- 『S.W.A.T.』シーズン2 第5話「SOS」
- S.W.A.T. Season2 Episode5 "S.O.S."
※ネタバレしています。
『S.W.A.T.』シーズン2 第5話「SOS」のあらすじ
乗客1200人、メキシコからロサンゼルスへ戻るクルーズ船トランキル・シーで、レミーとコルトン・ポープの兄弟はコカインを密輸しようとしていた。警備員に現場を目撃され、レミーは警備員を射殺。さらに、警備主任のケヴィン・ウェラーも腕を撃たれてしまう。
警備主任のウェラーは即座にロサンゼルス港にハイジャック通報の信号を送る。 レミーとコルトンの兄弟は船のブリッジを占拠し、メキシコへ戻るように要求。
ホンドーとクリスはNemo(ネモ)という小型潜水艇でクルーズ船に乗り込む。 乗客のコナーは異変に気付き、衛星電話で通報していた。 コナーや警備主任のウェラーの協力で観光客になりすまして、クルーズ船のブリッジに近づくホンドーとクリス。
タンとディーコンの調べで、犯人は船内に5人いることが判明。 犯人たちのメールのやり取りから洗濯物に隠してコカインを降ろす計画だったことがわかる。
タンとディーコンは洗濯屋のトラック運転手を問い詰めるが、運転手は無関係。近くの車にいたレミーとコルトンの妹ライリー・ポープを逮捕する。 ライリーは5人のうち、兄のレミーとコルトン、クーパーとボウマンは知っていたが、5人目の黒幕のボスは知らないという。
レミーは降伏しなければ、乗組員を1人ずつ殺すと脅し、ホンドーを降伏させる。ホンドーは黒幕のボスに取引を提案。 生き残った3人とドラッグをモーターボートで逃がし、黒幕のボスは船に残り、乗客を人質にすれば、誰も手は出せないと取引を持ち掛ける。黒幕のボスは人質としてホンドーが一緒にモーターボートに乗ることで取引に応じる。
犯人たちに姿を見られていないクリスは黒幕のボスをさがす。 クリスは無線で聞いた黒幕のボスからの指示のバックにビッグバンド・ジャズの音楽が流れていることに気付く。 警備主任のウェラーによるとその音楽が流れているのは、グランド・ラウンジ。
黒幕のボスはイヤーピースをして指示を出しているはずだと気付き、乗客のコナーに手伝ってもらい、無線をハウリングさせ、耳を押さえた男が黒幕のボスだと突き止める。
モーターボートの運転をさせられたディーコンは、ボートを急停止。全員が前のめりになった瞬間、人質になっているホンドーと犯人3人を制圧する。
ストリートはスワットアカデミーの候補生として厳しい訓練を受ける。教官のルカは特にストリートに厳しく当たる。 スワットや保安官、FBIなどの部門が参加するチャリティーの「朝までリレー」で、ルカとマムフォードはどちらのチームが勝つか、1000ドルを賭ける。
ホンドーやディーコン、クリスが出動中でリレーの人数が足りなくなり、ストリートは同じ候補生のデヴリンとの参加をルカに申し出る。 しかし、ホンドーやディーコン、クリスは戻り、ストリートたちは出番なし。
ストリートとデヴリンはリレーと同じ8キロ先の店まで100ドルをかけて競争するのだった。
『S.W.A.T.』シーズン2 第4話「同胞の罪」前回のあらすじと感想はこちら≫『S.W.A.T.』シーズン2 第5話「SOS」の感想
船がハイジャックされる
船内にレストラン、劇場、カジノまである巨大なクルーズ船でハイジャックが発生。
船名のトランキル・シー(Tranquil seas)は「静寂な海」という意味だそう。 船名の通りに、「穏やか」で「静かな」航海とはいかなかったようです。
メキシコからロサンゼルスへコカインを密輸しようとしていたレミーとコルトン兄弟。乗務員として働き、裏でコカインを船に載せていたことがバレ、警備員を殺害。 さらに、船をハイジャック。 レミーが主犯格かと思いきや、その上にもボスが。
腕を撃たれた警備主任のウェラーも関わっているのかと疑ってしまいましたが無関係でしたね。
元ロス市警の警官で、その後クルーズ船の警備主任になったウェラー。 20年警察で働くホンドーに第2の人生を考えているかと質問。ホンドーがスワット以外で働くなんて想像もできませんね…。
ホンドーとクリスがクルーズ船に乗り込むのに使った小型潜水艇Nemo(ネモ)はアメリカ海軍の特殊部隊シールズで使われているもののようです。
SEAL輸送潜水艇
SEAL輸送潜水艇(シールゆそうせんすいてい, 英: SEAL Delivery Vehicle, SDV)は、 アメリカ海軍 特殊部隊 SEALs専用に開発された、 特殊作戦用の小型 潜水艇 であり、潜水兵員輸送潜水艇(Swimmer Delivery Vehicle, 略称は同じくSDV)の1タイプとして位置づけられている。
シールズの訓練まで受けたというホンドーとクリス。軍でも訓練を受けるなんて、すごいですね。
恋愛話をするホンドーとクリス
観光客のカップルのフリをして船内に入り込んだホンドーとクリス。 その間、恋愛話をする2人。スワットの仕事は恋愛と両立するのは難しそう。刑事もだいたい結婚生活が破綻してそうなイメージが。
そんな中、ディーコンとアニーはラブラブ! もうすぐ4人目の子どもが生まれそうなアニー。
そんな幸せそうな2人に勇気づけられ、恋愛に否定的だったクリスもキラに連絡することに。クリスは付き合っているキラとうまくいくのでしょうか…。
一方、仕事の影響でジェシカと別れたホンドーは、そう簡単によりを戻すわけにはいかないのが切ないですね。
