※基本情報のところはネタバレなしですが、第1話のあらすじ・感想以降にはネタバレが含まれているので注意してください。
シェマー・ムーア主演の海外ドラマ『S.W.A.T.』。 『S.W.A.T.』は1975年~1976年にアメリカのネットワークテレビ局ABCで放送されていた『特別狙撃隊S.W.A.T.』のリブート版。
”S.W.A.T.”はSpecial Weapons And Tactics(特殊武装・戦術部隊)の頭文字で、アメリカの警察の特殊部隊。1967年にロサンゼルス市警ではじめて”S.W.A.T.”が編成されたそうで、現在ではそれを手本に各地の警察で編成されています。
海外ドラマ『S.W.A.T.』では、ロサンゼルス市警(LAPD)所属の”S.W.A.T.”の活躍をド派手なアクションで描いています。 オリジナル版や映画を見たことがなくても楽しめるようになっているそうなので、初めて見る人も安心。
『クリミナル・マインド』のFBI捜査官デレク・モーガン役でお馴染みのシェマー・ムーアが、 S.W.A.T.チームのリーダーに抜擢されるホンドー役を熱演。 48歳のシェマー・ムーアは、35歳という設定のホンドー役を演じるため、体を鍛えあげ、実際に”S.W.A.T.”の訓練も受けたそう。 シェマー・ムーアは『S.W.A.T.』でプロデューサーも務めるなど制作にも深くかかわっています。
オープニングの曲にはオリジナル『特別狙撃隊S.W.A.T.』のテーマ曲でもあった『反逆のテーマ』も使われています。 ドラマ『SCORPION/スコーピオン』の製作総指揮や映画『ワイルドスピード』のジャスティン・リンが『S.W.A.T.』第1話の監督を務めたことも話題に。
ド派手なアクションが楽しめる『S.W.A.T.』は、『Hawaii Five-0』などのアクション・ドラマが好きな人や、『クリミナル・マインド』のシェマー・ムーアファンにおすすめ。
ちなみに、オリジナル版の『特別狙撃隊S.W.A.T.』は2003年には映画『S.W.A.T.』としてリメイクされています。 映画『S.W.A.T.』では、 ホンドー役をサミュエル・L・ジャクソン、 ジム・ストリート役をコリン・ファレル、 ディーコン役を『NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班』のLL・クール・J、さらに『ボーン・レガシー』の ジェレミー・レナーも出演しています。
『S.W.A.T.』はシーズン2への更新も決定済み
海外ドラマ『S.W.A.T.』シーズン1は全22話で1話約45分。アメリカでは2017年11月からCBSで放送されました。 『S.W.A.T.』はシーズン2への更新も決定しています。
もくじ
『S.W.A.T.』シーズン1のエピソード(全22話)あらすじと感想・曲- 第1話「S.W.A.T. 緊急出動!」"PILOT"
- 第2話「クチーヨ」"CUCHILLO"
- 第3話「パミリヤ」"PAMILYA"
- 第4話「アメリカ育ちのテロリスト」"RADICAL"
- 第5話「制服を着た犯罪者」"IMPOSTERS"
- 第6話「潜入捜査」"OCTANE"
- 第7話「家族の絆」"HOMECOMING"
- 第8話「ミラクル」"MIRACLE"
- 第9話「死角」"BLINDSPOTS"
- 第10話「プリズン・パニック」"SEIZURE"
- 第11話「コリアタウン」"K-TOWN"
- 第12話「化学テロ」"CONTAMINATION"
- 第13話「高い壁」"FENCES"
- 第14話「死んだはずの男」"GHOSTS"
- 第15話「ピットイン・クルー」"CREWS"
- 第16話「復讐」"PAYBACK"
- 第17話「武器庫」"ARMORY"
- 第18話「パトロール」"PATROL"
- 第19話「情報源」"SOURCE"
- 第20話「報復」"VENDETTA"
- 第21話「山狩り」"HUNTED"
- シーズン1最終話 第22話「ヘイトクライム」"HOAX"
海外ドラマ『S.W.A.T.』の評価
- IMDbの点数 6.5(5835人の評価)
- ロッテン・トマトの評価 43%
IMDbの点数の目安
海外大手映画データベースIMDb(インターネット・ムービー・データベース)の点数は10点満点評価。IMDbユーザーがつけた平均点が表示されます。感覚的には、評価の人数が多く、6.5点以上ならまあまあ、7点台なら楽しめる作品、8点以上は傑作になっていると思います。
ロッテン・トマトの評価の見方
プロの評論家によるレビューサイト「ロッテン・トマト」では、良い評価が60%を下回ると腐った緑色のトマトのマーク、 良い評価が60%以上の作品には新鮮な真っ赤なトマトのマークがつけられます。
さらに良い評価が70%以上で、厳しい条件を満たした作品にはCertified Fresh(新鮮保証)というマークが付けられています。
『S.W.A.T.』の放送情報
- 海外ドラマの専門チャンネル スーパー! ドラマTVで2018年6月22日から毎週金曜22:00ほかで放送がスタート。
『S.W.A.T.』の登場人物・キャスト
※年齢は2018年6月現在のものです。- ダニエル・“ホンドー”・ハレルソン
黒人少年を誤射してしまったS.W.A.T.のリーダーのバックの後任として指名される。
演じているのは…
シェマー・ムーア (Shemar Moore)1970年4月20日、アメリカ カリフォルニア州生まれ。 身長185㎝。年齢48歳。
母親が白人で父親が黒人で、シェマー(Shemar)という名前は父親の名前シェラード(Sherood)と母親の名前マリリン(Marilyn)を組み合わせたものだそう。父親は日本人女性と再婚し、ハーフの弟と妹が日本国内に在住しているそうです。私生活では結婚しておらず、独身。
『クリミナル・マインド FBI行動分析課』ではドアを蹴破るデレク・モーガン役でお馴染み。『クリミナル・マインド』はシーズン11をもってレギュラー出演を卒業。『クリミナル・マインド』シーズン12の第22話とシーズン13の第5話にゲスト出演したことも話題になっています。
- ジェシカ・コルテス警部
ホンドーの上司で、恋人。職場恋愛を公表すべきだと思っているが、ホンド―が直属の部下になり、公表すればどちらかが辞めなければならないことに悩む。
演じているのは…
ステファニー・シグマン (Stephanie Sigman)1987年2月28日、メキシコ生まれ。身長175㎝。年齢31歳。
メキシコの映画やドラマで活躍し、2013年にはアメリカ版のサスペンスドラマ『ブリッジ ~国境に潜む闇』にエヴァ役で出演。コロンビアの麻薬カルテルを描いた『ナルコス』ではカルテルのボス パブロ・エスコバルの愛人となり、スクープをものにするTVレポーター役ヴァレリア・ベレスを演じました。
2015年の映画『007/スペクター』では、 第3のボンドガールに抜擢。メキシコでジェームズ・ボンドを誘惑する美女エストレラ役を演じ、注目を集めました。
- ジム・ストリート
スワットの隊員。ロングビーチから来た生意気な新人。クビにされたスワットのリーダー バックの推薦でやってきた。
演じているのは…
アレックス・ラッセル (Alex Russell)1987年12月11日、オーストラリア生まれ。身長183㎝。年齢30歳。
2010年のオーストラリア映画『Wasted on the Young』でデビュー。超能力を手に入れた高校生3人が破滅していく様子を描いたSF映画『クロニクル』では、超能力を手に入れたマット役で出演。
スティーヴン・キングのホラー小説を再映画化した2013年の『キャリー』では、ビリー役を演じています。
- デヴィッド・“ディーコン”・ケイ
スワットの隊員。ホンド―ではなく、年長者の自分がスワットチームのリーダーに指名されると思っていた。
演じているのは…
ジェイ・ハリントン (Jay Harrington)1971年11月15日、アメリカ マサチューセッツ州生まれ。 身長183㎝。年齢46歳。
『デスパレートな妻たち』では、スーザンと交際を始める外科医のロン・マクリディー役で出演。
『グレイズ・アナトミーのスピンオフ医療ドラマ『プライベート・プラクティス』でも医師のワイアット・ロックハート役で出演。さらに『コード・ブラック 生と死の間で』でも医師レオ・フィールズ役を演じています。
法律ドラマ『SUITS/スーツ』シーズン7では秘書ドナの元カレ役で出演。私生活では2016年にモニカ・リチャーズと結婚しています。
- ドミニク・ルカ
スワットの隊員。腕相撲のチャンピオン。
演じているのは…
ケニー・ジョンソン (Kenny Johnson)1963年7月13日、アメリカ コネチカット州生まれ。 身長185㎝。年齢54歳。
骨太の刑事ドラマ『ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~』の刑事カーティス・“レモンヘッド”・レマンスキー役 で知られるように。
バイカーギャングを描いた『サンズ・オブ・アナーキー』ではコジック役で出演。『シカゴ・ファイア』では悪評の高いオースティン地区のトミー・ウェルチ小隊長役を演じました。 『ベイツ・モーテル』ではノーマの兄 ケイレブ・カルフーン役で出演。
その他にも『キャッスル』や『メンタリスト』、『バーン・ノーティス』など数多くのドラマにゲスト出演しています。 私生活では2005年にCathleen Ovesonと結婚し、子どもが1人いるそう。
- クリスティーナ・“クリス”・アロンゾ
スワットの隊員。警察犬を担当。
演じているのは…
リナ・エスコ (Lina Esco)1985年5月14日、アメリカ フロリダ州生まれ。 身長170㎝。年齢33歳。
『CSI: 科学捜捜査班』や『CSI: ニューヨーク』、『私はラブ・リーガル』などにゲスト出演。
Netflixオリジナル・コメディドラマ『フレークド / FLAKED』では主人公の元カノ役で出演。 2014年の映画『Free the Nipple』では監督・脚本・出演を務めるなど多才な才能を発揮しています。
- ヴィクター・タン
スワットの隊員。
演じているのは…
デヴィッド・リム (David Lim)1983年9月23日、アメリカ カリフォルニア州生まれ。身長185㎝。年齢34歳。
モデルと俳優の仕事するため、ロサンゼルスに。 昼メロ『The Young and the Restless(原題)』で2011年に俳優デビュー。『新ビバリーヒルズ青春白書』や『スーパーガール』、『クリミナル・マインド』などにゲスト出演。
『クワンティコ』シーズン2ではCIAの訓練生セバスチャン・チェン役を演じています。
- ジェフ・マムフォード
ロス市警のもう一つのスワットチームのリーダー。ホンドーたちのチームをライバル視している。
演じているのは…
ピーター・オノラティ (Peter Onorati)1953年5月16日、アメリカ ニュージャージー州生まれ。 身長175㎝。年齢65歳。
『24 -TWENTY FOUR-』や『デスパレートな妻たち』『メンタリスト』や『CSI: 科学捜捜査班』など数多くのドラマにゲスト出演。
刑事ドラマ『MURDER IN THE FIRST/第1級殺人』ではジミー・ソルター役を、 『THIS IS US 36歳、これから』ではジャックの暴力的な父親スタンリー・ピアソン役を演じています。
※ネタバレしています。
『S.W.A.T.』第1話「S.W.A.T. 緊急出動!」
あらすじ
スワットチームのリーダー バックは黒人少年を誤射してしまいクビに。
後任を任されたのは黒人のホンドー。年長者のディーコンがリーダーになると思われていたためホンドー自身も驚きを隠せない。黒人少年の誤射事件をきっかけに今度は白人が射殺される。 報復としてアフリカ系アメリカ人の子どもへの殺害予告がされるが、それは銀行強盗から目をそらすためだと判明。
一連の事件や殺害予告は政府転覆を狙う元兵士たちの仕業。 人種間対立の混乱に乗じて、元兵士たちは政府転覆の資金を銀行強盗で得ようとしていた。 ホンドーたちはそれに気付き、銀行強盗を阻止する。
感想
ド派手なアクションが繰り広げられ、アメリカのドラマらしい『S.W.A.T.』。
カーチェイスに、ロケットランチャー! 銀行強盗するために、警察の車にロケットランチャーを撃ち込むなんてびっくりですね。銃をガンガン撃って、敵を倒していくスワットの隊員たちがかっこいい。
武器売買で逃げた犯人たちをスワット隊員3人で一斉に射撃するときにはタイミングがぴったり。 直前まで犯人と格闘していたホンドーがきっちり合わせるのもすごい!
しかし、リーダーのバックは無実の黒人少年を誤って撃ってしまい、懲戒免職…。大混乱の中、一瞬の判断ミスがとんでもない結果になってしまうのが恐ろしい大変な仕事ですね。 撃たれた少年が助かったのはよかった…。
モテモテのホンドー
『クリミナル・マインド』のデレク・モーガン役でも、頼れる正義の味方の役だったシェマー・ムーア。『S.W.A.T.』でもやさしい正義の味方で、違和感がなく すんなり見ることができますね。
モテモテで美容院の聞き込みでも口説かれるホンドー。 スワットの隊員はモテるようで、美容院のマダムも浮き足立っていましたね。
そんなモテモテのホンドーが付き合っているのは上司のジェシカ・コルテス警部!
職場恋愛で密かに付き合っている2人。ホンドーが直属の部下になったことで、事態はさらにややこしく…。恋愛関係を公表したら、どちらかが辞めなければいけないことに。 ホンドーは恋愛関係でも頭を悩ませることになりそうですね。
生意気な新人ジム・ストリート
ロングビーチからやってきた新人はバイクで赤信号を無視して派手に登場。警察官なのに信号無視するとか、規格外…。
車の運転も得意なようで、アクセルをベタ踏みでカーチェイス。他のスワット隊員が恐怖を覚えるほど…。 ”ジム・ストリート”という名前からしてかっこいい生意気で無鉄砲な新入りのジム・ストリートがどんな活躍を見せるのかも楽しみですね。
スワットチーム内に確執が!?
リーダーが黒人少年を誤射し、後任として指名されたのはホンド―。 自分がリーダーになると思っていたディーコンは内心色々と思うところがありそう。
黒人社会と警察の軋轢を和らげるため、黒人社会で慕われているホンド―が任命されたという政治的思惑が…。
現実でも、ロサンゼルスでは黒人タクシー運転手が白人警察官たちに暴行された事件をきっかけに1992年にロス暴動が起こるなど、今なお黒人と警察との軋轢は続いているようです。
ホンドー自身も警察に手荒な扱いを受け、骨を折られた過去が。母親の助言で、ホンドーは内側から警察を変えることを決意。弱者の味方で熱血漢のホンドーなら、警察も変えてくれそう!
そのホンドーさえもリーダーになるべきだと思っていたディーコン。チーム内で確執が生まれなければいいですね。これからのスワットチームの6人の活躍が楽しみです。
ドラマの中で流れた曲
- Go Fast - ENDWAY
- Music Up, Lights Down (As Featured in TV Series S.W.A.T.) - PHAT PLANET
『S.W.A.T.』第2話「クチーヨ」
あらすじ
裁判所から囚人4人が脱走。首謀者はクチーヨ(スペイン語でナイフ)と呼ばれる凶悪犯。クチーヨはいとこのラモンの助けで脱走していた。
ホンドーのチームは逃げた囚人のうち2人 カメを密輸した男とストリートギャングのジャマルを追うことに。
ホンドーはクチーヨの裁判で証言したシングルマザーのソフィアたち家族をクリスとストリートに警護させる。クリスたちはクチーヨのいとこが襲いに来たところを逮捕。
クチーヨは16歳の少女を人質に取り、山小屋に立てこもる。 ヘリに乗ったホンドーは窓から顔を出したクチーヨを射殺。他の囚人も捕まり事件は解決する。
感想
ドラッグの製造場に踏み込んだと思ったら、なんと訓練。セットが建てられた訓練所がすごい!
訓練もリアルですね。おもちゃの矢がストリートに当たるまで訓練だと気付かないほど。
今回は脱走した囚人と脱走を助けた男を追うのが任務。 訓練でマムフォードのチームに負けたホンドーのチームはカメを密輸した男とストリートギャングのジャマルを追うことに。
カメ男は密輸した動物にエサをやりにきたところを逮捕。パンツ一丁で首に巨大なヘビを巻きつけているという姿で発見! なんでパンツ一丁でヘビ…。
ホンドーを追い出そうとする署長
悪友のリトル・レッドにハッタリをかましてストリートギャングのジャマルの居場所を聞き出すことに成功。
ホンドーとリーダーになれなかったディーコンには意見がぶつかることもありましたが、このときには息がぴったりで、リトルレッドをうまくだますことに成功しましたね。 それにしても、電子タバコで大麻オイルを吸うなんてびっくり…。
署長のヒックスはホンドーを追い出したいよう。ほとぼりが冷めたからとホンドーを追い出そうとする署長は曲者ですね。 警部のジェシカとホンドーの関係を知ったら、それを利用してホンドーをクビにしそうです。
残忍なクチーヨ
凶悪犯のクチーヨは早く逃げればいいのに、少女を自分の女にしようと少女の父親を拷問。父親を拷問しておきながら、少女に「幸せを教えてやる」というクチーヨの思考回路が怖い。
クチーヨの裁判で証言した勇敢なシングルマザーのソフィアと子どもたちの警護を担当したのはホンドーのチームのクリスとストリート。ソフィアの子どもの背中に「密告屋」とナイフで刻み込んだクチーヨ。子どもにそんなことするなんて極悪非道!
ストリートの過去
出会い系アプリをいくつも使いチャラチャラしているストリートには悲惨な過去が。
12歳の時、母親が暴力をふるう夫を殺害し、母親は刑務所に。母親を逮捕したのがクビになったスワットの隊長バック。 隊長のバックがストリートのことをホンドーに頼んだ背景にはそんな事情があったんですね。
バックにもらったという時計をソフィアの息子にあげるストリート。大切なもののはずの時計を不安に感じている子にあげて、リラックスできる呼吸法を教えてあげるストリートのやさしい一面が見えましたね。
ホンドーはお手製のスープを差し入れ。料理もできるなんて、完璧すぎる!
ヘリに乗ったホンドーが援護に
少女を人質に取ったクチーヨは山小屋に立てこもり、スワットは地理的に不利な位置に。
そこに現れたのはヘリに乗ったホンドー! ヘリからクチーヨを射殺。ヘリからの難しい射撃を成功させるホンドーがカッコイイ。 まさかヘリから立ったまま狙撃するなんてびっくりしました。
何度もおもちゃの矢で撃たれてからかわれたストリートでしたが、最後は撃たれたおもちゃの矢を当たる前に見事キャッチ。反射神経良すぎ…。 真剣白刃取りより難易度が高そうな技で、実際にはできそうにありませんね。
「練習よりも本番に強いタイプなんで」と豪語するストリート。これは訓練するホンドーも大変…。
ホンドーを売人に引きずり込もうとする男を追っ払ったという話や前回 警察を内部から変えればいいと助言したというホンドーのママ。 ホンドーの母親は偉大で賢い人のようですね。
事件は無事に解決し、帰宅したホンドーを待っていたのはジェシカ。 手錠プレイにもつれ込んだところで今回は終わり。
署長のヒックスに追い出されそうなホンドーは大丈夫なのでしょうか?
