは別の任務を遂行。 「ティーン・タイタンズ」に任務を任せるとマティに言われたボーザーたち。
「ティーン・タイタンズ」とはアメコミのDCコミックスに登場する10代のスーパーヒーローのチーム。バットマンの相棒ロビンも「ティーン・タイタンズ」に入っています。
ティーン・タイタンズ
『 ティーン・タイタンズ』( 英: Teen Titans)は、 DCコミックスの出版する アメリカン・コミックスに登場する架空の スーパーヒーローチーム、及びコミックのタイトル。メンバーは10代の スーパーヒーローや サイドキック によって構成されている。
アニメや実写ドラマ『Titans/タイタンズ』にもなっています。
ライリーは「レイブン」、リアーナは「スターファイア」、ボーザーは「ビーストボーイ」に。「ビーストボーイ」はちょっとイラつくキャラのようですね…。 ライリーとリアーナはすっかり親友になり、意気投合。 バットマンがいいと言っていたボーザーですが、結局バットマンの相棒ロビン止まりに。
ライリーは「ワンダーウーマン」、リアーナは「キャットウーマン」とセクシーに。 コスチュームも似合いそうですね。
裏社会のパイプ役ペンから携帯を盗む任務では、まずライリーとリアーナがパーティに潜入。 防弾性が高い生地で作ったというドレスに、銃が飛び出すバッグまで。スパイ道具はまるで『007』のジェームズ・ボンド。 でも、銃が飛び出すのはちょっと地味でしたね…。それに露出度が高いドレスが防弾でも意味がない気が…。
マフィアにFBIを紹介してしまったせいで、狙われていたペン。 袋小路に行き着いてしまったときは、ヒヤヒヤしましたが、指揮を執っていたボーザーがちゃんと部隊を準備していてほっとしました。 マティがいなくても無事、任務を遂行できましたね。
ワージー救出に成功
ロウラーに口封じされそうになっていたワージーを助けるため、無線で騒音を出すマクガイバー。 ちゃんと耳栓も自作! 車いすのソープも後方支援。
ジャックたちが言っていた「フーアー」という掛け声は、陸軍で使われているそう。 ちなみに海軍は「フーヤー」、海兵隊は「ウーラー」だそうです。
「ダルトン・ヒーローズ」は小屋に立てこもり、バンガロール爆薬筒を制作。
弾切れになり、ナイフで戦おうとしたとき、マティが送ってくれたヘリが! ピンチの時はいつも頼りになりますね。
それにしても、ジャックが言っていた「血が草を育てる」というセリフは映画に出てきそうでしたね。
無事、ロサンゼルスに戻ってきたジャックたち。 ホンジュラスも「カイロ」のように禁句に。
「カイロ」であったことは、シーズン1最終回 第21話「シガーカッター」で明らかになっていましたね。
疎遠になっていた仲間たちと再び再会できたジャック。 10年たっても変わらない絆がすてき。
マティは正式に復帰したマクガイバーにスイス・アーミーナイフをプレゼント。 またマクガイバーとジャックのコンビが復活してよかった。 宿敵のマードックを追い詰めることはできるのでしょうか…。
ロウラー役を演じているのは、『サバイバー:宿命の大統領』でパトリック・ロイド役を演じるテリー・セルピコ(Terry Serpico)。
ディーコン役を演じているのは、『私はラブ・リーガル』で弁護士事務所の所長J・パーカー役を演じるジョシュ・スタンバーグ(Josh Stamberg)です。
ドラマの中で流れた曲
- It’ll Come - ALON APOLLO (FEAT. NILU)
- Do It Like You Do - KAWALA
- Bidding - KRISTIN DIABLE
気になったセリフをPick Up
「ダルトン・ヒーローズ、最後の抵抗だ」
"I guess this is where Dalton's Heroes make their last stand."ジャック・ダルトンたちと小屋に立てこもることになったマクガイバーのセリフ。「ダルトン・ヒーローズ」というのが、スーパーヒーローみたいですね。
今回の『MACGYVER/マクガイバー』の主なDIY
- 認識票で直にエンジンをかける。
- 無線を改造し、耳をつんざく騒音を出す。ラップとガーゼで耳栓を自作。
- 導爆線を使ってバンガロール爆薬筒を作る。