- 『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2 第8話「恩義」
- Shades of Blue Season2 Episode8 "Unpaid Debts"
※ネタバレしています。
あらすじ
ビアンキが雇ったと思われる殺し屋に銃撃されたジュリアは撃たれることもなく、この銃撃事件で支持率が上がり、市長選の有力候補となる。
トゥフォの仮釈放されたばかりの兄ウォーレスは密売人のクインスにボコボコにされ、病院送りに。ウォーレスは刑務所で守ってもらった借りを返すため、運び屋をやらされていた。しかし、その車は信号無視の車にぶつけられてしまい、乗り捨てたせいでボコボコにされたのだった。
トゥフォはクインスにやり返そうと、エスパーダに協力を頼む。しかし、エスパーダは武器を貸倉庫から持ち出すところをFBIのスタールに逮捕されてしまう。
トゥフォはエスパーダと連絡が取れなくなったため、ローマンに援護を頼む。ハーリーやテスも密売人のクインスの部屋に向かうが、トゥフォたちとクインスたちは銃を向けあっており、一触即発。
ハーリーは銃をしまい、ウォーレスが乗り捨てて警察に押収されたという車をクインスに届けると約束する。 トゥフォは、チームでニューヨーク市警察の車両保管場から盗んだ車をクインスに届けるが、その前にトランクの中を見る。
スタールは、ジュリアを売らなければ、明日の朝にはエスパーダを送致し、連邦拘置所送りにするとウォズを脅す。 ウォズとハーリーはスタールの弱みを握り、エスパーダを釈放させようと奔走。
ハーリーは映像のコールガールになりすまして、スタールの元妻マルタに話を聞く。さらに、スタールのもとで働いていたが、責任を押し付けられて左遷されたモリー・チェン捜査官にもスタールの殺された相棒アランの妻と話せるように協力を求める。 しかし、モリーは協力を拒否。
追い詰められたウォズはジュリアとの話を盗聴しようとするが、耐え切れずバスの前に立ち、自殺をしようとする。しかし、バスは止まり、ウォズにはハーリーから電話が。
不満を持つローマンはウォズの息子で新聞記者のネイトに、ウォズがどんな汚いことをしているのかを暴露する。
ハーリーは翌朝、スタールに録音データを届ける。その録音データはジュリアの犯行を裏付ける証拠ではなく、スタールの殺された相棒アランの妻がスタールと不倫していたことを認め、スタールが潜入捜査を続けさせ、夫のアランを死に追いやったと話すものだった。 ハーリーは録音でスタールを脅し、エスパーダを釈放させる。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2 第7話「分裂」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
ローマンはウォズの息子ネイトにウォズの裏の顔を話す
銃撃されたジュリアは無事で、市長選の支持率が上昇。しかも、ウォズのチームの元メンバーだったジュリアを守ったのが、ウォズのチームの現在のメンバー ハーリーだったことで、さらに注目を集めることに。こんなにうまくいくところを見ると、銃撃事件はジュリアの自作自演だと疑いたくなってしまいますね。
ウォズの息子ネイトは新聞記者。チームをインタビューしたいと署に。
テスにはチームに入ったきっかけをインタビュー。何度もセクハラをしてきた先輩刑事を殴り、停職になったところにウォズが来たと話すテス。
小銭の束を握ったこぶしで殴ったというヤンキー顔負けの話にはびっくりしましたが、何度もセクハラされ、苦情も聞き入れられないなら殴りたくもなりますね。
ネイトは新人であるローマンにもインタビュー。汚い仕事をするのにうんざりしていたローマンは、ネイトの父親ウォズが裏でどんな汚い仕事をしているか暴露。 殺人隠蔽に、監察官ドニーとウォズの関係も暴露したようです。
シーズン1の第1話「罠」で武器を持っていなかった黒人の男を射殺したローマン。シーズン1の第13話「限界」で、ローマンが監察官のドニーを殺したことも隠蔽してきたウォズは、いまさら正義感を振りかざすローマンにイライラ。
「汚れた警官だという事実は変わらない」とローマンに指摘したウォズでしたが、ローマンは自分自身が汚れた警官だということに嫌気がさしたようです。でも、人まで殺しておいて、いまさら、いい警官になろうとするのは都合がよすぎるんじゃ…。
そして、ローマンはまさかネイトに話すなんて…。新聞記者のネイトは父親の悪行を聞き、どうするのでしょうか…。
トゥフォの兄は売人に病院送りにされる
兄が病院送りにされ、売人クインスに仕返ししようとするトゥフォ。
