- 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第20話「超高層ビル-電力」
- MACGYVER Season2 Episode20 "Skyscraper - Power"
※ネタバレしています。
あらすじ
以前、ライリーは人を撃ち殺したことを思い出し、引き金を引けずEMP発生装置が奪われ、犯人を取り逃がした任務が。
その盗まれたEMP発生装置が売りに出され、取引されるという。ライリーは失敗を挽回しようと意気込む。取引場所は韓国のソウル。しかし、買い手は売り手を皆殺しにして、EMP発生装置を奪い取り、飛行機で上海へ。
EMP発生装置を奪ったのは元スペインの特殊部隊のハビエル・モラレスたち。ハビエルはダイゼン・タワーの億万長者ラルフ・ジェリコの住居に侵入。目的は金庫のダイヤや金かと思われたが、ラルフ・ジェリコの息子イーサンの誘拐が目的だった。イーサンには誘拐保険がかけられ、イーサンにはGPSが埋め込まれていた。EMP発生装置はイーサンに埋め込まれたGPSを壊すため使われたのだった。
ハビエルはナイジェリアに影響力のあるラルフ・ジェリコに、ナイジェリアの刑務所に収監されている弟のロドリゴを解放しろと要求。 マクガイバーはイーサンを保護。ハビエルたちをおびきだし、感電させて倒す。 ジャックは映画『ダイ・ハード』のようだったと大興奮。
マクガイバーは父親が贈ってきた写真の男性がチャールズ・フェファーだと突き止めるが、そこで手詰まり。なぜこんな謎めいた方法で伝えようとするのか不思議に思うが、任務で疲れたマクガイバーはとりあえず眠ることにする。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第19話「紙幣+カバン」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
ライリーに挽回のチャンスが
シーズン2の第2話「マッスルカー+クリップ」でEMP発生装置を奪われてしまったライリー。あの時の失敗を挽回するチャンスだと意気込んでいましたね。
取引場所は韓国のソウル。取引相手は買う気などなかったようで、売り手は皆殺しに…。その中にはライリーが撃てなった相手も。なんだか複雑な気持ちに…。ライリーに撃たれなくても、結局、殺される運命だったようですね。
EMP発生装置を奪ったのはハビエル・モラレス。スペイン版海軍特殊部隊のUOEに所属していたという過去が。スキルを悪用する悪党たち。
ハビエルは飛行機で逃走し、マクガイバーとジャックも追いかけようと飛行機をハイジャック! ジャックはカーチェイスならぬ飛行機のジェットチェイスを自慢しようと記念撮影…。のんきなジャック。
そんなジャックは飛行機に乗っていた年配の夫婦イーデスとソウルにテロリストに間違われ、アイスペールで殴られることに。殴られても動じず、アイスペールを没収したジャックが面白いですね。
アメリカ政府の職員だとなかなか信じてもらえないマクガイバーとジャック…。確かに怪しまれるのも当然。
ソウルは元陸軍。ハビエルの飛行機がスパイラル・クライムしていることに気付き、ハビエルたちは降下するつもりだと指摘。 ソウルを演じているのは、『カールじいさんの空飛ぶ家』で主人公であるカールの声を担当したエドワード・アズナー。
飛行機は街中の道路に着陸! 飛行機をハイジャックしたり、道路に着陸したりと盛りだくさんでした。
今回の任務は映画『ダイ・ハード』そっくり!
ハビエルは上海のダイゼン・タワーへ。ダイゼン・タワーは上海タワーをモデルにした架空のビルのようです。
ビルのテナントの日本大使館や軍事企業が標的かと思われましたが、ハビエルの目的地は90階のラルフ・ジェリコの住宅。しかも、金庫のダイヤや金ではなく、息子のイーサンが標的!
