『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2 第11話「慈悲」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2 第11話「慈悲」
  • Shades of Blue Season2 Episode11 The Quality of Mercy"
海外ドラマ『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』

※ネタバレしています。

あらすじ

ウォズたちはビアンキが集めた有力者の弱みが詰まった箱を弁護士事務所から盗み出す。

スタールは墓地で見つけた歯をミゲルのものだと証明するため、盗み出したクリスティーナの髪の毛とDNA鑑定に出すが、髪の毛から必要なDNA抽出できず判定不能となっていた。

有力者の弱みが詰まった箱を手に入れたウォズたちは、ビアンキが愛人のエレナと殺し屋の掃除屋を撃ち殺したというシナリオを検事補のナヴァに信じさせ、内密に逮捕令状を発行させる。 ウォズは抵抗されたことにしてビアンキを殺そうとするが、監察官のヴェルコが組織犯罪課を引き連れてやってくる。逮捕されたビアンキはウォズたちの手を離れ、組織犯罪課に身柄が引き渡される。

ウォズとハーリーに鉢合わせした弁護士事務所の研修生は、上司の弁護士に報告。箱が盗まれたことを弁護士がビアンキに知らせ、ビアンキは手を打っていた。 ビアンキは部下にハーリーの娘クリスティーナを尾行させており、部下の男はビアンキを釈放しなければ、クリスティーナを殺すと脅してくる。

一方、クリスティーナは、スタールが偽装した父親ミゲルの電話でおびき出されていた。 ハーリーはビアンキの部下の男から送られてきたクリスティーナの映像にスタールが映っていることに気付く。

ハーリーはクリスティーナの近くにいるスタールに、娘の保護を頼む。スタールはクリスティーナが飲んでいたコーヒーカップのふたを回収し、DNAを手に入れる。 クリスティーナは安全な場所へ。 ビアンキの部下の男は人質をとるが、ウォズが背後から射殺する。

ハーリーはスタールが再び娘に近づいたことに激怒。スタールはミゲルが死んでいることを見抜き、娘をだまし続け、秘密でむしばまれたハーリーの心を真実を明らかにすることで癒してあげると言い始める。 ウォズは有力者の弱みが詰まった箱を開けるのに成功する。

『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2 第10話「暴挙」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

有力者の弱みが入った箱を盗み出す

ウォズがロシアンルーレットで殺した殺し屋とビアンキの愛人エレナは、ビアンキが襲撃の口封じで殺したことに。テスとローマンは本当にビアンキが殺したと思っているようですね…。

ビアンキが殺したことを示す確実な証拠をねつ造。エレナから殺し屋へのメールに、エレナの血を採取し、ビアンキの隠れ家にその血を残し、ビアンキが2人を殺したということに…。 ウォズははじめからビアンキが殺したことにする計画だったようですね。

ビアンキが持っている有力者の弱みが入った箱を弁護士事務所から盗み出すウォズのチーム。 警備員がノリノリで、警備がユルユルすぎてびっくり。警察官相手ということで完全に気を許してしまった模様。

弁護士の金庫の暗証番号は、19731973年は競走馬のセクレタリアトアメリカクラシック三冠を制覇した年。飾っていた写真で競馬好きなことを見抜かれ、金庫の暗証番号が推理されるハメに。

金庫の中には、さらに有力者の弱みが入った箱である厳重なロックの金庫が。 そのまま盗み出し、誰にも見つからずに脱出できると思いきや、朝早くに出勤してきた研修生とばったり鉢合わせ…。

時計に隠しカメラがあることまで教えてくれた研修生。隠しカメラで従業員を見張っているというのが、マフィアの弁護をしているだけあって最悪な弁護士事務所…。それにしても、研修生なのによく隠しカメラの存在を知っていましたね。

なんとかその場はハーリーが丸め込んだ研修生でしたが、上司の弁護士に報告。そこからビアンキにも伝わり、警戒させてしまうことに…。 ビアンキは逮捕される前に、部下にクリスティーナを尾行させ、ハーリーを脅すように手配していたようです。 家族まで容赦なく狙ってくるのが厄介ですね。

