『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第2話「就任初日の騒乱」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第2話「就任初日の騒乱」
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『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

あらすじ

議事堂の爆破テロから一夜が明け、ミシガン州ではイスラム系住民に対する警察の取り締まりが問題に。大混乱のホワイトハウスで、大統領となったトム・カークマンには新しい閣僚選びや政府機能の回復など問題が山積み。

共和党からも指定生存者が選ばれており、経験豊富なキンブル・フックストラテン下院議員もトムに協力してくれることになる。

不発弾の特徴から、議事堂爆破の犯行はイスラム系のテロ組織「アルサカール」だと思われるが、FBI捜査官のハンナは不発弾はアルサカールに容疑の目を向けさせるための罠ではないかと疑う。

ミシガン州では警察官がイスラム系の少年ダニー・ファヤドを暴行し、ダニーは死んでしまう。

ミシガン州知事のロイスは大統領となったトムの言うことを聞かず、イスラム系住民に対する警察の取り締まりを指示。トムは逮捕された中には、国土安全保障省の潜入捜査官もいたとハッタリをかまし、連邦捜査を妨害したくなければ逮捕した住民を全員釈放し、州警察に取り締まりをやめさせるように知事に命令する。

トムは改めてこっそりと訪れた議事堂で、作業する消防士たちに感謝する。 議事堂ではがれきの下から生存者が見つかったという声がするのだった。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第1話「指定生存者」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

議事堂爆破テロから一夜。セスは警察官に職務質問され、肌の色だけで疑いの目で見られることに。職場がホワイトハウスと言っても信じてもらえず、「バカにしてるのか」と言われる始末。バカにしてるのはそっちじゃ…。

何もやましいことはしていないのに疑いの目を向けられるのがつらいですね。「自然な反応だ。悲劇は人への感謝か恐怖のどちらかを産む」と冷静なセス。恐怖で人々の考えや判断が曇ってしまうのがおそろしいです。

ミシガン州では警察官がイスラム系住民に暴行

ミシガン州では知事の指示でイスラム系住民の取り締まりを開始。テロの恐怖で判断を誤る知事。しかも、大統領であるトムの電話も無視…。ないがしろにされる大統領!

トムもまだ大統領になったことに慣れないのか、閣議室では「大統領」のネームプレートのついたイスではなく、「住宅都市開発長官」のイスに座ってお仕事。

ミシガンでは警察の取り締まりが過激になり、警察官がイスラム系の少年ダニー・ファヤドを暴行。殴る蹴るの暴行を一方的に加える警官の映像が恐怖…。

法的に可能な措置を弁護士と話し合うトムでしたが、2人の弁護士はことごとく意見が対立!  「2人の共通意見は?」と聞かれた返事も「あります」「ありません」と食い違うことに。ここまで意見が合わないなんて、面白すぎますね。

弁護士である妻のアレックスは、大学での人種隔離をやめなかったアラバマ州知事のジョージ・ウォレスにケネディが使った手をトムに紹介。州兵を政府支配下に置き、強制的に法に従わせたという事例が。 これは実際にあったことだそう。 それにしても、法にも大統領にも逆らった知事がいたというのが、驚きですね。

結局、トムは過激な手段には出たくないと、ハッタリをかましてミシガン州知事にイスラム系住民への取り締まりをやめるように交渉。国土安全保障省の潜入捜査官も逮捕されたと作り話をするなんて、トムもよく思いつきましたね。

強硬な手段に出るのではなく、あくまで政治的な手腕で物事をおさめようとするトムには好感がもてますね。

ミシガン州知事ロイスを演じているのは『メンタリスト』のシーズン3からCBIの局長 ゲイル・バートラム役を演じたマイケル・ガストン。

もう一人指定生存者が

指定生存者はトムだけでなく、共和党からも選ばれていました。これにはびっくり!  トムだけが生き残ったと思ったら、キンブル・フックストラテン下院議員も「指定生存者」。

共和党院内幹事を9年務め、経験も豊富だというキンブル・フックストラテン下院議員。選挙で選ばれていないトムと違って、キンブル・フックストラテン下院議員のほうが大統領にふさわしいという声も出てきそう…。 「フックストラテン」と言うラストネームが珍しいですね。

キンブルはミシガン州のロイス知事は判断を誤っただけで、いい人だとコメント。判断を誤ったことで、命が犠牲に。大統領になったトムにも判断を誤れば、命が犠牲になる可能性が…。トムの判断が大勢の人の命を左右するかもしれないと思うと、責任重大ですね。

テロは「アルサカール」の仕業ではない!?

議事堂の爆破テロは、テロ組織「アルサカール」の犯行であることが濃厚に。どうやら「アルサカール」は架空のテロ組織のようですね。

不発弾は「アルサカール」の犯行に見せかけるためだと考えるハンナ。議事堂にどうやって爆弾を仕掛けたのかも謎のまま。やはりアメリカ国内の組織や陰謀がありそうな雰囲気。

コクラン将軍に「アルサカール」の犯行の可能性は75%と報告されたトムはもっと正確な情報を要求。「テロリストを八つ裂きにしてやりたい」や、「100%に決まってる!」と声を荒げるトムは 『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアーっぽかったですね。

トムの娘ペニーはレオが目を離した隙にニュースを見てしまい動揺。家族も慣れるのは大変そう…。防弾ペストを着たトムにパンチするペニーがかわいいですね。

大統領となったトムのコードネームは「フェニックス」。「不死鳥」というのが、「指定生存者」として生き残ったトムにぴったり!?

住宅都市開発長官だったころのトムのコードネームは「メガネ」。そのまますぎて、笑ってしまいますね。小学生のあだ名よりひどいかも…。

議事堂の爆破現場では、生存者が。 死亡者は900名以上で、まだ行方不明者も。行方不明者の中にはハンナの恋人もいるようですね。生存者は一体誰なのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の登場人物・キャスト

『サバイバー:宿命の大統領』の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Save You - TURIN BRAKES

気になったセリフをPick Up

「自分の恐怖心から、何の罪もない人を捕まえるなど言語道断」

"Governor, you can't target an innocent population because you're scared."

トム・カークマンのセリフ

ミシガン州知事に警察を止めるように電話したトム・カークマンのセリフ。 テロへの誤った過剰反応のせいで、何の罪もないイスラム系の少年が犠牲になってしまいました。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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