- 『S.W.A.T.』シーズン4 第12話「家族の闇」
- S.W.A.T. Season4 Episode12 "U-TURN"
※ネタバレしています。
『S.W.A.T.』シーズン4 第12話「家族の闇」のあらすじ
悲鳴と銃声で出動したスワット。ホンドーは虐待する父親から身を守ろうと銃を構える女の子を説得。
グアテマラ人の女の子エメと妹のニムラは保護され、父親ラミロ・ヴァスケスは取り調べを受ける。 エメが身を守ろうと構えた銃は殺人に使われていた。
ラミロ・ヴァスケスら4人は誰かに雇われ、記者のアンジェラ・ロバーツを殺害し、さらに取材対象だったグアテマラ人4人の命も狙っていた。
殺されそうになっていた1人 リッキーは、狙われている理由を話す。買収された政治家が垂れ流しを許したせいで働いていたグアテマラの農場が鉱山の毒に汚染され、鉱山をふさぐと軍隊が暴力で制圧。
その様子を撮影した映像をメディアで公表するため4人はロサンゼルスに来て、雑誌社の記者のアンジェラに記事にしてもらうはずだった。 映像が公表されればグアテマラへの援助法案は流れ、経済援助がなくなる可能性があり、グアテマラ当局は映像と記事の公表を殺人をしても止めようとしていた。
雑誌社のギャレットはグアテマラ当局にアンジェラの記事のことを漏らし、金を受け取っていた。 ギャレットも消されそうになるが、スワットがアンジェラを殺したラミロ・ヴァスケスの仲間を逮捕。ギャレットも逮捕される。
ストリートのおかげで女の子エメと妹のニムラの母親が見つかり、ストリートはずっと無視してきた病気の母親の様子を聞くことにする。
ホンドーの父親で肺がんのダニエルは家族を捨てて出ていこうとするが、それはがんが進行し、家族の重荷になるのが嫌だったからだった。 ホンドーは何があっても一緒に乗り越えていこうと説得する。
『S.W.A.T.』シーズン4 第11話「ポジティブ・シンキング」前回のあらすじと感想はこちら≫『S.W.A.T.』シーズン4 第12話「家族の闇」の感想
ルカがドイツから戻ってきて賑やかになるスワットチーム。TLI特別捜査官といじられていたルカのおかげで、雰囲気が明るくなりましたね。
スワットが出動したのは、女の子が銃を構える現場。父親の虐待から身を守るため銃を構えるしかなかったというのが、ひどい状況…。本来、安全なはずの家で、父親に殺される恐怖を味わいながら、暮らさなくてはならない子どもがいるというのに心が痛みます。
姉妹が無事に保護されて一安心でしたが、父親のラミロ・ヴァスケスは殺人犯でもあることが発覚!
子どもを虐待し、人殺しまでしていたとは極悪非道にもほどがある…。
ラミロ・ヴァスケスと仲間が殺害したのはジャーナリストのアンジェラ。 強盗に見せかけていましたが、実はアンジェラが書いた記事を潰すため。
グアテマラで起こった軍隊による暴力を告発しようとしていた4人も命を狙われることに。 間違ったことをしていないのに生まれ育った国から命を狙われることになるなんて…。
政府に不都合な事実を消すために、自国民も記者も容赦なく抹殺するのが恐ろしい。グアテマラも香港も、さらにロサンゼルスも似たようなものだと言っていた人道支援組織のオスカーの言葉にドキッとしましたね。
グアテマラ当局に記事のことを漏らしたのは、雑誌社のギャレットでした。金のために以前から記事を脅しのネタにしていたギャレット。 ジャーナリストではなく、ただのゆすり屋になっていたのが最悪。
最後には、アンジェラの記事が公表され、命を狙われていた4人が亡命できることになってよかったですね。 そして、虐待されていた姉妹の母親も見つかり、一緒に暮らせることになり、ハッピーエンド。
ストリートもずっと無視してきた母親の病状を聞くことに。 ホンドーの父親ダニエルはまた家族を捨てていこうとしていましたが、それはがんが悪化し、重荷になるのが嫌だったから。
「家族についての取扱説明書があれば苦労せずにすんだ」という言葉が印象的でした。家族というのは色々と複雑になりがちですからね…。 がんの悪化が心配ですが、ホンドーたち家族の支えがあれば、きっと乗り越えていけると信じたいですね。