『S.W.A.T.』シーズン2 第6話「ネバー・アゲイン」あらすじと感想 ネタバレ注意!

S.W.A.T.
  • 『S.W.A.T.』シーズン2 第6話「ネバー・アゲイン」
  • S.W.A.T. Season2 Episode6 "NEVER AGAIN"

※ネタバレしています。

『S.W.A.T.』シーズン2 第6話「ネバー・アゲイン」のあらすじ

ダイヤ地区で次々に強盗殺人事件が発生。犯人は4人組で、ボディアーマーに、プラスチック爆弾、銃に扱いになれていたため、軍隊経験者であることが判明。 強盗は警報器が作動しないように、携帯の電波妨害装置を利用する手口で、これまで金庫から総額1100万ドル以上ダイヤを盗み出していた。

強盗に遭ったダイヤのブローカーはすべてイスラエル・マフィア ファーブレックとつながり、警備を担当していたのはファーブレックの元用心棒アビブ・コーエンの会社だった。

ホンドーたちは携帯電波をモニターし、電波が妨害されたダイヤのブローカーに急行。 ホンドーはマンホールの蓋の跳弾で強盗を倒すが、強盗は女性だった。 ホンドーは初めて女性を撃ち殺したことに罪悪感を覚える。

強盗グループは兵役義務でイスラエル国防軍の同じ部隊に所属していたイスラエルの女性たち。 彼女たちの両親は、イスラエル・マフィア ファーブレックによりイスラエルにダイヤを密輸するのに利用され、痕跡を消すためマフィアに殺されていた。

4人はダイヤを慰謝料代わりに奪い、親のかたきを討っていたのだった。 犯人の1人アディーナはホンドーが跳弾で射殺し、もう1人のショショナは彼氏の家にいるところを逮捕される。 しかし、ダニアとトリは強盗を続け、スワットは音響兵器LRADですさまじい音を出して攻撃し、制圧する。

ジェシカはマフィアの配下であるアビブ・コーエンと取引していたが、コーエンは犯人の居場所を教えず、勝手に処刑しようとしたため、ジェシカはイスラエル・マフィアの捜査につながる資料を組織犯罪課に渡す。

ルカは自分からスワット隊員の座を捨てるような真似をしたストリートに厳しく当たる。 ストリートは音響兵器LRADを修理し、ルカと話し合い、和解する。

クリスは付き合いだしたキラから、婚約者の男性タイがいると告げられる。さらに、非一夫一婦制のキラとタイに、クリスとパートナーとして3人で真剣に付き合いたいと提案され、困惑する。 ホンドーは母親に早く孫の顔が見たいとせがまれてしまうのだった。

『S.W.A.T.』シーズン2 第5話「SOS」前回のあらすじと感想はこちら≫

『S.W.A.T.』シーズン2 第6話「ネバー・アゲイン」の感想

強盗犯は女性だった

ダイヤ強盗が連続で発生。ごついボディアーマーにドクロが描かれたマスクでてっきり、強盗は男かと思いきや、女!

強盗に使うトラックも強化。強盗の手際はプロでしたね。 ホンドーは非番にもかかわらず、犯人のトラックを追跡。非番でも警察無線を欠かさず、聞いているようです。 少しも休んでいられなさそうですね…。

ダイヤ強盗にはイスラエルのマフィアが関係。 強盗犯の両親は愛国心をイスラエル・マフィアに利用され、ダイヤの密輸の運び屋にされた挙句、殺されていたのでした。

イスラエルには18歳から男女ともに兵役義務が。それで、銃やプラスチック爆弾の取り扱いにも手慣れていたんですね。

両親を殺したマフィアへの復讐のため、ダイヤを盗んでいた強盗犯。 両親が密輸させられたダイヤはロサンゼルスに流れていたようです。

ユダヤ人が建国したイスラエルの中心収益はダイヤモンド産業だったそう。ダイヤモンドの研磨で収益を上げ、イスラエルとダイヤモンドのかかわりは深いようです。 パレスチナ・イスラエル問題も根深いですが、今回は密輸ダイヤモンドが強盗の原因になっていましたね。

イスラエル・マフィアはダイヤモンドの密輸をし、ロサンゼルスに運び、密輸の痕跡を消そうとしていたようです。

それにしても、痕跡を消すために運び屋だった両親を殺したというのが、むごい。でも、イスラエルの入植地を増やすためにダイヤ密輸に協力したというのは、政治的に物議が出そうな問題でしたね。イスラエルによるパレスチナ領土での入植地の建設は国際法違反と決議されています。

マフィアに親を殺された女性たちは、かたきを討つため、アメリカに留学生としてやって来たようです。 胸には「ネバーアゲイン」とユダヤ民族を意味する「ダビデの星」のタトゥーが。

「ネバーアゲイン」は「二度と犠牲者にはならない」という意味。 ユダヤ人はタトゥー禁止だというのも初めて聞きました。

タトゥーをしていると、死んだとき家族の墓に入れないというかなり厳しい決まりのようですね。 その厳しい決まりも破り、親のかたきを討つと誓った4人。

強盗殺人は許されませんが、マフィアに親を殺されたという同情すべき点もあるのでした。

跳弾で犯人をしとめたホンドー

ホンドーは強盗犯の1人アディーナを跳弾で射殺。 マンホールの蓋で、銃弾を跳ね返らせ、強盗犯に見事命中させたのが、かっこよすぎ!

