- 『S.W.A.T.』シーズン2 第1話「揺れる街」
- S.W.A.T. Season2 Episode1 "SHAKY TOWN"
※ネタバレしています。
『S.W.A.T.』シーズン2 第1話「揺れる街」のあらすじ
スワットから追い出されたストリートはパトロール警官として働きながら、バイクのストリートレースで賭けをしたりと荒れていた。 ホンドーはホテルのバーで出会った検事補のニア・ウェルズと一夜を共にする。
ホンドー率いるスワットチームはハイチの子どもを人身売買している指名手配犯マック・ドラモンド逮捕に向かう。 そんな中、地震が発生。ドラモンドは子どもの1人ジェームスを人質にして逃亡。
がれきの下敷きになったディーコンはもう一人の容疑者デジールと閉じ込められてしまう。 ディーコンは、ハイチに息子のいるデジールを説得。デジールはがれきからディーコンを助け、ガス漏れが発生したビルから脱出する。逃亡しようとしたデジールだったが、ディーコンは閃光手榴弾で阻止。デジールは今後の捜査に協力することになる。
タンたちは子どもたちを救助。ガス爆発が起こるが子どもたちは全員救助される。
ホンドーとルカは子どものジェームスを人質にして車で逃げたドラモンドを追跡。ドラモンドはジェームスに鉄筋で刺され、病院で手当てを受けていた。ドラモンドはドクターヘリで逃亡しようとするが、ホンドーとルカがドラモンドを取り押さえることに成功。 ジェームスは車のトランクに閉じ込められていたが無事だった。
新しい警察委員長のグウェンにロス市警は予算の削減を求められ、スワットもスリム化を求められる。地震が起こっても、予算削減は撤回されず、人員削減も必要になりそうだった。
パトロールに回されたストリートは相棒のトニーと地震で負傷した人の救助にあたる。ストリートは感電死しそうな女性をロープを使ってターザンのように救助し、大活躍を見せる。
ホンドーがニアと出会ったホテルは地震で崩壊。ニアは脳震盪を起こしていたが無事だった。お見舞いに来たホンドーだったが、ニアには離婚協議中の夫が付き添っていた。
クリスはストリートとホンドーの間に入り、ストリートがスワットに戻れるようにしようとする。 ホンドーはストリート自身がチームを信頼するように変わるしかないという。
『S.W.A.T.』シーズン1の最終話 第22話「ヘイトクライム」前回のあらすじと感想はこちら≫『S.W.A.T.』シーズン3は？
『S.W.A.T.』はシーズン3への更新も決定しています。
『S.W.A.T.』の放送・配信情報
- 日本ではスーパードラマTVで『S.W.A.T.』シーズン2が2019年6月28日から毎週金曜日に放送。
- 動画配信サービスU-NEXTや、Amazonビデオでは『S.W.A.T.』
シーズン1がレンタルなどで配信中。
シーズン1がレンタルなどで配信中。※作品の配信情報は2019年6月27日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各配信サービスのホームページもしくはアプリをご確認ください。
『S.W.A.T.』シーズン2 第1話「揺れる街」の感想
スワットを追い出されたストリート
シーズン1の最後で、ウソをついて母親のために仕事を抜け出したことでスワットを追い出されたストリート。 バイクレースで賭けをして負けるという残念さ…。
しかも、かけ金が払えず、ボコボコにされ、バイクの部品を剥ぎ取られるハメに。 そんなときにも駆けつけてくれたクリスがやさしい。 なかなか本音を言い合えないホンドーとストリートの間に立って、取り持とうとしてくれるクリス。 ストリートがスワットに戻るには、まだしばらくかかりそうです。
検事補のニアと出会ったホンドー
ホンドーはホテルのバーで出会った野心家の検事補ニア・ウェルズと一夜を共に。 重荷を抱えたスワットの色男と言われてしまうホンドー。ニアのことをプロファイリングするシーンは、まるで『クリミナル・マインド』のようでしたね。
コーヒーを1日6杯は飲むことまで見抜いたホンドー。 ニアとは一夜限りではなく、発展しそうだと思いきや、離婚協議中の夫はよりを戻したそう。 保安官だというニアの夫。
ニアとは検事補とスワット隊員として、これからも会うことになるのでしょうか…。
地震が発生
ストリートは相棒のトニーとパトロール業務。 ジャンキーがトレーラーハウスに侵入してから、幻を見るようになったおばあさんの助けに。 幻だと否定せずに、追い払うフリをしてくれるトニーがやさしい。「リアルな警官は銃を抜かずに仕事するんだ」というトニーは市民に慕われる まさにいいおまわりさんの手本のような人ですね。
ストリートは地震のときも感電死しそうな女性を助けて、大活躍。ロープでターザンのように女性を助けたのが華麗！ さすが元スワット。やることも派手なのでした。
