- 『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第14話「母のゆがんだ愛」
- How to Get Away with Murder Season4 Episode14 "The Day Before He Died"
※ネタバレしています。
『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第14話「母のゆがんだ愛」のあらすじ
銃の暴発で意識不明だったサイモンが目覚めたと知り、アナリーズたちはどこまでサイモンが覚えているのか不安に。 アナリーズはオリバーを送り込み、様子を見る。
オリバーはサイモンが好きだとだまし、アナリーズをサイモンの弁護士にしようとするが、すでにティーガンがサイモンの弁護士になっていた。 次第に記憶が戻り始めたサイモンは、現場にローレルがいたことを刑事に供述しようとする。
アナリーズは再びオリバーを送り込み、サイモンを脅しつつ、内部告発者になれば永住権が与えられると説得。サイモンは供述を取り消し、ティーガンもクビにする
サイモンが内部告発者として認められるには、カプラン法律事務所から盗んだアンタレス社のデータが入ったハードドライブが必要に。 ボニーはハードドライブを持っているのは、検事のデンバーだと知る。
ボニーがハードドライブの持ち主を知ったことに気付いたデンバーはホルヘに電話。始末しないなら、自分でやると言う。 アッシャーはミカエラがマーカスと寝たことを知り、激怒する。
ローレルとフランクは、ローレルの母親サンドリーヌがウェスと会っていたことを問い詰める。
8か月前、死ぬ前日にサンドリーヌに呼び出されたウェスはローレルと別れるようにと10万ドルの小切手を渡されていた。 ウェスはクリストフと本名を呼ばれたことを警戒し、会話を携帯で録音し、USBメモリに保存していたのだった。
サンドリーヌと連絡できるドミニクの携帯の番号を「緊急用」として登録したウェス。 警察の事情聴取の帰りに、ウェスは「緊急用」の電話に留守電を残し、それを聞いたサンドリーヌは折り返し、ウェスに電話していた。
デンバーにドミニクの携帯を渡すかわりに、サンドリーヌの通話記録を手に入れ、そのことを突き止めたローレル。 ウェスと電話で話した後、サンドリーヌは「ウェスが警察に行くから、何とかして」とホルヘに電話していた。
ローレルは母親のサンドリーヌと父親のホルヘが結託し、なぜウェスを殺したのかと責め立てるが、サンドリーヌはウェスを殺したことを否定する。
ボニーはデンバーがハードドライブを持っていることを突き止め、アナリーズのホテルへ向かう。 ネイトからは車の事故があったと電話が。事故現場からは誰かの遺体が運び出されていた。
シーズン4 第13話「最強タッグ」前回のあらすじと感想はこちら≫『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第14話「母のゆがんだ愛」の感想
意識が戻ったサイモン
目を覚ましてしまったサイモン。 脳死状態かと思ったら、すさまじい回復力で記憶も戻ってしまうことに。しかし、アナリーズが懐柔。
まずは、オリバーを送り込み、様子を見ることに。 最初はゲイだとカミングアウトしたことしか覚えていなかったサイモン。 しかし、ミカエラと言い争ったことやローレルが何かを盗んで自分に罪を着せようとしてたことまで思い出してしまうことに。
オリバーは何とかサイモンを操ろうと、自分もサイモンが好きだとウソまで…。ものすごい罪悪感が襲ってきますね。 「あなたは自分で思っているより、ウソがうまいの」とアナリーズに言われたオリバーは、警備員もだましてサイモンと面会するなど大活躍。 ミカエラは弁護士のティーガンを足止めする役目に。
アナリーズは内部告発者だと認めれば、Sビザという内部告発者がもらえる永住権を手にできると説得。アメリカでは内部告発者の保護が進んでいるようですね。
サイモンまで懐柔してしまうアナリーズはさすが。これで、サイモンの危機は脱することができましたね。 ティーガンも出し抜いたアナリーズ。
それにしても、オリバーがサイモンと結婚すれば、永住権で口止めできるという案まで飛び出したのにはびっくり。さらに、「3人で結婚」という冗談まで…。
結婚式を挙げる気がなかったオリバーとコナーでしたが、結婚式を挙げることに！ オリバーとコナーの結婚式だけが明るい話題ですね。
アッシャーは配偶者同士ならお互いに不利な証言をしなくて済むと、オリバーとコナーだけでなく、ミカエラとアッシャー、フランクとローレル、ボニーとアナリーズも結婚すべきだと冗談まで言い始める始末。 「ボニーとアナリーズ」の取り合わせには少々驚きましたが、全員、結婚すれば配偶者特権で守られるというのがアメリカ的ですね。
