『S.W.A.T.』シーズン2 第2話「ドラム缶」あらすじと感想 ネタバレ注意!

S.W.A.T.
  • 『S.W.A.T.』シーズン2 第2話「ドラム缶」
  • S.W.A.T. Season2 Episode2 "GASOLINE DRUM"

※ネタバレしています。

『S.W.A.T.』シーズン2 第2話「ドラム缶」のあらすじ

ロサンゼルスの一軒家のアジトにショットガンを持った男たちが押し入り、トルコ人のジュビリーとその息子ルディ、娘のエラを追う。ジュビリーとその息子ルディは車で逃亡。 取り残されたエラは駆けつけたストリートたちが保護する。

ホンドー率いるスワットも現場に到着するが、トルコの「オメガ」という武装部隊が現れ、ショットガンを持った男たちに逃げられてしまう。

現場近くで偵察していたカミールは、インターポールの捜査官だった。 ずっと「オメガ」を追っているカミールによると、逃げているジュビリーは「オメガ」のリーダーであるオメガ・ワンの妻で、オメガ・ワンは跡取りのルディを取り戻しにロスにやってきたという。

「オメガ」は元はアメリカの麻薬取締局DEAが訓練した部隊だったが、麻薬カルテルに抱き込まれていた。 ジュビリーはオメガ・ワンから逃げるため、麻薬カルテルのアジトに隠された金を盗み、逃走資金にしようとしていた。

エラと打ち解けたストリートは、母親のジュビリーが「マイリトルポニーのキャラクターに会わせてあげる」と子どもたちを連れ出していたことを聞き出すことに成功。 クリスは「ポニー」から、ジュビリーが馬のいる競馬場に隠された金をとりに行くことに気付く。

ジュビリーとルディは「オメガ」に捕まりそうになるが、スワットが保護。 しかし、カミールがルディを人質にして、連れ去ってしまう。実は、カミールの妹は「オメガ」にドラム缶で焼き殺されていたのだった。

カミールはルディを使って、オメガ・ワンをおびき出し、自分も死ぬ覚悟でオメガ・ワンを殺そうとする。 しかし、スワットが到着。 カミールは逃げようとしたオメガ・ワンを撃ち、ジェシカがカミールを撃つ。 オメガ・ワンも、カミールも逮捕されるのだった。

前回の地震の被害でアパートに住めなくなったルカは、都市計画の一環で治安の悪いエリアに警官を格安で住まわせるプログラムに参加し、家を買おうと考える。 しかし、ヒックスは狙われるリスクがあると指摘。 ホンドーに相談したルカは、イーストハリウッドの家を下見。家を買い、リフォームして住むことを決める。

ホンドーは幼なじみリロイの息子ダリルがコンビニ強盗で逮捕されたことを知る。ダリルを長年刑務所に入っているリロイのようにしたくないホンドーだったが、リロイにもダリルにも助けを拒まれてしまう。 打ちひしがれたホンドーは検事補のニアに話を聞いてもらい、励まされるのだった。

『S.W.A.T.』シーズン2 第1話「揺れる街」前回のあらすじと感想はこちら≫

『S.W.A.T.』シーズン2 第2話「ドラム缶」の感想

トルコの武装部隊「オメガ」

現場に駆け付けたストリートは女の子のエラを保護。

住宅街にショットガンを持った男が現れただけでも驚きですが、武装部隊まで登場!  街中に軍隊まで現れるのがおそろしいですね。 しかも、そのトルコの武装部隊「オメガ」は、アメリカの麻薬取締局DEAが訓練した部隊だったというのが、衝撃。

麻薬カルテルに対抗する部隊だったはずが、麻薬カルテルに抱き込まれてしまったようです。 まるで「ミイラ取りがミイラになった」ようで、大失策ですね…。 しかも、「オメガ」のリーダー オメガ・ワンは、極悪非道の男。

ジュビリーの村を焼き、無理やり結婚。敵は拷問し、ドラム缶の中でガソリンで焼くというのが、人としてどうかしていますね。 トルコからロスに逃げた妻子をさがしに来たオメガ・ワン。さらに、大事なのは息子のルディだけだというのも、ひどい。

母親のジュビリーがエラを泣く泣く置いていったのも、オメガ・ワンの目的が息子のルディだと分かっていたからのようですね。 エラに信用されたストリートは翻訳アプリを使いながら、エラとトルコ語で会話することに成功。ストリートはスワット復帰に一歩近づいたようです。

「ペパーミントクランチやバナナサプライズを弟と見る」と言い始めたときにはチンプンカンプンでしたが、さすが娘を持つディーコンは「マイリトルポニー」のキャラの名前だと気付くのでした。 ペパーミントクランチ、バナナサプライズ、スワーリーワーリー、チェリージュビリーなど、「マイリトルポニー」のキャラクターの名前は、パフェやお菓子の名前みたいですね。

「マイリトルポニー」から「馬」、「競馬場」と連想ゲームのようにジュビリーの次の行き先に気付いたクリス。 まさか厩舎の床下に金庫があるとは!

ホンドーやディーコンも敵を追って、競馬のレースに乱入することになった競馬場は、ロサンゼルスにある競馬場「サンタアニタパーク競馬場」のようです。

サンタアニタパーク競馬場 - Wikipedia

お客さんも思わぬ、乱入者にびっくり。落馬する人や馬に蹴られる人が出なくて一安心なのでした。

インターポールのカミールは復讐を企んでいた

防弾仕様の車も同じところに20発撃てば破れるというルカ。 車を防弾仕様に改造していたのは、カジノ・ギャングという男。 あだ名かと思いきや、なんと出生証明書にも書かれている本名だというのが驚き!

