『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第6話「2つの尋問」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第6話「2つの尋問」
  • Designated Survivor Season1 Episode6 "The Interrogation"
『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

あらすじ

議事堂爆破の首謀者と思われるアルサカールのリーダーであるマジード・ナサールを捕まえたが、ナサールは黙秘を続けていた。

ホワイトハウスでは、上院議員を任命し、臨時選挙の同意を得るための州知事サミットが開かれる。しかし、夕食会の時、ホワイトハウスが銃撃され、公園に追い詰めた犯人と銃撃戦になったシークレットサービスのマイクが撃たれてしまう。

セスは記者のリサ・ジョーダンに惹かれるが、リサはレオが大統領の実の子どもではないという情報をつかんでいた。

議事堂だけでなく、ホワイトハウスまで銃撃され、フロリダ州のリベラ知事は一度は受け入れを表明していたシリア難民の受け入れを拒否する。 トムは大統領としてふさわしいのか州知事たちから厳しい審問を受け、追い詰められていく。

フロリダ州のリベラ知事だけでなく、大多数の知事も難民の受け入れに国民がおびえていると、すべての難民の受け入れ一時停止を要求。受け入れを停止すれば、州知事たちは議会の再建に協力すると条件を出す。 トムは移民か議会かどちらを優先させるのか選択を迫られる。トムは仕方なく、議会の再建を優先し、難民の受け入れに奔走したアレックスに失望されてしまう。

生き残ったピーター・マクリーシュを疑うFBIのアトウッド副長官とハンナだったが、副大統領候補としてマクリーシュの調査を依頼され、調査を引き延ばす。しかし、アーロンは独自にマクリーシュを調査し、マクリーシュを副大統領にすることを着々と進めてしまう。

FBIのアトウッド副長官とハンナはナサールの尋問を任される。尋問の結果、議事堂爆破はナサールの仕業ではなく、真犯人に教えられた爆弾の情報を使い、自分たちアルサカールの手柄にしていたと分かる。

ナサールの家族をねたに脅すと、ナサールは議事堂爆破の真犯人はカタランと名乗ったと吐く。 しかし、ナサールはアトウッド副長官とハンナが離れたすきに、死んでしまうのだった。

!--more--> 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第5話「命懸けの任務」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

「2つの尋問」のタイトルの通り、議事堂爆破の首謀者だとされているマジード・ナサールへの尋問と、大統領としてふさわしいのか州知事たちによるトムへの尋問が行われました。

ホワイトハウスが銃撃される

州知事サミットにはアメリカの全州から50人が出席。国会議員が全滅したときには、州知事たちが上院議員の選出をし、臨時選挙が行われるようです。非常時に議会が再建されるときの段階がわかるのも、興味深いですね。

さっそく、議会の再建に取り組もうと意気込む大統領のトムでしたが、州知事サミットの夕食会は銃撃されてしまうことに!

ホワイトハウスまで銃撃されるなんて、警備体制が心配に…。それでも、ホワイトハウスで犠牲者はゼロ。シークレットサービスのマイクが犯人と撃ち合いになり、重傷を。マイクは手術が成功し、無事生還して、ほっとしました。

大統領のトムとマイクはすっかり仲良くなり、友達のように。 マイクはアイスホッケーのチーム ワシントン・キャピタルズのファンで、トムはニューヨーク・アイランダースのファンのようですね。

ホワイトハウス銃撃に使われたのはAR-15。射程距離は500メートルも。AR-15はよく銃乱射事件で使われています。 銃撃犯はチェチェン国籍のムラド・ヤマダエフで、ナサールの仲間だったようです。議事堂爆破の緻密な計画のテロとはだいぶ違いますね。

難民の受け入れが問題に

ホワイトハウスの銃撃で、フロリダ州のリベラ知事はシリア難民の受け入れを拒否。

国家安全保障省が厳しい基準でチェックした難民でしたが、過激派が紛れ込んでいると州民がおびえているというリベラ知事。テロへの恐怖のせいで、移民2世であるリベラ知事も過剰に反応してしまったよう…。確かに、テロ事件が続発していたら、恐怖に支配されてしまうのもわかる気がしますが、難民が乗った飛行機はもう到着済み。

