『S.W.A.T.』シーズン2 第9話「休日」あらすじと感想 ネタバレ注意!

海外ドラマ『S.W.A.T. スワット』
  • 『S.W.A.T.』シーズン2 第9話「休日」
  • S.W.A.T. Season2 Episode9 "DAY OFF"

※ネタバレしています。

『S.W.A.T.』シーズン2 第9話「休日」のあらすじ

休日の日、ホンドーは腹違いの妹ブリアナ(ブリー)から助けを求める電話を受ける。ブリアナはナイトクラブで睡眠剤を盛られ、男にレイプされそうになっていた。

ブリアナはホンドーの指示通り、トイレに逃げ込み、襲われずに済むが、ホンドーは検事補のニアの助けを借りながら、犯人捜しを始める。 似た手口で襲われた女性の1人サーシャによると犯人は腐った卵の臭いがしたという。

ブリアナにも話を聞くと、エポキシ樹脂の臭いで、犯人は彫刻家であることが分かる。犯人を絞り込んでいくと、彫刻家のウィリアム・タナーが浮上。ブリアナもウィリアム・タナーが犯人だと証言する。

ホンドーはウィリアム・タナーに直接会いに行くが、タナーはDNA鑑定で一致しても合意の上だったと逃げ切るつもりだった。 悪びれる様子もないタナーに、ホンドーは今度女性を襲ったら、殺すと脅す。

それを聞いたニアは、取り返しがつかなくなる前に怒りを抑えるすべを学ぶべきだと指摘。 ホンドーとニアは距離を置くことになる。

休日出勤したディーコンとタンはマムフォードたちと共に薬局強盗を制圧。 マムフォードは薬局の人質の中にいた指名手配犯のチャーリー・モスに気付く。

モスはアプリのアイデアを盗まれたと、アークラ・テクノロジー社の上級副社長ら3人を殺害していた。 去年、殺し損ねたアークラ・テクノロジー社のCEOを殺す計画を練っていたモスはマムフォードに気付かれたことで計画を実行に移す。

モスは薬局の人質の中にいたデボラと恋人同士。デボラはセキュリティが厳重なシリコンビーチのアークラ・テクノロジー社のカフェテリアの従業員となり、社の中に入れるようにしていた。 さらに、デボラは施設管理部長のジョーと付き合い、モスが自由に出入りできるようにパスを盗んでいたことが判明。

モスはジョーを殺害し、指紋認証のため指を切断。アークラ・テクノロジー社の空調システムに猛毒のリシンをばらまき、社員を殺そうとしていた。

ホンドーたちは、電気を止めてリシンの拡散を防ぎ、マムフォードはモスと格闘し、1人でモスを取り押さえることに成功する。

ルカが買った家のリフォームを手伝うストリートとクリス。クリスは家のあまりのひどい状態に、建築の仕事をしているサーズおじさんといとこのトーマスを助っ人に呼ぶ。 クリスは12歳のときに白血病になったトーマスの骨髄ドナーになっていた。

ルカは向かいにあるバスケットコートも直し、近所の子たちとも交流しようとするが、街を仕切るギャングのボス マーコス・グズマンは、引っ越してきたばかりのルカたち警官と仲良くなる気はないと突っぱねるのだった。

『S.W.A.T.』シーズン2 第8話「ティファニー・エクスペリエンス」前回のあらすじと感想はこちら≫

『S.W.A.T.』シーズン2 第9話「休日」の感想

ホンドーの妹が襲われそうになる

ホンドーの腹違いの妹ブリアナが薬を盛られて、襲われそうに。 トイレに逃げ込み、無事でよかったですね。

大人6人分もの睡眠剤を飲まされていたブリアナ。犯人は常習犯のウィリアム・タナー。

「レイプ犯1000人のうち捕まるのは60人前後。さらに、その中で有罪になるのは7人。」というのが衝撃的。ほとんどが野放しということに、憤りを覚えますね。

一方、被害に遭った女性は、レイプを訴えても、信じてもらえず辱めを受けて逆に責められることに。犯人はのうのうと暮らしているのに、理不尽すぎる!

セカンドレイプをおそれて、被害を受けた女性は警察に訴えることが少ないそう。 犯人の方が悪いのは明らかなのに、なぜレイプの被害者が責められることになるのが、理不尽すぎる…。

犯人は彫刻家のウィリアム・タナー。腐った卵の臭いをさせていたのは、エポキシ樹脂のため。性根が腐った犯人は臭いまで腐った臭いが。 犯人を絞り込むのに協力してくれたルビナは、ヒジャブをかぶっていました。ここでも、多様性を感じますね。

ニアとホンドーは距離を置くことに

直接、ウィリアム・タナーと話したホンドー。DNA鑑定されても、合意の上だったと主張し、逃げおおせる気のタナー。 証拠がないと開き直り、「僕の人権を尊重してほしい」とまで言うタナーが憎らしい!

