『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第11話「父娘の対決」あらすじと感想 ネタバレ注意 !

How to Get Away with Murder
  • 『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第11話「父娘の対決」
  • How to Get Away with Murder Season4 Episode11 "He's a Bad Father"

※ネタバレしています。

『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第11話「父娘の対決」のあらすじ

アナリーズはネイトの父親ネイト・レイヒが33年も服役していることを知り、集団訴訟に加わってもらおうと考える。 ネイトの父親は薬物で逮捕され、その後、同房者を殴り殺していた。しかし、アッシャーは服役囚に聴取もせず、看守の話だけで決めていた記録を見つけ出す。

ネイトの父親は長年の独房暮らしで心を病み、15歳のとき以来会っていなかった息子のネイトにも怒鳴り散らす。 アナリーズは司法制度によって人格を壊された人が必要だと、ネイトに父親を説得してもらい、ネイトの父親を集団訴訟の原告団長にする。

ローレルの父親ホルヘとローレルの、息子をめぐる親権審問が開かれる。ローレルは母親のサンドリーヌを証言台に立たせ、親権を取り戻そうと考える。

アナリーズは双極性障害のサンドリーヌを厳しく追及。娘のローレルが双極性障害のサンドリーヌを世話し、ローレルが母親にふさわしいことを立証する。 専門家証人としてアイザックもローレルの精神状態はよく、コカインも使用していないと証言。

しかし、ホルヘの弁護士は娘ステラを自殺に偽装して殺したのではとアイザックを追及。 検事局のデンバーがステラの事件を再捜査していた。 殺人事件の容疑者となったアイザックの証言は証拠から排除され、ローレルは息子の親権をホルヘから取り戻すことはできなかった。

ローレルの父ホルヘはウェスを殺していないと言い、ローレルも疑いを持ち始める。 ウェスがドミニクに電話したのは1回だけだと判明。 ボニーの調べでさらに、ウェスが死ぬ前にローレルの母親サンドリーヌと会っていたことが判明するのだった。

シーズン4 第10話「死者からのメッセージ」前回のあらすじと感想はこちら≫

『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第11話「父娘の対決」の感想

ローレルのママ サンドリーヌが登場。 今までの事情も知っていたというサンドリーヌは、どうやらウェスの死にも深く関わっていそうですね。

ネイトの父親を原告団長に

集団訴訟の準備も進めるアナリーズたち。 ネイトの71歳の父親も原告に加わることに。原告団長にもなったネイトの父親。

33年も刑務所で暮らしたせいで、すっかり心を病んでしまっていたのが切ないですね。 せっかく息子のネイトとも15歳のとき以来に会えたのに、サツの犬だと罵倒。 感動の再会になるなるはずが、ひどいことに…。

「お前なんて息子じゃない」とまで言われてしまうネイト。 15歳以来会っていなかった父親にこんなことを言われてしまうなんて、つらすぎる…。 「救いようのない人間もいるんだよ。父もその1人」だと諦めようとしたネイト。 そんなネイトを励ましたのがアナリーズ。

独房は脳に悪影響を及ぼし、被害妄想や疑心の原因になると指摘。 ネイトの父親が同房者を殴り殺した時にはすでに精神を病んでいて、心神喪失状態だったようですね。

「司法制度によって人格を壊された」という言葉が衝撃的。 更生するための刑務所が人格を壊す場所になっているというのが皮肉。 実際に、独房という閉鎖的空間に監禁された人間は精神を病んで気が狂ってしまうそう。

精神むしばむ独居房に科学者ら警鐘、「人間は隔離に耐えられない」

【2月22日 AFP】米国で悪名高いアンゴラ刑務所(Angola Prison)ことルイジアナ州立刑務所(Louisiana State Penitentiary)の狭い独居房で、ロバート・キング(Robert King)氏は29年間、1人で食事を取っては1人で床に就く孤独の日々を過ごした。

ネイトの父親も長年の独房暮らしで心の病気に。幻覚や幻聴まで聞こえるように…。他の囚人に襲われずに安全かと思いきや、独房がそんなに恐ろしいものだとは、思いもしませんでした。

誰かに何かを取られたと被害妄想にも陥るネイトの父親。 ネイトにひどいことを言っていましたが、息子との写真をずっと大事に持っていたところを見るとやっぱり息子を愛していたというのがわかりますね。 原告団長になったネイトの父親。アナリーズの償いの戦いでもある集団訴訟に勝つことはできるのでしょうか…。

ローレルの母親が親権を取り戻すのに協力

ローレルは息子の親権を取り戻そうと、父親のホルヘと対決。 ドミニクから話を聞き、事情を知っていたローレルの母親サンドリーヌが証言台に立つことに。ローレルの母親はフランス人のようですね。

ローレルの母親に緊張するフランクでしたが、ことごとく相手にされないのが面白い。

ローレルの摂食障害の過去や、子どもの父親のウェスが社会病質者で殺人犯だとも指摘するホルヘ側のディーン弁護士。 ウェスがそんな風に言われてしまうのが、悲しいですね。

ローレルの母親 サンドリーヌも証言台に。双極性障害で、いい母親とは言えなかったサンドリーヌのことを世話していたのは娘のローレルの方だったと、ローレルが母親として息子の世話も立派にできることを証明したアナリーズ。 アナリーズが厳しくサンドリーヌを追及しているときにはどうなることやらと心配でしたが、こういう作戦だったんですね。

