- [終]『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1【最終話】第13話「限界」
- Shades of Blue Season1 Episode13 "One Last Lie"
※ネタバレしています。
あらすじと感想
ハーリーは奪った現金の一部を残し、残りの現金とドニー、リンクレ―ターの身柄引き渡しと引き換えに、チームの仲間全員の免責を取りつけようとする。 しかし、ドニーはローマンが正当防衛で殺していた。リンクレ―ターも国外に逃亡。
ハーリーはウォズを助けるために昨夜スタールやベイカーに捕まったと言って、FBIから渡された金を持って逃げるようにウソをつく。 ハーリーはウォズのかわりに自分が捕まるつもりだったが、ウォズとスタールはすでにチームの仲間全員の免責を条件に取引していた。
ウォズはモグラだったハーリーを許し、ハーリーは他の方法があると言い、逮捕されるウォズに何かを助言する。 ミゲルはハーリーの部屋に侵入。ハーリーに暴力をふるい、レイプしようとするが、ハーリーはミゲルの首をひねって殺す。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1第12話「懺悔」前回のあらすじと感想はこちら≫ミゲルに襲われるハーリー
最後はミゲルの本性が明らかに。勝手に部屋に侵入し、襲ってくるミゲルが気持ち悪くて、おそろしいですね。
ハーリーは反撃し、ミゲルは死亡。娘も罰してやるとおそろしいことを言っていたミゲル。これで、ハーリーたちはおびえずに済みそう…。ですが、ミゲルの死体はどうするのでしょう…。ドニーのように火葬炉で焼く?
ドニーも腹黒い本性があらわに。 ドニーはウォズの家の中を勝手に物色。自分のせいで現金輸送車の強奪をドニーにやらされていると思い込んでいるローマンは、チームの仲間にもドニーにもだまされることに。
ウォズに謝りに来たローマンはドニーにもだまされ、殺されそうに! 人質の喉を切ったくせに、一度も人を殺したことがないと いけしゃあしゃあと言うドニー。相手を油断させて、ウォズの海兵隊の思い出が詰まった箱にあった銃でローマンを撃とうとしてきました。
激しい格闘の末、包丁で襲ってきたドニーは血の海の中で死亡…。ウォズの妻リンダやクリスティーナが避難していてよかったですね。 それにしても、ローマンがチームに入ってから、2週間しか経っていないというのが驚き。
第1話「罠」や第5話「妄想」に登場したメンデズ葬儀場で火葬されるドニー。ウォズはドニーに本気だったようで、もてあそばれたことに怒っていました。ドニーは結局、ウォズを思い通りに動かすために愛人になったようですね。
「彼は悪い警官でその報いを受けました。アーメン」というローマンの最後の言葉には不謹慎だけど笑ってしまう…。 ローマンはFBIに口を割らず、仲間を守り抜いたことで、チームに受け入れられたようです。
責任をなすりつけ合うFBI
人質を殺されるという失態をおかしたFBIは責任を取らせるスケープゴートをチェン捜査官に決定。
スケープゴートになると知っていて、酔ったチェン捜査官と関係を持ったスタール。よく自分が紳士だと言えましたね。チェン捜査官は責任を取らされて、FBIを辞めることに。 スタール、最低…。
確かに汚職警官だけど、責任をなすり付け合うFBIよりも仲間を大事にするウォズたちの方がずっと人間的で、ましな気がしますね。
スタールは回を追うごとに、どんどん嫌なキャラクターに。ハーリーの写真を拡大して見ているスタールにはもはや恐怖を感じる…。 心理テストとかで引っかかりそうなのに、よくFBI捜査官になれましたね。
ハーリーを許すウォズ
ハーリーはウォズとFBI、どちらもだまして事を丸く収めようと奮闘。 ウォズにはFBIが金を持っていると言い、FBIにはドニーが金を盗んだとウソをつき、チームの免責を取りつけようと必死に。お金を持ってクリスティーナと高飛びすることもできたのに、仲間を見捨てないハーリー。それでも、ミゲルに渡す20万ドルは拝借。
ハーリーはウォズとFBIをうまく操って、仲間が逮捕されないように苦心。自分の免責を捨ててでも、ウォズや仲間を救おうとするのでした。
そんなハーリーの計画もウォズには見抜かれていました。 ウォズは眠そうなスタールとダイナーで直接対決! その時に、自分が出頭するかわりにチームの免責を取りつけていました。
そして、「金をなくした」というスタールの一言で、ハーリーの話がウソで、モグラだと言うことも見抜いていたウォズ。それでも、ハーリーを許して、自分の娘同然のクリスティーナに大学資金を残して出頭。
ハーリーがFBIのモグラだったと知っても、許したウォズにはびっくり。サップは殺されてしまったのに…。
モグラだったハーリーや仲間を助けるため、ウォズはFBIに逮捕されることに。 それでも、ハーリーは土壇場で秘策を思いついたようですね。それは謎のまま…。
クリスティーナはジャージーシティへ
いなくなったクリスティーナはミゲルとミゲルの母親のところに。ミゲルに暴力をふるわれていなくて一安心。 クリスティーナが勝手にいなくなってハーリーは死ぬほど心配。
簡単にウソをつく母親に反発していたクリスティーナでしたが、本心を打ち明けたことで和解。 クリスティーナはジェンマおばさんとフェリーでニュージャージー州のジャージーシティへ。 これでクリスティーナの身は安全に。ハーリーが残したメッセージを見ることはあるのでしょうか?
リンクレーターの正体は不明のままで、金を海外口座に振り込まなければ、人質を拉致した証拠写真をFBIに送ると脅されるウォズ。 逮捕されるウォズはどうするつもりなのでしょうか?
ウォズが逮捕され、チームはどうなってしまうのか気になりますね。
今回でシーズン1は最終回。 シーズン2はアメリカで2017年に放送済み。 シーズン3への更新も決定しています。
シーズン2には『ブレイキング・バッド』の主人公ウォルターの妻スカイラー役で知られているアンナ・ガンが出演しているそうです。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』の登場人物・キャスト
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- U Mad (feat. Kanye West) - VIC MENSA
- Arsonist's Lullabye - HOZIER
- Bad Dream - RUELLE
気になったセリフをPick Up
「失望させた。あなたが知っている以上にひどいことをした。だから、それを償う。でも、これだけはわかって。すべてあなたのために良かれと思ってしたことなの。」"I've let you down... in ways that you know and in ways that you don't, and I'm gonna have to pay for that, okay? But it's important that you know that I believe that I was doing right by you."
自分が逮捕されようと娘のクリスティーナにお別れを言うハーリーのセリフ。感動的な涙のお別れでしたが、ウォズのおかげで刑務所行きにならずに済んだハーリー。しかし、今度はミゲルを殺してしまい隠すのが大変になりそうです…。
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