ドラマの中で流れた曲
- Glamorous - FERGIE
『S.W.A.T.』第3話「パミリヤ」"PAMILYA"
あらすじ
ヘロインの袋詰めが行われているという民家に突入したホンド―たち。しかし、その家ではヘロインを飲み込まされ、運び屋にされたフィリピン移民たちが監禁されていた。
介護施設にフィリピン人看護師を紹介する人材派遣業者のロバート・ミラーと妻は、アルヴァドを雇い、ヘロインの密輸をしていたのだった。 首謀者は妻。無理矢理ヘロインを飲ませ、家族を人質にして、警察にしゃべらないように脅していた。
ロバート・ミラーと妻はセスナ機で逃亡しようとしているところを逮捕。無事に人質になっていた人たちも救出される。
ストリートは母親カレンと刑務所で面会。トレイ・スミスが出所する友達に暴力をふるわないように警告してほしいと母親に頼まれる。 しかし、トレイ・スミスは刑務所にクスリや電話など禁制品を差し入れる男で、ストリートの母親はライバルに差し入れるトレイ・スミスを脅したいだけだった。
事実を知ったホンド―は息子に電話するなとストリートの母親に警告する。
感想
今回はヘロインの密輸事件の捜査。突入するシーンは臨場感たっぷり。
突入した家に監禁されていたのは、フィリピンからの移民たち。フィリピンと言えば ドゥテルテ大統領の行う殺人もいとわない厳しい麻薬取締が思い浮かびますね。
首謀者は妻だった
看護師として働きに行こうとするフィリピン人にヘロインを飲ませて密輸していた犯人たち。 袋に詰めたクスリを飲み込ませて密輸させる方法は実際によく行われているそうで、袋が破れれば、死んでしまう危険も…。
真面目に働きに行こうとしている人に密輸を強制するなんてひどいですね。しかも、アメリカに着いた後、内臓を切り裂かれて殺された人も。 ドラッグで稼ぐために命も犠牲にし、家族まで人質に取る極悪非道な犯人たち。
なんと首謀者は人材派遣業者のロバート・ミラーではなくその妻だったようです。同じフィリピン人を利用して、大儲けしていた妻の神経を疑いたくなりますね。
弁護士に、殺し屋まで雇っていた夫婦。妻が犯人だったとは!
マーカス刑事を撃って逃亡した妻が向かったのは空港。「3C」はサンタクラリータ空港のコードでした。電話でタガログ語を使って巧みに「3C」と伝えていた妻が抜け目ない。
セスナ機で逃げようとする夫婦を追い詰め、無事逮捕。夫婦のボディガードの銃弾はセスナ機の翼の燃料に引火して大爆発!
スワットの装甲車が盾になったおかげで助かりましたね。 ゴツいスワットの装甲車がかっこいい!
救出された息子と父親の再会は感動的。さらに、ホンドーはグズマン神父の信頼も勝ち取ることができました。「自らを助けられない者には助けがいる」というセリフが印象的でしたね。 それにしても、情報提供に来た元巡査の昔の写真がイケメンでした。
ストリートの母親は問題人物だった
ストリートの母親は夫の暴力に耐え兼ねて射殺し、刑務所に。ストリートの母親は暴力の被害者だと思っていたら、とんでもない母親だと判明。
息子を操って、刑務所内の権力争いに利用していました。息子のストリートを守るために夫を殺したことを恩着せがましく語る母親。 父親も母親もとんでもない人たちだったストリート。
ホンドーの言う通り、こんな親がいてよくまともに育ちましたね。 生意気なところもあるけれど、ストリートの素質を見抜いたホンドーは「あいつを振り回さないでくれ。俺の家族だ」とストリートの母親を牽制。
ホンド―は頼りになるリーダーですね。棚ぼたで昇進したと言われるホンドーですが、こんな警察官がいたら、街は安全になり、安心して暮らすことができそうです。
ストリートは罰として、ルカを泊めることに。罰になるほどひどいとは…。「スワットの掟」があっても、他のスワットのメンバーは断固拒否。他にも色々と「スワットの掟」がありそう。
サーフィンにゲーム、ストリートにとっては眠れない地獄の日々が始まりそうなのでした…。
第3話の題名「パミリヤ」はフィリピンのタガログ語で「家族」という意味。スワットの隊員たちも家族のような絆で結ばれているのがいいですね。
ドラマの中で流れた曲
- Kickstart My Heart - MÖTLEY CRÜE
- Let's Get Crazy (feat. Tre Houston / Jack Taylor) - DAVE TOUGH PRODUCTIONS
『S.W.A.T.』第4話「アメリカ育ちのテロリスト」"RADICAL"
あらすじ
アパートで爆弾を作っていたアダム・ジャレッドは爆弾作りに失敗し、アパートの2階ごと爆発する。 アダムはジハードを応援するサイトを見ていたことからイスラム過激派のテロリストの可能性が疑われる。
アダムには共犯者のケヴィンがいた。ケヴィンは投資会社ドワイヤー・キャピタルが入っているビルを爆破。 ケヴィンはイスラム過激派ではなく、格差社会に不満を持っていた。
首謀者はアダムとケヴィンが通っていたカムデン大学のマーク・ラスキー教授。ラスキー教授は経営学大学院への寄付に反対する過激なデモを扇動。 ラスキー教授をクビにするように強く求めた大学の理事で、ドワイヤー・キャピタルのフレッド・ドワイヤーを恨んでいた。
ホンドーは次の爆弾の標的は経営学大学院だと気付く。 ケヴィンは学生を人質にして立てこもる。ホンドーはケヴィンを説得し、爆弾の起爆を阻止することに成功する。
感想
第2話「クチーヨ」でのヘリからの射撃が新聞一面を飾ったホンドーは「今年一番のバカ野郎」"Jackass of the Year"として表彰されることに。表彰楯はロバのおしりのようですね。
イスラム教徒への偏見で捜査
イスラム過激派のテロかと思いきや、格差社会に意義を唱えることが目的。英題のRADICALは「過激派」という意味だそう。
アパートで爆発に巻き込まれてしまったマヤ。住んでいる近くで爆弾が製造されていたなんて、おそろしいですね。
捜査を主導するFBIはイスラム過激派の犯行だと決めつけ、ムスリム・コミュニティを捜査。はじめから決めつけて、爆破事件をムスリム・コミュニティを調べる口実に使うFBI。
イスラム教を信じているだけで、捜査対象にされてしまうというのが不穏な空気を感じますね。
ムスリム・コミュニティにもコネを持っていたホンドー。イスラム教徒のタレクが捜査に協力してくれることに。
爆発がイスラム過激派の仕業だと思われ、店にレンガを投げ込まれてしまうタレク。過激派とは関係ないのに、イスラム教徒だというだけで攻撃の対象にされてしまうのはひどいですね。
首謀者は大学の教授
犯人はイスラム過激派とは無関係。ジハードのサイトを見ていたのは、爆弾の製造方法を調べるためだったようですね。
ネットで爆弾の作り方がわかってしまい、材料さえ揃えば、誰でも爆弾を作れてしまう時代…。便利なものも使いかた次第で危ないものになってしまうのが残念ですね。
ラスキー教授に操られていたケヴィン。オフィスビルに爆弾を仕掛けたケヴィンでしたが、犠牲者を出さないために爆破予告をしていたことが判明。
一方、首謀者のラスキー教授は犠牲者が出なかったことに激怒。学生を利用して、大量殺人をさせようとするラスキー教授はどうかしてますね。こんな人が大学で教えていたというのが驚きです。
ラスキー教授は自分をクビにしようとしたフレッド・ドワイヤーへの復讐のために爆弾事件を仕組んでいたのでした。
爆弾処理にロボットが活躍
ケヴィンの自宅には、爆弾が起爆するトラップが。ロボットのアンドロスは見事に導火線を消火。爆弾処理班のレジーから借りたおもちゃとはアンドロスのことだったんですね。
消火機能も付いているなんてびっくり。アンドロスは実際に爆弾処理として軍や警察で使われているロボットだそう。2016年に起こった銃撃事件で犯人を爆殺したといわれるロボットがアンドロス。
実際に活躍しているロボットが登場しているんですね!
ダラス銃撃で「爆弾ロボット」初使用、警察の科学技術利用に変化
【7月9日 AFP】米テキサス(Texas)州ダラス(Dallas)で起きた警官の暴力に対する抗議デモ中に発生し警官5人が死亡、警官と民間人合わせて9人が負傷した銃撃事件の容疑者が「爆弾ロボット」で爆殺された。
ホンドーが交渉人に
大学院で学生を人質にして立てこもったケヴィン。クリップを離したら、爆弾が爆発するという危機的状況に交渉人として飛び込んだのがホンドー。
「富の独占が許せない」という犯人の言葉にも耳を傾け、学生たちは金持ちではなくみんな苦労していると説得。 行き過ぎた格差社会の闇を感じますね。
格差社会への不満に付け込んだのがラスキー教授。学生を扇動した挙句、自殺しようと飛び降り! 身勝手…。
しかし、ルカがそうはさせまいと飛び降りてくるラスキー教授をキャッチ。もうダメかと思ったら、引っ張り上げるなんてすごすぎる! さすが腕相撲のチャンピオン。腕力が半端ないですね。
犠牲者を出さずにケヴィンを逮捕できたホンドー。恋人のジェシカは無事で帰ってくるように心配する側の大変さを知ることに。
大事な人が死んで帰って来ないかもしれないことに耐え続けるのは精神的に疲れてしまいそうですね。
爆弾処理班のデカいヤツことレジー役を演じているのは、ゾンビドラマ『ウォーキング・デッド』でエゼキエルのボディーガード役をしているクーパー・アンドリューズです。
ドラマの中で流れた曲
- Hold On, I'm Comin' - SAM & DAVE
『S.W.A.T.』第5話「制服を着た犯罪者」"IMPOSTERS"
あらすじ
スワットになりすました4人組が高級住宅街に強盗に入る。盗んだ貴金属をストリートの知り合いの故買屋に売りに来た4人組のうち1人を逮捕。
強盗に入られた一家の高校生デジレーやローラの証言で、ナイトクラブのキャッシュという男が強盗犯だとわかる。 デジレーやローラの同級生エイプリルはデジレーやローラを逆恨み。キャッシュと手を組み、わいせつ動画を撮らせていた。
エイプリルは次にフラれた元カレのコルビーの家に強盗に入るように計画していた。 スワットになりすました強盗は逮捕され、スワット隊員のクリスはデジレーにボクシングを教える。
ディーコンとルカは卑怯なプレイで脅迫されているアイスホッケー選手ボビー・ストロックの身辺警護をすることに。 嫌われ者のボビーに振り回されたディーコンとルカ。警護のお礼としてボビーたちとディーコンはアイスホッケーをプレイするのだった。
感想
偽スワットが強盗に
今回は偽のスワットが登場。英題の”IMPOSTERS”は「詐欺師、ペテン師」という意味だそう。
本物そっくりのスワットの制服を着ていた偽スワットたち。 素人にはまったく違いが分かりませんね。
しかし、ギリギリ法律違反にはならないもの。さらに、売るほうもロサンゼルスでwebドラマの撮影だと言われたら、信じてしまいそう…。
強盗はエイプリルの差し金だった
スワットのフリをしたり、辱める動画を撮影して警察に協力するなと脅したり、やり方が汚い強盗たち。 極悪非道な強盗の仕業だと思っていたら、裏には意外な真実が…。
なんと高校の同級生どうしのケンカが強盗のきっかけ。 強盗のターゲットになるかもしれないと言われても飄々としているエイプリルは何かおかしい様子でしたね。
逃亡しようとするエイプリルを取り調べると、友達のデジレーとローラを恨んでいたことが判明。 男性更衣室の掲示板に尻軽女だとして写真を貼られたとデジレーを恨み、エイプリルと付き合っていたころのコルビーがローラにつきまとったことを逆恨み。
写真を貼ったのはデジレーではなく、ローラへの恨みもお門違い…。どれも、エイプリルの被害妄想なのが怖いです。
ただの女子高校生同士のもめ事が、まさか強盗事件やわいせつ動画につながっていくなんて、ゾッとしますね。 復讐としては完全にやり過ぎ…。
ストリートは故売屋と知り合いだった
シラを切り通すサイコパスのエイプリル。ストリートの言うように、あまりに凶悪で理解できない犯罪を耳にすると「同じ星に住む生き物じゃない」と思いたくもなりますね。
事の重大さが分かっていないように見えるエイプリル。金持ちの親が尻拭いしてくれるとうそぶき、取引も拒否。
両親も留守で、1人で豪邸に住んでいたエイプリル。お金持ちでも精神や心は貧しいままだったのかもしれませんね。
ストリートは知り合いのグレーゾーンの故買屋ウィルを捜査に利用。ストリートには意外な知り合いがいましたね。かなり胡散くさいウィル…。でも、通報と防犯カメラのおかげで捜査は一歩前進。
強盗犯の1人TCが逮捕されても、強盗を続行したいキャッシュは仲間の1人を射殺! 強盗4人組が仲間割れし、強盗仲間まで撃ち殺したのが怖い…。
クリスは被害者のデジレーを慰める
クリスは被害に遭ったデジレーの心を開くことができました。クリス自身は15歳のときに人違いでギャングに拉致されたことを告白。 「乗り越えられなくても 恐怖をコントロールすれば良い」というアドバイスが心に響きますね。
セラピーにもなるとボクシングをデジレーに教えるクリス。 動画を撮られたときの恐怖もコントロールできるほど小さなものにできそうでよかったですね。
アイスホッケー選手の身辺警護
ディーコンとルカはアイスホッケー選手ボビー・ストロックの身辺警護を任されることに。卑怯な方法で相手選手を攻撃したと大ブーイングの嵐…。
アイスホッケーファンのディーコンも憤慨していましたよ。 ぶっ飛んだボビー・ストロックはエージェントの名刺をむしゃむしゃ食べてしまいました!! さすがエージェントがイカれていると言うわけですね。
ディーコンやルカと並ぶと、ボビーの大きさがよく分かる。 ブーイングの嵐をものともしないボビー。こんな人の身辺警護をするのも大変ですね。
身辺警護もスワットの仕事の1つというのは意外でした。バーで次々と襲ってくるお客を制圧していくのがかっこいいですね。
逮捕された往生際の悪い強盗犯にすら大嫌いだと言われるボビー。 強盗犯にまで嫌われるアイスホッケー選手って…。
そんなボビーとアイスホッケーを一緒にプレーすることになったディーコン。ボビーに強烈なタックルされたときには、さすがに心配になりましたね。大丈夫そうで一安心。 まさに「氷上の格闘技」!
迫力満点ですが、選手の体が心配になりますね。ボビーには反省して、これからはフェアプレーをしてもらいたいものです…。 ちなみの20Dというのはホンドー率いるスワットのチームの名前のことだそう。
ジェシカはクレームに対応
ジェシカは強盗の入った高級住宅街の住民からパトロールを増やしてほしいと陳情をうけることに。
市議会議員を引き連れて、クレームを入れる陳情者。なんだか自分たちのことしか考えていないのが、みえみえで嫌な感じ。
富裕層が暮らす地域の強盗はすぐ解決されて、治安が悪く、貧困層が暮らすサウスLAの殺人事件は未解決のままというのが、ひどい…。 警察の対応にまで格差が現れてしまうというのが残酷ですね。
子ども同士のケンカが発砲事件に発展することもあるというホンドー。 偽のスワットを復讐に使った強盗事件も怖いですが、ケンカが発砲事件に発展するというのは考えただけでおそろしい。 子どもも銃を手にできてしまうなんて、銃社会は怖いですね。
ドラマの中で流れた曲
- Wild & Unwise - FINDLAY
- Bring it on - DEAP VALLY
『S.W.A.T.』第6話「潜入捜査」"OCTANE"
あらすじ
ジム・ストリートはロングビーチ署で潜入捜査していた高級車の窃盗団に再び入り込む。
窃盗団と取引しているブローカーは悪名高いユルゲン・リクター。それを知ったストリートはリクターを逮捕するため、危険な潜入捜査を続行する。
ストリートは盗難車のバイヤーになりすまし、「クーパー」と名乗る。ストリートはリクターを信用させ、取引に持ち込むことに成功。しかし、取引現場にはリクタ―に取引を切られたバイヤーの中国マフィアが乱入してくる。
リクターはストリートを連れて、逃亡。リクターは裏切り者を特定しようとアジトに窃盗団たちも集め、全員を殺そうとする。 中国マフィアに取引場所を教えた裏切り者は窃盗団のカップルだった。
ストリートは気をそらせて、窃盗団のメンバー通称ブレインに盗難車のGPSの救難信号を出すように頼む。
GPSの救難信号が届き、SWATが出動。ストリートたちは無事助かり、リクターは逮捕される。
感想
今回はストリートが危険な潜入捜査に。
ストリート・レースを行っているかと思ったら、車両運搬トラックを狙った高級車の盗難。無残に殺されてしまったトラック運転手が気の毒ですね。
ばったり、窃盗団と出くわしてしまい、潜入捜査することになったストリート。昔、潜入していた犯罪組織にいきなり声をかけられるなんて、気の抜けない仕事ですね。
ストリートは潜入捜査に成功するが思わぬジャマが
臨機応変に、窃盗団に潜入したストリートは思いもよらない大物犯罪者につながることに。その犯罪者は決してしっぽをつかませないユルゲン・リクター。
車に美術品など何でも取り扱う闇のAmazonと呼ばれているらしいブローカーのリクター。 FBIが送った者は、はらわたを抜き取られたという危険人物。怖い…。
しかも、このリクタ―、ブラジルのカルト的な心霊術を信仰するという怪しいにおいがプンプンする男…。 黒魔術とか使ってそうで、不気味ですね。
ストリートはリクタ―のテストとして、警察官のたまり場となっている店に呼び出されることに。 知り合いの警官に呼びかけられたストリートでしたが、見張っていたルカがきっちりフォロー。危ない、危ない!
正体がバレずに、取引の約束を取り付けることに成功したストリート。 取引現場にやってきたのはスワットだけでなく、取引を切られて起こった中国マフィアも乱入。
一瞬何が起こったのか分からず、びっくり…。 中国マフィアに情報を売った窃盗団のカップルのせいで、ややこしいことに…。
大混乱の中、リクタ―はストリートを拉致。 ストリートを心配し、手がかりがないことにイラつくホンドー。潜入捜査の危険性を叩きこんだり、ストリートに気を引き締めるように助言したり、まるで保護者みたいでしたね。
ストリートは殺されそうに
裏切り者を特定すると窃盗団たちも集めたリクタ―。結局、特定できず全員を殺すと言い始めた!!
首に結束バンドをきつく締めたり、腕に結束バンドをきつく締め、痛みを与えて拷問するリクタ―は極悪非道。想像しただけで苦しそう…。
ストリートはハッキングが得意な通称ブレインに盗難車のGPSをONにするように指示。
ブレインに自分は警察だと明かした時には、ブレインがストリートが警察だとチクってしまうのではないかと心配になりましたが、余計な心配でよかった…。
兄に宿題を手伝わされていたというブレインに、自分にも兄貴気取りの同僚がいると話すストリート。兄貴気取りの同僚とは、やっぱりホンドーのこと!?
