『刑事ルーサー』シーズン1 第2話「帰還兵の暴走」あらすじと感想 ネタバレ注意!

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  • 『刑事ルーサー』シーズン1 第2話「帰還兵の暴走」
  • Luther Season1 Episode2

※ネタバレしています。

『刑事ルーサー』シーズン1 第2話「帰還兵の暴走」のあらすじ

男性が倒れているとの通報を受けて駆け付けた2人の警官が射殺される。ルーサーは射撃の腕や防犯カメラに映っていた歩き方から元軍人だと推測。

警官に恨みを持つ退役軍人を絞り込む。その結果、元海兵隊で、1年半前に警官デニス・ソレルを殺害し、終身刑となったテリー・リンチが浮上。テリーは息子で元海兵隊のオーウェン・リンチに警官を処刑するように命令し、刑務所から出ようとしていた。

駆けつけた警官を狙撃するオーウェン。 テリーの独房に隠されていたSIMカードに登録された携帯番号でオーウェンの居場所を突き止めるが、それは罠だった。仕掛けられていた爆弾で、突入した警官たちが死傷してしまう。 オーウェン・リンチは父親のテリーを自由にするまで、警官を処刑し続けると犯行声明を出す。

ルーサーはオーウェンに命令したテリーと刑務所で面会。 テリーは息子のオーウェンを完全に支配し、警官を大勢殺させていた。ルーサーはテリーの独房から児童ポルノが見つかったと刑務所仲間に教えると脅し、オーウェンのことを聞き出す。

ルーサーはテレビのインタビューに答え、オーウェンを挑発し、自分をオーウェンのターゲットにする。 殺された警官から、警察無線をすり替えたことにも気付いたルーサーは、警察無線を使ってオーウェンをおびき出す。

1人でオーウェンに立ち向かうルーサー。 ルーサーはあんなひどい父親のために死ぬ価値はないと説得しようとするが、オーウェンは拳銃でロシアンルーレットを始めてしまう。 残り1発で自殺しようとしたオーウェンをルーサーは殴りつけ、逮捕する。

警察は、オーウェンが警官を殺した責任は父親のテリーが負うべきだとオーウェンの協力を頼むが、オーウェンは軍の所属を繰り返すだけだった。

一方、アリスはルーサーがなぜヘンリー・マドセンを落としたのか調査をしていた。 ゾーイの家にまで侵入し、ルーサーのことを調査するアリス。

ルーサーとゾーイのことを気に入ったアリスは、もうゾーイには近づかないと約束。 アリスとルーサーは一緒にお茶しにへ向かうのだった。

『刑事ルーサー』シーズン1 第1話「アリス」前回のあらすじと感想はこちら≫

『刑事ルーサー』シーズン1 第2話「帰還兵の暴走」の感想

アリスに調査されるルーサー

警官を狙った連続殺人が発生。

そんな中、前回、ゾーイの家で騒ぎを起こしたルーサーは、無罪放免に。屋上でビルの突端に立つルーサー。 飛び降りそうでヒヤヒヤしましたね。

少女たちを殺したヘンリー・マドセンを助けなかったことは、間違っていたと考え、「自分がいつの間にか悪魔になってるんじゃないかとおびえたり」するというルーサー。 多分、そうやって後悔しているうちは、まだ大丈夫なはず。

マドセンを突き落としたわけではなく、何もせず助けなかっただけというのも、責める点が少しは減る気も…。確かに助けなかったことは倫理的に間違っているかもしれませんが、微妙な心情になりますね。

ルーサーに執着するアリスは、意識不明のマドセンに病院のボランティア イングリッド・ジョーンズという偽名で近づいていました。 金髪のアリスは、マドセンにバートランド・ラッセルを朗読。

