『S.W.A.T.』シーズン2 第3話「炎上」あらすじと感想 ネタバレ注意!

S.W.A.T.
  • 『S.W.A.T.』シーズン2 第3話「炎上」
  • S.W.A.T. Season2 Episode3 "FIRE AND SMOKE"

※ネタバレしています。

『S.W.A.T.』シーズン2 第3話「炎上」のあらすじ

検事補のニアが担当する贈収賄事件裁判の重要証人アンドレアが火炎瓶で車ごと焼き殺される。さらに、補欠の陪審員の家まで火炎瓶が投げ入れられ、放火されてしまう。

市議に賄賂を渡したと裁判にかけられているのは、ジョセフ・ペトロシアン。 その背後には、アルメニア系マフィアのボスであるジョージ・タージアンが。 ジョージ・タージアンはペトロシアンを無罪にするため、証人を殺すように指示。

裁判の陪審員は評決を出すまでホテルに泊まり、ニュースや新聞から遮断されていたが、裁判の証人が放火され殺されたという新聞記事を読んでしまう。 ペトロシアンの有罪は確実だったが、おびえた陪審員たちは評決を出すのは不可能だと、全員陪審員を降りてしまう。

殺された証人アンドレアの夫ピーターは、自由の身になったペトロシアンに復讐しようと、銃を持ってペトロシアンの屋敷に侵入。しかし、逆に捕らえられ、ジョージ・タージアンに殺されそうになる。 そこに、スワットが突入。 ペトロシアンやジョージ・タージアンは逮捕され、ピーターは無事、保護される。

検事補のニアに説得されたペトロシアンはジョージ・タージアンの悪事を証言すると約束するのだった。

一方、ホンドーの父親ダニエルの愛車のインパラを盗まれたと電話が。 ダニエルは逮捕された知り合いの孫アンドレのため、保釈金立て替え業者に車を担保にして、保釈金を借りていたのだった。

19歳の黒人のアンドレは標識無視で、口答えし、公務執行妨害で逮捕されていた。 ホンドーは検事補のニアに相談。19歳のアンドレは不起訴になったという。

ホンドーは父親と共に保釈金立て替え業者から車を取り戻そうとするが、立て替え業者の男は詐欺を働き、車を自分のものにしていたことが発覚。 ホンドーは警官だと明かし、車と権利証を取り戻すことに成功する。

『S.W.A.T.』シーズン2 第2話「ドラム缶」前回のあらすじと感想はこちら≫

『S.W.A.T.』シーズン2 第3話「炎上」の感想

証人が火炎瓶で殺されてしまう

ホンドーが付き合い始めた検事補ニアの裁判の証人アンドレアが焼き殺される事件が発生。火炎瓶で車ごと焼き殺すという方法が残忍ですね。

目の前で愛する妻を焼き殺されてしまったピーターが気の毒。そんなピーターに追い打ちをかけるように、無神経なリポーターがインタビュー。 反省するどころか、放火犯の逮捕劇が生中継できて満足そうなのが、まるでハゲタカ…。

それでも、裁判が流れ、ピーターが怒りを訴えたのは、同じリポーター。 報道されることは大事でも、時と場合や被害者家族の気持ちを少しでも考えて欲しいですね。

補欠の陪審員の家まで放火され、スワットは陪審員の家族の警護を任されることに。 陪審員の家まで突き止められているのが怖すぎる。

予算削減でスワットも人員が減らされそうに

放火の実行犯は3人とも逮捕。 1人はパトロールをしていて駆けつけたストリートが追い詰め、車の下を這いずって逃げようとしていた犯人をホンドーが逮捕。

得意のドライビングテクニックで現場に一番乗りしたストリート。 クリスはストリートがスワットに戻れるように策を練ってくれているのが思いやり深いですね。 ディーコンはストリートが責任感を持って、大人になることからだと助言。

ストリートは態度で示そうと、スワットの武器係をボランティアで手伝うと申し出。ストリートが成長して、スワットに戻れる日は来るのでしょうか…。

予算削減でスワットからパトロールに回される警官のリストがあることが発覚。 リストにはタンの名前も。 予算削減でストリートがスワットに戻るのも難しくなりそうで、心配ですね。

スワットは現実味を帯びてきた予算削減の波を乗り越えることができるのでしょうか…。

マフィアのボスが黒幕

裁判にかけられているジョセフ・ペトロシアンの背後には、アルメニア系マフィアのボス ジョージ・タージアンが。

ジョセフ・ペトロシアンを無罪にするため、証人を殺すように指示していたジョージ・タージアン。 残りの放火犯2人はガソリンスタンドのガレージに逃げ込み、催涙弾で制圧され、逮捕。

催涙弾がガソリンに点火しないようにケースに入れたルカ。 催涙弾にもそんなケースがあるんですね!