EMP発生装置はイーサンに埋め込まれたGPSを壊すためでした。子どもにGPSが埋め込まれているのも驚きですが、EMP発生装置の使い道も意外なものでしたね。
マクガイバーとジャックはこの状況が映画『ダイ・ハード』そっくりだと大興奮! 映画『ダイ・ハード』の主人公ジョン・マクレーンのセリフを引用し、楽しむマクガイバーとジャック。
マクガイバーが口にした「何がLAにいらっしゃい。楽しみましょうだよ」は、妻に誘われてロサンゼルスに来たもののテロリストに追われ、排気口に逃げ込むハメになったジョン・マクレーンのセリフ。 ジャックが言っていた「俺は楽しみを邪魔するやつだ」というのもアラン・リックマン演じるテロリストのハンスに誰かと聞かれて答えたジョン・マクレーンのセリフ。
ジャックが奪った無線で受け答えするのも、映画『ダイ・ハード』っぽいですね。
「イピカイエ」は映画『ダイ・ハード』の主人公ジョン・マクレーンの決めゼリフ。「イピカイエ」は元はカウボーイ用語で掛け声として使われる言葉だそうで、「くそったれ、ざまあみろ」と訳されているようです。 映画『ダイ・ハード』を見たくなりますね。
生意気な息子イーサン
ラルフ・ジェリコの息子イーサンを人質に、弟のロドリゴをナイジェリアの刑務所から解放するように脅すハビエル。 イーサンの身代金ではなく、弟の解放が目的だったのも意外でしたね。
息子イーサンは口の悪い子ども…。化学発光もつまんな~いと言い、オタクのマクガイバーをダサいと指摘。さらにはジャックをジジイ呼ばわり!
それでも、イーサンとジャックの息はぴったりと言うか、気があったようです。少年のままのジャックとイーサンはツッコミあういいコンビに。ファラデー箱も知らないジャックに「銃持たすのヤバくない」と指摘するイーサンがおかしいですね。
ジャックとイーサンは、最終的には敵をぶっ殺そうと意気投合。「クルクル」「ジジイ」と呼び合うのが面白かったですね。
EMP発生装置で電子機器がやられたダイゼン・タワー。 ライリーは周りに飛んでいる無線LANの信号でレーダー像を作り、なんと映画『ダークナイト』のシステムを再現。 ビルの中にいる人を確認できるようにしたライリー。EMP発生装置も回収できてよかったですね。
マクガイバーたちはファラデー箱に避難し、ハビエルたちをおびき出して感電させることに成功! 上海のスワットのバンに書かれていた「撲打」は英語でぴしゃりと叩くという意味のswatという言葉を直訳したもののようですが、なんか違う気が…。
ジャックが逮捕されたハビエル・モラレスに言った「良い旅をハンス!」も映画『ダイ・ハード』のセリフ。 ブルース・ウィリス大好きのジャックには、たまらない任務になったようです。
マクガイバーはもっと息子さんのそばにいてあげてほしいとお願い。 父親のラルフ・ジェリコを演じているのは、ドラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』にカウンセラーのアーチー・ホッパー役のラファエル・スバージ。
生意気な息子のイーサンを演じているのは、ドラマ『The Sinner -隠された理由-:ジュリアン』や『アメリカを荒らす者たち』に出演しているエリシャ・ヘニグ。
マクガイバーの父親の手がかりは手詰まり
マクガイバーのいなくなった父親のことはいまだに不明。 写真の男性の名前はチャールズ・フェファーだと分かりますが、手詰まり。
徹夜で調べ、根落ちしたマクガイバーが見た夢はなんとユニコーンにラグランジュ形式による場の理論を教えている夢…。夢まで難しそう。
シーズン2は残り3話、マクガイバーがお父さんに会える日は来るのでしょうか…。
登場人物・キャスト
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ドラマの中で流れた曲
- 特になし
気になったセリフをPick Up
「何がLAにいらっしゃい。楽しみましょうだよ」"Come out to the coast, we'll get together, have a few laughs..."
マクガイバーが引用した、映画『ダイ・ハード』で主人公ジョン・マクレーンが言ったセリフ。別居中の妻に誘われて、ロサンゼルスに来たもののテロリストに追われるハメになった主人公ジョン・マクレーンの愚痴。ブルース・ウィリスの大ファンであるジャックだけでなく、マクガイバーもノリノリ。
今回のマクガイバーの主なDIY
- キッチンペーパーに消毒用アルコールを染み込ませ、花瓶に。火をつけて、たいまつに。
- 周りに飛んでる無線LANの信号でレーダー像を作り、映画『ダークナイト』に出てくるシステムを再現。
- 過酸化水素と漂白剤をペットボトルに入れて混ぜ、化学発光させる。
- ファラデー箱に避難し、照明器具から安定器集め、敵を感電させる。
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