アドバイス通り、「直感を信じろ」という言葉で行動するストリート。信用できる人を見抜く直感が当たってよかったですね。
スワットが突入し、無事、帰還したストリート。大歓声で迎えられたストリートですが、全員におごることに。今回は、普段ストリートをからかうマムフォードも捜査に協力。 仲間を助けるために団結し、事件が終わったら、みんなでわいわい。事件が終わった後のリラックスモードもほっこりしますね。
クリスは女性ということで不当な評価をうけてしまう
クリスはクライミングの審査で、不当な評価をくだされてしまうことに。落ちそうになった仲間を助けながらも、クライミングをやり遂げたのに、評価は「優柔不断さと無謀さが見られる」。
指導官トム・コールは女性がスワット隊員になるのをよく思っていないことが判明。
性差別には慣れているというクリス。男社会で女性が働くのは大変ですね。いままでにも色々な苦労をしてきたはず。ディーコンやホンドーはクリスの有能さを知っているため、指導官トム・コールに批判的。性別に関係なく、能力だけを見ることができなくなっているようですね。
スワットになれないことを指導官トム・コールは心のどこかでねたんでいそう。そのねたみがクリスに向けられているのでしょうか?
ホンドーは誤射されてしまった少年のアフターフォローをする
ホンドーは第1話 で誤射されてしまい、落ち込んでいるレイモントと話すことに。 ちゃんとアフターフォローまでするホンドーはやさしいですね。レイモントの心に寄り添い、少しずつ心を開かせていくホンドー。
精神科医のウェンディとレイモントが やっていたゲームは「NBA 2K」。 「NBA 2K」は「NBA」の選手達たちでプレーするバスケットボール・ゲームのことだそう。
ホンドーは制服警官のとき、陽気な相棒ロビーを亡くしたことが判明。切符を切っているときにトラックが猛スピードで突っ込んできたことが原因でした。
警察官が危険な仕事だと覚悟していたはずですが、まさか轢かれて死んでしまうなんて…。しかも、その犯人は野放し。苦しんだ末に、助けを求めたというホンドー。
悩みは自分の中で解決しようとするよりも、誰かに助けを求めたほうがいいときも。 でも、人に気持ちや悩みを打ち明けるのはハードルが高いですよね。それを誰よりもよく知っていたホンドー。
銃は安心するために持っていたことを打ち明けるレイモント。ホンドーと話すことは了解したレイモントは一歩ずつ、立ち直れそうですね。
「心の痛みは骨折によく似ている。ちゃんと治療すれば治る。 ほっとくと痛みはどんどんひどくなる」
根性論で語られがちな心の傷。心の傷にも体の傷のように治療が必要で、体の傷以上に治療には時間がかかりそうです。 でも、ホンドーが親身になってくれるおかげで、少しずつ普段の生活に戻っていけそうですね。
ストリートはリクタ―を逮捕できたごほうびをもらったのか、高級車をぶっ飛ばせて、ご満悦。 夢が叶って嬉しそう!
ドラマの中で流れた曲
- Push It (feat. Pusha T) [CAZZETTE vs. iSHi Remix] - iSHi
『S.W.A.T.』第7話「家族の絆」"HOMECOMING"
あらすじ
ホンドーの地元でギャングが3人撃ち殺される。ホンドーは元ギャングのボスで刑務所にいるリロイに呼ばれ、銃撃を目撃した息子のダリルを守ってほしいと頼まれる。 リロイとホンドーは中学の頃、ワル仲間だった。
ギャング同士の抗争かと思われたが、ギャング3人を殺したのはプロの殺し屋トリック。ギャング3人は故買屋カーティスの金庫を盗み、その報復としてカーティスは殺し屋のトリックを雇っていた。
刑務所に入っていたトリックは刑務所のコネを利用し、殺しを請け負うサービスを売り込こんでいた。 次の雇い主はロシアン・マフィアのヴォルコフ兄弟。トリックは地方検事を殺害。次の標的は開発業者の夫婦。
ホンドーはリロイの情報で開発業者の夫婦が狙われると知り、トリックたち殺し屋4人を逮捕に向かう。
追い詰められたトリックはパニックになった仲間を射殺。スワットに銃を向けたトリックは射殺されるのだった。
リロイの息子ダリルはおばさんのもとに預けられることが決まり、ギャングから抜けることができる。
ルカのおじいさんは初代スワットのリーダーで、父、息子、孫と3代続けて、スワットに所属。そのおじいさんが亡くなり、警察署では追悼式が開かれることに。
メモリアル・ビデオを撮影することになるが、ルカはおじいさんがみんなに称えられることに耐えられないでいた。
実は生前ルカのおじいさんは黒人のホンドーはリーダーにふさわしくないと苦言を呈し、ルカはおじいさんとケンカになっていた。 ホンドーはおじいさんの差別意識と仕事の功績は別だと慰める。
ストリートはクリスをデートに誘うが同僚の警察官とは付き合わないと断られる。ストリートはルカのおじいさんのメモリアル・ビデオを撮影しに来ていたジリーをデートに誘うが、すでにクリスがデートに誘っていた。
感想
ホンドーの地元で銃撃事件が発生。ホンドーの地元はギャングが支配し、治安が悪い地域のようですね。
それでも、最近は平和だったというホンドーの地元。いつ銃弾が飛び交うかわからないところで日常生活を送らなきゃいけないなんて、考えるだけで怖い…。
ギャングの報復にしてはサプレッサーを使うなど、おかしな点が。なんとプロの殺し屋の仕業!
殺しがギャング同士の抗争に発展しなくて一安心。
ホンドーにはグレていた過去が
今回はホンドーの過去が明らかになりましたね。中学生のころはグレて、リロイやダリルとつるんでいたというホンドー。
昔から真面目に警察官を目指していたのかと思ったら、ホンドーにもグレていたときがあったなんて意外!
しかも、仲間のダリルは大口を叩いたせいで、撃ち殺されていたことが判明。まだ中学生で、いきがりたい年頃。中学生のそんな言葉だけで殺されてしまうなんて…。おそろしい世界ですね。
リロイは自分の息子にダリルと名付け、ホンドーにその息子を助けてほしいと依頼。
リロイはギャングとなり、刑務所に。一方、ホンドーは高校へ行き、警察官に。 リロイとホンドーの人生が正反対の方向へ向かったのが、表と裏のようで、なんとも言えませんね。
ホンドーが正しい道に進むように、自分がダリルのかたきをとったリロイ。ギャングで刑務所に収監されているリロイですが、根はいい人のよう。選んだ道の違いがこんなにも人生を分けることに…。
ダリルを守るため、クリスが銃の密売人に化けて、銃を買おうとしたところを確保。逮捕されてしまったかと思ったら、ダリルを保護するためでした。
ダリルもギャングを抜け、ホンドーのようになれそうですね。ホンドーのようなロールモデルと支えがあれば、父親と同じ道を歩かずに済みそうです。
殺しをビジネスにする男が現れる
殺し屋をビジネス化して儲けようとしていたのはトリック。ギャングの銃撃も地方検事の射殺もトリックたち殺し屋の仕業。
トリックがビジネスモデルにしたという「マーダー・インク 」(Murder, Inc)は 「殺人株式会社」とも呼ばれた1930年代~1940年代に存在した実在の殺人請負機関のことだそう。数百人のマフィア幹部やギャングのメンバーを殺したという残忍な組織。
抗争は損になるということで、暗殺をビジネスとして請け負うようになったそう…。考えただけで怖いですね。しかし、あくまでビジネスに限り、怨恨目的の殺人はせず、民間人は巻き込まないというルールがあったそうですよ。
マーダー・インク - Wikipedia
1920年代後半にブラウンズヴィルの エイブ・レルズが シャピロ兄弟に復讐する為に結成したギャング団(レルズ、 マーティン・ゴールドスタイン、 ハリー・マイオーネ、その部下 フランク・アッバンダンド)が原型で、後になって ハリー・ストラウス、 エマニュエル・ワイス、 アルバート・タネンバウムが加わり、これを ジョー・アドニスがまとめてマーダーインクに仕上げ、 ベンジャミン・シーゲルが管轄した。シーゲルがそのまま頭領になる予定だったが、コミッションの一部から マイヤー・ランスキーの独裁になることを警戒され、外された。代わりに ルイス・"レプケ"・バカルターが頭領、 アルバート・アナスタシア が副頭領に落ち着いた。
トリックは「マーダー・インク」にちなんで「マーダーLLC」(殺人有限責任会社)と名付け、殺人請負業を開設。
「マーダー・インク」のようなルールはなく、請け負った殺人を冷酷に実行していくトリックたち。
しかも、殺した瞬間のビデオ映像を撮影。さらに驚くのが、その映像に音楽をのせて、まるで映画のワンシーンのように仕上げて雇い主に渡していたこと!
人が死ぬ瞬間を嬉々として何度も見ているのが、信じられない…。殺人請負業がビジネスとして成り立ってしまう社会もおそろしいですね。
さらに、殺人請負業のコネを作りあげたのは更生のためにあるはずの刑務所…。
結局、追い詰められ、仲間も撃ち殺し始めたトリック。おとなしく投降するはずもなく、銃を取り出し、スワットに射殺されました。 殺人をビジネスにしようと考えるなんて、とんでもない犯人でしたね。
ルカの祖父が死去
ルカのおじいさんジャック・ルカが死去。ジャック・ルカは初代スワットのリーダー。さらに、ルカの家族は3代続いてスワット隊員。3代もスワット隊員なんてすごいですね。
おじいさんの死で落ち込んでいるかと思ったルカは、ホンドーのことが原因で祖父と対立していたことが判明。
ルカのおじいさんには黒人への差別意識が残ったままで、ホンドーのチームから抜けるようルカに指示。 尊敬していたはずのおじいさんからそんなことを言われるなんて、ショックだったでしょうね…。
1967年に設立されたロサンゼルス市警のスワットは2017年で50周年。
ルカのおじいさんに差別されていたことを知っても、冷静にルカを慰めるホンドーは大人!
肌の色による差別意識がいまだに残るアメリカ。世代が変わることで差別意識も薄れ、変わっていくといいですね。
ストリートはクリスとビデオを撮影に来ていたジリー、2人ともにフラれることに。
クリスとジリーはデートへ。クリスはバイセクシュアルでした。モテモテのストリートもクリスにはかないませんでしたね!
ドラマの中で流れた曲
- Trap Station - BLACK OUT
『S.W.A.T.』第8話「ミラクル」"MIRACLE"
あらすじ
警察署では寄付金集めのクリスマスパーティが開かれ、警察委員長のマイケル・プランクも出席。そんな中、違法なバーで銃撃戦が発生し、マムフォードのチームとホンドーは出動する。
ホアキンとディエゴはバーから金塊を盗み、ディエゴは逃走。ホアキンはホンドーに射殺される。 金塊は麻薬カルテルのもの。ホアキンとディエゴの協力者で、バーの店員だったレイヤもカルテルに追われていた。
レイヤは逃走時間を稼ぐため、金塊を持っているとウソをついていた。レイヤの友人が麻薬カルテルのボス エルマロに人質にされ、引き換えに金塊を渡せと言ってくる。 スワットはレイヤをおとりにし、エルマロをおびき寄せる。 エルマロと手下は逮捕され、レイヤは証人保護をうけ、人生をやりなおすことになる。
レベッカは警察委員長に警察の体質を変えるため、提案書を提出。警察委員長はレベッカの熱意を買い、提案が通るように協力してくれることになる。
ホンドーは「スワット・アウト」というゲームを行い、ゴールドカードを最後に持っていたルカとクリスがグラミー賞の警備に行けるように手配。 他の隊員にもクリスマス・プレゼントを用意し、ホンドーはスワットのメンバーを喜ばせる。
感想
クリスマス・シーズンにも事件が
せっかくの休暇中に呼び出されたメンバーは不満たらたら。お休み中も呼び出されるなんて大変な仕事ですね。
今回、銃撃が起こったのは違法な「カシータ」と呼ばれるバー。貧乏人のベガスだという「カシータ」。「カシータ」はスペイン語で「小さな小屋」という意味があるそう。
酒もドラッグも出すバーには泥棒が。麻薬カルテルの金塊を盗むなんて…。自殺願望があるとしか思えない。しかも、計画もずさんで、銃撃戦に。 警察も交えて、三つ巴の銃撃戦に発展してしまいました。
そこで、スワットが出動。スワットの装甲車は「ブラック・ベティ」と呼ばれている模様。女性の名前なのがちょっと意外かも。
クリスマスということで、東方の三博士がベツレヘムに誕生したイエスを拝みにやってきて、乳香、没薬、黄金を贈ったというお話が登場。ちなみに、乳香、没薬は木の樹脂が固まったものだそう。
レイヤをおとりに麻薬カルテルを捕まえる
腕を撃たれた「カシータ」の店員レイヤは泥棒の仲間だったことが判明。とんでもない相手を敵に回してしまうことに。
カルテルよりレイヤを先に見つけたホンドーたち。 レイヤがしていたのは「グアダルーペの聖母」のブレスレット。「グアダルーペの聖母」は聖母マリアがメキシコに現れたという話で、ローマ・カトリック教会も公認。メキシコでは「グアダルーペの聖母」が愛され、信仰の対象となっているそうです。
カトリック教徒であるレイヤの信仰心に訴えかけ、レイヤを説得するディーコン。大学も卒業し、夢見てLAに来たのに、悪い道に入りこんでしまったというレイヤ。 ディーコンの説得で、良心を取り戻したようでよかったですね。
しかし、ディーコンは被弾してしまうことに! 壁越しに撃ってくる泥棒のディエゴ。 家族がいるのに、命懸けで仕事をしなけれないけないのは大変。 しかも、もうすぐクリスマスなのに。 防弾ベストがあっても痛そう…。
結局、泥棒は2人とも死亡。やはり計画がずさんすぎる気が…。
レイヤの友達は麻薬カルテルの人質に。 レイヤをおとりに麻薬カルテルの大物をおびき出す作戦を立てるスワット。しかし、署長のヒックスは失敗するリスクもあると、ジェシカに指揮を丸投げ!
えっ、そんなのあり…。逃げた…。 署長のヒックスの逃げ足の速さにあきれるばかり。 失敗は人になすりつけて、成功したときには自分の手柄にするんでしょうね。 ごますりだけは上手そう。
ドローンも使い、人質と金塊を交換する現場を見守るスワット。レイヤと解放された友達を撃とうとする手下を阻止。ドローンの熱反応探知が役に立ち、ボスも逮捕! 悪い目的に使われがちなドローンですが、今回は悪人逮捕に役立ちましたね。
地下トンネルを使うカルテルも悪賢い…。
レイヤは新しい人生へ。道を踏み外してしまったレイヤでしたが、やり直すチャンスが。 レイヤの本名はミレイヤ。ミレイヤは「奇跡(ミラクル)」という意味。 クリスマスにぴったりですね。
ジェシカの提案書が認められる
ジェシカ・コルテス警部は提案書が警察委員長に認められ、協力してもらえることに。
警察の改革に熱心なのは、自分がアメリカ生まれではなく移民だからということが判明。 現在のアメリカでは合法でも移民というだけで、肩身が狭い思いをしそう…。
自分の野心のためではなく、警察を本気で変えようとする熱意が認められて、太鼓持ちのヒックスよりも気に入られた模様。 ジェシカはどんどん出世していき、置いていかれそうなホンドーはちょっぴり寂しそうなのが気になりますね。
ホンドーからクリスマスプレゼントが
クリスマス休暇に呼び出されて不満な隊員のため、ホンドーは「スワット・アウト」というゲームを開始。
ゴールドカードを最後に持っていた人が勝ちというルール。ちょっとでもスワットの規則に反していたらゴールドカードは指摘した人が取り上げ。靴下の色に、ワッペンの曲がりなど、ほんの些細な違反が命取りに…。
最後にゴールドカードを持っていたのは、ルカとクリス。 賞品は音楽業界のアカデミー賞とも言われる世界最高峰の音楽賞「グラミー賞」の警備。2018年のグラミー賞は2月にニューヨークで行われたそうです。
ルカがビヨンセのファンだったのは意外でしたね。 ストリートはヒップホップが嫌いだと判明。ヒップホップのファッションとかしてそうなイメージなのに。
やさしいホンドーはみんなにもクリスマス・プレゼントを用意。 それぞれが喜ぶプレゼントを選んだホンドー。
ストリートにプレゼントした「チームチャレンジコイン」。チャレンジコインは部下を褒めたり、仲間の証として渡す、トロフィーや記念メダルのようなものだそう。 ストリートもチームの一員として認められたようですね。
ディーコンには息子が欲しがっていたミニカーを飛ばすおもちゃ「ナーフニトロ」をプレゼント。
息子が欲しいおもちゃを探し続けるディーコンはいいパパ。ホンドーの粋なプレゼントのおかげで、ディーコンの家族たちのクリスマスは最高なものになりそうで、よかったですね。
ドラマの中で流れた曲
- Jingle Bells - THE BRIAN SETZER ORCHESTRA
- Vacaciones - PITBULL & GENTE DE ZONA
- It's Beginning To Look a Lot Like Christmas - MICHAEL BUBLÉ
- White Christmas - OTIS REDDING
『S.W.A.T.』第9話「死角」"BLINDSPOTS"
あらすじ
合法ドラッグの店にモトクロス・バイクに乗った3人組の強盗が入る。観光に来ていた学生2人は強盗に飛びかかり、撃ち殺されてしまう。
ホンドーには過剰暴行の訴えがされ、ディーコンが臨時のリーダーとなる。タンは以前、似た手口の強盗犯「トロカデロス」を捕まえたときの情報屋アリーに話を聞きに行く。3年前、タンとアリーは捜査が終わったら付き合うつもりでいたが、タンはお互いのためにならないとアリーの前から姿を消していた。
強盗犯の似顔絵とアリーの情報から、犯人はいとこが「トロカデロス」のメンバーだったケイン・マルコビッチで、共犯者はロイスとヴェラだと判明する。
強盗に銃を売った改造屋はテーザー銃も売っていた。テーザー銃は電気柵を解除するため。アリーからはサウスベイの販売店を襲うという情報が。 スワットはバイクで逃げる強盗犯を追いかけ、3人とも捕まえる。 しかし、タンと一夜を共にしたアリーは強盗犯のアジトにあった現金を持って、逃げていた。
ホンドーを訴えたランドリー・ベルモントは刑務所に服役中の恋人タビサの指示で動いていた。さらに、その裏にはストリートの母親が。以前、ストリートに電話するなと忠告したホンドーへの仕返しだと判明するのだった。
感想
立てこもり事件が発生
銃を持った男がオフィスに立てこもる事件が。どうやら、この立てこもり犯は同僚のブリタニーに3回もフラれた腹いせに事件を起こしたようですね…。
裏で笑っていたんだろうと責め、女の陰険さは知ってると言う立てこもり犯。この立てこもり犯、被害妄想がひどいし、ブリタニーのストーカーだったんじゃ…。
とにかくスワットは窓を爆破し、突入! 高層ビルの屋上から降下するなんて、高所恐怖症の人にはできない仕事…。 一気に制圧に成功。チームワークもばっちりでしたね。
強盗で2人が殺されてしまう
「合法ドラッグ店」というのもすごい響きですが、この「合法ドラッグ店」はマリファナを売るお店のようですね。
カリフォルニア州では2018年1月から医療用だけでなく、嗜好・娯楽目的の大麻の売買・所持も合法化。日本では考えられない、すごいことになってますね。マリファナ・ビジネスも幅広く展開されているそうですよ。
「Bud バッド」はつぼみという意味で、マリファナのことも指すそうです。大麻クッキーにブラウニー…。海外ドラマでは大麻入りのブラウニーでハイになる描写が多いですね。普通のお菓子だと思って、間違って食べてしまいそう…。
「ローズボウル」を観戦に来た3人の学生たちは運悪く強盗に巻き込まれてしまうことに。 「ローズボウル」とはカリフォルニア州のローズボウル・スタジアムで1月1日に行われる大学同士のアメリカンフットボールの対戦のことだそう。
タンは情報屋アリーと再会
強盗が使っていた銃は改造銃。スラッグ弾は威力が強く、熊撃ちやドアを破壊するのに使う銃弾だそう。そんな弾で人が撃たれたら、ひとたまりもないですね…。
強盗に銃を売った改造屋によると強盗はテーザー銃も購入。テーザー銃で電気柵を解除できてしまうなんて。
以前、似た手口の強盗事件で情報屋だったアリーに話を聞きに行くタンとストリート。3年前、風紀課だったタンと情報屋のアリーは実は付き合う約束をしていたことが…。 スワットに抜擢されたタンは、お互いのためにアリーの前から姿を消していたことが判明。 確かに付き合うわけにはいかなかったことはわかるけど、お別れぐらい言ってあげて…。
アリーの情報で強盗犯の身元が判明。22時間もぶっ通しで捜査しているスワットのメンバーは朝までお休みに。22時間もずっと仕事なんて、大変…。しかも、リーダーを任されたディーコンとルカはさらに長時間勤務をこなしたようですね。
22時間も働いたタンでしたが、すぐアリーに会いに。さすがスワット、スタミナがすごい…。
翌朝、アリーの情報で電気柵のある店を絞り込み、強盗犯は逮捕。バイクで逃走する犯人は手強かったですが、カーチェイスのシーンはかっこよかったですね。 タンとストリートはお互いを高め合うライバルに。ホンドーとディーコンも同じだったということで、将来はいい相棒同士になりそうですね。
今回はディーコンがリーダーとして指揮することに。ホンドーとのわだかまりが再燃することなく、事件が解決して一安心。
強盗犯は逮捕されましたが、金はアリーが持ち逃げ! タンへの置き手紙には「今度は私があなたを捨てる」と書かれていました。 事件は解決したのに、悲しい終わり方でしたね。
ホンドーは訴えられる
ホンドーに暴行されたと訴え出たのはランドリー・ベルモントという薬物中毒の男。この訴えは意外なところにつながって、びっくり!