カジノ・ギャングという名前を付けた親の顔が見てみたい…。

しかも、カジノ・ギャングはビキニの女性を使って防弾テスト。 もう色々とあきれるしかないですね…。

防弾仕様でも、同じところに何度も弾が当たれば貫通。 20発も同じところに的中させることができるのは、さすがスワット!

ジュビリーと息子のルディも保護されて、一件落着かと思いきや、インターポールの捜査官カミールがルディを拉致。

インターポールとは「国際刑事警察機構」(ICPO)のこと。

国際刑事警察機構 - Wikipedia

国際刑事警察機構(こくさいけいじけいさつきこう、 英: International Criminal Police Organization( 略称: ICPO)、 仏: Organisation internationale de police criminelle( 略称: OIPC))は、 国際犯罪の防止を目的として世界各国の 警察機関により組織された 国際組織である。日本国内では頭文字「ICPO」の略称で呼ばれることが多いが、海外では インターポール(INTERPOL)の名称で呼ばれることが多い。2017年時点の加盟する国・地域は192を数え、 国際連合 に次ぐ。

インターポールを行方不明になっていたカミールは、「オメガ」に寝返ったのではなく、殺された妹の復讐をしようとしていたのでした。 「オメガ」に妹をドラム缶の中で焼き殺されていたカミール。 妹をむごたらしく殺されたら正気でいられないのも無理ないですね。

ルディを餌にオメガ・ワンをおびき出したカミール。 自分も死ぬ覚悟でオメガ・ワンを殺そうと決意していたカミールに、極悪非道のオメガ・ワンもさすがに恐れをなしたようでしたね。 オメガ・ワンを撃ったカミールを、銃撃して止めたジェシカ。 カミールと知り合いだったジェシカにとっては、自分が止めることが使命だと思ったよう。

仕事と私生活のバランスを取るのは難しいと話すジェシカとヒックス。 捜査官は仕事だらけになりがちで、家庭が壊れがちというイメージがありますね。

家を買うことに決めたルカ

ルカはディーコンにすすめられ、都市計画の一環で治安の悪いエリアに警官を格安で住まわせるプログラムに参加し、家を買うことに。彼女と別れるたびに転々と引っ越していたルカもついに腰をおちつけることにしたようですね。

ディーコンが「1ドルの家」と言ったときは事故物件かと思ったら、ちゃんと安い理由がありましたね。

ほとんどの警官は街中ではなく、郊外に住んでいる模様。 治安の悪い地域に住めば、ターゲットにされる危険も。 銃社会のアメリカなら、ギャングに襲われそうで確かに怖いですね。

ヒックスに、ルカのおじいさんに教わったことわざ「ドブの中で働いていても、ドブに住む必要はない」と言われてしまうルカ。 ルカのおじいさんも確かスワット隊員で、黒人であるホンドーをよく思っていなかったという話がありましたね。そんなおじいさんの言葉を引用されて、複雑な気持ちになったようです。

ホンドーにも相談し、治安の悪いイーストハリウッドに住むことにするルカ。 凶悪な犯罪者たちを見てきても、「人の善意を信じる。この仕事は銃だけじゃ解決しない」と言うホンドーがかっこいい。

ルカの犬のデュークも庭のある家に住めそう。 落書きがたくさんされている壁。それでも、あきらめずに消している人が。 すぐに警官だとバレたルカ。ルカが移り住むことで、街が少しでも、よくなるといいですね。

ホンドーはダリルを更生させようとするが…

シーズン1の第7話にも登場したダリルが逮捕されたことを知るホンドー。 なんとかダリルが更生できるようにと手を尽くそうとするホンドーでしたが、ダリル本人も、父親のリロイも助けを拒絶。

親身になって助けようとしているのに、家族でも何でもないと2人に言われてしまうのが、きついですね。

「187」と父親と同じギャングのタトゥーをしているダリル。代々、刑務所行きになっている家族を救い出すのは、ホンドーの熱意でも無理だったようです。 「どうにもならないことはあるんだよ。どんなに抗っても無駄だ」と息子のこともあきらめてしまっているリロイ。

15歳で刑務所行きとなり、人生をあきらめてしまったダリル。恋人との間に生まれるという子どもも同じ運命をたどりそうで、やりきれないですね。

落ち込んだホンドーはニアのホテルの部屋へ。結局、夫とは離婚するようです。 「私は悲観主義者ではない、生きているから。人は与えられた試練を乗り越える力があると私は信じる」というジェイムズ・ボールドウィンの言葉を引用して、ホンドーを励ますニア。

ジェイムズ・ボールドウィンはアメリカの黒人文学を代表する作家で、公民権運動家。

ジェイムズ・ボールドウィン - Wikipedia

ジェイムズ・アーサー・ボールドウィン(James Arthur Baldwin、1924年8月2日 - 1987年11月30日)はアメリカ合衆国の小説家、著作家、劇作家、詩人、随筆家および公民権運動家である。代表作に『山にのぼりて告げよ』がある。 ボールドウィンの著作の大半は20世紀半ばのアメリカ合衆国における人種問題と性の問題を扱っており、黒人であり同性愛者であることに関した、アイデンティティへの疑問と探索、社会的コンプレックスや心理的圧力がテーマになっている[1]。

どんなにつらいことがあっても、楽観主義でい続けるという強い意志には感服。 ニアとホンドーは支え合えるいい関係になれそうですね。

『S.W.A.T.』の登場人物

『S.W.A.T.』シーズン2 登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマで流れた曲

  • Kiss the Sky (feat. Nino Moschella) [Mixed] - SHAWN LEE

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