移民弁護士のアレックスは難民を受け入れてもらえるように奔走。難民になったら、基本的人権すら否定されてしまうのが、おそろしいですね。

難民で妊婦の1人が飛行機の中で産気づき、その妊婦と夫だけは病院へ行き、アメリカに残れることに。しかし、他の難民たちはカナダが受け入れることになるのでした。カナダが受け入れてくれたからよかったですが、たらい回しにされたらと考えると怖いですね。

尋問される大統領のトム

トムは大統領にふさわしいのかと州知事に尋問されることに。特に、トムに厳しいのはアリゾナ州知事のクリス・ニコルズと、難民問題でもトムとぶつかるフロリダ州知事のリベラ。

厳しい質問をされ、追い詰められたトムは大統領としてふさわしくないと認め、席を立ってしまいました。いままで頑張ってきたのに、州知事たちはトムに厳しい…。

しかし、自信を無くしたトムを励ましたのはアーロン。 「あなたがこの国の未来をしょって立つ唯一の望みなんです」と熱い言葉をかけるアーロン。セスが「同感です」と後付けのように返事するのもおもしろいですね。

どちらの味方か最初はわからなかったアーロンですが、今ではトムのことを信頼し、これほどまでにトムに期待しているのが情熱的。 いつも冷静なアーロンも熱くなるのでした。

妻アレックスに失望されるトム

アーロンに励まされたトムは再び州知事たちとの会合へ。トムは州知事たちに移民か議会か、どちらを優先するのか選択を迫られることに。

議会再建のため、すべての難民の受け入れ一時停止の要求を受け入れたトム。どちらか選べと言われたら、議会を選ぶしか道はないですよね…。

アレックスはトムに失望。難民の受け入れ先を必死にさがしていたアレックスにとっては、信念を曲げたトムにがっかりすることに。

わかってる。あなたはこれからも仕方のない選択をしていく。それが続いていく。あなたは変わり、私も変わり、それに私たちも変わる。私たち2人はチームじゃなかったの?」というアレックスの言葉が突き刺さりますね。 トムも次第に変わっていってしまうのでしょうか…。

難民や移民の受け入れで意見が割れるのも、今の難しい問題を反映していますね。

これで、議会再建の一歩が。しかし、議事堂爆破の唯一の生存者ピーター・マクリーシュは副大統領になってしまいそうのが心配…。

アリゾナ州知事のクリス・ニコルズ役を演じているのは、『デスパレートな妻たち』で詮索好きな近所のおばさんマーサ・フーバー役で知られるクリスティーン・エスタブルック。

ナサールは死んでしまう

セスは記者のリサ・ジョーダンに一目惚れ。お互いに一目惚れだったようですが、リサはレオの情報をつかんでしまいました。前回、レオはアレックスの前の恋人ジェフリー・マイヤーズの子どもだと判明。ついに、情報はマスコミに流れてしまったようです…。そっとしておいてあげてほしいですね。

FBIのアトウッド副長官とハンナはナサールを尋問。強化尋問をしようというCIAが怖い…。強化尋問=拷問。『24』のジャック・バウアーなら迷わず拷問しそうですが、トムはFBIに尋問を任せることに。

ナサールがリーダーのアルサカールはテロ組織としては弱小でコバンザメタイプ。 家族をねたに脅されたナサールは真犯人から爆弾の情報を聞き、犯行声明を出して自分たちの手柄にしたと白状。

真犯人の名前はカタラン。しかし、テロリストのデータベースにカタランの情報はなし。カタランとは何者なのでしょうか…。テロリストではなく、もっと大きな組織が関わっていそうですね。

ナサールは死亡。口封じに殺されてしまったようです。厳重な警備の中で殺されたとしたら、アメリカの軍内部にも議事堂爆破の犯人が潜んでいるのでしょうか…。 巨大な陰謀の気配がしますね。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の登場人物・キャスト

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気になったセリフをPick Up

「大統領に怒りは感じてない。自分の夫に失望しただけよ」

"I'm not angry with the president. I am disappointed in my husband."

アレックスのセリフ

難民の受け入れの拒否の決定に失望したトムの妻アレックスのセリフ。それでも、マクリーシュとの夕食には同席してくれることになり、ほっとしましたね。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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