事細かにホンドーから暴行を受けた状況を語るランドリー・ベルモントの話は信憑性がありそうに聞こえますね。 ホンドーの車の車種に、その時の服装まで調べていたランドリー・ベルモント。すぐにホンドーへの疑いは晴れるかと思いきや、内務調査を受けることになり、大ピンチ!
しかも、ホンドーのアリバイを証明できるのは、付き合っていることを秘密にしているジェシカだけ。 相談した弁護士の「これがアメリカだ。ヒーローが作られ、つぶされていく」というセリフが印象的ですね。
ホンドーへの疑いを晴らすため、辞表まで用意したジェシカ。ヒックスに打ち明けてしまおうとするシーンではドキドキ…。 ランドリー・ベルモントは訴えを取り下げ、なんとかジェシカもホンドーもキャリアを守ることができて一安心。
ランドリー・ベルモントが訴えを起こしたのは刑務所にいる恋人タビサの指示。 タビサの姉を見て、すぐに訴えを取り下げたランドリー・ベルモント…。 さらに恋人タビサの裏には、服役中のストリートの母親が!
刑務所の中からもホンドーに仕返ししてくるなんて、油断も隙もないですね。 ホンドーに母親の正体を知らされたストリートでしたが、口の上手い母親に丸め込まれてしまったよう…。 ストリートのこれからが心配ですね。
ドラマの中で流れた曲
- Blue Veins - THE RACONTEURS
- These Times Are Changing - THE STRUTS
『S.W.A.T.』第10話「プリズン・パニック」"SEIZURE"
あらすじ
民営の刑務所で暴動が発生し、スワットが出動。ギャングのワン・ナイナーズはAブロックを、カルテルのバハ・ディアブロスはBブロックを、ナチ・イーグルスはCブロックを占拠。作業員や看守、神父、ホンドーの知り合いシスター・カーメリータも人質になってしまう。
ホンドーたちのチームは3つに別れ、それぞれのブロックの暴動を鎮圧していく。
ディーコンの妻アニーはディーコンがスワットに入隊して10年の記念日をお祝いしようとケーキを持って警察署に。しかし、アニーは発作を起こし、病院に運ばれる。ディーコンは暴動の鎮圧の最中。ホンドーとジェシカはディーコンを動揺させないように黙っていることにする。
暴動を鎮圧していくうちに、この民営の刑務所の闇が明るみに。この刑務所では、看守は経験不足で、監房は詰め込み過ぎ、さらには作業場で違法労働をさせて儲けていたことが発覚する。
すべての暴動はナチ・イーグルスのボス ガナー・ケイドの指示。ガナ―は暴動の隙に保護房にいる情報屋のデール・デグローを殺そうと計画していた。シスター・カーメリータはその保険だった。
デール・デグローの房が開けられる前に、催涙弾を撃ち込み、ホンドーたちはナチ・イーグルスを制圧。しかし、ガナー・ケイドは脚をうたれながらも、ホンドーたちが侵入した屋上から逃亡。 ジェシカは足を引きずる看守姿の男を不審に思う。その男は逃亡したガナー・ケイド。ジェシカは銃を取り出したガナ―を射殺する。
ホンドーは今回の暴動の責任は刑務所のオーナー ジョーンズにあると指摘し、責任を追及すると宣言するのだった。
感想
刑務所で暴動が発生
極悪人だらけの刑務所で暴動が発生。民営の刑務所の実態はひどいものでしたね。遅かれ早かれ、暴動が起きるのは時間の問題だった模様…。
Aブロックはリーダーがカトレル・ポーターの「ワン・ナイナーズ」が占拠。ディーコンとクリスがAブロックの暴動の鎮圧を任されることに。たった2人で刑務所に侵入するなんて…。
まず、2人が助けたのは看守のテリー・アップルトン。看守の服を取り戻そうと、囚人を殺してしまったところでした。何か裏がありそうでしたが、ただの気弱な看守。なんと訓練も受けることなく、スーパーの店員から看守に転職!
しかも、時給は11ドル。危険手当がほしいくらいなのに…。
訓練もなしに看守を雇っていたなんて、暴動が起こったときに対処できないのも当然の結果ですね。
別の事件で遅れていたマムフォードのチームも駆けつけ、ボスのカトレル・ポーターも監房へ。ワナにかかって、大ピンチかと思いきや、応援が来ていてよかった。 人質になっていた看守も救助され一安心。
それにしても、制御室やさらには武器庫まで襲われ、囚人たちが武装しているというのがおそろしい…。 自分たちを守ってくれるはずの武器が、逆に自分たちに向けられるなんて皮肉ですね。
刑務所の闇が…
ストリートとタンはボスがモコの「バハ・ディアブロス」が占拠しているBブロックへ。 奥へ進んでいくと、そこにはテレビドラマを見て、アイスクリームを食べる囚人たちが!
アイスクリームの容器が驚くほどデカい。テレビを見て、アイスを食べるなんて、暴動にしてはかわいいものでしたね。
2人用の監房に4人は詰め込まれいるという受刑者。受刑者が増えるほど、儲けが増えるという民間刑務所の闇が…。
さらに、安い賃金で防弾ベストを作らせていたことも判明。 まさに、受刑者を奴隷としてこき使っていたようですね。
アメリカでは実際に劣悪な環境の民営刑務所が問題になったそう。刑務所の空室を減らすために刑期をのばしたり、受刑者から”宿泊費”をとって借金漬けにしてお金を搾り取ったり、最低賃金以下で働かせ、利益を企業が独占したりとやりたい放題していたそう。 犯罪者の更生につながらないと批判を受けています。
刑務所まで大企業の金儲けの手段になっているなんて、おそろしい…。
ストリートは武装した受刑者たちを説得し、降伏させることに成功。 しかし、かわいらしい”モコ”という名前のボスは降伏せず、格闘に。”モコ”というかわいらしい名前に見合わず、凶暴なモコ! 2人がかりでやっと取り押さえることができました…。 全然かわいくない”モコ”なのでした。
狙いは情報屋の口封じ
ホンドーとルカは一番タチが悪い「ナチ・イーグルス」が占拠するCブロックへ。リーダーは人種差別主義者のガナー・ケイド。首にはナチスのわしの紋章のタトゥーが…。
「ナチ」とついた名前だけでもヤバそうですね。刑務所長をためらいもなく射殺するシーンが衝撃的。
カトリックも嫌いだとシスター・カーメリータの腹も刺す極悪非道なガナー。 そんなガナーの目的は保護房にいる情報屋のデール・デグローを殺し、口を封じること。
願い出の用紙の暗号「ヴァルハラの丘はトールの雷の楽園」を解読するとデール・デグローの名前が。暗号には北欧神話が!
協力してくれたJRは、元はガナ―と同じ白人至上主義者。しかし、シスター・カーメリータのカウンセリングで更生。 自分を刺し、傷口までえぐったガナ―にさえ、「誰でも人生をやり直せる」と訴えるシスター・カーメリータの信念は立派ですね。
こんな風に心から受刑者の更生を信じるシスター・カーメリータは強欲であくどい刑務所のオーナーとは正反対。
催涙弾を打ち込むホンドー。かっこいい! しかし、ガナ―は逃亡し、脱獄!
ジェシカが異変に気付いてよかったですね。終身刑3回のガナ―は死亡。終身刑3回という相当ひどいことをしてきたガナ―も終わり。
刺されたシスターも助かりそうで一安心。 次の刑務所にも行くつもりというのが強い、まさに信念の人ですね。
ホンドーは刑務所のオーナーに今回の暴動の責任をとらせると宣言。「私は囚人を囚人として扱ってるだけだ」とうそぶくオーナーは最低…。いずれ、自分もその囚人に。人間扱いされないつらさを刑務所にぶち込まれて思い知るといいですね。
ディーコンの妻が発作を起こす
ディーコンの妻アニーは発作を起こして病院に。ディーコンのスワット入隊10年をお祝いするためにケーキを持ってくるやさしい奥さんが…。
髄膜腫という脳腫瘍で手術に。 ディーコンは仕事中で、伝えることもできないホンドー。すぐに駆け付けられないなんて、つらいですね。 スワットの仕事が終わったディーコンはヘリで病院に直行。車で向かうと思ったら、ヘリ!
それでも、手術前に会うことはできなかったディーコン。 3年前に妻のバーバラを亡くした署長のヒックスも同じような経験があるようですね。卑怯なところが目立つヒックスでしたが、自分を責めるディーコンを慰めるやさしい一面も。
子どもたちのためにも、アニーの手術が成功して、無事に助かってほしいですね。
英題の”SEIZURE”には「占拠、発作」という意味があるそう。
ドラマの中で流れた曲
- 今回は特になし
『S.W.A.T.』第11話「コリアタウン」"K-TOWN"
あらすじ
コリアギャング「ゴールデン・ボーイズ」の大ボスを突き止めるため、ホンドーたちスワットは麻薬取締局(DEA)のカトリナ・ウォルシュ(通称KC)と合同捜査を行う。
ホンドーたちスワットは正体を隠し、薬物のフェンタニル50キロを強奪。ギャングたちの電話を盗聴し、大ボスと思われるウィルシャー・ホープ銀行の副頭取エディ・リーが浮かび上がる。 しかし、エディは口封じに殺され、DEA捜査官のカトリナ・ウォルシュの息子カルヴィンが誘拐されてしまう。
カルヴィンを誘拐したのはエディ・リーのボディガードをしていたピーター・クワァンの母親で人身売買もしているというサン・クワァン。 ホンドーたちはサン・クワァンの店からカルヴィンを救い出すが、エディを口封じに殺し、誘拐を指示したコリアタウンの大ボスの正体は謎のまま。
ホンドーはカルヴィンの学校の情報まで漏れていたことから、内部に内通者がいることを疑う。 そして、サンがカルヴィン誘拐を報告したニューソウル不動産のジェ・キムが大ボスだと突き止める。 ホンドーは今度カルヴィンに手を出したら容赦しないとジェ・キムに警告するのだった。
感想
DEAと合同捜査
今回はコリアタウンが舞台に。韓国料理店から大量のドラッグを盗んだのは、実はホンドーたち。銃を撃たずに、作戦は成功し、大興奮!
「今回はソフトタッチでね」というホンドー。KCが言うようにハードになったら、どうなるんだ!?
盗んだドラッグはフェンタニル。フェンタニルは麻酔や鎮痛剤に使われ、なんと効果はモルヒネの100倍以上だそう。 2016年にはミュージシャンのプリンスがフェンタニルの過剰摂取で中毒死しています。
中毒死の危険性が高い薬物で、純度の高いものは素手で触れないというのがおそろしいですね。
エディ・リーが浮かび上がるが…
KCの息子カルヴィンとも親しいホンドー。中華鍋で、高たんぱく低カロリーの豆腐の炒め物を手作り。豆腐はアメリカでも高たんぱく低カロリーで人気のようですね。
KCに結婚しないの?と尋ねられるホンドー。 難しい状況のジェシカと結婚する日は来るのでしょうか…。
盗聴の結果、浮かび上がったのはウィルシャー・ホープ銀行の副頭取エディ・リー。豪邸を2件持ち、それぞれに妻と愛人の子どもたちが暮らしているというのが驚き。よくそんな二重生活を送っていますね。 しかし、エディ・リーは大ボスではありませんでした。
新人の頃、コリアタウン担当だったというルカ。コリアタウンのお店や韓国料理にもくわしく、韓国語も話せることが判明。
「名誉アジア人」だったと自慢するルカ。アパルトヘイト(人種隔離政策)が行われていた南アフリカで日本人が「名誉白人」と呼ばれていたことを思い起こさせますね。 「名誉白人」という言葉にいいイメージはないですが、ここでは韓国文化に詳しいルカを「名誉アジア人」と呼んでいる模様。
自慢するだけあって、韓国焼酎のソジュと日本酒の違いも説明。韓国焼酎のソジュは日本では「JINRO (ジンロ)」が有名ですね。日本酒は英語で”sake” サケ というそう。
大ボスはエディではなかった
逮捕時、エディのボディガード ピーター・クワァンに挑発されたストリートは市民や仲間を危険にさらすことに。スワットの任務になれてきたストリートですが、まだまだのところも。 ホンドーは、スワットの黄金律 第3条 常に冷静にを忘れるなと忠告。 他にどんな黄金律があるのか気になりますね。
釈放されたエディは口封じに「コリアン・チョーカー」という伝統的な手で殺されてしまいました。 チェーンソーの刃と南京錠で、首を絞められ、窒息しながら同時に出血多量で死ぬという「コリアン・チョーカー」という殺害方法が残虐ですね。
捜査官KCの息子が誘拐されてしまう
KCの息子カルヴィンはエディのボディガード ピーター・クワァンの母親サンに誘拐されてしまいました。 「合言葉を知らない人の車には乗らない」と教育され、賢いカルヴィンも「おばあちゃんを殺す」と脅され、しかたなく車に。 怖いおばさん…。
KCに息子を返してほしかったら、盗んだフェンタニルを返せと要求。 KCは息子を助けようと暴走し、本物のフェンタニルを持ち出し、1人でギャングとの取引へ。 ホンドーたちが助けに行かなれば、あと一歩でエディと同じ方法で殺されそうに!
チェーンソーの刃で首を絞めるというのが恐怖…。暴走したKCをかばうスワットのメンバーたちはやさしいですね。
ルカの知り合いから、誘拐したおばさんのサンは人身売買も行っている悪人だと判明。 ナイトクラブを経営するルカの知り合いは、デート中に消えたことを怒っているケイラ・ソン。 スワットの隊員は女性関係がいい加減な気が。タンも情報屋の女性の前から姿を消し、ルカもデート中に消えたことが判明。
第9話でお金を持って逃げたアリーのことを引きずっているかと思ったら、タンには新しい彼女が。ベニスビーチで出会ったスイサイダル・テンデンシーズと安いビール好きのブロンドの子と付き合っていることが判明。
スイサイダル・テンデンシーズとは自殺願望という意味で、アメリカのスラッシュ/ハードコア・バンドのことだそう。「自殺願望」というバンド名がすごい!
「アジア人の子はおふくろを思い出すからあんまり付き合わない」というタン。彼女の名前が母親と同じだった的な感じで嫌なのでしょうか…。それとも、母親と何か確執でもあるのでしょうか…。
ルカの知り合いの情報から、誘拐犯サンのマッサージ店の場所が判明。マッサージ店に突入するスワット。ドアの下敷きにされて何度も踏みつけられる手下がおかしいですね。
カルヴィンはサンにチェーンソーの刃を首に巻きつけられ、人質に。誘拐した挙句、子どもを人質にするなんて、卑怯ですね。 ゴム弾でサンを仕留めるホンドー。 逮捕された誘拐犯のサンでしたが首謀者を言おうとはせず、弁護士を要求。ふてぶてしい!
アニーは再び手術することに
ディーコンの妻アニーは手術から2週間。ディーコンは本当にアイスクリーム係りになってました!
お見舞いに警官姿のストリッパーまで贈ったというストリートにはびっくり。でも、アニーは爆笑してたということで、よかったですね。
順調に回復していたアニーでしたが、血栓で再び倒れてしまいました。アニーがロースクールを辞め、環境保護の夢を諦めたのは、自分のせいだと責めるディーコン。これは神からの戒めで、アニーにふさわしいか試されてると考えるのでした。 アニーはずっとディーコンをそばで支えてきたんですね。
再び手術することになったアニー。「最善を尽くしたいなら血管外科の専門医チャンドラー先生に」と看護師に勧められたディーコン。確かに最初に手術の説明をしていた医師にはいまいち信頼できない感じが…。
警察委員長のマイケルが結婚記念日の旅行中のチャンドラー先生を連れてきてくれました。 ホンドーも感心するほど、人脈が広い!
アニーの手術も成功し、数か月経てば普通の生活に戻れるように。よかったですね。
大ボスはジェ・キムだと判明
首謀者は逮捕できなくても、合同捜査は成功ということになり、不満に思うホンドー。内通者も謎のままに。内通者は一体誰なのでしょう?