狙われるクリスティーナ

一方、FBIを無期限の停職処分になったスタールはミゲルの歯とクリスティーナにの髪のDNA鑑定に失敗。

クリスティーナのDNAを採取するため、今度は刑務所で録音されていた電話のミゲルの音声をつなぎ合わせ、おびき出したスタール。 ハーリーの「娘に近づくな」という警告はまったく伝わっていなかったよう…。しつこいスタールはユニオンスクエアのコーヒーの売店に、クリスティーナをおびき出し、コーヒーカップの唾液を採取しようと監視。

いつもは厄介なスタールでしたが、役に立ち、狙われているクリスティーナを保護してもらうことに。まさかスタールに助けを求める日が来るなんて…。

スタールのしつこさで、クリスティーナにも嫌われる始末になったことだけはよかったですね。

娘のためなら、スタールにも頼みごとをするハーリー。 娘が狙われていると知ったときは動揺で倒れるほど。クリスティーナが小さい頃、かくれんぼをした思い出がよみがえるハーリー。

シーツのテントの中に怪物が入れないように、ずっとクリスティーナを守ってきたハーリーですが、自分が父親のミゲルを殺したとクリスティーナに知られたら、一生 許してくれないかもしれないですね…。

ビアンキは逮捕

ビアンキは愛人エレナと掃除屋殺しで逮捕。逮捕するときウォズはビアンキを殺す気だったようです。手袋までしていたウォズ。

しかし、監察官のヴェルコが組織犯罪課を引き連れて登場。ビアンキの身柄は組織犯罪課に。 有力者の弱みもなくなり、ビアンキはこのまま刑務所行きとなるのでしょうか…。

ウォズは有力者の弱みが入った金庫をこじ開けるのに成功。 そこには録音データや写真が。写真に写っているのは、市長候補のジュリアに、FBIでスタールの上司だったベイカーのようですね。

「箱の中を見たら後悔するぞ」と言っていたビアンキ。ニューヨークの街は罪にまみれてしまっているよう…。ウォズたちだけでなく、多くの人が悪事に手を染めているようです。 どんなヤバい情報が箱に入っていたのかが気になりますね。

ハーリーの秘密を暴こうとするスタール

FBIを無期限の停職処分になったスタールは逆に自由になったと言い、ハーリーの真実を明らかにし、癒してあげると言い始めました…。 どこまでもハーリーに執着する粘着気質なスタール。「僕が癒してあげる」というのが、恐怖…。

秘密を暴露することがハーリーのためだと思っているのも、自己中心的。 どうやらスタールはミゲルを殺したことをクリスティーナに証明する気のようですね。汚職も暴くつもりなのでしょうか。

「真実はつらいものだが、心は癒える」と言っていたスタールですが、スタール自身はFBIを事実上クビになり、もっと病んだようにしか見えない…。 クリスティーナとハーリーの仲のいい親子関係も壊されてしまう日が来てしまうのでしょうか…。

クリスティーナが読んでいた本はシェイクスピアの4大悲劇の1つである戯曲『マクベス』。王を殺して王位につき、ためらいながらも野心で殺人を重ねたマクベス。マクベスをそそのかし、王たちを殺させたマクベス夫人は「手を洗っても、血が落ちない」と殺人を後悔し、心を病んでいくことに…。

マクベス夫人のように、ハーリーは殺人を後悔し、秘密に心をむしばまれてしまうのでしょうか…。 『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2は、残りあと2話。どんな結末を迎えるのか楽しみですね。

『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2の登場人物・キャスト

『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Holding Out for a Hero - NOTHING BUT THIEVES

気になったセリフをPick Up

「秘密の分だけ心は病む。格言だが僕は経験から思い知らされた。棺の中に閉じ込められる恐怖と屈辱。でも、君が公にしてくれたおかげで外に出られた」

"You're only as sick as your secrets. That's what they say. Believe me, I know from experience, Harlee. They can keep you in a coffin of fear and shame. But now that you've exposed me I'm free."
スタールのセリフ

ハーリーの秘密を暴き、公にしようとするスタールのセリフ。どんどん気味が悪くなっていくスタール。スタールの執着から逃れられる日は来るのでしょうか…。

『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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