『LUCIFER/ルシファー』シーズン1 第8話「嫉妬」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『LUCIFER/ルシファー』シーズン1 第8話「嫉妬」
  • LUCIFER Season1 Episode8 "Et Tu, Doctor?"
海外ドラマ『LUCIFER/ルシファー』

※ネタバレしています。

あらすじ

夫婦が離婚しないように浮気を勧める浮気セラピストのバーニー・ショウが頭を殴られ、殺される。 ショウ先生の患者のカルテを調べるため、ルシファーは精神科医のリンダが裁判所任命心理学者になるよう画策。 リンダが捜査に協力してくれることになる。

ルシファーは事件を通して、嫉妬という感情について理解しようとするが、元夫ダンとよりを戻しそうなクロエに対する嫉妬は募っていく。

リンダがカルテを調べると、脅迫状を出していた患者のリチャード・ケスターが容疑者として浮上。リチャードは自殺しようとしていたが、ショウ先生を殺してはいなかった。 リチャードによるとショウ先生の妻サンディ(アレクサンドラ)を2日前に町で見たという。殺害時にはフェニックスに行っていたというサンディの証言はウソだったことが判明する。

サンディは夫ショウの浮気を疑い、浮気相手のティファニーの家でずっと待ち伏せしていたという。 サンディが夫の浮気を知ったのは、ショウの同僚のセラピスト メディーナが口裏合わせに協力しなかったせいだった。

サンディを好きだったメディーナはわざとサンディに夫ショウの浮気をバラしていた。しかし、サンディの夫ショウを愛する気持ちは変わらず、嫉妬でショウを殺したのだった。 メディーナの浮気のグループセラピーに乱入したルシファーは、ひょんなことからメディーナが殺人犯だと突き止め、ナイフを突きつけられるが、駆けつけたクロエがメディーナを逮捕する。

一方、クロエはダンと共にパルメット事件をひそかに捜査。 昏睡状態から奇跡的に回復したマルコムは、ギャングのアウディは情報提供者で情報を買っていただけだとクロエに説明。 署に裏切り者がいるという情報を買おうとしたときに撃たれたという。その裏切り者の警官がマルコムやアウディをを撃ったはずだと言うが、なぜマルコムがそこにいることを知ったのかは謎だと話す。

クロエは、相棒同士が緊急時に備えて互いのGPS情報を共有するシステムが利用されたことに気付き、マルコムの相棒アンソニー・パオルッチを疑う。 しかし、アンソニーは遺書を残し、ショットガンで自殺していた。

マルコムに呼び出されたダン。実は、ダンこそがパルメット事件でマルコムとアウディを撃った犯人だった。 アンソニーの遺書はマルコムがねつ造していた。

ルシファーはリンダの隣に来たドクター・カナンが天使のアメナディエルだと気付く。メイズがアメナディエルに協力していると気付いたルシファーは裏切ったメイズと手を切ると宣言する。

『LUCIFER/ルシファー』シーズン1 第7話「翼ある友」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

ルシファーの誕生日パーティー

翼を燃やした日は再誕生の日だと、誕生日パーティーを開くルシファー。 クロエとダンはプレゼントにウイスキーとピクルスジュースを持参。 署の誕生日の伝統だというウイスキーとピクルスジュース。

ピクルスジュースとは、ピクルス液を使ったドリンクのようです…。二日酔いにも聞くと言われているそうですが、色も緑色でかなりまずそう。

ルシファーはよりを戻しそうなダンとクロエに嫉妬。嫉妬という感情が初めてのルシファーは、「まるで太った男に乗られるような感じ」と表現。 表現が独特ですね…。

自己中心的なルシファーは、自分ではなく、ダンに執着するクロエを治療してほしいとリンダに依頼。 今回の捜査は、リンダも同行し、クロエと3人で捜査することに。 3Pに例えるのが、プレイボーイのルシファーらしいですね。

浮気セラピスト殺人事件

浮気セラピストのバーニー・ショウが殺害され、クロエたちは捜査を開始。 ルブタンの靴で事件現場に颯爽と現れるルシファーは、注目の的に。

夫婦が離婚しないように浮気を勧める浮気セラピストという職業にもびっくり。余計、夫婦関係がこじれそう…。

カルテを調べる裁判所任命心理学者をリンダにするため、判事と寝るルシファー。 裁判官が使用する木づちをベッドで利用するというとんでもないプレイまで!

リンダの能力を疑っていたクロエでしたが、リンダは事件の手がかりとルシファーの嫉妬心を見事に観察し、推察していましたね。

「嫉妬」について理解しようとするルシファー

殺されたショウに脅迫状を出していたリチャードはビルから飛び降り自殺しそうに。 結果的に、飛び降り自殺を荒療治で止めたルシファー。

胸ぐらをつかまれて突き落とされそうになったリチャードは、ルシファーに「君の人生は驚くほどわびしい」とけなされることで、意外にも「これ以上悪くなりようがない」と納得して、自殺をやめてくれましたね。 自殺志願者を前にそんなことを言っていいのかとヒヤヒヤしましたが、結果的には丸く収まって、一安心。

神には自殺未遂を黙っておけとアドバイスするルシファー。 キリスト教では自殺は重大な罪で、昔はカトリック信者の自殺者は神父に葬式を引き受けてもらえないこともあったとか。

自殺しようとしていたリチャードからは、町にいなかったはずのサンディを2日前に見たという証言が。 サンディは夫の浮気を疑い、町に戻っていたことが判明。 アレクサンドラのあだ名はサンディで、ティファニーのストーカーS・S(サンディ・ショウ)の正体だったと明らかに。

浮気セラピスト本人まで、浮気をしていたとは…。ただセラピーを口実に浮気をしたかっただけとしか思えない。 しかも、患者のティファニーと浮気していたショウ。

浮気を知った妻のサンディは、ティファニーをストーカーし、馬のフンを投げつけようとしていたのでした。 トランクいっぱいのフンにはびっくり。車の中はとんでもなく臭そう。まさにサプライズでしたね…。 さすがのルシファーも、「怖がるべきか、感心すべきか」困惑するほどなのでした。

しかし、犯人は妻ではなく、ショウの同僚のメディーナ。 サンディを好きだったメディーナは、ショウの浮気を知り、サンディに浮気がバレるように仕組むも、それでもまだサンディが夫のショウを愛していると知って、嫉妬のあまり、ショウを殺していたのでした。 ドロドロ…。

嫉妬が生んだ殺人だった今回の事件。 ルシファーはグループセラピーで自分のことをすべて話してしまったようです。悪魔であることも、天使の翼を燃やしたことまで。ぶっちゃけすぎなルシファーですが、みんな比喩と思ってスルー。

メディーナという嫉妬の完璧な例を見たルシファーでしたが、自分の感情は嫉妬とは違うと思ったようです。

「君が愛した女性は他の男といた。ふさわしくないと思う男と。でも、君が何をしようと、彼女に愛してもらえなかった」とメディーナの気持ちを正確に説明したルシファー。 クロエへの気持ちと完全に一致したと思ったら、ルシファーは認めたくないようですね。

リンダはルシファーと体の関係をやめ、セラピストと患者の関係になることに。 でも、リンダは相当気持ちを抑えていそう…。 リンダはルシファーの魅力に耐え、セラピストと患者の関係のままでいられるのでしょうか。

パルメット事件の真犯人はダンだった

パルメット事件では、なんとダンがマルコムたちを撃ったことが判明。 落ちていた合鍵もダンのものだったようですね。

マルコムは、相棒アンソニーが犯人だということにして、自殺に見せかけて殺害し、遺書までねつ造したようです。 ダンに撃たれたマルコムが、なぜダンをかばおうとするのかが謎。

マルコムが「署に裏切り者がいる」というクロエにした話は、全部ウソだったのでしょうか…。 なぜダンがマルコムたちを襲撃したのかも気になりますね。

マルコムに弱みを握られたダンは、他にも何かさせられそう。 「お前のための計画もあるぞ」と言うマルコム。マルコムが汚職警官なのは間違いなさそうですが、ダンも汚職警官だったのでしょうか…。

ルシファーはメイズが裏切ったことを知る

ルシファーはメイズがセラピストのリンダのことを天使のアメナディエルに教えたことに激怒。 ドクター・カナンという聖書っぽい名前で、すぐ気付かれたアメナディエル!

「カナン」は神がアブラハムの子孫に与えると約束した土地で「約束の地」とも呼ばれている場所。

カナン - Wikipedia

カナン、あるいは カナアン( ヘブライ語: כנען‎ Kənā'an クナーアン、 英語:Canaanケイナン)とは、 地中海と ヨルダン川・ 死海に挟まれた地域一帯の古代の地名である。 聖書で「乳と蜜の流れる場所」と描写され、神が アブラハムの子孫に与えると約束した土地であることから、とも呼ばれる。現代のカナンに関する知識の多くは、 1928年に再発見された都市 ウガリット の発掘調査によってもたらされた。

メイズに裏切られたルシファーは「お前とはもう終わりだ」と宣告。 親友のメイズとの関係はどうなってしまうのでしょうか…。

ちなみに今回のエピソードの原題”Et Tu, Doctor?”は、ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が暗殺されたときに言った有名な言葉”Et tu, Brute?” 「ブルータス、お前もか」をもじったものになっています。

ブルータス、お前もか - Wikipedia

「 ブルータス、お前もか」( ラテン語: Et tu, Brute?/Et t・, Br・te?)は、 ラテン語の史的な 格言であり、 共和政ローマ末期の 独裁官 ガイウス・ユリウス・カエサルが議場で刺殺された今際の際に、腹心の1人であった 元老院議員 マルクス・ユニウス・ブルトゥス(父と区別して小ブルトゥスとも)に向かって叫んだとされる発言である。自身の 暗殺 にブルトゥスが加担していた事を知ったカエサルが、「ブルトゥス、お前も私を裏切っていたのか」と非難したものである。

”Et Tu, Doctor?”「ドクター、お前もか」という意味に。 自分の味方になってくれると思ったリンダがクロエの側についたことで、ルシファーが裏切られたと思ったシーンで、ルシファーが”Et Tu, Doctor?”「ドクター、お前もか」と言っています。

『LUCIFER/ルシファー』シーズン1の登場人物・キャスト

『LUCIFER/ルシファー』シーズン1の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Rebel Rebel - DAVID BOWIE
  • Devil Like You - GARETH DUNLOP
  • Devil In Your Eye - BRUISES
  • Hellbent (feat. Snowblood) - MYSTERY SKULLS

気になったセリフをPick Up

「僕を裏切ったな。僕のためじゃない、自分のためだ。 人間の世界に影響を受けてるのはどっちだ? 僕か、お前か」

"You betrayed me, Maze. And not for my own good. You did it for yourself. Who is this human world really rubbing off on, eh? Me or you?"
ルシファーのセリフ

メイズがアメナディエルに協力していたことを知ったルシファーのセリフ。嫉妬という感情も覚え、人間らしくなってきた悪魔のルシファー。メイズとの関係も変わっていくのでしょうか…。

『LUCIFER/ルシファー』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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