KCは引退することに。本物のフェンタニルを持ち出したことは、バレなかったようで一安心。
首謀者はニューソウル不動産のジェ・キムだと判明。警察署長とも友達だというキム。警察にもコネがある厄介な敵! ストリートと共にキムのお祝いの席に乗り込んだホンドー。証拠をつかみ、キムを逮捕できる日は来るのでしょうか…。
ドラマの中で流れた曲
- Style - AIDEN.J
- No Song - RUDDINN
- Never Give up (feat. Shari Short) - AIDEN J
『S.W.A.T.』第12話「化学テロ」"CONTAMINATION"
あらすじ
港で毒である大量のシアン化物が押収される。シアン化物のバイヤーはブルーのバンで立ち去るが、交通違反で警察官のドナに止められる。しかし、主権運動家の2人は警官に反発し、助手席のクロケットが発砲する。 ドナは防弾ベストでなんとか無事だった。
運転手はハーリー・ストーン。農場を政府の治水政策で失い、妻のララと共に過激な主権運動家になっていた。 人を殺すのは間違っていると妻のララは夫を説得。
リーダーのクロケットはシアン化物を浄水場から水道に流す計画を実行しようとしていた。 スワットは浄水場に急行。シアン化物を流そうとするクリケットたちを阻止する。
スワットには万が一の時のために手紙をロッカーに入れておく習慣が。無事に帰るお守りとして、迷信を信じる仲間のためにもストリートも手紙を書くことにする。
感想
警官が撃たれる
港では潜水ロボットが活躍。船にはアーモンドのにおいがするシアン化物が大量に。シアン化物といえば、青酸カリが有名ですね。
FBIやスワットを見て立ち去ったリーダーのクリケットと運転手のハーリー・ストーン。 ”国や州の法には従わない”というステッカーで、すでに厄介そう…。主権運動家だというクリケットたち。話が全く通じない相手でしたね。 しかも、警察官のドナを撃って、逃亡してしまいました。
アメリカでは実際に武装したミリシアという民兵組織が活動しているそう。
ミリシア運動(ミリシアうんどう)とは - コトバンク
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - ミリシア運動の用語解説 - アメリカ合衆国における過激な武装組織による政治運動。参加者は一般に,政治をきわめて陰謀論的に解釈し,みずからを政府の弾圧に抗する伝統的な自由の擁護者とみなす。これまでに,1930年代半ばのファシスト団体と「黒シャツ」運動の提携や...
クリスと警察学校で同じだったというドナ。ジェシカの改革案が通れば、ドナを含めて女性のスワット隊員も増えそうですね。男社会の警察組織で、女性が活躍するのはまだまだこれからのようです。
過激な主権運動家
ハーリー・ストーンのアパートにケーブルテレビの業者のフリをして侵入。本物の業者に間違われるほど、偽装は完璧!
部屋には主権運動家を示すようなポスターだらけ。 1993年、アメリカ・テキサス州ウェーコで起きた宗教団体ブランチ ダビディアンの武装立て籠もり、集団自殺事件のポスターや 1995年にティモシー・マクベイが起こしたオクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件のものも。
反政府主義の思想に染まっていたハーリー。ウェーコ事件ではFBIの行動には法律違反があったと非難されています。ティモシー・マクベイの爆破事件はミリシアに影響を受けた事件だと考えられているそう。
「死刑は矛盾している。死は罰ではなく自由だ」というティモシー・マクベイの言葉が不気味というか、死をも恐れない怖さが…。
アメリカの国旗(星条旗)を逆さまにするのは、危険が迫っている、緊急事態という表明で、政治的な意図でなされることも多いそう。 ちなみに『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のロゴも逆さまの国旗になっています。
毒が水道に
妻のララは夫よりも主権運動にのめり込んでいなかった模様。農場を奪われ、息子を流産したことで、過激な主権運動に取り込まれてしまったようですね。 税金も払う義務はないと主張するも、税金で作られた道路や公共システムを利用していると反論するホンドー。まさに正論。
「政府は国民を洗脳してる」というハーリーですが、陰謀論で洗脳されてしまったのはハーリーのほう。 もとは普通の人だったらしいハーリーは、悲しみにつけこむクロケットに利用されてしまったのでした。
アジトに立てこもり、殉教者となる気だった過激なメンバーたち。 宗教じみていて、怖いですね。
「計画を話さなきゃ、別れる」という妻の言葉で、やっとシアン化物を水道に流す計画を話したハーリー。 水道に毒を流して、大量殺人を企むクリケットはホンドーが射撃。
征服するためには、人殺しもいとわないという考えがおそろしい…。 FBIの捜査官はやたらエナジードリンクを飲んでいただけで、あんまり活躍せず。
ここまで、過激でなくても反政府思想や無政府主義の組織がいくつも実際にアメリカで活動しているというのが、恐怖を倍増させますね。
手紙がお守りに
ストリートはロッカーに手紙を入れておくことが生きて帰るお守りだと初めて知ることに。 ストリートがスワットに入ってから5か月が経ったことが判明。
遺書を書くのが、迷信と化しているのはびっくり。命懸けの仕事ならではですね。「お手紙書きましょ」というルカが面白い。
妻のアニーからも手紙を渡されたディーコン。 アニーは2度の手術にも耐え、元気そうでよかったですね。 夫婦の絆は何よりも強いのでした。
手紙を書く相手がいないというストリートが悲しい…。刑務所にいる母親は息子をコントロールしようとする毒親でしたね。 友達だというクリス宛てに手紙を書くことになるストリート。ストリートにも手紙を書く、友達以上に大切な人が現れるのでしょうか…。
ホンドーは父親とジェシカに。迷惑がかからないように、ジェシカへの手紙は隠してあるのがホンドーらしいですね。
ジェシカは改革案を提出することに
ジェシカは警察委員長のマイケルと連名で警察の改革案を提出することを決定。 しかし、前途は多難のよう。
警察官たちから反発を受けるのは必至。 お気楽にゴルフのスイングをする署長のヒックスにも、賛同できないと言われてしまいました。 警察のための改革なのに、警察組合が改革の妨げになりそうですね。
しかも、次回予告では改革を後押ししてくれている警察委員長にホンドーとの関係がバレてしまうようです! まさに大ピンチ。 ジェシカとホンドーはどうなってしまうのでしょうか…。
ドラマの中で流れた曲
- Twenty Miles - DEER TICK
『S.W.A.T.』第13話「高い壁」"FENCES"
あらすじ
移民局と協力し、凶悪なギャングL2-Dのメンバー トロ・オチョアが潜伏していると思われるアパートの手入れを行う。しかし、そこにはトロ・オチョアはおらず、逃走しようとした不法移民カルロスが捕まる。ストリートが移民局の捜査官にカルロスのIDを渡した映像がニュースとなり、激しい抗議が起こる。
ロサンゼルスは市長が不法移民を受け入れると宣言した聖域都市。連邦捜査機関の移民局に協力したことで、スワットは市民の反感を買ってしまう。 さらに、トロ・オチョアを追う民兵組織まで現れる。
トロ・オチョアはいざという時に不法移民を匿ってくれる地下組織の情報をカルロスから盗み、潜伏。 トロ・オチョアは確保され、強制送還されることになる。
カルロスを釈放するように妹のアリアナたちが抗議集会を開く。不法移民をつけ狙う民兵たちはアリアナを見せしめにするため、拉致して国境に連れていき、捨てようとしていたが、ホンドーたちが阻止する。 トロ・オチョアの逮捕に協力したカルロスが強制送還されないようにしたいストリートは償いのためにも、妹のアリアナに移民専門の有能な弁護士を紹介する。
ジェシカはホンドーと付き合っていることが警察委員長のマイケルにバレ、警察の改革を進めるのなら、自分自身も規則に従うべきだと指摘されてしまう。 ホンドーはジェシカが改革を進めるために、身を引き、2人は別れることになる。
感想
不法移民の取り締まりに協力したことが市民の反感を買うスワット
L2-Dという凶暴なギャングのメンバー トロ・オチョア。車で街を流し、見つけた工事作業員を殺させるのが残忍。真面目に働いていただけなのに、殺されてしまうなんて理不尽ですね。どうやらギャングへの入会儀式だったよう。
L2-Dのギャングのモットーは「血とレイプと殺し」。モットーだけでどれだけひどい犯罪組織がわかりますね。
ストリートは連邦捜査官にカルロスのIDを渡したことで炎上。ツイッターのトレンドになるほどに。#CuteBadCop Cuteが付くんですね…。
何気なく行ったストリートの行為でロサンゼルスと連邦の不法移民への対応の差が分かることに。 移民が犯罪の通報をおそれないようにするため、ロサンゼルス市長は不法移民を受け入れ、聖域都市に。 ロサンゼルスに50万人近くいるという不法移民。これだけ多くいたら、受け入れるしかないのかもしれませんね。
不法に入国した一人一人の事情を知ったら、不法入国した人々のことも理解できるのかもしれませんが、生活習慣も違う移民を50万人も受け入れるのは大変そう。 移民政策に揺れるアメリカの問題が描かれていますね。世界でも問題になっている移民政策。極右の政党が支持を集める原因にもなるなど、一筋縄ではいかない難しい問題ですね。
不法移民を追う民兵組織も現れる
不法移民でもおそらくほとんどはカルロスのように働き者で善良な住民のよう。妹のアリアナはUCLAの医学生。 エルサルバドルのギャングから逃げるため、アメリカに来たというカルロスたち家族。それなのに、アメリカでもギャングに悩まされることに。
オチョアと話していることが判明したカルロスでしたが、潜伏できる場所をしつこく聞かれていただけだったと判明。カルロスも実はギャングのメンバーだったということではなくて、一安心。
メタル好きのオチョアが来たという店から、娼婦 ルリッサが浮上。手の跡がはっきりと分かる首のあざが痛々しい…。
ルリッサに聞いたオチョアの隠れ家には、オチョアを市民逮捕しようとする兄弟が。賞金稼ぎかと思ったら、不法移民を追う民兵…。 わざわざオレゴン州から来たという民兵の兄弟も驚きですが、さらに驚きなのが、不法移民を監視し、画像をネットにあげていること。 ゾッとしますね。いくら不法入国者だからって、捜査官でもない一般人が監視しているなんて…。
しかも、民兵の不法移民を追う活動は違法ではなく、犯罪には問えないというのもびっくり…。 一般人が不法移民の取り締まりをするのは、かなり問題がありそうなのに。
妹アリアナが民兵に狙われる
いざという時に、不法移民を匿ってくれる地下組織があるというカルロス。不法移民を追跡する民兵もいれば、匿って助けてくれる家族も。
オチョアはその地下組織に協力するグレゴリー・マクガハンの家に潜伏。包丁まで振り回す凶暴なオチョア!
移民局に引き渡されたオチョアは強制送還になる模様。強制送還後は、殺人容疑でエルサルバドルの刑務所に入ることになるのでしょうか…。なんだか、刑務所もギャングのテリトリーになっていそうで不安に。ちなみにギャングのせいでエルサルバドルの治安は悪く、世界の殺人発生率では第6位だそう。
抗議集会では、民兵がカルロスの妹アリアナを見せしめにしようと計画。民兵の1人が知らせてくれたおかげで、アリアナを助けることができました。いままで、ギリギリ違法ではないことをしていた民兵も一線を越えてしまったよう。 それでも、民兵の中に止めようとした人がいてよかったですね。
カルロスは釈放されず、アリゾナの移民局の施設に移送されることに。責任を感じたストリートは移民専門の弁護士を紹介。捜査に協力し、家族のために懸命に働いてきたカルロスが報われるといいですね。
ホンドーとジェシカは別れることに
ジェシカの警察改革案はマスコミにリークされ、警察官に反感を持たれてしまった模様。ジェシカの車が壊される事態に…。反感を覚えたからと言って、車を壊すなんて。警察官の仕業だとしたら、厄介ですね。 そんなジェシカを慰めるところを警察委員長マイケルに目撃され、ジェシカとホンドーの関係がバレてしまうことに。
政治の世界では、「意見が気に入らないと意見じゃなく、その人間を笑顔でたたく」という警察委員長。こ、怖い…。
ジェシカが部下のホンドーと付き合い、自らが規則を破っている事がバレたら、警察を改革することは出来ないと指摘。 男ならホワイトハウスのインターンやロシアのコールガールと遊んでも許されるが、女性は許されないというマイケル。女性への風当たりはこんなところでも、強いようですね。確かに世間的にはまだ女性の浮気のほうが厳しく批判される傾向が。
真剣な交際を遊びだと言われるのも、悲しいですね。 結局、お互いに愛し合っていても、別れることになった2人。 愛しているからこそ、ジェシカのために身を引くホンドー…。 ジェシカは警察の改革に一層、邁進することになりそうです。
サンドバッグに気持ちをぶつけるホンドーがやるせないですね。
ドラマの中で流れた曲
- Killing Strangers - MARILYN MANSON
- Shadows - TYRANT
『S.W.A.T.』第14話「死んだはずの男」"GHOSTS"
あらすじ
非番の日、ルカとストリートはマリーナを歩いていた。そこでルカは2年前に自爆したはずの連続殺人犯「美形キラー」を目撃。
逃走した車のナンバーを調べると、乗り捨てられた車が。さらに、モデルを目指すのランス・ロイが拉致されていた。2年前の被害者ケリの情報で、犯人は被害者にコンビニのジャンクフードを食べさせていたという。過去2週間の犯人の車の立ち寄り先近くのコンビニに聞き込みし、ついに防犯カメラに映った犯人の姿が明らかになる。
「美形キラー」の正体は電気技師のマーティン・ハーウェル。 家も突き止め、スワットは停電させて、突入。地下にはランス・ロイと女性が監禁されていた。 ワナにかかりながらも、被害者2人を保護。2年前と同じように大量の爆薬が仕掛けられていたが、ルカは逃走した犯人を追い、格闘に。「美形キラー」は確保される。
ジェシカには提案書に反発する警官からと思われる脅迫状が届く。 スワット内部の犯行かと思われたが、なんと犯人はスワット隊員ロッカーの妻ヴァルだったことが封筒の指紋から判明する。
少年のレイモントを誤射し、罪悪感に苦しむバックを心配したホンドーは、レイモントとバックを会わせて1対1で話せるように場を設ける。
感想
連続殺人犯「美形キラ―」
今回は連続殺人犯を追うということで、少しだけ「クリミナル・マインド」っぽかったですね。
2年前、まだバックがリーダーで、タンが新人だった頃に起こった「美形キラ―」連続殺人事件。英語では「美形キラ―」は”Vanity Killer”となっています。
”Vanity ヴァニティ”には「虚飾、うぬぼれ、化粧品」という意味があるそう。雑誌のヴァニティ・フェアや化粧品を入れるバッグをヴァニティ・ケースと言ったりするのが、思いつきますね。
犯人が目撃され、倉庫に突入するスワット。女性被害者のケリ・シムズは助かりましたが、犯人は倉庫ごと大量の爆薬で爆破し、男性被害者は助からず…。 男性を拷問するところをケリに見せ、楽にさせたいならケリ自身が殺せと言った「美形キラ―」。 残忍すぎる…。
鎖で縛られて助けを求める男性被害者は、ルカが助けに戻ろうとするも爆発で死んでしまったのがつらい…。 犯人は死んだと思われていましたが、実は生きていたことが判明。2年間、「美形キラ―」のことを忘れずいたルカがマリーナで目撃!
それにしても、ルカがまだストリートの部屋に居候していたのが驚き。第3話「パミリヤ」から4か月もストリートの部屋にいる模様。
一緒に暮らすストリートも大変ですね。「(ストリートは)嫌そうだが、ほんとは出ていってほしくない」はずと言うルカ…。 これは、居候の最長記録をさらに更新しそうなのでした。
連続殺人犯「美形キラ―」はジャンクフードを食べさせていた
モデルや俳優などハリウッド・デビューを目指してやってきた地方出身者を狙っていた「美形キラー」は、ランス・ロイを拉致。 ルカが目撃したマリーナの公園では、ヨガをしていたランス・ロイを見ていたことが判明。 8人も殺していた連続殺人犯はやはり犯行を止めていませんでした。ワナを仕掛けたり、死んだふりをしたり、悪賢い犯人でしたね。
被害者のケリは精神科医のウェンディに会い、さらわれたときの詳しい状況を思い出すことに。女優を目指していたケリの人生は事件で変わり、格闘技の先生に。 あんなひどい目に遭わされても、立ち直っていたのが救いですね。
ケリの情報によると、犯人は被害者にコンビニのジャンクフードを食べさせていたことが判明。モデルや俳優志望のきれいな人たちにジャンクフードを食べさせることも、拷問の1つだったのでしょうか…。
それにしても、コンビニ店員が変わってましたね。回ってソーセージを焼く機械の速度にムラがあるというコンビニ店員のアーティー。 ばっちり「美形キラー」を覚えていました!
「まともな人なら食わないようなものを食うんですよ。うちでも最悪のジャンクフード山ほど買っていく」と証言するコンビニ店員。まともな人なら食わないようなジャンクフードを売っているというのも、怖いというか、ある意味すごいですね。 カロリーやトランス脂肪酸たっぷりのものが目に浮かぶ…。
連続殺人犯「美形キラ―」のワナ
「美形キラー」の正体は電気技師のマーティン・ハーウェル。地下にはランスだけでなく、女性も監禁。 拷問するのを他の被害者に見せるのが「美形キラー」の手口。 それを楽しむ犯人の精神状態は異常としか言いようがないですね。
ディーコンは水道電力局の者のフリをして、停電させた隙に突入。 またしても、ワナを仕掛けていた犯人! センサーに引っかかると耳をつんざく大音量のアラームが。さらには、催涙ガスまで! 落とし穴も。
大男の「美形キラー」と格闘になるも、取り押さえ、銃を向けるルカ。 大量の爆薬も爆破されず、一安心。 連続殺人犯に殺されてしまう人は出ませんでしたが、つらい経験でケリのように人生は変わってしまうと思うと気の毒に。 今度こそ、逃げられずに捕まえられてよかったですね。
脅迫状がジェシカに届く
ジェシカには脅迫状が。スワット内部の犯行かと思われましたが、犯人はスワット隊員の妻!
マムフォードのチームのロッカーの妻ヴァルが、提案書のせいで警官が危険な立場になると思い、脅迫状を出したことが判明。 警官の仕業じゃなかったことはよかったですが、まさか妻が脅迫するなんて…。 車のタイヤを切ったのは別人なのでしょうか?