ホンドーのスワットチームは、ハイチの子どもたちを人身売買するドラモンドとデジールを逮捕に。 音を立てず、静かにハンドサインで指示を出すのがカッコいいですね。
ドラモンドとデジールを逮捕しようとしたときに地震が発生。 1994年に起こったノースリッジ地震並みだと推測するルカ。地震にも詳しい意外な面が。
ノースリッジ地震 - Wikipedia
ノースリッジ地震（ノースリッジじしん、 Northridge earthquake）は、 1994年 1月17日4時30分55秒（ 太平洋標準時）、 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルス市ノースリッジ地方で発生した 地震である。 ロサンゼルス地震とも呼ばれる。 モーメントマグニチュードは6.7だが、 震源は14.6キロと、極めて浅い。被害を受けた人は、死者57名、負傷者約5,400人、入院1,467名にのぼる。また、 高速道路 が崩壊するなどの被害を受け、米国史上最も経済的損害の大きい地震となった。
シーズン1の第19話で、警察犬を引退してルカが飼うことになったデュークも登場。地震でもワンコが無事でよかったですね。
ディーコンは犯人を説得
がれきの下敷きになったディーコンはデジールと閉じ込められることに。ハイチ人のデジールは息子のため、仕方なく子どもたちの人身売買にかかわったと説明。
2010年のハイチ地震で甚大な被害を受けたハイチ。
「レスタベック」という言葉は初めて聞きました。ハイチでは奉公という名目で貧しい子どもが裕福な家庭に送られ、無給で働かされている子どもを「レスタベック」と呼ぶそう。 住み込みで働かされ、裕福な家族からは虐待を受けることが多いそう。そんな現状があるなんて、絶句しました。
さらに、「レスタベック」が30万人もいるというのが衝撃的。
デジールも、息子たちを食べさせるため仕方なく人身売買に手を染めていたのでした。 子どもたちを飢え死にさせないために、親は子どもを「レスタベック」に。 親が子どもを売り渡すなんて、ひどい行為ですが、子どもを死なせないためには売るしかないというのが、やるせないですね。
敬虔なキリスト教徒のディーコンは、デジールを説得。「クジラの腹の中のヨナ」は旧約聖書のヨナ書に登場するお話だそう。
神に背を向けた預言者ヨナは大きな魚に飲み込まれてしまうことに。魚に飲み込まれたヨナは悔い改めて神に祈りを捧げ、神はヨナを魚の腹の中から救いだしたというお話。 ヨナの話は悔い改めることを主題にしているそう。
デジールにも悔い改めるように言うディーコン。 ビルからもディーコンと協力して脱出したデジールでしたが、下に降りた途端、一目散に逃亡。それを見越していたディーコンは閃光手榴弾で阻止。 まさかここまで来て逃げようとするなんて。息子たちのもとに戻りたい気持ちはそれほど強かったのかもしれませんね。
捜査に協力することで、検察と取引できるように取り計らうディーコン。それでも、出所し、息子と会えるのは当分先に。ディーコンは教会のコネでデジールと息子が会えるように手配してくれているようでしたね。 息子を思う気持ちだけは本物だったデジール。子どもたちのパパであるディーコンにはその思いが伝わったようです。
ハイチの過酷な現状には心が痛みましたね。
ヘリで格闘に
人身売買の首謀者ドラモンドは地震の混乱に乗じて、子どもを人質にして、逃亡。車を奪った女性まで撃ち殺そうとしたドラモンドを人質のジェームスが阻止。勇敢な子だったジェームス。
他の子どもたちは地震で崩れ、ガス漏れが起こったビルからタンたちが救助。ガス爆発が起こって、落下したタンと男の子でしたが、マットレスの上に落ちて無事！ 大ケガを負ったかとヒヤヒヤしましたね。
ホンドーとルカはドラモンドを追い、病院へ。ジェームスに刺された傷を手当てしてもらっていたドラモンド。ドクターヘリに目をつけ、ヘリで逃亡しようと屋上のヘリポートへ。 飛び立とうとするヘリに乗り込んだホンドー。ルカはヘリにぶら下がり、宙づり状態！
飛行中のヘリの中での格闘がスリル満点。 揺さぶられる中、ヘリを自力でよじ登ったルカがすごすぎる…。 人質のジェームスも殺されていなくて一安心。 救助されたハイチの子どもたちには、幸せになってほしいですね。
ロス市警にも予算削減の波が
マイケル・プランクの代わりに新しい警察委員長になったグウェンは予算が削減されることになると伝えに。 警察委員長だったマイケル・プランクは、警察の改革案を利用し、知事選に出馬していましたね。
スワットも予算の削減で窮地に陥りそう…。人員削減もされそうで、スワットのメンバーも心配に。
気まずいホンドーとストリート。 ストリートが成長して、早くスワットに戻れるといいですね。
『S.W.A.T.』の登場人物