アイザックは殺人事件の容疑者に

ホルヘ側もサンドリーヌを厳しく追及するのかと思いきや、スルー。牙をむいたのは、精神科医のアイザックの方でした。 アイザックの娘ステラはヘロインと同じオピオイド系薬物のオキシコドンを飲んで自殺。 アメリカでは、オピオイド系薬物の依存が社会問題になっており、過剰摂取による死亡者も多いそうです。

オピオイド - Wikipedia

オピオイド (Opioid) とは、 ケシから採取される アルカロイドや、そこから合成された化合物、また体内に存在する内因性の化合物を指し、 鎮痛、 陶酔作用があり、また薬剤の高用量の摂取では昏睡、呼吸抑制を引き起こす。医療においては 手術や、 がんの疼痛の管理のような強い痛みの管理に不可欠となっている。

ステラの自殺はアイザックによる偽装で、殺人でははないかと追及。 まさかアイザックを殺人の容疑者にして、証言を証拠から排除させる作戦とは…。

検事のデンバーとつながっているホルヘが事件の捜査を再開するように手をまわしたようですね。 「性的虐待をして母親に知られるのを恐れて、娘を殺害した」とまで疑われるアイザック。 ひどすぎる…。

アイザックはそのせいでヘロインを使ってしまったようです…。 アイザックが娘を殺したとは思えないですが、検事局の再捜査でアイザックが逮捕されてしまうのでしょうか…。

ローレルの母親はウェスと会っていた

息子の親権を取り戻せず意気消沈するローレル。ハードドライブがあれば、すぐにホルヘから息子を取り戻せそうですが、そのハードドライブは行方不明に。一体どこへ行ってしまったのでしょうね。 ハードドライブもローレルの母親が持っていそうな気が…。

ボニーのパソコンはミラーリングされていることが判明。デンバーが見張っているようです。 ウェスを殺したのがホルヘじゃなかったら、ローレルを殺すと即答するボニーが怖い。

命がけでスパイ活動しているボニー。デンバーもホルヘにボニーのことを報告していたし、危険な状況なのは間違いない…。 フランクは全員を守ると約束していましたが、また誰か犠牲者が出そうなのが怖いですね。

クリストフと本名を名乗り、ドミニクに電話していたウェスですが、さらにローレルの母親とも会っていたことが判明!

死ぬ前にローレルの母親サンドリーヌと会っていたウェス。一体何を話したのでしょうか…。 ウェスの死にはまだ謎が。

ホルヘはウェスを殺していないと否定していましたが、その通りならローレルの母親が怪しいですね。 ローレルの母親サンドリーヌにウェスを殺す動機があったのでしょうか…。

ローレルの母親サンドリーヌを演じているのは、刑事ドラマ『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1でウォズの妻リンダを演じたロリータ・ダヴィドヴィッチ(Lolita Davidovich)

ネイトの父親ネイト・レイヒ・シニアを演じているのは、映画『SUPER8/スーパーエイト』やドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』のグリン・ターマン(Glynn Turman)

グリン・ターマン - Wikipedia

1947年、 ニューヨーク州 ニューヨーク市生まれ。 1959年、ターマンは13際の時に『 ア・レーズン・イン・ザ・サン』で ブロードウェイデビューを果たした。地元ニューヨークのHigh School of Performing Artsで演劇を学び、その後は本格的に役者としてのキャリアをスタートさせた。活動の場を ロサンゼルスにも広げ、ロサンゼルスの劇場の舞台デビューした他、 1961年にテレビデビューし、1970年代に『AWOL』で本格的な劇場用映画デビューを果たした。舞台では俳優としてのみならず、 演出家としての才能も発揮し、『Deadwood Dick』という演目の演出で NAACPイメージ・アワードも受賞している。1980年代以降はテレビの分野でもディレクターとして活躍した。映画の出演では ザック・ギャリガン主演の『 グレムリン』の教員役や、近年では『 バーレスク 』などの出演でも知られている。

ホルヘ側のディーン弁護士を演じているのは、ドラマ『HEROES/ヒーローズ』のノア・ベネット役で知られるジャック・コールマン(Jack Coleman)です。

ジャック・コールマン (俳優) - Wikipedia

ジャック・コールマン(Jack Coleman, 1958年2月21日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルヴェニア州出身の俳優である。

『殺人を無罪にする方法』シーズン4の登場人物

『殺人を無罪にする方法』シーズン4 登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマで流れた曲

  • Waiting for the World to End - DARK WAVES
  • Don't Be So Serious - LOW ROAR

気になったセリフをPick Up

「原告団長になってもらいたいの。必要なのは模範囚じゃない。 司法制度によって人格を壊された人が必要。それが彼よ。 お父さんを説得して。私のために」

"Because I want to make him my face case! I don't need a model prisoner. I need someone that the system has completely broken down, and that's him. Now, I'm not asking you to do it for you. Do it for me."
アナリーズのセリフ

ネイトに父親が集団訴訟の原告になるように説得してほしいと頼むアナリーズのセリフ。集団訴訟でネイトの父親も救うことができるといいですね。

『殺人を無罪にする方法』シーズン4のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

海外ドラマの動画配信サービス
スポンサーリンク

 
この記事をシェアする