穏便に済まそうとするジェシカでしたが、署長のヒックスは脅迫状の件でロッカーの妻ヴァルを迷惑行為で罰金刑に。 警察官の妻にまで反発される提案書。ちゃんと説明すれば分かってもらえそうですが、警察の改革は前途多難ですね。
懲戒免職になった元リーダー バックは苦しんでいた
少年を誤射し、懲戒免職になったバックを心配するホンドー。 バーで飲んだくれていると思ったら、ボウリングをしていたのが意外でした。一人ボウリングできるメンタルはすごい。ストリートは下手すぎてガタ―ばかりなのが、おかしいですね。
バックは投資に失敗し、お金をなくしたことが判明。しかも、その投資は誤射してしまったレイモントの学費にするためというのが、悲しい…。
ストリートは励まそうとバックが以前自分に言ってくれた言葉「たとえば歯を蹴られたりすると死ぬほど痛い。でも、人生で大事なのは何発喰らったかじゃなく、どれだけやり返せるかだ」を思い出させるストリート。
ホンドーはUCLAに合格したレイモントとバックを会わせることに。レイモントが大学に合格し、元気に立ち直っていてよかった! バックの罪悪感も和らいで、立ち直れるといいですね。
ドラマの中で流れた曲
- Just Dropped In (To See What Condition My Condition Was In)- KENNY ROGERS & THE FIRST EDITION
『S.W.A.T.』第15話「ピットイン・クルー」"CREWS"
あらすじ
素早く現金輸送車を襲う「ピット・クルー」と呼ばれる4人組の強盗犯がロサンゼルスでも犯行を行う。スワットはFBIと合同捜査することになるが、FBI捜査官のデュボワは上の空。不安に思ったジェシカはデュボワ捜査官が鎮痛剤の依存症であることを突き止め、捜査を外れるように忠告する。
ホンドーの情報屋クレイグは現金輸送車強盗の情報を求め、殺されてしまう。 捜査の結果、強盗犯は現金輸送車のエンジンに追跡装置を仕掛け、正確な輸送車の位置を把握し、襲っていたことが判明。
追跡装置が仕掛けられた現金輸送車の荷台にホンドーやタンが乗り込み、尾行するスワットチームと共に強盗犯を一網打尽にする計画を立てる。 しかし、デュボワ捜査官は依存症であることを認めず、捜査で間違った指揮をしてしまいスワットは危機的状況に陥ってしまう。
人質をとった2人の強盗犯を催涙弾で運転席から外に出し、現金輸送車の屋根に上がっていたホンドーが威圧し、犯人は降伏。人質も無事で、犯人は逮捕される。
スワットで紅一点のクリスはスワット・アカデミーの女性生徒エリカ・ロジャースに利き手でないほうの射撃を教えてほしいと頼まれるが、クリスはエリカのためにもストリートに指導を受けるようにすすめる。 ホンドーの情報屋で殺されてしまったクレイグの娘ラナには情報提供の謝礼として、10万ドルが入ることになるのだった。
感想
FBI捜査官は鎮痛剤の依存症だった
素早い強盗で「ピット・クルー」と呼ばれる強盗犯。電磁波を使ってエンジンを止めたり、エンジンに追跡装置を仕掛けたり、なかなかハイテクな強盗犯でしたね。
強奪した金を「デイルズ・キャッシング」で洗浄するために雇われた運び屋はなんとも胡散臭い「マシーン」という男。今、流行ってるとガラガラヘビのジャケットを着ている「マシーン」に、タンは「間違ったファッション・ブログ読んでる」と鋭いツッコミ!
ガラガラヘビのジャケットが流行ることなんて、一生なさそう…。
ホンドーの情報屋クレイグは、この「マシーン」を追い、強盗犯に殺されてしまったのでした。 「マシーン」を演じているのは、『7デイズ/時空大作戦』に出演し、『コールドケース 迷宮事件簿』ではカーティス・ベル検事補を演じたジョナサン・ラパーリア。
第12話「化学テロ」にも登場したFBIのデュボワ捜査官。集中力を欠いていたデュボワ捜査官は鎮痛剤の依存症であることが判明。 エナジードリンクを飲んでいたのが、眠気防止のためだったなんて!
ジェシカに指摘されても認めようとせず、逆に脅してくるデュボワ捜査官…。 捜査にも支障が出ることに。 それでも、自分が鎮痛剤の依存症だと認めないというのが厄介ですね。
強盗犯を追い詰める作戦
現金輸送車のエンジンに追跡装置が仕込まれていたと突き止め、メンテナンス業者トロイ・ダンカンの仕業だと判明。 札束持った写真をアップするなんて、おバカ。 しかも、 ユーザーネームは「ダンガネーター」…。ターミネーターをもじったようですね。
強盗犯は州ごとに3台の現金輸送車を襲っていた模様。 3台目の現金輸送車の荷台に隠れるホンドーとタン。 鎮痛剤の依存症のデュボワ捜査官のせいで、尾行チームは渋滞に巻き込まれてしまうことに。
運悪く、尾行チームがいないときに強盗に襲われることになった現金輸送車! 現金輸送車の警備員は危険なお仕事ですね。
強盗犯2人はルカが銃で倒すも、後の2人は運転手のジョーイを人質に! それにしても、運転席に乗り込んだ強盗犯2人が兄弟だったとは驚き。
すべて自分のせいにしろと言い、弟を守ろうとする強盗犯のリーダー。極悪非道な強盗犯にも兄弟愛は残っていたようです…。
走行する現金輸送車の屋根に乗ったままのホンドー!! 振り落とされなかったのは、トレーニングの成果!?
現金輸送車の屋根から銃を向けるホンドーがかっこいいですね。人質をとっていた犯人もこれには降伏するしかなし! 3分のところを、2分で駆けつけるストリートのドライビング・テクニックも披露されるのでした。
情報屋の遺族にはお金が
ジムでホンドーに情報を渡していたクレイグ。 シャフトだけでウエイトリフティングしようとするクレイグが面白かったですね。
クレイグが殺されてしまい残されたのは娘のラナと認知症の母親…。 息子の死も分からないというのが、一層悲しいですね。 陽気で憎めない情報屋だったクレイグ。「生まれつきラッキーだ。ラッキーに死ぬ」と言っていたのに、無残に殺されてしまったのが気の毒。
ホンドーと同じく、クレイグの認知症の母親はガンボスープが得意。ガンボはアメリカ南部の郷土料理で、フランスのブイヤベースが基になっているそう。オクラでとろみがついているのが一般的で、白いご飯にかけて食べることもあるそう。おいしそうですね。
ガンボ (料理) - Wikipedia
ガンボは、 ルイジアナが アメリカ料理に対して行った最大の貢献であると言われている。この料理の歴史は、複数の文化が出会った 18世紀にまで遡る。 フランス料理の ブイヤベースがその基礎となった。 チョクトー族 インディアンの使用した フィレ・パウダーと地元の魚介類が加わったことにより、地方色が強まることになる。 西アフリカの奴隷たちが オクラを持ち込み、これがルイジアナの台所にもたらされた。ガンボの語源(後述)は、オクラを意味するアフリカの言葉から来ている。 ピーマン、 トマト、それに調理された タマネギは、 スペイン の入植者たちによってもたらされた。
ラナには情報提供の謝礼として、10万ドルが。日本円にすると約1000万円。父親を亡くした悲しみは癒えませんが、クレイグが望んでいた学費や介護費が入ることになってよかったですね。
スワットを目指す女性生徒エリカ
スワットで1人だけ女性のクリスはスワット・アカデミーの女性生徒エリカ・ロジャースを心配。ひいきしていると思われるのも、逆にエリカの足を引っ張ることになるとストリートに射撃訓練を頼むことに。 男社会のスワットの中では、色々と気を配らなければいけないのは大変ですね。
実力は十分でも、女性ということで落とされないとは限らないスワット。もし、実力が互角だったとしたら、男性のほうが選ばれそう…。
それにしても、利き手ではないほうでも銃が撃てるように訓練するなんて、すごくかっこいいですね!
スワット・アカデミーの生徒エリカ・ロジャースを演じているのは、ドラマ 『スリーピー・ホロウ』でジェニー・ミルズ役を演じたリンディ・グリーンウッドです。
ドラマの中で流れた曲
- 特になし
『S.W.A.T.』第16話「復讐」"PAYBACK"
あらすじ
ボディガードの目の前で、ナイトクラブから裕福な家の一人娘 ジュリエットが誘拐される。富裕層専門のグレンジャー警備に勤務しているジュリエットのボディガード リックは腕を撃たれてしまう。 その後、身代金500万ドルを要求する電話が。
誘拐犯はグレンジャー警備をクビになったトム・ラッセルだと判明。元陸軍のトムは勤務中に靭帯を切って、経営者のフィル・グレンジャーにクビにされていた。フィル・グレンジャーは退役軍人を安く雇い、労災も失業保険もないまま使い捨てにしていたのだった。
トムの狙いは誘拐保険をかけたクライアントを誘拐し、グレンジャー自身が払う身代金を手に入れ、 フィル・グレンジャーに復讐することだった。
トムを含む誘拐犯4人とジュリエットは以前リハビリ施設だった建物に。突入したスワットは誘拐犯3人を確保し、ジュリエットを保護。 屋上に逃げたトムをホンドーが説得し、確保する。
ジュリエットに恋心を抱くボディガードのリックをホンドーは警察学校に推薦することに。 マムフォードは4度目の結婚をすると言い、みんなが心配。しかし、結婚相手のニッキーはいい人で、マムフォードはさらに予定を早め、ラスベガスですぐに結婚することを決める。
感想
誘拐事件が発生
22歳のジュリエットが誘拐される事件が発生。元海兵隊員のボディガード リックが負傷。人の多いナイトクラブで、1人で警護するのは大変…。それにしても、娘にボディガードをつけるというのが、まさにお金持ちのお嬢様!
ホンドーが元海兵隊員だった過去も明らかに。同じ元海兵隊員ということもあって、リックとはすぐに打ち解けるホンドー。お互いにどこの部隊に所属していたのか確認するのが軍人っぽい。
リックがあげた誘拐の容疑者は元彼氏のスティーブン・ウェッブ。ヤクの売人と付き合っていたなんて、男を見る目がなさすぎますね。どこがよかったんだろう…。
ホームレスのフリをして潜入捜査をしている警官から情報をもらうタン。ホームレスの情報屋かと思ったら、警官でびっくり。潜入捜査も大変ですね…。
情報から誘拐犯がモーテルにいることを突き止めたストリートたち。犯人と銃撃戦になり、犯人は逃走! カーチェイスで、犯人の車がレストランに突っ込んで、ショートカットしたのにはびっくり!
一方、ストリートが運転する車は接触事故で身動き不能に。車をぶつけてしまい「うちの親に殺される」と真っ青になる運転手に、「手間を省いてやる」とキレるストリート。 ストリートの華麗なドライビング・テクニックも車が動かなければ、役に立たず…。
誘拐は警備会社への復讐だった
銃撃戦のときに拾った犯人のケータイで連絡してきたジュリエット。犯人に「って言え」と言われたと何回も繰り返したのは、犯人にも会話が聞かれているという合図でした。ジュリエットに恋をしているリック。いざという時のため、ジュリエットに教えた生き延びるためのノウハウが役立つことに。
モーテルに残っていた指紋から誘拐犯はグレンジャー警備をクビになったトム・ラッセルだと判明。誘拐の動機は同情できるものでした。
グレンジャー警備は退役軍人を安く雇い、失業保険も労災もないまま使い捨てに。トムは復讐のため、グレンジャーの会社に身代金を出させ、ビジネスを潰すのが目的。 人を道具のようにしか思わないひどい会社ですね。まさにブラック企業。自分は富裕層からの警備代金で儲け、命懸けで警備する従業員は使い捨て…。しかも、裁判でもビジネスだと言われ、敗訴。復讐したくなるのも分かりますね。
アルコール依存症のリハビリを受けていたというトム・ラッセル。トムの奥さんの「断酒会では飲み仲間が増えるだけ、リハビリ施設では悪い仲間が増えるだけ」という言葉がむなしいですね。誘拐犯の仲間もそこで見つけたのでしょうか…。
ホンドーが犯人を説得
閉鎖されたリハビリ施設に潜伏していた誘拐犯たち。フェンスを焼き切る道具がかっこいい。 ハンドサインで犯人の位置を伝えるタン。全然意味が分からないけど、特殊部隊って感じがして、かっこいいですね。
屋上に追い詰めたトムを説得するホンドー。 軍人だったもの同士、心を通わせるふたり。軍人同士にしか分からないものがあるのでしょうね。 過酷な戦場を生き抜いた退役軍人はPTSDやうつを患い、ホームレスになってしまったり、自殺してしまう人も多いそう。「心の一部が戦地で死んだ」けれど、「命の重みも学んだ」はずだというホンドー。
自殺しようとしたトムでしたが、なんとか無事に確保することができました。「自殺する勇気よりも、自分のしたことを背負って生きるほうが勇気がいる」子どものためにも、立ち直ってくれるといいですね。
しかし、あくどい経営者のグレンジャーは何のおとがめも無し。こういう人のほうが成功する世の中なのが悲しいですね。
助けられたジュリエットはリックと再会。ジュリエットのほうはリックのことを、守ってくれるお兄さんみたいな存在だとしか思ってなさそう…。
ちなみに、クライアントと結婚したボディガードもいるというのは、パトリシア・ハーストと結婚したボディガードのこと。
新聞王の孫娘パトリシア・ハーストは誘拐され、ストックホルム症候群となり、犯人の組織に加担し、逮捕。その後、25歳のときに自分のボディガードをしていたサンフランシスコの警官と結婚したそう。
パトリシア・ハースト - Wikipedia
同年5月17日、 FBIがSLAのメンバーのアジトを急襲し、犯人6名を射殺する。パトリシアは他のメンバーと外出していたため、難を逃れ、そのまま逃亡する。6月7日、パトリシアは「タニア」という名を名乗り、 ロサンゼルスの放送局に組織の同志になったことを宣言する カセットテープ ...
誘拐されたジュリエットを演じているのは、映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』で ナンシー・ケリガンを演じたケイトリン・カーヴァー。
リックはホンドーの推薦で警察学校へ。「一度なったら、常に海兵隊」と標語にもあるように、元海兵隊同士助け合うようですね。
マムフォードは4度目の結婚
マムフォードが4度目の結婚をすると知り、びっくりするスワット隊員。しかも、ひと月前に知り合ったばかり! 女優のエリザベス・テイラーは7人の相手と8回も結婚! 8回も結婚するなんて、ここまでくると逆にあっぱれですね。
エリザベス・テイラー - Wikipedia
『 緑園の天使』(1944年)が最初に成功したテイラーの映画出演作品となった。その後、『 花嫁の父』(1950年)、『 陽のあたる場所』(1951年)、『 ジャイアンツ』(1956年)、『 熱いトタン屋根の猫』(1958年)、『 去年の夏 突然に』(1959年)などに出演している。1960年の『 バターフィールド8』で アカデミー主演女優賞を受賞し、『 ...
ひと月で結婚を決めるなんて、無謀、絶望的、懲りない人だと散々な言われようのマムフォードでしたが、三度目の正直ならぬ四度目の正直で幸せをつかんだようで一安心。
理学療法士ニッキーのために、たまごやチーズも食べない完全菜食主義ヴィーガンになったと聞いたときには、相当無理してそうで、ディーコンもあきれ顔でしたね。 しかし、意外にもニッキーはいい人。スワットは義理の家族になると、スワット隊員のことも把握していたニッキー。さらに予定を早めて、ベガスに結婚しに行くのがすごい…。
ちなみに、花嫁には「Congratulations. おめでとう」と言ってはいけないんだそう。 新郎には言ってもよいそうですが、新婦にCongratulationsと言うと「努力して新郎を射止めた」という意味になり、失礼に当たるそう。
ラブラブ過ぎるマムフォードとニッキーにはついていけませんが、幸せそうで何よりですね。
ドラマの中で流れた曲
- Busted (S.W.A.T. Edit) - BOWIE JANE
『S.W.A.T.』第17話「武器庫」"ARMORY"
あらすじ
ギャング組織ロス・レイエスの一員だったアンヘル・ルセロは殺し屋ロペスの車でカーチェイスとなる。 スパイクストリップで車がパンクし、ルセロは民家に押し入り、家族3人を人質に取る。 スワットの活躍で、無事にルセロは逮捕されるが、ルセロは皮膚の下に手錠の鍵を隠しもっていた。
手錠を外したルセロはジェシカとプランク警察委員長を人質にして、スワットの武器庫に立てこもる。 ルセロはギャング ロス・レイエスのボス ハビエル・バリオスに妹アビーをさらわれ、午前2時までに39番の貸金庫を破らなければ、妹を殺すと脅されていた。
ヒックスはスワット本部が乗っ取られる異常事態に凄腕の元スワットのスナイパー「死の天使」を呼ぶ。 ロス・レイエスの殺し屋ロペスのGPS付きのエクササイズウォッチから、ルセロの妹アビーは組織の精肉店に連れ去られたと分かる。午前2時を過ぎ、スワットは殺されそうになっているアビーを助け出す。
ハビエル・バリオスは兄が死に、兄が麻薬の金を預けた貸金庫の中の現金400万ドルを手に入れたかったのだった。
立てこもるルセロはジェシカたちに襲いかかるが、ジェシカとプランクは手錠の鎖でルセロを抑え込み、「死の天使」がルセロの肩を撃つ。 妹のアビーが無事だと知ったルセロは手榴弾を渡し、投降する。
クリスはストリートのデートアプリのプロフを手直し。ストリートと気が合いそうなバイク好きの看護師モリー・シンプソンとデートできるように手配する。
民家でルセロの人質になったジュリアンの医療用ドローンはスワットの手榴弾で壊れてしまう。 エンジニア・コンペで優勝し、 奨学金を手に入れて大学に行くつもりだったというジュリアンにディーコンたちは場所と部品を提供。さらに、スワットはエンジニア・コンペの締め切りに遅れそうなジュリアンとドローンを会場まで送り届けるのだった。
感想
浮気現場から逃走するストリート
豪邸のシーンから始まり、夫が帰ったら、妻が殺されてる! パターンだと思ったら、浮気…。しかも、間男はストリート!
クッションで股間を隠しているストリートが間抜け。バルコニーからプールに飛び込んで逃走するはめに…。人妻だと知らなかったストリート。修羅場となるところでしたね。
スワットの重機が登場
今回は妹を人質に取られた男がスワットに立てこもり。
最初はパトカーとカーチェイスになり、民家に逃げ込んだルセロ。そこに登場したのは黒い重機。なんと登場した黒い重機は「ザ・ルーク」と言い、実在するそう。 キャタピラー車両を装甲し、スワット仕様に改造してあるそう。お値段は約3500万円。盾やコンクリートも打ち破る破城槌など4種類のアタッチメントも!
建設機械を改造、SWAT向け装甲車両「ザ・ルーク」
数十社の軍事関連企業が10月下旬、ペンシルベニア州フィラデルフィアで開かれた国際警察署長協会(IACP:The International Association of Chiefs of Police)の年次総会および展示会で最新の装備
すごい重機が現れてびっくり。かっこいいですが、いきなり街中に現れたら威圧感がすごいですね。
スワット本部が立てこもり現場に
無事に逮捕されたルセロでしたが、スワットの本部に立てこもる事態に。まさか皮膚の下に手錠の鍵を隠し持っていたなんて…。取り出すところが痛そう。
そして、立てこもったのはスワットの武器庫。スワットの武器が敵に使われてしまうのが皮肉…。さらに、壁もコンクリートで補強され、爆弾もドリルも通用せず。
金網で中の様子が分かるので、まだましかと思ったら、金網は防弾仕様…。 ジェシカとプランク警察委員会が人質に取られる事態に。
スワット本部が乗っ取られる前代未聞の事態にヒックスが呼んだのは、元スワットの凄腕スナイパー「死の天使」。名前からして、危険そう。ゾッとするような雰囲気のスナイパーでしたね。 引退理由はヒックスしか知らないという謎のスナイパー「死の天使」。いざというときに、呼び出されるというのがハードボイルドの登場人物っぽい!
