- 『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第14話「故障」
- 9-1-1 Season2 Episode14 "Broken"
※ネタバレしています。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第14話「故障」のあらすじ
マディは仕事に復帰。復帰初日に911のコンピューター支援出動システム(CAD)が停電でダウンしてしまう。 FBIはサイバー攻撃の可能性を調査しに来る。
911はつながりにくくなり、911のオペレーターたちは昔ながらの方法で、アナログ回線や紙の地図、無線で消防車や救急車の手配をすることになる。
ボビーたちは高層マンションのロビーで産気づいた高齢妊婦ソニアのもとに。 ソニアは男の子を出産するが、羊水塞栓症で心停止。15分経過し、医師も諦めるが、ヘンは諦めきれず心臓マッサージを続けるが、ついにソニアは亡くなる。
夫のロジャーは亡くなった妻のソニアに生まれたばかりの赤ちゃんを胸に乗せ、抱きしめる。 すると、ソニアの脈が戻るという、奇跡が起こるのだった。
療養中のチムニーはテレビニュースでドヒニー・パークでガス爆発が起こっているとバックに電話。 ドヒニー・パークの住宅街ではガス爆発が続発し、引っ越してきたばかりの男の子アレックスが燃え盛る家の中で助けを求めていた。
バックはハシゴ車で助けに向かうが、ハシゴが壊れてしまう。 エディは屋根に上り、そこから2階へ。意識のないアレックスをバスルームで見つける。 消火栓が壊れ、水が足りない中、チムニーは消防飛行機に消火を頼んでいた。
消防飛行機は大量の水を投下し、一気に消火。 エディはバスタブに覆いかぶさり、アレックスを大量の水の水圧から守る。 アレックスは無事に助かり、火事もおさまるのだった。
911のシステムがダウンしたのは11番とマーゴ通りの電気火災が起こり、発電機がオーバーヒートして停電したためだと分かる。
ボビーとマイケルは、ハリーの育て方で衝突。 アシーナとマイケルの息子ハリーは消防士のボビーにあこがれ、庭に火をつけて消火しようとしていた。
マイケルとボビーは和解し、一緒に父親として協力していこうと約束する。 マイケルは彼氏のグレンと別れたことも判明。
マディとチムニーは初デートをやり直すが、少し時間が必要だと距離を置くことにするのだった。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第13話「再起の時」前回のあらすじと感想はこちら≫『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第14話「故障」の感想
911のシステムがダウン
911のシステムが停電でダウン。FBIまで調査にやってきて、サイバー攻撃か、はたまた身代金を要求するランサムウェアかと思いきや、通信設備のある発電機がオーバーヒートして停電しただけだと判明…。
911のIT技術者のテリーを見下して、偉そうにしていたFBIも形無しでしたね。 でも、サイバー攻撃でなくてよかったです。
アトランタでは実際にサイバー攻撃があり、身代金要求され、大混乱に陥ったことがあるそう…。
焦点:アトランタ市の復旧難航、サイバー攻撃で紙と電話頼みに
[アトランタ 1日 ロイター] - アトランタ市当局幹部は3月31日の土曜日、ずっとオフィスに籠らなければならない事態に陥った。22日発生したサイバー攻撃でダウンした基幹システムの復旧に取り組むためだ。 ...
サイバー攻撃されて、都市機能が麻痺してしまうと想像するだけで恐ろしいですね。コンピューターで便利になったのはいいことですが、セキュリティを強化しておかないと大変な事態になってしまうようです。
亡くなったと思われた母親の心臓が再び動き始める
昔ながらのアナログな方法で、通報を処理していく911のオペレーターたち。 同じ地名の場所があったりと大混乱。
ボビーたちは高層マンションのロビーで出産間近のソニアの元へ。スーツ姿の男性がソニアのバッグをどこかへ持っていた!と思ったら、スーツ姿の男性はマンションのコンシェルジュだったようです。
枕やブランケットも用意し、手厚いケアでしたね。
不安になりながらも、無事出産したソニアでしたが、羊水塞栓症で心停止に。羊水塞栓症とは羊水が母親の血流に入り、大量出血など重篤な反応を引き起こす症状だそう。
一度は死んだかと思われたソニアは赤ちゃんを胸に抱くと、脈に反応が! ヘンが諦めきれずに心臓マッサージを続けるシーンや、夫のロジャーが最後の別れを言うシーンは涙が…。
もう死んでしまったと思われたソニア。赤ちゃんが母親に生きる希望を与えたのかもしれませんね。 それにしても、赤ちゃんの髪の毛がふさふさでかわいい。
ガス爆発を消防飛行機で消火
ドヒニー・パークではガス爆発が連鎖的に発生!