跳弾で、狙い通りに命中させるのは、かなり難易度が高そう。 他の隊員もびっくりしていましたね。

しかし、ホンドーは初めて女性を殺したことで罪悪感が。女性と子どもを守り、騎士道精神を忘れない紳士なホンドー。

撃ったのは殺人犯だと落ち込むホンドーを励ますディーコン。 子どもも銃を乱射し、母親もささいなことで銃を取り出す世の中になっているというのが物騒な話ですね。 「母親同士がヨガ教室の駐車スペースをめぐって撃ち合ったりする」という話に驚愕…。銃社会の恐ろしさよ。

それにしても、ホンドーが電子レンジ使うの初めて見たと言っていたのに驚き。ホンドーはいつも自分で料理を作って食べているようです。

音響兵器のLRAD

ストリートはルカに音響兵器のLRAD(エルラッド)を修理するように指示。

音響兵器

音響兵器(おんきょうへいき、 英: sonic weapon)とは、 音波を投射することにより、人の行動能力・判断能力を奪うことや聴覚器官や脳にダメージを与えたり、物体を破壊することを目的とする 兵器である。

ライトとLRADの部品を交換するシーンは何だか違法なにおいがしましたが、警察同士の備品の交換ということで大丈夫だったようです。ストリートがライトを渡したのはロングビーチにいたころの知り合いの刑事だったよう。

ルカが轢いてしまったLRADを修理したストリート。修理までできるなんて。何でもこなしてしまいますね。

修理されたLRADは強盗犯を制圧するのにも、活躍! LRADの形はごつくて、未来の武器っぽいですね。 すさまじい音で耳栓をしていても、耳が痛そう…。

音を武器にしたものまであるなんて、知りませんでした。 これなら、誰も死なずに犯人が逮捕できますね。

ストリートはルカと和解できたようです。これで、スワットアカデミーでも公平に扱ってもらえそうですね。ルカもストリートのスワットとしての才能は認めていましたが、自分からスワットを抜けたストリートのことがどうしても許せなかったのでした。

武器係として頑張るストリート。スワットに戻れるチャンスは少しずつ近づいているようです。

クリスは3人で付き合いたいと言われる

バイセクシュアルのクリスはキラとデート。家族にもバイセクシュアルであることを理解してもらったクリス。 両親も受け入れているのが、いい家族。

しかし、キラからはとんでもない告白が!  キラには男性の婚約者タイがいて、さらに3人で付き合いたいと提案。

婚約者がいただけでも驚きですが、まさか3人で付き合いたいとは…。 思いもよらない展開にびっくりするばかり。

どうやらキラとタイは ポリアモリーという恋愛スタイルのようです。そういう恋愛スタイルの人もいるんですね。

ポリアモリーとは?日本でもあるの?【実践者が解説】 | LGBT就活・転職活動サイト「JobRainbow」

近年、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーをはじめとするセクシュアルマイノリティの総称)という呼称はテレビなどでもよく使われ、言葉自体が私たちの社会に浸透してきた。 ...

困惑したクリスはストリートに相談。 おかしいと言わずに、人の目を気にせず、心の声にしたがえばいいとアドバイスするストリート。 広い心でアドバイスしてくれるストリートがやさしいですね。クリスもストリートもお互い良い相談相手に。

とりあえずキラとその婚約者タイと会うことにしたクリス。果たして、3人で付き合うことになるのでしょうか…。 オープンなクリスの両親ですが、3人で付き合っていることを知ったら、さすがにひっくり返りそうですね。

ホンドーの母親も登場し、孫の顔が見たいとせがまれることに…。アメリカでも親からのプレッシャーは同じのようですね。 ホンドーの手料理「チキン・ライス・キャセロール」がおいしそう! キャセロールとはグラタンのようなオーブン料理だそうです。

ホンドーの母親役を演じるのは、医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』で泌尿器科の名医キャサリン・エイヴリーを演じているデビー・アレン。

クリスと付き合うキラ役を演じるのは、『GRIMM/グリム』でアダリンドを演じたクレア・コフィーです。

『S.W.A.T.』の登場人物

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ドラマで流れた曲

  • Don’t Hold Back - BOB MOSES
  • Beyond - LEON BRIDGES

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