妹が誘拐されたという話は本当だと判明。 妹を助けるためなら、どんなこともしそうなルセロ。 ギャングから足を洗って、家族に受け入れてもらおうとしていたのに、脅されて、金庫破りを要求されていたのでした。
自宅の物置にある箱に閉じ込められていた母親による説得は逆効果に。 父親と同じように盗みの道に進んだ息子を責める母親。ついには、「殺したいなら殺して」と息子のルセロを見捨ててしまうのでした。ギャングの一員である息子のせいで、家族が危険な目に遭ったのは間違いないですからね…。 それでも、更生して変わろうとしていたルセロを殺してもいいと母親に言わせてしまうのが悲しい…。
妹のアビーは精肉店にとらわれていた
死んだギャングの殺し屋ロペスの車のトランクには、GPS付きのエクササイズ・ウォッチが。これで行き先もバレバレに。 さらったアビーの居場所が判明。
精肉店で殺されそうになっていたアビー。ギャングの店で、死体を処理してると噂の精肉店は絶対に利用したくないですね…。人肉とか売ってそうで、ゾッとします!
アビーを殺す前に涙を舐めとるギャングのボス ハビエルがキモい…。 しかも、ルセロに貸金庫を破らせたかったのは、兄が死んで、兄の貸金庫の鍵が見つからないから。 金庫破りさせるより、もっと他に方法があったんじゃ…と思ってしまいました。
配電盤の黄色のコードを切り、武器庫のドアを開けるディーコンたち。何色のコードを切るのか迷うのは、まるで爆弾の解除作業みたいでしたね。
無事に脱出したジェシカとプランク。「死の天使」の撃った弾も肩に命中。 プランクにはストーカーに殺された婚約者の彼女ブルックリンがいたことが判明。 警察委員長になったのも、ブルックリンのためでした。そんなつらい過去があったなんて、意外でしたね。
追い詰められ、手榴弾のピンを抜くルセロ。ドカンと行くかと思ったら、安全レバーを握っていたため爆発はしなくて一安心。妹アビーの説得もあり、ルセロは投降。ジェシカを撃てた時も撃たなかったし、今度こそ更生できるといいですね。
「借りは返した」と言って去る死の天使。去り際もハードボイルド。
クリスはストリートのデートをセッティング
クリスはストリートの出会い系アプリのプロフィールを直し、気の合いそうな女性とデートをセッティング。
上半身裸のボクシング写真に制服姿のプロフィール写真、「俺に挑戦する気のある人募集中」と書いていたストリート。 「俺に挑戦する気のある人募集中」って、決闘でもする気みたい…。
さすがストリートのパスコードもお見通しだったクリスは、ストリートにぴったりのお相手を見つけてくれました。人妻と浮気するはめになったり、ストリートには女性を見る目がなかった模様。 看護師のモリー・シンプソンとバイクで競争して、デート場所へ向かうストリート。 真剣な交際相手が見つかったようでよかったですね。
医療用ドローンの修理に協力するスワット
人質事件で作っていた医療用ドローンが壊れてしまったジュリアン。スワットのメンバーが直すのに全面協力。
ルカが警官にならなきゃMIT(マサチューセッツ工科大学)に入ってたほどの天才だったとは意外! 「普通の子はヌードビーチにドローン飛ばすのに」とこぼしていたルカも、ただチャラチャラしているおじさんじゃなかったんですね!
ディーコンは妻お手製のBLTサンドをジュリアンに差し入れ。毎日、愛妻弁当を作ってくれるなんて、愛されてる!
救命士が来るまで患者に応急処置ができる医療用ドローンを作ったジュリアン。ドローンといえば、麻薬を運んだり、盗撮に使われたり、テロに利用されたりと、悪用されるケースが多発していますが、こんな人の命を助けるドローンができたら、うれしいですね。
仕上げにハイレゾのWi-Fiカメラを取りつけ、医療用ドローンが完成。 ハイレゾのWi-Fiカメラはルカがマムフォードから拝借したのでした。 「興奮すると犬みたいにうろつくんだ」と言われてしまったルカですが、ドローンの修理に全面協力してくれるのがやさしいですね。
さらに、エンジニアのコンペの締め切り間に合わせるため、スワットの装甲車で会場へ。 至れり尽くせり! 優勝も間違いなしですね。
ドラマの中で流れた曲
- How High - BAD RABBITS
『S.W.A.T.』第18話「パトロール」"PATROL"
あらすじ
月に一度のパトロールデー。マムフォードはクリスを自分のチームに入れようと、コンビを組む。クリニックで発砲事件が発生し、駆けつけると男性患者が殺され、女性医師は撃たれてケガを負っていた。犯人は保護観察の一環でカウンセリングを受けていた女性医師の患者ザック・カルニック。
ザックは弾詰まりをおこした銃を売人に直させ、連射装置まで手に入れ、銃の売人を射殺。 次に、3度目のデートを断られたジョイのオフィスを襲撃。クリスとザックは格闘になるが、負けたクリスはザックに逃げられてしまう。
ザックの次の狙いはバス。ザックの乗ったバスを迂回路に誘導し、突入するスワット。クリスはザックを確保し、雪辱を果たす。
ルカは問題を起こす子どものうち一人 ケリーが失読症だと気付き、病院に連れていくことに。 タンは泥棒を走って追跡中に無線を落としてしまい、拾ったチアリーダーとの交渉で大金を払うハメになる。
ホンドーはオークランドに帰省し、病気の父親がLAに引っ越すように頑固な父親を説得する。
感想
ホンドーは故郷のオークランドへ
今回、ホンドーは里帰りでスワットをお休み。カリフォルニア州オークランドがホンドーの出身地。元ブラックパンサーで、市民活動を続けているホンドーの父ダニエル。ブラックパンサーはカリフォルニア州オークランドで結成されたそう。
ブラックパンサー党 - Wikipedia
ブラックパンサー党( 英: Black Panther Party, BPP)あるいは 日本語で 黒豹党(くろひょうとう)は、 1960年代後半から 1970年代にかけて アメリカで 黒人 民族主義運動・黒人解放闘争を展開していた急進的な政治組織。1966年、 カリフォルニア州 オークランドにおいて ヒューイ・P・ニュートンと ボビー・シールにより、都市部の貧しい黒人が居住する ゲットーを 警察官から自衛するために結成された。 共産主義と民族主義を標榜しており、 革命による黒人解放を提唱し、 アフリカ系アメリカ人に対し武装蜂起を呼びかけた。また、貧困層の児童に対する無料の食事配給や、治療費が無料の「人民病院」の建設を行った。 日本 では、かつて新聞などで「黒豹党」と呼ばれることが多かった。
ホンドーの父ダニエルはホンドーの母を捨てて、浮気相手のジェーンに走ったことが判明。ブリーは異母きょうだい。ホンドーにはウィニーという妹もいるようですね。
ダニエルの病気は重症筋無力症。重症筋無力症とは筋肉が弱り、力が入らなくなってしまう病気だそう。日本では難病に指定されています。 携帯電話を持つ手も震えているダニエル。ブリーとLAで一緒に暮らせるように、頑固者の父親を説得するのは大変。
ジャズを教えてくれたのも、ルイジアナのガンボスープの作り方を教えてくれたのも父親だと語るホンドー。ギル・スコット・ヘロンは人種差別に対して詩や曲で戦い続けた人だそう。 最後、引っ越しするときに流れた曲はギル・スコット・ヘロンの“Your Daddy Loves You”という曲です。
ホンドーの得意料理ガンボスープはお父さん仕込みだったんですね。
浮気相手だったジェーンには逃げられてしまうも戻ってくると信じているダニエル。「ハレルソン家の男にはそれだけの魅力があるんだ。誰もそれからは逃げられない」と豪語。 家族を捨てて、次は捨てられるなんて、因果は巡るのでした。
ホンドーは初恋の相手ジェニースとランチ。ホンドーのヘリの写真はジェニースも見ていました。父親のダニエルもヘリの写真の新聞記事やホンドーが警官になったときの写真を大事にとっていたことが判明。 影で活躍を見守っているのは父親らしいですね。第2話「クチーヨ」でのヘリからの射撃シーンはインパクト大。故郷でも話題になっていたのでした!
置いていかれるつらさを知っているからこそ、父親には同じつらさを味わってほしくないというホンドー。家族を捨てた父親に恨みもあるはずなのに、仕返しではなく、責任を果たそうとするホンドーは立派ですね。 人間ができている!
銃撃事件が発生
マムフォードとクリスは一緒にパトロール。ザックによる発砲事件を捜査することに。クリスを自分のチームに引き抜きたいマムフォードはやたらクリスを褒めてくるのでした。 「共感を求めすぎると他人とつながれない」と今の女房に教え込まれたというマムフォード。スピード結婚したマムフォードはさっそく尻に敷かれているようですね。
銃の売人から連射装置を手に入れたザック。銃だけでも危険なのに、1分ごとに400発から800発撃てるという連射装置まで手に入れてしまった犯人。1分ごとに400発から800発って…。想像しただけで、おそろしいですね。 2017年に起き、58人の死者と850人以上の負傷者を出したラスベガス乱射事件では連射を可能にする「バンプストック」が使用。規制への検討が進んでいるようです。
2017年ラスベガス・ストリップ銃乱射事件 - Wikipedia
現地ネバダ州在住の スティーブン・パドックが マンダレイ・ベイ・リゾート アンド カジノの32階のスイートから大通り ラスベガス・ストリップ沿いのラスベガス・ヴィレッジで開かれていたThe Route 91 Harvest カントリー・ミュージックフェスティバル会場に向け自動式の銃を数千発発砲、58人が死亡、546人が負傷した。死者には 北海道日本ハムファイターズの ブランドン・レアード のいとこも含まれていた。
皮肉にも銃の売人もザックに撃ち殺されることに。 ザックの次の標的は3度目のデートを断ったジョイ。どうやら、デートを断られたことが犯行の引き金になったようです。怒りを抱え、精神的に不安定なザックには、ちょっとしたことが凶悪事件の引き金に…。事件を引き起こすのは時間の問題だったのかもしれませんね。
ザックと激しい格闘になるクリス! 最後にはザックに逃げられ、悔しい思いをすることに。 ケガやあざが痛々しい…。
ザックに逃げられたことも、女だからということにされがちで、逃がしたことで次の犠牲者が出るかもと悩むクリスに「泣き言を言ってないで、そのくそったれをとっ捕まえろ!」と檄を飛ばすホンドー! そのおかげで、クリスはザックを取り押さえ、リベンジを果たすことができましたね。
ザックがバスを狙ったのは、バス停にいた家出少年の自分を誰も気にも留めなかったから。 母親の暴力から逃れるため、家出したのにみんな無視。8歳の子どもにとってはつらすぎる経験ですね。誰か1人でも声をかけていれば、ザックの人生も違ったものになっていたのでしょうか…。
「大人になった家出少年はバスで大勢殺し、警官に撃たれて死んだ」とホットドッグ屋台の男性に話すザックが不気味。 自分の未来を予告していたザックでしたが、死なずに逮捕されることに。 ザックのような犯罪者にしないためにも、ルカやディーコンがしていたように、子どもの頃にどんな問題を抱えているのか知り、支えることが大事なのかもしれませんね。
失読症だと気付くルカ
ルカとディーコンは問題のある子どもたちを担当することに。ティーンエイジャーの非行少年・少女たちかと思ったら、もっと小さい子たちでびっくり。 学校で悪さばかりする子が集められたようです。
強がって悪さする車イスのトラヴィスには車イスバスケを紹介。 ルカはケリーと言う女の子が失読症(ディスレクシア)であることに気付きました。 ルカも失読症で問題児だった過去が。失読症だということが14歳まで分からなかったというルカ。ケリーの苦しみが誰よりもよく分かるルカは病院にも連れていってくれることに。早く気付いてよかった。
ディスレクシア - Wikipedia
この障害は家族性の場合もあり、遺伝性と考えられる。たとえば親が症状をもつ場合、子どもの23 - 65%に同様の症状が認められるとの報告がある。 スウェーデン国王 カール16世グスタフはディスレクシアであるが、その長女の ヴィクトリア王太子や、長男の カール・フィリップ王子も同様の障害がある(国王及びその子女がディスレクシアを抱えていることについては、1997年に ...
犯罪を減らすには、子どもの頃からの教育やサポートが大切なのかもしれませんね。
無線をなくすタン
タンは泥棒を追いかける最中に無線を落とすミス。「備品を亡くしたら、1か月、ブラックベティを手で洗うのがスワットのルール」 装甲車を素手で洗う!?
装甲車のブラックベティはなんとお値段6ケタ。ということは、10万ドル以上100万ドル以下(約1000万円~1億円)。 さすがのお値段…。しかも、最高速度は140キロ。意外に速いですね。
無線を拾ったチアリーダーに翻弄されるタン。ストリートは完全に面白がっていましたね。 なんとか無線は取り戻したものの痛い出費が…。警官相手に交渉して手玉に取るなんて、チアリーダーの子もやり手ですね。
ドラマの中で流れた曲
- Your Daddy Loves You - GIL SCOTT HERON
『S.W.A.T.』第19話「情報源」"SOURCE"
あらすじ
不正や権力と闘うロシアのジャーナリスト イリーナの警護に当たるスワット。イリーナはこれまで何度も命を狙われていた。
イリーナがLAに来たのは、情報源の「シャオリン」に会うため。「シャオリン」の情報では、ロシアから大量の銃がアメリカに密輸される計画が。 大量の銃をアメリカ国内でタダでばらまき、アメリカ人同士を殺させる魂胆だった。
スワットは殺し屋の雇い主パベル・ノボコフ(別名メルヴィン・ノーウッド)のスパに潜入。パベル・ノボコフのパソコンのデータをダウンロードし、3人の殺し屋うち1人の住所が分かる。 その住所のアパートにはVXガスを製造した痕跡が。
イリーナは講演会で、本にサインしようとしたところを狙われる。間一髪でクリスがイリーナをかばい、VXガスを浴びてしまう。クリスはアトロピン注射で一命をとりとめる。
ストリートの母親は家庭内暴力を振るう夫を殺害した罪で18年の刑期を務め、出所。クリスやホンドーはストリートが母親と住むことを心配する。 ストリートに追い出されたルカはみんなが見つけてくれた部屋にリタイアした警察犬のデュークと一緒に住むことになる。
感想
命を狙われるイリーナ
イリーナの警備員を次々と倒していくスワット。最初は、イリーナを逮捕する気かと思いましたが、警備の穴を指摘するため。
暴露本を書いてロシアの新興財閥や麻薬王を怒らせたというイリーナ。婚約者を殺されても、権力と闘うのをやめない信念がすごいですね。 しかし、1人で情報源と会いたいイリーナはスワットの警備を抜け出し、銃撃されることに。
警備を抜け出してしまうジャーナリストの警護も大変。銃撃では市民も巻き添えに…。死亡者が出なくてよかった。 ロシアなら本当に殺し屋も送り込んできそうなのが怖いですね。
イリーナの情報源によると、ロシアがフルオートの銃をアメリカに密輸しようと計画。しかも、タダというのがびっくり。アメリカ国内で内戦を起こすのが目的だったようですね。
殺し屋の雇い主はパベル・ノボコフ。殺し屋に自分の名前「パベル」が入った指輪を渡すなんて、自分が黒幕だと知らせるようなものじゃ…。CIAもパベルのことはマークしていました。指輪は元KGBのたまり場でもあるスパの会員証。 それを使って、スパに潜入!
パベルのロッカーのパソコンからデータをダウンロード。いつ潜入がバレてしまうかとドキドキ。チームワークで潜入は成功。 サウナ室でパベルをひきつけていたディーコンは間一髪で脱出。タオルを巻いた姿で、ゴミ収集車に乗り込むディーコンがおかしいですね。
VXガスを浴びてしまうクリス
ダウンロードしたデータから殺し屋のケータイが判明。ケータイの位置情報から殺し屋の1人のアパートが明らかに。 イリーナは情報源に会うためにも講演会に出席。「弾圧をおそれず、意見を言うものを守る」と誓うホンドーがかっこいいですね。
イリーナを殺す方法はVXガス。殺し屋のアパートにはVXガスの前駆体である化学物質QLや硫黄が…。VXガスといえば、 金正男暗殺事件に使われた化学物質。化学知識のある人なら比較的簡単に作れてしまうそう…。
しかも、VXガスはペンで噴射できるように細工。こんな風に持ち込まれたら、バイオテロは防ぎようがないですね。 イリーナをかばい、クリスがVXガスを浴びてしまうことに。自分の命を危険にさらして、警護している人を守ったクリス!