バートランド・ラッセルはノーベル文学賞を受賞したイギリスの哲学者・数学者。『幸福論』や核兵器の廃絶を訴えた「ラッセル=アインシュタイン宣言」で有名です。

バートランド・ラッセル

第3代ラッセル伯爵、バートランド・アーサー・ウィリアム・ラッセル( 英: Bertrand Arthur William Russell, 3rd Earl Russell, OM, FRS、 1872年 5月18日 - 1970年 2月2日)は、 イギリスの 哲学者、 論理学者、 数学者であり、 社会 批評家、 政治活動家である。 ラッセル伯爵家の 貴族であり、 イギリスの首相を2度務めた初代ラッセル伯 ジョン・ラッセルは祖父にあたる。

往々にして善人が苦しみ、悪人が栄える。どちらがより不愉快かは決めがたい」とバートランド・ラッセルの言葉を引用。

ルーサーが自分の本性に屈してヘンリー・マドセンを落下させたと指摘するアリス。 ルーサーの本性は殺人犯で自分と同じだとでも言いたげでしたね。 しかし、アリスと違ってルーサーは、罪悪感と自己嫌悪にさいなまれることに。

「ヒトラーかガンジーか、幼い子か年寄りか」、どっちの人間により価値があるか、無意識の比較をついやってしまうと指摘するアリス。 程度が違うだけで本質は同じだと言うアリスですが、アリスにとってはほとんどの人が無価値ということになっていそう…。

そんなアリスにとっても、ルーサーは特別な存在になったようですね。 ルーサーのストーカーと化したアリスが怖い…。でも、アリス本人はものすごく楽しんでいるようで、ゾーイの家にまで侵入し、ワインまで堪能。

ゾーイにルーサーが捜査にのめり込む理由を聞くアリス。 誰の命も一つだけだと信じ、その命や愛、すべてを奪ってしまう殺人を結婚生活を犠牲にしても捜査しているというルーサー。

ルーサーと別れることを決めているゾーイでしたが、ルーサーのことを心から愛してるのが伝わってきましたね。 それに誰よりもルーサーのことを理解しているようです。

「もし人生を決める時期に違うきっかけがあったら、違う人間になってかも。牧師の方が幸せだったかもしれない」と語るゾーイ。 ルーサー(Luther)は宗教改革で有名な牧師マルティン・ルター(Martin Luther)とつづりが同じ。

マルティン・ルター

マルティン・ルター(Martin Luther [ˈmaɐ̯tiːn ˈlʊtɐ] ( 音声ファイル)、 1483年 11月10日 - 1546年 2月18日)は、 ドイツの 神学者、 教授、 作家、 聖職者。 聖アウグスチノ修道会 に属する。 1517年に『 95ヶ条の論題』を ヴィッテンベルクの教会に掲出したことを発端に、 ローマ・カトリック教会から分離し プロテスタントが誕生した ...

でも、ルーサーが牧師をしている姿は想像もできない…。

刑事が天職のルーサー。 ゾーイも結婚生活が犠牲になっても、誇りに思っているというのが、ルーサーの捜査能力のすごさを物語っているようですね。

ルーサーは死んだ人たちの代わりにマドセンを殺そうとした模様。 ゾーイがルーサーから離れていったのは、マドセンを殺したと思ったからではなく、死者にルーサーを取られたと感じたからだと説明するアリス。 まるでアリスが結婚カウンセラーみたいになってる…。

アリスのルーサーへの調査が終わり、さらにサイコパスのアリスに気に入られてしまったルーサー。 ゾーイにもルーサーにも危害は加えないというアリスですが、やっぱり何をするか分からなくて怖い…。

でも、友達とも言えないアリスとルーサーの奇妙な関係が興味深いですね。 お茶しに向かうアリスとルーサー。 「一緒にお茶したからって友達じゃねーぞ」とけん制するルーサーの言葉がツンデレっぽくてなんだか かわいいですね。

父親のテリーに命令され、警官を狙うオーウェン

警官を狙った連続殺人事件の黒幕は元軍人のテリー・リンチ。息子のオーウェンに命令し、警官を殺させていたテリー。実の息子を道具のように利用するなんて、まったくひどい父親でしたね。