ミカエラの浮気がアッシャーにバレる
アッシャーはミカエラの浮気を知り、激怒。 やはり薄々はミカエラがマーカスと寝たことに気付いていたアッシャー。
ミカエラが浮気するはずないと自分に言い聞かせてたというのが、やるせない…。 オリバーと一緒に顔のパックをしていたときは、ほのぼのしていたのに、浮気を知ったアッシャーは怒り狂うことに。
ローレルに相談し、アッシャーに浮気したことを正直に話すことを決意したミカエラでしたが、時すでに遅し…。
ローレルもウェスと付き合っていたときにフランクと浮気して黙っていた過去が。 最低の親をもったせいで、普通の恋愛を学べずに、せっかくの幸せを台無しにしてしまうというローレルとミカエラ。 それでも、浮気はダメ…。
アッシャーのように、愛する人をあんなに傷つける結果に。ミカエラのために、罪までかぶると言ってくれたアッシャーが気の毒すぎますね。
入院中のアイザック
アナリーズは過剰摂取で死のうとしたアイザックのお見舞いに。 すっかり落ち着いていたアイザックでしたが、もう治療する気はなさそうです。腎臓移植もする気がなく、ただ死を待っているようですね。
アナリーズに謝り、「君は困難を乗り越えて何度も立ち上がる人だ」と声をかけるアイザック。 お互いに特別な感情を持ったアイザックとアナリーズ。出会い方が違っていれば、こんな悲しい別れにはならなかったのでしょうか…。
ハードドライブを持っているのはデンバーだった
サイモンの供述を止めたアナリーズでしたが、隠れるように指示していたローレルはデンバーのもとへ。 ドミニクの携帯に残された通話履歴で、ホルヘがデンバーに違法に選挙資金を渡していることを脅すローレル。
ドミニクの携帯と引き換えに、母親サンドリーヌの通話記録を手に入れたローレルでしたが、デンバーがハードドライブを持っていることが判明。 両方を手玉に取っていることが判明した検事のデンバー。デンバーはホルヘの言いなりというわけではなく、裏で何か企んでいるようですね。
8か月前、ウェスにローレルと別れるように迫っていたサンドリーヌ。 「あの子はあなたを傷つける」と言い、ローレルよりもウェスを守ろうとしていたような言葉が気になりますね。
ローレルのことを、「恋人の世話も焼きたがり、救えないと気付いたら、その男を捨てる」というサンドリーヌ。 ドミニクにもフランクにもそうしてきたと語るのでした。ローレルはドミニクとも付き合っていたんですね。 自分の母親にそんな風に思われているなんて、複雑…。
手切れ金の小切手10万ドルを渡されても、破って、お金を受け取らなかったウェス。 でも、なぜそこまでしてローレルとウェスを別れさせたかったのでしょうか…。 警察沙汰に巻き込まれたウェスから娘を守りたいだけではなさそう。
サンドリーヌはドミニクの携帯に残されたウェスからの伝言に折り返していたことも発覚。 「全力で彼女（ローレル）を守ってください」と言い残していたウェス。最後まで、ローレルを気にかけていたようですね。 サンドリーヌはウェスとの電話の後、ホルヘに電話。それで、ホルヘはドミニクにウェス殺害を指示したのでしょうか…。
それとも、ホルヘとサンドリーヌが否定したことは事実で、他の誰かが殺させたのでしょうか…。
車の事故が発生
最後には、車の事故が発生し、誰かが死亡。 まさか車の警報がなっていたボニーの車が事故に遭った！？
デンバーが始末すると言っていたし…。 犠牲者はボニー？ それとも、別の人物なのでしょうか…。
『殺人を無罪にする方法』シーズン4は残り1話。 ようやくウェスが殺された真の理由がはっきりしそうですね。
『殺人を無罪にする方法』シーズン4の登場人物
『殺人を無罪にする方法』シーズン4 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマで流れた曲
- Aquatic - SON LUX
- Belly of the Beast (Zamilska remix) - GAZELLE TWIN
- Ghost Nation - GARY NUMAN
気になったセリフをPick Up
「一度ぐらい自分たちを許しましょう。そんな資格はなくてもね」
"Let's just forgive ourselves for once, even if we don't deserve it."
ローレルがいなくなり、フランクに怒る気力も残っていなかったアナリーズのセリフ。事件の尻拭いばかりさせられるアナリーズ。ついにウェス殺害の真相が明らかになりそうですね。
『殺人を無罪にする方法』シーズン4のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫
