- 『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第12話「アイザックの過去」
- How to Get Away with Murder Season4 Episode12 "Ask Him About Stella"
※ネタバレしています。
『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第12話「アイザックの過去」のあらすじ
集団訴訟の裁判の準備をするアナリーズとコナーたち。 ついに集団訴訟裁判が始まり、冒頭陳述を言い始めた矢先、検察側はペンシルベニア州最高裁判所から申し立てがあり、この件は州最高裁が扱うことになったと、裁判は中止になってしまう。
州最高裁は弁論趣意書の提出を要求。7人の判事が書類を読むだけで裁定を下すことに。 アナリーズは司法制度が差別的だと弁論趣意書で訴えるが、負けてしまう。
アイザックには娘のステラ殺しの捜査が。3年前、ステラは依存症のアイザックが使用していた薬物オキシコドン(通称 Kペックス)を飲んで死んでいた。アイザックは娘の遺書も偽造。 アナリーズはその話を聞いても何とか検事局の捜査を止めようとする。ボニーは「アンタレスから選挙資金を受け取った証拠を消去した」という会話の録音でデンバーを脅し、アイザックの捜査を止める。
息子と面会できたローレルは、ウェスの本名クリストフからクリストファーと名付ける。
アイザックはクスリに溺れ、こんなことになったのはすべてアナリーズのせいだと責め立てる。 コナーはロースクールに戻ることを決意。さらに、オリバーと結婚することを決める。
フランクは、死ぬ前にウェスと会っていたローレルの母親サンドリーヌに直接、話を聞くことにする。
アナリーズは州最高裁で負け、集団訴訟をあきらめようとするが、ミカエラは連邦最高裁に持ち込むべきだと言う。 ミカエラはコネのある有能なフィクサーに協力を求めるべきだと助言。その人物とはオリヴィア・ポープだった。
シーズン4 第11話「父娘の対決」前回のあらすじと感想はこちら≫『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第12話「アイザックの過去」の感想
『スキャンダル 託された秘密』の主人公オリヴィア・ポープが登場!
次回の第13話では、『殺人を無罪にする方法』と同じくションダ・ライムズが手掛ける『スキャンダル 託された秘密』とクロスオーバーになっているそうです。『スキャンダル 託された秘密』のファイナルシーズンであるシーズン7の第12話には、『殺人を無罪にする方法』のアナリーズやミカエラが出演しているそうですよ。 凄腕フィクサーのオリヴィア・ポープがアナリーズの心強い味方になってくれそうですね。
薬物依存が再発するアイザック
娘のステラ殺害容疑でアイザックへの捜査が進むことに。23年間、クスリを絶っていたというのは真っ赤なウソでした。
妻となったジャクリーンの笑顔を見て、クスリを絶ち、人生を立て直したはずが、クスリをやめられなかったアイザック。 ジャクリーンと出会ったエピソードはすてきだったのに…。
フードトラックを隠れ蓑にドラッグを売っているのも、びっくり。 アイザックの娘ステラは、アイザックが隠していたドラッグ Kペックスを飲んで、過剰摂取で死亡。
自殺か事故かどうかは不明で、アイザックは自分が持っていたドラッグを飲んで娘が死んだことを隠すため、包みと残ったクスリをトイレに流し、遺書まで偽造。 直接的には殺してないにせよ、依存症の自分のやっていたクスリで娘が命を落とすなんて、やりきれませんね。
ダイナーで一緒にパンケーキを食べ、その後、アイザックはパンケーキの写真を送るなど、いい雰囲気になったと思ったら、すさまじい修羅場が。キスまでしそうになるアイザックとアナリーズでしたが、またクスリを使ってハイになっていたアイザックと激しい口論に。
すべてはアナリーズのせいだと責め立て、アナリーズが被害者ぶっているだの、自己愛が激しいだの、およそ精神科医とは思えない暴言を吐くアイザック。 クスリのせいで、ひどいことを言っているだけだと思いたい…。
もうここまで落ちてしまったら、リハビリ施設に入るしかなさそうですね。
ローレルは息子をクリストファーと名付ける
ボニーはアイザックへの捜査を止めるため、デンバーを脅すと言う危険な手に。 命を狙われることを覚悟し、銃も用意。
アナリーズのスパイだとバレてしまったボニー。 アイザックの捜査を担当していた検事補ミラーも、そう簡単にはだませませんでしたね。 ボニーの命は大丈夫なのでしょうか…。
フランクはローレルの母親サンドリーヌの通話記録をハッキング。難しくてよくわかりませんが、共通線信号ナンバーセブンとは電話網を制御するための国際的な規格のことだそう。 それを使い、サンドリーヌの通話記録をハッキングしたフランク。
毎日、ローレルの父親ホルヘと通話していることから、サンドリーヌもグルかと思いきや、ホルヘ抜きでローレルが息子と面会できるように頼んでいただけでした。
ようやく息子と対面できたローレル。 アナリーズに送られたローレルと赤ちゃんの写真には心が温かくなりますね。引き離されるところは余計つらく…。息子をクリストファーと名付けたローレル。そういえば、ずっと名前を付けていませんでしたね。ウェスの本名クリストフから名付けることに。
本名のクリストフという名前で、ウェスを知っていたらしいサンドリーヌ。 確かウェスはハイチからやって来たはず。ハイチはフランス語圏で、サンドリーヌもフランス語を話していましたね。ということは、ウェスがハイチにいたときに知り合っていたのでしょうか…。
集団訴訟は棄却に
集団訴訟の準備では、コナーとミカエラの意見が対立。 アッシャーはお菓子作り係に。
クロワッサンやクッキー、ブラウニーまで作ってしまうアッシャーがすごい。 特にクロワッサンは一から作るの大変そう。
クッキーに砂糖を振りかけるときには、世界で人気となったセクシーな塩振りおじさんのまねまで!
ビヨンセの夫でラッパーのジェイ・Zの言葉を冒頭陳述で引用しようとまで言い始めるアッシャー。 殺伐とした雰囲気もアッシャーのおかげで和らぎますね。
ネイト・シニアを原告団長にして臨んだ集団訴訟裁判。しかし、あっさり中止に。 ペンシルベニア州の裁判所には、「地区通常裁判所」「上位裁判所」「最高裁判所」と3種類の裁判所があるそう。 集団訴訟裁判はいきなり州最高裁で裁定されることに。
しかも、裁判ではなく、書面の弁論趣意書の提出で決まってしまうことに。最初、州最高裁で裁判になるのはいいことかと思いきや、証人も呼ばず、ただ書類を見るだけに。 州の裁判所だけでなく、連邦最高裁などアメリカの司法制度は複雑ですね。
包み隠さず話したネイトの父親の証言も、最高裁の判事は聞くこともなく裁定し、集団訴訟は棄却されることに。
ネイトの父親はボクサーだったようです。1年も独房に入れられ、殴られたネイト・シニアは過度にやり返し、相手を撲殺。 頭蓋骨が割れるのを感じたというのが、衝撃。
さらに、独房にいたのはひと月ではなく、1年だったというのも衝撃ですね。独房は時間の感覚までなくしてしまうようです。
裁判の存在自体まで疑っていたネイト・シニア。 それでも、息子であるネイトがずっと味方として支えようとするのが感動的でしたね。
コナーとオリバーは結婚の準備を進めることに
コナーはロースクールに戻り、オリバーと結婚することを決意。 いままでタイミングがあわなかったコナーとオリバーの結婚でしたが、ついに結婚の準備を進めることに!
みんなも、おめでたい話に大盛り上がり。 盛大な結婚式になりそうです。今度こそ、事件に邪魔されないといいですね。
『スキャンダル』とのクロスオーバーに
集団訴訟をあきらめないミカエラは、アナリーズにフィクサーの協力を頼むように提案。 大学で特別講師を務めるオリヴィア・ポープに会いに行くアナリーズ。
講義内容はズバリ「スキャンダルを乗り切る方法」 “How to Survive a Scandal.”!
黒板に「殺人を無罪にする方法」“How to Get Away with Murder.”と書いたアナリーズの最初の講義を思わせるものでしたね。
アメリカでは、『スキャンダル』シーズン7の第12話の後に、『殺人を無罪にする方法』シーズン4の第13話が放送。2話連続で放送されたそうです。 『スキャンダル』シーズン7を見ていないので、話が分かるかちょっと不安に。
オリヴィア・ポープの活躍で集団訴訟は連邦最高裁に持ち込まれることになるのでしょうか…。
『殺人を無罪にする方法』シーズン4の登場人物
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ドラマで流れた曲
- A Big Part of a Big Sun - DELAURENTIS
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「強い影響力のある有能なフィクサーと接触するのよ。私、そんな人を知ってる!」
"People with power, people that have influence, fix problems! I know who that is! "集団訴訟をあきらめないミカエラのセリフ。その人物とは、オリヴィア・ポープ! アナリーズとオリヴィアの最強タッグが見られそうですね。
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