刑務所で守ってもらった借りを返すため、仕方なくクインスに頼まれた仕事をして、しくじり、ボコボコにされてしまった兄のウォーレス。信号無視のばあさんの車にぶつけられたせいだというのが、ついてないですね。
仮釈放されたばかりなのに、さっそくトラブルが発生。刑務所を出ても、犯罪者と手を切るのは難しそう…。
トゥフォはエスパーダに武器を持ってくるように頼み、エスパーダはそこをFBIのスタールに逮捕されてしまいました。ずっとウォズのチームを見張っていたようですね。
トゥフォはエスパーダの代わりにローマンに援護を頼むことに。ローマンは教会に通い、色々悩んでいるようです。
クインスの部屋に乗り込んだトゥフォとローマン。クインスやカレンたちと銃を向けあう、一触即発の状況に。自動小銃まで持っているのがおそろしい…。
ハーリーが話し合い、警察に押収された車を返すことで交渉は成立。 車のトランクには一体何が入っていたのでしょうか…。トランクの中を見たトゥフォの表情だと大量の薬物か銃だったのでしょうか…。 本当にこれでクインスとのいざこざは片付いたことになったのか不安が。
スタールの弱みを握ったハーリー
スタールにエスパーダを逮捕され、ジュリアを売るように脅されたウォズ。
ビアンキの愛人によると、ビアンキはイタリアに。スタールにジョン・ゴッティ以来の大物マフィアだと言われているビアンキ。 ジョン・ゴッティはニューヨークの5大ファミリーの「ガンビーノ一家」のボスだった人物だそう。
ジョン・ゴッティ - Wikipedia
ジョン・ジョセフ・ゴッティ・ジュニア (John Joseph Gotti, Jr. ジョン・ゴティとも 1940年 10月27日 - 2002年 6月10日)は、 アメリカ・ ニューヨークのマフィア組織であり「 5大ファミリー」の一つ、「 ガンビーノ一家 」のボスだった人物。
ジュリアに殺し屋を送り込み、ビアンキはしばらくはおとなしく隠れているつもりなのでしょうか…。
ウォズがスタールに協力しなければ、エスパーダは連邦拘置所に送られることに。警官を入れるのは、サメの水槽に放り込むようなものというのが恐怖。 それを承知で、脅しではなく、本当にやろうとするスタールがおそろしい…。
ウォズとハーリーはスタールの弱みをさがすため、スタールの元妻やスタールの元部下モリー・チェン捜査官に接触。
モリー・チェン捜査官はシーズン1の第13話「限界」で左遷され、今は郵便詐欺の捜査をする日々。モリーはFBIを辞めたと思っていましたが、左遷されていたことが判明。
最初は協力を拒否されましたが、最後はモリーが協力してくれて、証人保護プログラムを受けているアランの妻と話すことができたようです。 アランは潜入捜査中に殺されたスタールの相棒。
スタールの元妻に、モリー、アランの妻の3人は、全員スタールに心を操られた被害者のようです。 アランの妻と不倫していたスタール。そのせいで、アランの潜入捜査を長引かせ、死に追いやった過失も判明。
ジュリアを逮捕したいのも、自分の責任を認めたくなかったから。どこまでも自己中心的なスタール…。
女性に執着するのは、ハーリーが初めてではなかったんですね。ストーカー体質や執着はスタールのパターン。しかも、相棒の妻と寝るなんて、最低…。挙句の果てに、相棒のアランを死に追い込んだなんて。
やっとスタールの弱みを握り、脅し返すことができたハーリー。それでも、スタールはまだ付きまとってきそうで心配に…。
どうしてもジュリアを盗聴することができないウォズは自殺寸前まで! アイスクリーム販売車を警戒したりと、精神的に追い詰められていくウォズ。息子のネイトに汚い仕事のことを問い詰められたら、どう答えるつもりなのでしょうか…。
やっとスタールから解放されたハーリーたち。スタールはまだジュリアを逮捕する気なのでしょうか…。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2の登場人物・キャスト
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Burning Man (feat. Post Malone) - ANDREW WATT
- Wasn't My Time - ARUM RAE
- FML - K.FLAY
気になったセリフをPick Up
「ハーリー、なぜこんなことになったの? 初めに戻れるなら何だってするわ」"Harlee, I don't know how we got here. I would give anything to go back to start."
銃撃され、暗殺されそうになったジュリアのセリフ。ずぶずぶと汚い警官になったハーリーたち。そのつけを今、払わされているのかもしれませんね。