人の人権をないがしろにしておいて、よくそんなことが言えますね。 怒りを覚えたホンドーは今度やったら、殺すと脅迫。

常習犯のタナーは本当に犯行を止めるのでしょうか…。他の場所で犯行を続けそうで心配に。 逮捕できないのが、もどかしいですね。

検事補のニアには、犯人を殺すと脅したことで、距離を置かれてしまうことに。でも、妹を襲われそうになっても、犯人を逮捕できなかったホンドーの気持ちも理解できるし、それに、脅さなければ、もっと被害者が増えていたかも…。 警察官としてはやり方が間違っているかもしれませんが、卑劣なレイプ犯に思い知らせたいと思うのは当然。

取り返しがつかなくなる前に怒りを抑えるすべを学ぶべきとニアに言われてしまったホンドー。 人種差別や今回の犯人への脅しなど、ホンドーには深い怒りの問題がありそうです。

体がきつそうなマムフォード

休日出勤したディーコンとタン。 ディーコンはもうすぐ子どもが生まれるため、お金が必要に。 タンは恋人のボニーから結婚をほのめかされているようです。

妻アニーの作戦で、結婚前には意外なとこから結婚情報誌が出てきたりしたというディーコン。 日本なら、「ゼクシィ」ですね!

怖がりすぎるとふさわしい相手も逃がすぞ」とディーコンはタンにアドバイス。 タンはボニーと結婚することになるのでしょうか…。

ニッキーと4度目の結婚をしたマムフォードは、満身創痍のよう…。大活躍し、引退はまだまだ先だと周りから思われているマムフォードですが、体は悲鳴を上げている模様…。 過酷なスワットの任務は、きつそうですね。

指名手配犯はリシンをまこうとしていた

薬局強盗の人質から、指名手配犯を見つけ出したマムフォード。 その指名手配犯は3人を殺害したチャーリー・モス。あだ名は「シリコン・スラッシャー」。サンフランシスコのシリコンバレーで、喉を切り裂いた手口で、名付けられたようですが、ダサい…。

アプリのアイデアを盗まれたとアークラ・テクノロジー社を狙うモス。 アークラ・テクノロジー社はシリコンバレーから、ロサンゼルスのシリコンビーチに移転。 ロサンゼルスのシリコンビーチは「第2のシリコンバレー」として注目されるスタートアップの新たな聖地となっているそうです。

| スタートアップの新たな聖地 "シリコンビーチ"とは?株式会社キャパ CAPA,Inc.

スタートアップが多く集まる場所といえば、シリコンバレーやニューヨークのイメージが強いかと思いますが、アメリカには 新たなスタートアップの聖地として注目されている「シリコンビーチ」というエリア があります。今回はそのシリコンビーチに焦点を当てたいと思います。 【位置情報】カリフォルニア州・ロサンゼルス(サンタモニカ、マンハッタンビーチ、ベニス、ダウンタウンLA) ...

厳重なセキュリティーのアークラ・テクノロジー社でしたが、モスの恋人デボラが協力。 まさか薬局強盗の人質2人が、大量殺人を企んでいたなんて…。猛毒のリシンを空調システムにばらまき、社員を殺害しようとしていたモスたち。

リシンはトウゴマの種子から抽出される猛毒。 ドラマ『ブレイキング・バッド』では、主人公のウォルターが殺害に利用しています。

リシン (毒物)

猛毒であり、人体における推定の最低致死量は体重1kgあたり0.03mg。毒作用は服用の10時間後程度(たんぱく質合成が停止、それが影響していくことによる仕組みのため)。

食べ物ではなく、リシンを空中に散布し、大勢を殺そうとしていたモス。空調にばらまかれたリシンでしたが、電気を遮断し、空調が止まったおかげで誰も吸い込まずに済んだようですね。でも、当分ビルは封鎖されそう…。

マムフォードがモスに気付かなかったら。危うく大勢が犠牲になるところに…。 厳重なセキュリティーも犯人に乗っ取られてしまえば、逆に不利に働いてしまうのも恐ろしかったですね。

買った家をリフォームするルカたち

ルカは買った家をリフォームしようとしますが、何も知らない素人ということで、クリスが助っ人を呼んでくれました。 白血病になった いとこのトーマスの骨髄ドナーになったことがあるクリス。 おじさんは息子を助けてくれたことをずっと感謝しているようですね。

ルカの家は4分の1の値段で買えると言っても、リフォームが大変そう。 それでも、助っ人のおかげでなんとかなったようです。

しかし、リフォームはうまくいっても、近隣のギャングとはうまくいきませんでした。

バスケットコートも直し、近所の子のティモとも仲良くなれそうでしたが、街を牛耳るギャングのボス マルコス・グズマンはルカたち警官に不満そう。 たむろしていたマルコス・グズマンの弟ショーティーたちも、いずれ正式にギャングの道に入ってしまうのでしょうか…。

引っ越してすぐにギャングと対立してしまったルカとストリート。狙われそうで心配ですね…。

卑劣なレイプ犯ウィリアム・タナー役を演じるのは、 映画『X-メン』シリーズのアイスマン役や ケヴィン・ベーコン主演のドラマ『ザ・フォロイング』のFBI捜査官 マイク・ウェストン役で知られるショーン・アシュモア(Shawn Ashmore)です。

ショーン・アシュモア

ショーン・ロバート・アシュモア(Shawn Robert Ashmore, 1979年10月7日[1] - )は、カナダの俳優である。テレビドラマ『Animorphs』のジェイク役、映画『X-メン』シリーズのアイスマン役で知られる。俳優のアーロン・アシュモアは双子の兄である

『S.W.A.T.』の登場人物

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ドラマで流れた曲

  • 『セビリアの理髪師』(Il barbiere di Siviglia): Largo al factotum

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