ディーコンとタンは地上でレミーとコルトンの捜査を開始し、レミーとコルトンの妹ライリーを逮捕。 タンがライリーの運転する車を止めようと、車にしがみつくアクションシーンが迫力満点でした。
黒幕のボスは船内のグランド・ラウンジに
乗務員を殺すと脅されて降伏したホンドーは黒幕のボスと取引。 モーターボートで手下3人をドラッグと一緒に逃がすと提案。そのモーターボートの運転手はディーコン。
ボートの運転手が警官だと疑わない犯人もまぬけでしたね。 そのおかげで、ディーコンとホンドーは3人の犯人を無事、制圧。
ずっと姿を現さなかった黒幕のボスは、クリスがあぶりだすことに成功。 会話の後ろに聞こえる音楽ビッグバンド・ジャズから船内のグランド・ラウンジにいることが明らかに。 船内のことにくわしい警備主任のおかげで、すぐに居場所がわかりましたね。
2つの無線でハウリングを起こし、ついに黒幕のボスを見つけ出したクリス。 衛星電話で通報してきた乗客のコナーが意外にも大活躍。服を貸してくれたり、無線のハウリングを手伝ってくれたりと犯人の逮捕に大いに協力してくれましたね。
ついに突き止めた黒幕と激しい格闘になるクリス。 首を絞め上げられた時にはかなり心配でしたが、反撃。無事、取り押さえることに成功して、一安心。 さすが、厳しい訓練を受けているスワットの隊員。厳しい状況からも形勢逆転するのでした。
スワットアカデミーで訓練を受けるストリート
ストリートはスワットアカデミーで訓練を開始。 93人の応募者から選ばれたのはたった8人。さらに、今年、スワット隊員になれるのは1人だけ!
クリスはまるで弟を見るような目で、ストリートを見守っていましたね。 スワットアカデミーの教官はマムフォードとルカたち。
期待を裏切ったストリートのことが許せず、厳しく当たるルカ。 重い荷物を背負ったままのレースでは、ストリートの方が先にゴールしたように見えたのに、候補生のデヴリンが1位だと宣言。
射撃訓練では、アイソセレス・スタンスかウィーバー・スタンスかでもめることに。
アイソセレス・スタンスとウィーバー・スタンスは射撃の基本姿勢のことだそう。射撃姿勢にもいろいろなものがあるんですね。
スワットでは、ウィーバー・スタンスと決まっているというルカ。ウィーバー・スタンスは1950年代から利用されている古いスタンスだそう。 現在は、アイソセレス・スタンスが主流だそうです。
射撃姿勢その2〜ウィーバースタンスとアイソセレススタンス
射撃姿勢その2。 今回はハンドガンの構え方「スタンス」についてです。 現在、主にスタンスは大きく分けると2種類あります。 今回はこの2種類とその派生型、そしてもう1つ私が参考にしているスタンスも紹介したいと思います。 ハンドガンの構え方というとこのウィーバースタンスをイメージする人が大半かと思います。ドラマや映画などでよく見る構え方ですね。 ...
「朝までリレー」で賭け
そんな中、マムフォードとルカは「朝までリレー」でルカがコーチをする20チームと、マムフォードがコーチをする50チームでどちらが勝つか1000ドルを賭けることに。 約10万円もリレーに賭けることに驚きと、警察官が賭けをしても大丈夫なのかと心配に…。
アメリカ人では賭け好きで、何でも賭けにしてしまうようですね。
「朝までリレー(Dusk Till Dawn Relay)」というのはチャリティーで、4人チームで、1区間8キロの砂漠を走るようです。 スワットや保安官やFBIなど、つわものが参加するらしいリレー。話を聞いただけで、過酷。しかも、日没から朝まで続くらしい…。
「朝までリレー」と日本語に訳すとちょっとダサいですが、英語では「Dusk Till Dawn Relay ダスク・ティル・ドーン・リレー」。 「Dusk Till Dawn」は「夕方から明け方まで」という意味。 英語だとなんだかカッコいいですね。
ディーコンの妻アニーは手作りのエナジー・バーを差し入れ。ホンドーにはレーズン抜きで作ってくれるというオーダーメイドなのがさすが。レーズンが嫌いらしいホンドー。私もレーズンが苦手なので、一気に親近感がわいてしまいました。
果たして「朝までリレー」に勝ったのはどちらのチームだったのでしょうか…。やっぱりホンドーたちのチーム!?
任務のすぐ後でも、過酷なリレーに参加するホンドーたちの体力には脱帽するばかり。 船のハイジャック犯とあんなに格闘していたのに! 恐るべしスワット!!
リレーの出番がなくなってしまったストリートとデヴリンは8キロ先の店まで競争。 ストリートとデヴリンはなんだかんだ言っていいライバルになりそう。さわやかな競争ですね。
でも、スワット隊員になれるのが1人だけというのが気がかり。8歳のころからスワットになるのが夢だったデヴリンにも、スワットに入ってほしいですが、そうなるとストリートはスワットに戻れなくなることに…。 ストリートにもデヴリンにも頑張ってスワットになってほしいですが、厳しい道が待っていそうです。
密輸の黒幕のボス役を演じているのは、ドラマ『レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀』の武術に長けたエリオット・スペンサー役で知られるクリスチャン・ケイン(Christian Kane)です。
クリスチャン・ケイン
クリスチャン・ケイン(Christian Kane, 1974年6月27日 - )は、アメリカ合衆国の俳優、シンガーソングライターである。
『S.W.A.T.』の登場人物
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ドラマで流れた曲
- 特になし