有罪判決が出ると思われた裁判でしたが、おびえた陪審員は審理無効に。 傍聴席にいた男が、証人たちが放火されたという新聞を陪審員室に置いたようです。

その男からボス ジョージ・タージアンに行き着いたホンドーたち。マフィアのボスは大体そのお国の料理店にいるのがお決まりですね。 ロシア・マフィアならロシア料理店、イタリア・マフィアならイタリア料理店にいるイメージ。 今回も、ジョージ・タージアンがいたのはアルメニア料理の店だったようです。

ホンドーの名前まで知っていたジョージ・タージアン。 検事補のニアつながりで、ホンドーのことも調べていたのでしょうか…。

ジョージ・タージアンがごちそうしようと言っていたバクロバは、パイのようなお菓子だそう。

バクラヴァ - Wikipedia

バクラヴァ(英、 トルコ語: baklava アゼルバイジャン語: パフラヴァ paxlava ) は、 中東、 中央アジア、地中海地域、 アゼルバイジャン、トルコなどで人気のある甘い ペイストリー。 フィロ生地の間に刻んだ クルミ、 ピスタチオ、 ヘーゼルナッツ、 アーモンドなどをはさみ、焼き上げてから濃い シロップをかけたもの。他の料理と同様、地域によって調理法に違いがあり、特に大きな違いとして、ナッツの種類、フィロ生地の材料や厚み、調理時のシロップの量、シロップに 蜂蜜を加えるかどうか、が挙げられる。シロップには レモンの果汁や ローズウォーター( バラの 花弁の 蒸留 水)が入ることもある。

妻が殺された上に、ペトロシアンまで放免になり、激怒したピーターは、復讐しようとペトロシアンの屋敷へ。 しかし、すぐにマフィアに捕まってしまうことに…。

スワットはピーターの復讐を止めるためにも、豪邸のペトロシアンの屋敷へ静かに突入。 ナンバーキーにかざすだけで、解除する装置があるのが驚き!  泥棒に悪用されそうでちょっと心配に…。

ジョージ・タージアンはピーターを正当防衛に見せかけて殺そうと計画していたところを現行犯逮捕。 ホンドーたちがジョージ・タージアンに打ち込んだのは、 実弾ではなくビーンバッグ弾かゴム弾だったようです。

ビーンバッグ弾 - Wikipedia

ビーンバッグ弾は、 お手玉(bean bag)のような形状をした弾薬で、小さな布の「枕」に、重さ約40グラム (1.4 oz)の9番(直径2.1 mm)の鉛粒が詰めてある。通常の 12番のショットガンから発射される。

ビーンバッグ弾やゴム弾で死ぬことはまれだそうですが、当たるとかなり痛いそう。

ペトロシアンはジョージ・タージアンの悪事を全部吐き、ジョージ・タージアンは死ぬまで刑務所から出てこれそうにないですね。

マフィアのボスが捕まって大手柄と思いきや、ニアには心残りが。ペトロシアンが賄賂を渡した市議は野放しのまま。 これから先、賄賂を受け取った汚職市議も登場しそうです。

愛車を盗まれたというホンドーの父親

ホンドーにはきょうだいのブリアナから父親のダニエルの愛車 64年のインパラが盗まれたと電話が。 ホンドーの父親はシーズン1の第18話「パトロール」にも登場。病気でロスに引っ越すときにも、その愛車と共に引っ越していましたね。

逮捕された知り合いの孫アンドレのため、車を担保に保釈金立て替え業者から保釈金を出してもらっていたダニエル。美人のウィリアムズさんの孫を助けていたというのが、女好きのダニエルらしい。

保釈保証業者 - Wikipedia

保釈保証業者は保釈金を肩代わりする際に被疑者からいくらかの手数料を受けとり、これが保釈保証業者にとっての利益となる。基本的に保釈金は被疑者が指定された期日に裁判所に出頭し、裁判を受ければ返還されるが、もし被疑者が保釈期間中に逃亡し、裁判を受けなかった場合には、保釈金は返還されない。

逮捕された19歳のアンドレは黒人で、違反切符で済むはずが、口答えしたせいで公務執行妨害で逮捕。 公民権運動にかかわっていたダニエルにとっては、貧しい黒人が逮捕されたのが許せなかったようです。

しかも、ダニエルの主張は正しく、拘留中に司法取引に応じさせ、成績を上げる検事がいることも明らかに。 微罪で逮捕し、保釈金が払えないことをいいことに、司法取引に持ち込むというのが、理不尽。

保釈金が払えない貧乏人は、検事の出世の道具になってしまっているようです。 アンドレはダニエルが保釈金を払ったため、不起訴に。 たとえ法の前でも平等とはいかない現実があるようです。

保釈金立て替え業者から車と権利証を返してもらおうとするダニエルとホンドー。しかし、この業者は、とんだ悪徳保釈金立て替え業者!  車の査定額が低かったと難癖をつけ、車をちゃっかり自分のものに。

父親を心配し、発信機をつけていたホンドーのおかげで、保釈金立て替え業者の詐欺が明らかに。

愛車64年のインパラは、ダニエルにとって人生を共にしてきた特別な車。 ホンドーがバックシートで授かったという赤裸々な話は、知りたくなかった…。

ちなみに、『スーパーナチュラル』に登場するディーンの愛車は67年式のインパラだそう。

64年のインパラなら当時「ホワイトサイド」と呼ばれた「ウエストサイド」にも行けたと語るダニエル。 白人が多かったために「ホワイトサイド」と呼ばれたようですね。

ホンドーたちは無事に愛車を取り戻すことに成功。 まだまだ元気なパパ・ハレルソン。重症筋無力症という病気のダニエルですが、長生きしてくれるといいですね。

『S.W.A.T.』の登場人物

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ドラマで流れた曲

  • Go to War - NOTHING MORE

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