『エクソシスト 孤島の悪魔』シーズン2 第5話「神のご加護なしでは」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『エクソシスト 孤島の悪魔』シーズン2 第5話「神のご加護なしでは」
  • The Exorcist Season1 Episode5 "There But For the Grace of God, Go I"

※ネタバレしています。

あらすじ

アンディはグレースが幻だと知り、混乱する。アンディは付きまとうグレースから離れようとみんなで森へキャンプに出掛けるが、そこにもグレースは姿を現す。アンディの胸には蜂の巣のような虫刺されができていた。

ベルギーのアントワープでは、ベネット神父とマウスは、悪霊と統合し、元には戻らないシスター・ドローレスに聖水を注射して殺す。そして、シカゴにいるマリア・ウォルターズを捕らえに向かう。

マーカスは魚類・野生生物局のピーター・オズボーンから1950年代に起こった惨劇グレン・パウエル事件を聞き、生き残った娘に話しを聞きに行く。娘の話によると父親は憑依されていたことが判明。

その話を聞いて、50年経った今もその悪霊が島にいるかもしれないと心配になったトマス神父はキャンプ中で留守のファミリーホームに入り、邪悪な気配と対峙する。

マーカスは7歳の頃、母親が父親に撲殺され、猟銃で父親を撃ったこと、施設でいじめられたこと、悪魔祓いでひどい経験をしたことをピーターにぶちまけ、トラウマを乗りこえる。そして、マーカスとピーターはキスをする。

キャンプにまでついてきたグレースはアンディが自分の存在を否定したため、トラックを操り人形にして、頭を壁に打ちつけさせる。さらに、グレースはトラックを操り、ヴェリティの首を締め上げさせて、壁に打ちつけるのだった。

トマスはグレースの部屋に入るが、トマスにはグレースの姿は見えない。トマスはグレースに手首をつかまれ、昔、島で起こった惨劇を見せられ、トマスはそれを追体験させられる。 そのなかには、グレン・パウエル事件も。

トラックやヴェリティを傷つけたのが、グレースの仕業だと気付いたアンディはグレースの部屋へ。アンディは石を妻ニコールのフクロウの絵に投げつけるが、姿を現したのはグレースではなく、自殺したニコールだった。

『エクソシスト 孤島の悪魔』シーズン2 第4話「悲劇の前兆」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

ヴェリティのおかげでグレースは実在しないと知ったアンディ。ようやく幻覚が覚めたと思ったら、蜂?に刺されて、またグレースが見えるように! 幻覚剤でも打たれているのかと心配に。

しかも、その刺された痕には、虫が卵を産み付けたのか、アンディの胸には蜂の巣のように穴がぼこぼこ…。その穴からは蜂が!  気持ち悪い…。

アンディを思い通りにできず、怒るグレース。アンディにしか姿が見えないのも、不気味ですね。

マウスとベネット神父はシカゴへ向かう

ベルギー アントワープでは、シスター・ドローレスを元に戻すのは無理だと悟ったベネット神父が聖水を注射し、殺害。燃え上がる体がすさまじい…。

シスター・ドローレスと知り合いだったベネット神父にも、つらいことに。悪魔祓いでは助けられない人も。

ついに、マウスとベネット神父はシカゴのマリア・ウォルターズを捕まえに。マリア・ウォルターズの上には、どんな悪魔が立って、指示しているのか気になりますね。島の悪霊も関係があるのでしょうか…。

マーカスとピーターはキス

マーカスはピーターの船に。ピーターによると、1950年代に父親が家族を惨殺したグレン・パウエル事件が発生していたことが判明。

家族を惨殺したグレン・パウエルは悪霊に憑依されていたことが明らかに。島で起こっている異変は、最近だけではなくずっと前から繰り返し、続いているようです。

ピーターと打ち解けたマーカスは思いを吐き出すことに。マーカスの壮絶な子ども時代と、エクソシストで見た光景のトラウマが生々しく語られましたね。

特に、マーカスが7歳のときに、母親が父親によってハンマーで撲殺された話が生々しい…。母親がこぼれた脳みそを両手ですくおうとしていたという描写に戦慄!