狙撃の腕と、歩き方で犯人のオーウェンが元軍人だと見抜いたルーサーはさすが。ルーサーの父親も軍人だったことが明らかに。

テリー・リンチはバーで警官を殺し、終身刑に。 戦争の後遺症が事件の背景にあるのかと思いきや、父と息子の歪んだ関係が事件を引き起こしていました。

それでも、フォークランド紛争で戦った将兵は戦死者より自殺したものの数の方が多いというのが衝撃…。 戦争は精神をむしばみ、人生も壊してしまうようです。

従軍し、オーウェンの心も壊れてしまったよう。 別人になったと妻に家を追い出されていたオーウェン。 しかし、その前におねしょのことで父親に虐待され、完全に支配されていたようですね。

銃や爆弾の扱いに慣れた元軍人が犯罪者になるというのが最悪の展開。 駆けつけた警官をターゲットにし、爆弾でも突入部隊を殺害したオーウェン。 父親に命令されたからと、ここまでやるなんて、やはり異常な親子関係ですね。

息子のオーウェンは父親を崇拝する一方、テリーは息子が死んでも気にもかけない薄情な男。

悪魔はサンタと同じ 中の人はパパ」というルーサーの言ったジョークのように悪魔のような男だったテリー。 それにしても、「悪魔はサンタと同じ 中の人はパパ」というのは、かなりのブラック・ジョークですね。

テリーの独房に隠されていたSIMカードの番号も罠。 自分が自由になるために、息子を利用するテリー。 そんなテリーにルーサーは、テリーが小児性愛者だと刑務所仲間に思わせて、襲わせると脅す手に。

刑務所にもカースト制があるようで、警官殺しならヒエラルキーの上の方にいられそうですが、小児性愛者ならボコボコにされそう…。

さすがのテリーもその脅しにはびびり、オーウェンのいるアジトを吐いたようです。「実の息子が死んでもいいのか」と聞かれ、「好きなことをして死ぬなら幸せだ」とこたえたテリー。 好きなことではなく、命令されたことなのに…。

息子の命を守るよりも、刑務所での自分の面目を保つ方が大事だったテリーは父親の資格なしですね。

ルーサーはオーウェンと直接対決

テリーにテレビで息子に対して警官殺しをやめるように言わせるつもりかと思いきや、ルーサーはオーウェンを挑発し、警察無線を聞いているオーウェンをおびき出すことに。

対テロ部隊に引き継がれた捜査であっても、オーウェンの命を救おうと単身で乗り込むルーサー。肝が据わってる…。

丸腰で犯人と対決するルーサー。イギリスの警官は市民との間に壁と作ることになると、銃を携帯していないそうです。

「あんな父親のために死ぬなよ」と大勢の警官を殺した男の命でも、救おうとするルーサーがやさしいですね。 しかし、オーウェンには銃で殴られ、ロシアンルーレットまでさせられるハメに…。

ロシアンルーレットの緊張感がすさまじい。 ルーサーは、残りの1発で自殺しようとしたオーウェンをついに逮捕。最後まで弾が発射されずにいてよかった…。

オーウェンの命も助かり、これでようやくテリーの命令だと暴かれると思っていたら、オーウェンは軍での所属を繰り返すばかり。

オーウェンにとっては、警察に捕まったのは、捕虜にされたのと同じのようです。心を閉ざしてしまったオーウェン。結局、テリーの責任を追及することはできないようで、絶望感が…。 テリーはすぐに息子を裏切ったのに父親の虐待の被害者だったオーウェンは、最後まで父親を守ることを選択したのがやるせないですね。

ひどい父親のテリー・リンチ役を演じているのは、ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』のブルース・ウェインの執事アルフレッド・ペニーワース役で知られる ショーン・パートウィー(Sean Pertwee)です。

ショーン・パートウィー

ショーン・パートウィー(Sean Carl Roland Pertwee、1964年6月4日[1] - )は、イングランドの俳優、声優。

『刑事ルーサー』の登場人物・キャスト

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ドラマで流れた曲

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