『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第13話「向かい火」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第13話「向かい火」
  • Designated Survivor Season1 Episode13 "Backfire"
『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

あらすじ

マクリーシュの妻ベスは銃で夫のマクリーシュを撃ち殺し、自分も自殺。 トムは記者会見で、副大統領のマクリーシュが妻によって射殺された事実を公表する。

エイブ・レナード記者は副大統領のマクリーシュと大統領のトムを狙撃したネストル・ロサーノ(カタラン)にはつながりがあり、マクリーシュは口封じにカタランの射殺命令を出したのではないかと報道官のセスを追及する。

トムはなぜマクリーシュが射殺命令を出したという機密情報が記者にもれたのか調査を指示。アーロンがキンブル・フックストラテンに話し、キンブルがレナードに漏洩していたことが判明する。 トムはアーロンがスパイであることを警戒し、情報漏れを口実にアーロンに1週間の休暇を与え、エミリーを首席補佐官代理に任命する。

セスはレナード記者の過去の誤報を指摘し、信用を落とそうとする。

ハンナはマクリーシュが妻に射殺された現場にもいたジョイナー伍長から、アフガニスタンで起こった虐殺について話を聞く。

CIAのエージェントだったネストル・ロサーノ(カタラン)は少佐のフリをしてアフガニスタンの軍閥リーダーと内密に会い、タリバンと戦うよう500万ドルの賄賂が入った袋を渡す計画だった。マクリーシュの部隊は少佐(カタラン)の護衛としか伝えられず、軍閥リーダーとの会談は失敗。金は奪われ、激しい銃撃戦となり、マクリーシュの隊員は錯乱状態に陥り、民間人も銃撃。

ジョイナー伍長がネストル・ロサーノ(カタラン)に銃を突きつけて真相を吐かせ、失った仲間の命の代償をロサーノに払わせようとするが、マクリーシュが止めに入り、ロサーノの命を救ったのだっだ。 マクリーシュが過激になったのも、アフガニスタンでこの大量殺戮に送り込まれ、冷酷な政府にもみ消されたからだった。

閣僚選びが難航する中、元大統領のコーネリアス・モスは閣僚の全ポストに人を推薦したいと提案してくる。

トムはテレビ演説で副大統領のマクリーシュが狙撃犯の射殺命令を出したのは事実だと認めるが、マクリーシュが狙撃犯のネストル・ロサーノ(カタラン)とつながっていたことは伏せる。 トムは国民に団結するように求める。

アレックスとレオとペニーたちは安全のために、 ホワイトハウスからキャンプ・デービッドに移り、トムはホワイトハウスに1人きりに。 休暇を取ったアーロンのもとには、リッチモンド前大統領の首席補佐官だったチャールズ・ラングドンが訪ねてくる。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第12話「ひとつの幕引き」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

レナード記者に機密情報が洩れる

副大統領のマクリーシュが妻ベスに射殺され、ベスも自殺するという衝撃的な結果で、大混乱に!  マクリーシュ夫妻には2人の娘が。残された子どもたちを思うといたたまれないですね。子どもたちを残してまで、自分たちを犠牲にしたベス。

敵はどれだけ異常な奴らなんだ」というトムの言葉に同感。本当に敵はどこまでもやる狂信的な奴らばかりのようです。

トムたちはマスコミへの対応にも苦慮することに。 とりあえずマクリーシュと妻は夫婦げんかの末に心中したと思われると発表。 しかし、復帰した「ティーン・モード」の記者エイブ・レナードはマクリーシュと大統領狙撃犯につながりがあり、マクリーシュが口封じのために狙撃犯の射殺命令を出したのではないかと指摘。

レナード記者は感じ悪いですね。絶対嫌われるタイプ…。しかも、不祥事で「ティーン・モード」という10代向けのファッション雑誌の記者になるしかなかったようです。ピューリツァー賞受賞者というすごい経歴を持ちながらも、記者を引退していたらしいレナード。完全復活するためにも、マクリーシュのネタにしつこく食いついてきそうです。

セスは消防士が山火事を消すため向かい火をおこすようにレナードに対抗。レナードの信用を落とす作戦に。その作戦にも気付いたレナードはセスに、古典英語でセスの苗字ライト Wrightは「木工職人」という意味だと指摘。本当にWrightの語源は 古代英語のworkの過去形wroughtが語源で、「物を作る職人」という意味だそう。

「さよなら」という意味の「アデュー adieu」と言って去っていくレナードがウザい…。

レナード記者に情報をもらしたのはキンブルだった

セスを心配した友人たちがワシントンに集合。はじめは強盗か陰謀の組織の連中かと思い、ヒヤヒヤ。

セスが着ているというスーツ「ウェルシュ&ジェフリーズ」はイギリスのロンドン  サヴィル・ロウに店舗を構える老舗テーラー。イギリス名門のパブリックスクールであるイートン校の制服も手がける名高いテーラーだそう!