ため込んでいた思いを一気にぶちまけたマーカス。神を見失ったと思い悩んでいたマーカスもすっきりしたようで一安心。 ピーターともキス。神父じゃなくなったマーカスなら、ピーターと幸せになれそうですね。

惨劇を追体験させられるトマス神父

トマス神父は、悪霊が取り憑いていると母親に思わされていたハーパーのためにも、ローズから帰ってほしいと言われることに。それでも、あきらめないトマス神父。

ファミリーホームから邪悪な気配を感じ、キャンプで留守中のファミリーホームの中へ。鍵が開いたということは、グレースがトマス神父を招き入れたのでしょうか…。

ファミリーホームでは、不気味な声や音が。祈りを唱えながら進むトマス神父。まるでお化け屋敷ですね。

姿を見せろと唱えても、トマス神父にグレースの姿は見えないまま。しかも、アンディに拒絶され、怒ったグレースは食いしん坊のトラックを操り、壁に頭を打ちつけさせ、止めようとしたヴェリティも攻撃。

グレースが持っている人形が人を操る道具に! トラックは操り人形にされ、そのせいで家族からも引き離されてしまうことに。何をしたのか、記憶すらないのがおそろしいですね。操って、人を殺させることも簡単にできそう…。

人間を操るグレースは強力な悪霊のようで、トマス神父には島で起こった惨劇を追体験させたグレース。まず最初は、子どもを殺害し、猟銃で自殺した父親。次は、井戸に息子を突き落とした母親。そして、家族を殺し、お泊り会の娘をチェーンで殺しに来たグレン・パウエル。

永遠にさらばだ」と同じように口にする取り憑かれた親たち。同じ悪霊が時代を超えて、憑依している模様。 殺された子どもたちの感覚をリアルに味わわされるトマス神父!

特に、チェーンで顔を殴られたトマス神父が痛々しいですね。トマス神父に計3回も殺される感覚を味わわせたグレース。ファミリーホームの家族たちもアンディに取り憑いた悪霊によって、惨殺されることになるのでしょうか…。

トマス神父が見せられた惨劇は、どれも親が子どもを殺すものばかり…。あの井戸の怪談話は母親が息子を突き落とした事件をもとにしたもののようです。ただの作り話かと思ったら、そこには真実が含まれていたのがゾッとしますね。

ヴェリティには神を嫌悪する訳が

神を嫌悪するヴェリティにはつらい過去が。祈りで同性愛を治してやるとベッドに縛りつけられ、氷水をかけられ、神にとって恥だと言い続けられたというヴェリティ。そのせいで3回も自殺未遂をすることに。

自分を否定し続けられるなんて、ひどいですね。そんなことをされたら、神も神父も信用しなくなるのも無理ない…。トマスのことも「キモい神父」と言っていたヴェリティ。同性愛の矯正治療 コンバージョンセラピーは実際に行われており、批判を浴びています。

信心深いシェルビーにも母親のドラッグのせいで未熟児で生まれ、親に苦しめられてきた過去が。ファミリーホームにいる子はみんな心に傷を抱えながらも、支え合って、家族に。

悪魔の仕業じゃなくても、傷ついた子どもたちがたくさんいるのが悲しいですが、それでもみんなで家族になれたのが救いですね。

アンディの前に自殺したニコールが現れる

大事な家族であるトラックとヴェリティを傷つけられ、激怒したアンディ。 ニコールが書いたフクロウの絵に石を投げつけると、その絵の後ろから出てきたのはなんと仮面をかぶったグレースではなく、自殺したニコール!

アンディが投げつけた石には、何かいわくありげ…。悪霊はグレースやニコールの姿になり、アンディをそそのかそうとしているのでしょうか…。

『エクソシスト 孤島の悪魔』の登場人物・キャスト

『エクソシスト シーズン2 孤島の悪魔』の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

気になったセリフをPick Up

「この仕事は、僕らの使命は人々を守ることです。この世界を狙うおぞましい悪の手から」

"Our job our calling is to protect people, families, from the terrible evil that preys on this world."

トマス神父のセリフ

ローズにエクソシストをしていると話すトマス神父のセリフ。「悪魔の手を借りなくたって人は傷つけあう」というローズの言葉も印象的。トマス神父はファミリーホームに暮らす家族を悪霊の手から守ることができるのでしょうか…。

『エクソシスト シーズン2 孤島の悪魔』のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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