『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第9話「シミュレーション」 あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第9話「シミュレーション」
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『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

あらすじ

NSAのシステムアナリスト ガブリエル・トンプソンが機密情報を持ち出し、ベネズエラ大使館で亡命を希望する。 トンプソンはウィキリークスに情報をアップし、まず前リッチモンド政権の閣僚の汚職を告発。前リッチモンド政権の全閣僚の納税申告書や銀行口座の記録公開も公開される中、トムの情報だけは公開されていなかった。 次にトンプソンは昔、エミリーがヘーゼルトン上院議員について「セクハラ常習者である」と書いたメモを公表。

ヘーゼルトン上院議員は経済政策を通すのに重要な歳出委員会の委員長になったばかりで、絶大な権力を持つ、怒らせてはまずい人間だった。ヘーゼルトン上院議員はメモを書いたエミリーの解雇を要求してくる。

アーロンはトンプソンの望みは大統領であるトムと直接会って話すことだと気付く。トンプソンはエミリーのキャリアを救えると、ヘーゼルトン上院議員がセクハラ常習者だと示す18歳の実習生と交わしていたメールとチャットの情報を渡す。 トムはその情報をちらつかせ、ヘーゼルトン上院議員が引退するようにもっていく。

一方、議員の選挙が終わり、ピーター・マクリーシュを副大統領として認めるか公聴会が開かれる。ナサール殺害を自供し、逮捕されたアトウッドはFBI内務部のジョン・フォアステルが取り調べし、調査に当たっていた。

ハンナは独自に「11:14 p.m.」についてチャックと調べを進める。 「11:14 p.m.」は時刻ではなく、2005年1114日ピーター・マクリーシュ(Peter MacLeish)のことを指していることが分かる。

2005年11月14日、マクリーシュが率いる特殊部隊はタリバン軍に奇襲され、身動きが取れなくなるも、マクリーシュが1人で敵に反撃。タリバン軍を退却させた英雄として勲章をもらっていた。 マクリーシュの隊にいた隊員たちにも話を聞くが、口をそろえて「マクリーシュは英雄だ」と言う。

ハンナはその後亡くなった隊員のトランクから、マクリーシュの隊の写真を見つける。そこにはカタランも写っていた。 CIAのティムの情報によると、2005年11月14日、マクリーシュはアフガンの3つの村で大虐殺を行っていた。マクリーシュは英雄ではなく、戦争犯罪者。ハンナは公聴会の議長キンブル・フックストラテンにその情報を直接、話しに向かうが、車に衝突されてしまう。

トンプソンは刑務所に入れられることを知りながら、大統領と話すため、大使館を出てホワイトハウスに。

トンプソンは娘を議事堂の爆破で亡くしていた。トンプソンはトムなら信用できると、ニセの25セント硬貨の中に隠したハードドライブを渡す。

12-80Cのファイルを見るように言われたトム。そのファイルには、2013年11月17日に脅威評価のための特別委員会が作った議事堂爆破のシミュレーションが。 トムは内通者がナサールにこのシミュレーションを渡し、議事堂を爆破させたと考える。 トムはアメリカの政府内に内通者がいることに愕然とするのだった。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第8話「信念が生み出すもの」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

機密情報が持ち出される

NSAのシステムアナリストが機密情報を盗み、ウィキリークスにアップ。まるで、エドワード・スノーデンですね。

エドワード・スノーデン - Wikipedia

ニセのコインにハードドライブを隠し、持ち出すことに成功したガブリエル・トンプソン。犯罪者引き渡し協定のないベネズエラ大使館で亡命を要求。

外国に情報を売り飛ばす気かと思いきや、トンプソンが機密情報盗んだのは、大統領であるトムに議事堂爆破のシミュレーションが行われていたことを教えるため。

トムのことも信頼できるかどうかリサーチ済み。メールや個人情報もチェックされた上でも、申し分ない倫理観だと言われたトム!  他の死んだ閣僚には汚職が発覚するなど、黒い面がありましたが、トムにはなし。真面目にやってきたことが報われましたね。