お高そうですね…。 心配して駆けつけてくれる友達がいるのがいいですが、沈みかけた船と言われてしまうことに。

レナードに情報を漏らしたのはキンブル・フックストラテン。副大統領のマクリーシュが死に、今やキンブルがトムに何かあった時の次の大統領に。 レナードにトムを引きずり降ろさせ、自分が大統領になる気なのでしょうか…。

マクリーシュが過激になった理由が明らかに

ハンナはマクリーシュの部隊にいたジョイナー伍長と面会。アフガニスタンの虐殺の真相を知ることに。

CIAのエージェントだったネストル・ロサーノ(カタラン)は賄賂を渡す任務に。マクリーシュと戦友だと思ったら、カタランはCIAのエージェントで汚い任務を遂行。

マクリーシュの部隊は軍閥と銃撃戦になり、混乱の中、民間人も銃撃し、虐殺。マクリーシュは部下に殺されそうになったロサーノを助け、借りができたロサーノは大統領の狙撃などマクリーシュの言う通りに動いていたようです。

マクリーシュが過激になったのは、アフガニスタンのこの事件がきっかけ。政府は賄賂や虐殺の事実も、すべてもみ消し。 「マクリーシュを英雄にした任務が彼を反逆者にした」というのが、皮肉。

政府に失望したマクリーシュを仲間に取り込んだのは、どんな組織なのでしょうか…。

謎の女など陰謀にかかわる連中に、公的な記録が一切ないというのが、恐ろしい…。

トムの家族はキャンプ・デービッドへ避難

トムは子どもたちの安全のためにも、 アメリカ大統領の別荘キャンプ・デービッドへ行くことを認めることに。

ホワイトハウスは地対空ミサイル NASAMS(ネイサムズ)で警備を増強。 2006年には実際に大統領就任式の期間中、NASAMS(ネイサムズ)がホワイトハウスを防衛していたことがあるそう。

NASAMS - Wikipedia

NASAMS(Norwegian Advanced Surface to Air Missile System)は、 ノルウェーと アメリカが開発した 中高度防空ミサイル・システム。NASAMSは世界初の AIM-120 AMRAAM 空対空ミサイルを地上発射化したシステムであり、分散・ネットワーク化されているとともに、 西側諸国で初めて アクティブ・レーダー・ホーミング を用いた地上発射ミサイルシステムでもある。ミサイル本体の名称はSL-AMRAAM (Surfaced Launched AMRAAM)。

「家族がいるから自分を見失わずにいられた」というトム。ホワイトハウスに1人ぼっちに…。トムは自分を見失わずに、大統領の職を全うできるのでしょうか…。

ラングドンがアーロンに接触

元大統領のコーネリアス・モスは閣僚選びに協力したいと提案。どんな人物なのか気になりますが、コーネリアス・モスは陰謀にかかわっているのでしょうか…。

アーロンは情報漏洩の件で休暇を取らされ、エミリーが首席補佐官代理に。アーロンを外すいい口実ができましたが、なんだか複雑な気持ちですね。 その休暇の間、アーロンを監視していたハンナは行方不明のラングドンがアーロンに接触するのを目撃。

アーロンへの疑いは濃くなるばかりですね。 ラングドンはアーロンに何を話しに来たのか気になります。

陰謀の背後にいる連中はまだよく見えないまま。 また何かを仕掛けてくるのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の登場人物・キャスト

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気になったセリフをPick Up

「真実と道理を求めて団結するか、それとも憶測と疑念で崩壊するか。皆さんを信じています。国民の正しい選択を」

"Will we be united in the pursuit of truth and reason? Or break apart because of conjecture and suspicion? I trust this nation, My nation. To make the right choice."

トムのセリフ

テレビ演説で語ったトムのセリフ。マクリーシュにまつわる陰謀は国民に伏せたまま。陰謀が明らかになったら、大混乱になりそうですね。

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