冒頭で母親をガンで亡くし、引っ越してきたらしい家族の家も爆発。 911につながりにくいせいで、爆発が起こっていても消防車は来ず、テレビニュースの方が先に報道。
ここでは療養中のチムニーが大活躍。 映画『フェリスはある朝突然に』の主人公 フェリス・ビューラーにように、休暇を楽しみたいと言っていたチムニー。
さらに、服を畳み、ときめきを感じるか考える「こんまりメソッド」を実践。
近藤麻理恵さんが考え出した片付け方法「こんまりメソッド」はアメリカで人気になっているそう。 Netflixでも、『KonMari 人生がときめく片づけの魔法』というリアリティ番組が製作され、エミー賞にノミネートされています。
KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~ | Netflix (ネットフリックス) 公式 ...
片づけコンサルタントとして世界に名をはせる近藤麻理恵がクライアントの家を訪問。独自の"こんまりメソッド"を伝授し、ときめく空間作りをお手伝い。
マディの夫ダグに刺されて療養中のチムニーは、自分も助けになれるように考え、消防飛行機を要請。 一気に空中消火してしまう圧倒的な威力がすごい! 消防飛行機は山火事などで威力を発揮しているそうです。
エバーグリーン・スーパータンカー
エバーグリーン・スーパータンカー ベン・グリオン国際空港からの離陸(2007年11月16日) エバーグリーン・スーパータンカーは、 アメリカの ボーイング社が製造していた大型航空機 ボーイング747を、 エバーグリーン国際航空が 空中消火 活動用に改造し、所有・運用していた航空機である。 21世紀に入ってからのアメリカでは、 山火事 ...
大量の水と消火剤を一気に投下するため、すごい水圧に。まるでバケツをひっくり返したような豪雨のようなすさまじい衝撃が。 体を張って男の子のアレックスを守ったエディ。
それにしても、ハシゴ車が急に壊れたのには、驚かされましたね。 予算削減が影響しているようです。
ただでさえ命がけで消火や人命救助をしているのに、予算削減で機材がお粗末になっていくなんて…。 予算削減で消防署も大変になっていきそうですね。
ハリーのことで対立してしまったボビーとマイケル
ハリーの学校の子どもたちが消防署に見学に。 子どもたちへの説明に熱が入るボビー。アシーナもミュージカル『ハミルトン』以上の価値があったと感心。
アシーナとマイケルの息子ハリーは、すっかりボビーに懐き、友達にも新しい父親が消防士だと自慢。しかし、それを聞いてショックを受けたマイケル…。
ボビーとマイケルは子育てをめぐり、対立。 ハリーは消防士にあこがれ、庭に火をつけて、消火しようとして危うく大惨事になりそうに。
10歳の男の子なら、消防士や消防車にあこがれるのも当然ですが、庭に火をつけるのは絶対にダメ!!
対立したボビーとマイケルでしたが和解。 これからは、2人で父親として力を合わせてハリーを子育てしていくことに。
マイケルは父親の地位が奪われるのを恐れ、ボビーは本当の父親じゃないくせにと言われることを恐れて、叱れずにいたのでした。 一度は対立したマイケルとボビーでしたが、2人ともいい父親ですね。 こんなにいい父親が2人もいるなんてハリーも幸せなはず。
そして、マイケルは彼氏のグレンと別れたことが発覚。失恋したこともあり、ボビーにつらく当たっていたのでした。家族にも紹介していましたが、うまくいかなかったんですね…。
ハリーはアシーナに庭を燃やしたことを言う前に、ワッフルを作ってご機嫌取り。 ちゃっかりしてるハリーなのでした。
マディとチムニーは時間を置くことに
暴力夫のダグのことを忘れ、前に進もうと急ぎすぎるマディでしたが、チムニーとは時間を置くことに。
マディもチムニーもダグに襲われたことから立ち直るには、まだまだ時間がかかりそうですね。
「前の私たちとは違う」というのが、切ない…。 深い傷が癒えるときは来るのでしょうか…。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2の登場人物・キャスト
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ドラマの中で流れた曲
- It's the End of the World As We Know It (And I Feel Fine) - R.E.M.
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