解毒剤のアトロピンで一命をとりとめたときは、ほっとしました。 アメリカ軍ではサリンなど神経ガスを浴びてしまったときにアトロピンを打つことが規定されているそう。 スワットの装甲車にもバイオテロを想定して、アトロピンが常備してあったようですね。
アトロピン - Wikipedia
アトロピンは、 抗コリン作用を有する薬物である。具体的には、 ムスカリン性アセチルコリン受容体を 競合的に阻害することにより、 副交感神経の作用を抑制し、胃腸管の運動抑制、心拍数の増大などの作用がある。 有機リン剤中毒等の治療にも用いられ、 地下鉄サリン事件では サリンに 曝露した被害者の治療にも用いられた。 米軍では神経ガスに 曝露してしまった時にアトロピンを打つ事が規定されており、「各 BC兵器のタイプ別の症状をイラスト化した」簡易マニュアルが配布されている。また 湾岸戦争においてイラクによる化学兵器使用の危険に晒された イスラエルは、 ガスマスク と共にアトロピンの注射キットを国民に配布した。
殺し屋3人は確保。格闘中に殺し屋のカツラが吹っ飛んだのには笑ってしまいました。
銃の密輸も摘発され、事件解決後イリーナはホンドーにいきなりキス! 悪と闘うもの同士、信頼関係ができたようですが、キスにはびっくりしましたね。 ジェシカと別れたホンドーに新しい恋人はできるのでしょうか…。
ストリートの母親が出所
ストリートの母親カレンは18年の刑期を務め、出所。それにしても、まだルカがストリートの部屋に居候していたとは…。みんな嫌がるはずですね。
ストリートの母親カレンが第9話「死角」で男を使い、ホンドーに暴力を振るわれたと訴えさせ、ホンドーをハメようとしたことをストリートは信じていないのでした。 母親に利用されているストリートが心配ですね。
暴力を振るう父親をストリートの目の前で射殺したカレン。殺さななければ殺されていたのはわかりますが、子どもだったストリートに父親をおびき出させるなんて…。 しかも、警察にウソをつくように指示。
子どもを自分の都合のいいようにコントロールしようとする母親が怖い…。 母親と一緒に住むことになったストリートには大変な事態が待ち受けていそうで心配ですね。
スワットのチームは自分の家に来ないよう、ルカの新しい部屋さがし。タンは彼女のボニーと同棲中だと判明。 1人で住むのが嫌なルカには、新しいルームメイトが。ストリートの部屋にずっと居候していたのは寂しがり屋だったからというのが、ちょっとかわいい…。
新しいルームメイトはリタイアした警察犬デューク。寂しがり屋のルカもこれで楽しく暮らせそうでよかったですね。
ドラマの中で流れた曲
- Oceans Away - A R I Z O N A
『S.W.A.T.』シーズン1第20話「報復」"VENDETTA"
あらすじ
ホンドーは麻薬取引の首謀者ジェ・キムを元DEA捜査官KC・ウォルシュと共に非公式で捜査していた。 ジェ・キムは資産査定をする市の職員イアン・ペックと密会。イアン・ペックは書類を偽造し、土地の評価額を過大評価。ジェ・キムはその土地を担保に銀行から2500万ドルもの融資を受けていた。
ジェ・キムの捜査を進めていたホンドーは殺し屋に狙われ、銃撃される。 ホンドーは銀行に警告し、2500万ドルの返済の延期を取り消させ、ジェ・キムは明日までに 2500万ドルの返済を迫られる。 ジェ・キムは投資家を集め、不動産詐欺で2500万ドルを集めようとしていた。潜入した警察委員長のマイケル・プランクはジェ・キムに不動産詐欺だと認めさせようとするが失敗。しかし、マイケルは投資家たちに「これは不動産詐欺だ」とスピーチし、資金集めを阻止する。
追い詰められたジェ・キムは警察の摘発でやめていたフェンタニルの取引を再開。寝かせていた大量のフェンタニルを売り、2500万ドルを作ろうとしていた。 フェンタニルの取引現場に現れたジェ・キムは逮捕される。
仮釈放になったストリートの母親カレンとの同居には、上司ホンドーの書類へのサインが必要だった。ホンドーはストリートを心配しながらも、書類にサインをするのだった。
感想
ジェ・キムの捜査を続けていたホンドー
第11話「コリアタウン」"K-TOWN"で登場した黒幕ジェ・キムをついに逮捕することができました。
麻薬取締局(DEA)を辞めたKCとホンドーは捜査を独自に続行。まだ息子のカルヴィンを誘拐されたことから立ち直れないKC。息子を誘拐した首謀者が野放しのままというのは安心できませんね。 表向きは不動産業界の名士で、裏では麻薬取引に、不動産詐欺など汚いことをしているジェ・キム。
なんとホンドーを殺そうと殺し屋まで差し向けてきました。3人相手に戦うホンドー。SIG P228と銃の種類まではっきりと覚えているのがすごいですね。
ホンドーを狙ったのは、オオカミのタトゥーから「プロフェタス」というギャングだと判明。ラスベガスから来た殺し屋ディエゴも逮捕されますが、雇い主を言わず、ホンドーが言ってほしい名前を言えば、その通りに言うと挑発する始末…。 殺し屋ディエゴのリュックには2万ドルもの現金が。市の職員イアン・ペックを殺したのは殺し屋ディエゴだったようですね。KCはイアン・ペック殺しで逮捕されてしまいましたが、疑いが晴れてよかった。
警察委員長のマイケルが捜査に協力
ジェ・キムは上層部にもコネがあるのが厄介でしたが、警察委員長のマイケル・プランクとも知り合い! マイケルのせいで、捜査を進めていることがバレ、ホンドーが銃撃されることになったようです…。
ホンドーに不当に脅されたと訴えていたジェ・キム。マイケル・プランクと対立するホンドーでしたが、捜査に協力してくれることに。
資産家が集まる会員制ラウンジのチャンドラークラブで、ジェ・キムの投資家集めに招待されたマイケル・プランク。そんなにお金持ちなんですね。会員制ラウンジが不動産詐欺に使われそうに。2500万ドルが4000万ドルになるなんて、怪しすぎる…。 ジェ・キムに開発計画は資金洗浄のための詐欺だと認めさせる計画は失敗。しかし、マイケルの機転で資金集めは阻止。 マイケルを疑っていたホンドーでしたが、ちゃんと協力してくれましたね。
2500万ドルの返済期限が明日に迫り、追い詰められたジェ・キム。2500万ドルは日本円にするとおよそ25億円! フェンタニルをバイヤーのグラッソに売り、2500万ドルを作ることにしたジェ・キムはついに現行犯逮捕。これならコネのあるジェ・キムでも言い逃れはできませんね。
母親と同居することになったストリート
KCの息子のカルヴィンの名付け親でもあるホンドーは「認められなくても、誤解されて責められても、信念をもって何かをやり遂げる人こそ本当のヒーローだ」と伝え、カルヴィンの母親KCこそ本当のヒーローだと称えるのでした。 ジェ・キムが逮捕され、これでKCもカルヴィンも安心して普通の生活に戻れそうでよかったですね。
英題の”VENDETTA”はイタリア語で「血の復讐、報復、抗争」という意味だそう。 イタリア・マフィアの抗争を思わせる言葉ですね。
出所した母親カレンと同居することになったストリート。それには書類にサインが必要に。仮釈放されて早々、家宅侵入で手錠をかけられてしまったカレン…。昔、家族で住んでいた家に侵入し、床下に隠したという母から受け継いだ蝶々のネックレスを取りに来たのでした。
自分もまともな母親じゃなかったと謝るカレン。いきなり職場に押しかけたり、逮捕されたりとストリートを振り回すカレンですが、出所したばかりでやっていけるのか不安だっただけなのでしょうか…。 何かしそうで不安ですが、ストリートが傷つき、がっかりするようなことがないといいですね。
『S.W.A.T.』シーズン1は残りあと2話となっています。
ドラマの中で流れた曲
- 特になし
『S.W.A.T.』第21話「山狩り」"HUNTED"
あらすじ
バイカーギャングの「マークス」が強敵のライバル「ジャッカルズ」を襲撃。「マークス」はジャッカルズのメンバーや警察しか知らないはずのジャッカルズのたまり場をなぜか知っていた。
ディーコンは「マークス」に潜入したことがあり、今は引退したパトロール警官時代の先輩ホーキンスに事情を聞きに行く。ホンドーと共に山小屋に住んでいるホーキンスを訪ねるが、ホーキンスの姿はなく、突然、兵士の姿をした「マークス」に銃撃される。
潜入捜査で「マークス」を解散寸前まで追い込んだホーキンスへの復讐かと思われたが、実はホーキンスは「マークス」に寝返っていた。ホーキンスは警察時代のツテや情報を利用し、「マークス」を盛り返そうと計画。 それを知ったディーコンとホンドーは山の中を逃げることになる。ディーコンとホンドーは意見が対立。リーダーになれなかったことを今も不満に思っているディーコンとホンドーは言い合いになってしまう。
お互いに本音をぶつけ合ったディーコンとホンドーは和解し、力を合わせて、ホーキンスたちと戦う。 ホーキンスが「マークス」の仲間だと気付いたスワットの仲間も応援に。 追い詰められたホーキンスは銃に手を伸ばしたところを射殺される。
スワット・アカデミーの合格者が発表されるが、成績優秀なエリカ・ロジャースの名前がなく、クリスは憤慨。エリカは2年前に容疑者の拘束に失敗し、相棒のルイスがケガをしたことで、スワットにふさわしいか調査されていた。 実は容疑者の拘束に失敗したのはルイスのほうで、エリカがルイスをかばっていたことが判明。無事、エリカはスワットの新隊員に選ばれる。
感想
山の中で逃げることになるディーコンとホンドー
ディーコンとホンドーが山に逃げ込んで戦うのはまるで映画『ランボー』のようでしたね。
ただのバイカーギャングの抗争だと思ったら、まさかディーコンの先輩だった元警官が関わっていたとは…。ディーコン、ショック!
しかも、警察を裏切った理由は見返りがなく、「マークス」はリスペクトしてくれたから。 そんな理由で裏切るなんて…。長年、潜入捜査してきたホーキンスはすっかり悪者に。よく潜入していたギャングの「マークス」に元警官だと白状して、殺されませんでしたね。
寝返ったホーキンス役を演じているのは、『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』で工作員ジェイソン・ブライ役を演じたアレックス・カーター。
すっかり「マークス」を操って、リーダーになったホーキンス。「なんで白人の警官は引退するとみんな山奥に住みたがるんだ?」と不思議がるホンドー。確かに映画とかでも、引退した警官や兵士は山小屋に一人寂しく暮らしているイメージが。 「ターキーの砂肝」も売っていたと驚くホンドー。七面鳥も砂肝が食べられるんですね。
突然、銃撃され、山小屋に逃げ込んだディーコンとホンドー。 銃弾をストーブの火の中へ投げ込み、弾が飛び散る隙に床下から脱出! ディーコンは釣り糸や照明弾を持っていったことが、後で役立つことに。
追い詰められ、崖からダイブし、転げ落ちるディーコンとホンドー。崖からダイブするとはびっくり。 枝で脇腹を切ったホンドーの傷は釣り糸で縫うことに。カモフラージュのため顔に泥を塗ったり、傷を麻酔なしで縫ったりするのが『ランボー』っぽい。釣り針で音がするようにワナも。
一方、ストリートとタンはバーを襲撃して逃げた3人を追跡。物置に死体があることを教えてくれた犬は賢いですね。 警察犬の素質がありそう!
他の2人は教会に。1人は突入したスワットに射殺され、もう1人のサボイは逮捕。 取引を持ちかけても、なかなか口を割らないサボイは、警察の中にいる内通者を警戒。カメラを切るとベラベラとしゃべり出しました。ジェシカたちもホーキンスが裏切り者だと知ることに。ホーキンスにギャングを乗っ取られたことを不満に思っていたようですね。
言い合いになるホンドーとディーコン
ディーコンとホンドーは孤立無援の中、逃げる方針で対立。ここに来て、リーダーになれなかったディーコンの不満が爆発してしまいました。ホンドーがリーダーになったことは、ディーコンの中ですでに消化されていることだと思っていたら、心の奥で不満がずっとくすぶっていったようですね。
順当にいけば、ディーコンがスワットのリーダーになっていたはず…。ホンドーが飛び越してリーダーになって、9か月ずっと悩んでいたディーコン。 ホンドーは危険な役目ばかり引き受け、ヒーローになりたがっているとディーコンは指摘。確かに走るトラックの屋根に上ったり、ヘリから撃ったり、無茶でド派手なアクションが数多くありましたね。
14歳のとき父親が母親を捨て、自分が家族を養ってきたことや警官になってからも黒人であることで苦労したと、今までの苦労を語るホンドー。ディーコンがホンドーの過去を知らなったのは意外でした。 ホンドーは今まで大変な苦労をしてきたんですね。だからこそ、人格者で、正義感あふれるホンドーが作られたようです。
ディーコンも両親が不仲で、よく父親にキャンプに連れて来られたことが明らかに。今回は、山にくわしいディーコンの知識が役に立ちましたね。
ディーコンもホンドーも本音をぶつけ合い、ようやくわだかまりが解けたようで一安心。 その後は、ディーコンとホンドーはお互いにカバーし合い、ホーキンスたちと銃撃に。 ディーコンとホンドーは息ぴったり。信頼関係を取り戻せたようでよかったですね。
ヘリの応援も到着し、ホーキンスの仲間は確保。干し草の中に隠れていた仲間が、間抜けに見える…。 クリスはひもが飛び出す道具で敵を確保。なんかすごい道具…。
降伏しなかったホーキンスは射殺されることに。信頼していたホーキンスが裏切り者だと判明し、ディーコンにとってはつらい結末になってしまいましたね。
新たにスワットの女性隊員が誕生
第15話「ピットイン・クルー」にも登場したエリカ・ロジャースは最終的に合格し、スワットの新隊員に。それにしても、スワットになるのはこんなに最難関だとは…。スワット・アカデミーには70人に入り、残ったのは10人。チームに入れるのはその中のたった5人!
問題の調査のため、合格が保留になったエリカ。相棒だったルイスの失敗の責任をかぶっただけだったことが判明。 クリスの説得もあって、ルイスがヒックスに説明してくれたようですね。 「チームは信頼で結ばれてる。忘れるなよ、私も仲間だ」というヒックスもご満悦で何よりですね。
ホンドーを家族との夕食に誘ったディーコン。病気で倒れた妻のアニーも元気そうでよかったですね。 『S.W.A.T.』は次回がシーズン1の最終話です。どんな結末を迎えるのでしょうか…。
ドラマの中で流れた曲
- Change - RIVVRS
【終】『S.W.A.T.』シーズン1の最終話 第22話「ヘイトクライム」"HOAX"
あらすじ
クリスチャン・ベイティという男が恋人と子どもを殺して自殺すると言い、立てこもっていると匿名の通報が入り、スワットが出動。突入するが、人質はおらず、通報は間違いだったと判明する。
しかし、ベイティの部屋から爆弾の材料が見つかり、ターゲットのリストも発見される。ベイティは「アルティメット・パトリオット」という白人至上主義のチャットグループに入っている要注意人物で、FBIも警戒していた。
匿名の通報者はFBI捜査官のエリオット・ガインズだと判明。ガインズはベイティの危険性を分かっていたが、証拠がなく偽の通報でスワットに捜索させたのだった。 証拠は違法捜索で無効となり、ベイティは釈放。ホンドーはヤクの売人リトルレッドにベイティを見張らせ、ベイティが仲間のグレンスキ―と接触するところを確認。グレンスキ―はバイクで逃げようとするが、倒れた衝撃でリュックの爆弾が爆発。グレンスキ―はバラバラに。
ベイティと仲間は、サウスLAの「ヤング・スローソンズ」というグループが警官を殺そうとしているという編集されたガセネタの動画を信じ込み、「ヤング・スローソンズ」を殺そうとしていた。
逃げたベイティと残りの仲間は「ヤング・スローソンズ」が集まるミショーパークに爆弾を仕掛けていた。ベイティはまずゴミ箱の爆弾を爆発させ、人々を誘導。デカい爆弾のあるトラックに近づけて、大爆発を起こすつもりだった。 ホンドーはベイティの腕を撃ち、起爆を阻止するが、ベイティはトラックに乗り、暴走。ホンドーは装甲車でトラックの荷台に突っ込み、爆発。市民が爆発に巻き込まれるのを阻止する。
ストリートはおびえる母親カレンにラルフおじさんが来たと仕事中に呼び出される。カレンが殺した暴力夫のきょうだいのラルフおじさんは、母親のネックレスを返せと迫る。 ストリートはウソをついて抜け出したことがホンドーにバレ、スワットから外される。
病気から回復したアニーにディーコンはサプライズで二度目の結婚式を開く。 アニーは妊娠したことを発表し、逆にディーコンが驚く。 その席に、ストリートは出席しておらず、ホンドーはストリートを気にかけるのだった。
感想
少年時代のホンドー
英題の「HOAX」は「悪ふざけ、でっち上げ」という意味があるそう。通報のことや、ガセの動画のことを指しているようですね。
ホンドーの少年時代から話がスタート。友達とピンポンダッシュをするホンドー。
ただのイタズラだったのに、警察官に手を上げろと言われ、怒ったダリルは手錠までかけられ、銃で撃つぞと脅されることに。まだ子どもなのに、こんな扱いされるなんて理不尽ですね。しかも、理由は若い黒人だから。 父親に警察は敵だと言われても、違うと思ってきたホンドー。 こんな体験をしても、警察全体に不信感を覚えるのではなく、警察官となって内側から変えていこうとするのが立派ですね。
このとき、父親が書いていた横断幕には今回の爆弾テロの標的となった「ミショーパーク」の文字が。
第18話「パトロール」"PATROL"でホンドーの父親のダニエルはロサンゼルスに。 自分のいる場所が爆弾テロの標的となると知らされてもひるまないダニエル! 頑固で、信念を曲げないところはホンドーにそっくり。
通報は間違いだったが…
偽の通報でクリスチャン・ベイティの家に突入したスワット。第17話「武器庫」"ARMORY"でも登場した重機「ルーク」の出番が。 キャタピラー走行で柵もなぎ倒し、家の壁も破壊! 圧倒的な破壊力でしたね。
しかし、通報は間違い…。もしこれが、犯罪と何の関係もない家だったらと思うと怖い…。家が破壊されてるし…。 イタズラの通報は「スワッティング」と呼ばれ、嫌がらせに悪用されているそうです。
スワッティング - Wikipedia
スワッティング(Swatting)は、緊急通報用電話番号を悪用し、何らかの大事件が起こっているとする虚偽の通報によって対象の元に警察官などを派遣させるという悪戯である。名称はアメリカ合衆国の警察特殊部隊SWATに由来する。
今回はFBI捜査官のエリオット・ガインズが虚偽の通報を。チャットでベイティたちが今日、事件を引き起こすと確信していたからでした。
実際にベイティの家からは、爆弾の材料が。 過酸化アセトンはテロによく使われ、別名「魔王の母」とも呼ばれる恐ろしいもの。
間違った情報をもとにテロを起こそうとする犯人たち
白人至上主義のベイティたちは、ガセネタを信じ、爆弾テロを計画。 偽の動画を信じて、人々を殺そうと計画するなんて…。フェイクニュースやガセネタがこんな爆弾事件を引き起こすきっかけになってしまうのが、ゾッとしますね。
ベイティを泳がせ、仲間と接触するところを確認。バイクで逃げたグレンスキーは爆死! いきなり爆発してびっくり。バラバラになった犯人が悲惨…
ミショーパークでゴミ箱を爆発させ、さらに大きい爆弾を積んだトラックに人々を誘導しようとするベイティ。ゴミ箱に仕掛けた爆弾は人々を誘導するためのものというのが、汚いやり方ですね。
ベイティはトラックに乗って、逃走。暴走爆弾トラックに! 衝撃で爆発する爆弾を積んだトラックが車にガンガンぶつかっていくのが恐怖…。
市民が犠牲にならないように、装甲車でトラックの荷台に突っ込んだホンドー! さすが、スワットの装甲車。爆発に巻き込まれても、無事でした。 スワットの装甲車は無敵ですね。
スワットを外されるストリート
ストリートは母親カレンに振り回されることに。 デリで働くことになったカレン。そのカレンのもとにはラルフおじさんが。ストリートを振り回すためのウソかと思ったら、本当に来ていてびっくり…。
ラルフおじさんは母親のネックレスを返せとカレンに要求。第20話「報復」"VENDETTA"で、カレンが自分の母親のものだと言っていたネックレスは実は夫の母親のもの。 カレンはウソばかりつきますね。
ストリートの両親は「お互いに暴力を振るってた」というラルフおじさんの言葉も気になりますね。
母親のため、ホンドーにウソをつき、仕事を抜け出してしまったストリート。本当のことを言えばよかったのに。 ホンドーはストリートをスワットから外すことを決断。 ストリートはパトロール勤務に。冷静になって、いつかスワットに戻れるといいですね。
ディーコンとアニーは二度目の結婚式
警察委員長のマイケル・プランクは知事選に出馬。 警察の改革案は出馬のための、いい足掛かりだったことが判明。 ジェシカの案を知事選出馬に利用しただけのようで、がっかり。 ジェシカはこれから、ひとりで改革を進めなければならないようですね。
市の取引委員会のデヴィッド・アリアスにデートに誘われたジェシカ。ホンドーとヨリを戻すことは、同じスワットの部署にいる限り無理なのが、残念。 お互いに幸せを願う関係なのが、救いですね。
ディーコンはアニーに改めて愛を誓う「バウ・リニューアル」のサプライズ。 でも、アニーにはバレていたようですね。 ディーコンには逆サプライズが!
アニーが検査で何か見つかったと言い始めたときには、病気が完全に治っていないのかと心配に。しかし、アニーは妊娠していることを発表! ディーコンは4人のパパに。おめでたいですね。
ホンドーのサングラスとスーツ姿も決まっていました。ハッピーエンドで終わりましたが、ストリートのことだけは気がかりですね。
このエピソードは『S.W.A.T.』シーズン1の最終回。 『S.W.A.T.』シーズン2はアメリカで2018年9月から放送されています。
ドラマの中で流れた曲
- Systematic (feat. Nas) - DJ SHADOW
- To Make You Feel My Love - AMY VACHAL