トンプソンは大統領に会うため、スタッフのエミリーが窮地に陥るようにメモを公開。「ヘーゼルトン議員は好色な老人で女性職員に対するセクハラの常習者である」というメモを書いていたエミリー。エミリーが書いたなら、どうせ本当だろうと思っていたら、やはりヘーゼルトン議員は18歳の実習生と不適切な関係が。妻も子どもも、孫までいるヘーゼルトン議員。孫と同じぐらいの実習生と関係していたなんて、どうしようもないですね…。

それを棚に上げて、エミリーを解雇しろと迫っていたヘーゼルトン議員。エミリーはトムのためにも辞表を提出しようとまで。 止めようとするアーロンは「必要としてるのは、大統領だけじゃない…」とエミリーに急接近。

エミリーの好みのコーヒーを買ってきてあげたり、いい感じのアーロンとエミリー。ついにアーロンはエミリーを食事に誘いました。 忙しい中、アーロンとエミリーは上手くいくのでしょうか…。

議事堂爆破はシミュレーションされていた

ホワイトハウスで、トンプソンと直接会うトム。トンプソンが自由やキャリアと引き換えにしてでも、渡したかったものは議事堂爆破のシミュレーション。娘を議事堂の爆破で亡くしたトンプソンは人生をかけてでも、内通者を捕らえてほしいとトムにハードドライブを託したようです。

まさか、アメリカ政府が脅威評価のために議事堂爆破のシミュレーションを行っていたとは!  脅威評価のためのシミュレーションが、実際に利用されてしまったのが皮肉ですね。

トムは内通者がナサールにこのシミュレーションを渡し、議事堂を爆破させたと推測。 トムは爆破はナサールがやったと思っていますが、ナサールはカタランから情報を聞いて、手柄を横取りしただけでしたね。

議事堂爆破の真犯人はアメリカ政府内の人間の可能性が高そう…。国防総省の人間も関わっていそうです。

マクリーシュは大虐殺を行っていた

ピーター・マクリーシュを副大統領と認めるのか判断する公聴会が開かれ、マクリーシュはジョン・F・ケネディのように、好印象。

公聴会の議長を務めるキンブルだけはマクリーシュに批判的。マクリーシュの本性を見抜いているのは、キンブルとハンナだけなのが心もとないですね。 あとは電話でハンナにマクリーシュのことを伝えてくる匿名の情報源だけ。

しかも、マクリーシュはハンナが妄想にとらわれているとトムに忠告。 事前にトムに言っておくのが、いやらしいですね。

「11:14 p.m.」を調べるハンナたち。 「11:14 p.m.」は時刻ではなく、11月14日の日付とピーター・マクリーシュのイニシャル。

マクリーシュの隊の隊員は口をそろえて「英雄だ」と称えていましたが、その当時の写真にはカタランも写っていました!  まさかカタランとマクリーシュが知り合いだったなんて。

さらに、マクリーシュは戦争の英雄ではなく、戦争犯罪人であることも明らかに。

マクリーシュの隊がアフガニスタンの村で大虐殺したことをペンタゴン(国防総省)はもみ消し。もみ消しただけじゃなく、勲章まで与えたのが、ゾッとしますね。 確証をつかんだハンナはキンブルに伝えようと、車を飛ばしますが、衝突事故に。これは、ハンナを阻止するための妨害工作なのでしょうか…。

FBIの副長官だったアトウッドの調査を担当するのは、アトウッドとFBIアカデミーで同期でもあった内部部の部長 ジョン・フォアステル。 アトウッドのウソの自供は細かいところまで完璧。謎の女がどうやって毒殺したのかまで事細かに教えていたようですね。

内部部の部長 ジョン・フォアステル役を演じているのは、『メンタリスト』や『BONES』などにゲスト出演したリード・ダイアモンド

次第に正体が暴かれていくマクリーシュは副大統領になってしまうのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の登場人物・キャスト

『サバイバー:宿命の大統領』の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

気になったセリフをPick Up

「私、努力せずに何かを手に入れた人は信じないの。権力は特にね」

"I don't trust anyone who has things handed to them in life, especially power."

キンブル・フックストラテンのセリフ

マクリーシュが副大統領になるのを阻止しようとするキンブルのセリフ。このままマクリーシュが副大統領になってしまうのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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