- 『エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY』シーズン7【ファイナルシーズン】 第12話「ホームズ最後の事件」
- Elementary Season7 Episode12 "Reichenbach Falls"
※ネタバレしています。
『エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY』シーズン7 第12話「ホームズ最後の事件」のあらすじ
シャーロックの父親モーランド・ホームズがオーディン・ライヘンバッハの雇ったプロの殺し屋に殺害される。 さらに、オーディンが勧誘した素人の殺し屋でシャーロックが隠れ家で確保していた小学校の教師のアニーも火事で殺される。
シャーロックは盗難車の助手席のモーランドの遺体を確認しようとするが、車のドアに細工された跡を発見。 ドアに仕込まれた爆弾は爆発するが、細工に気付いたシャーロックたちは離れていてなんとか無事だった。
シャーロックはモーランドのしていた腕時計が安物にすり替わっていたことに気付く。プロの殺し屋が盗んでいったモーランドの1937年製パテック カラトラバは時計屋に持ち込まれていた。
時計屋にモーランドの腕時計を持ち込んだ男の義理の弟で傭兵のジェイコブ・ウェッブら3人はコンラッド一家やアニー殺害、車のドアの爆弾爆破の実行犯だった。 しかし、車爆弾の失敗でジェイコブ・ウェッブら3人は始末され、石窯で焼かれた骨が見つかる。
ジェイコブ・ウェッブら3人を始末したのは元石油王でジェイコブたちを雇ったことのある余命わずかのウエンツだった。 シャーロックたちはウエンツからオーディン・ライヘンバッハの悪事を暴こうとするが、検事局はもっと決め手がいると訴追を渋る。
シャーロックはオーディン・ライヘンバッハに協力するNSAのマクナリー捜査官のクローン携帯を作り、メールでオーディン・ライヘンバッハを橋の上に呼び出す。 シャーロックはオーディン・ライヘンバッハに銃を向ける。ジョーンはシャーロックがオーディンを殺すかもしれないとグレッグソン警部たちに報告。グレッグソン警部たちは橋へ急行する。
銃声と誰かが川へ落ちる音がするが、銃を撃ったのはオーディンだった。
逮捕されたオーディンは正当防衛を主張するが、グレッグソン警部はシャーロック殺害と他の殺人についても明らかにすると断言する。 川に落ちたシャーロックの捜索は続くが、手がかりはなし。
その後、生きていたシャーロックはイタリアのフィレンツェで、アルタモントという偽名で物件を借りようとしていた。
『エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY』シーズン7 第11話「黒幕の流儀」 前回のあらすじと感想はこちら≫『エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY』シーズン7 第12話「ホームズ最後の事件」の感想
モーランドの死を捜査するシャーロック
父親モーランド・ホームズが殺され、証言してくれそうだったアニーも殺され、オーディンを追い詰める証拠はなくなってしまうことに。 さらに、モーランド・ホームズの遺体を確認しに来たシャーロックたちのことも車爆弾で殺そうとするオーディン。
まさか車のドアに爆弾が仕込んであるとは…。陰湿な殺害方法がひどいですね。 シャーロックたちの捜査を止めるため、プロの殺し屋を雇ったことが、手がかりに。
プロの殺し屋 ジェイコブ・ウェッブはモーランド・ホームズの腕時計を盗んでいました。 しかし、ジェイコブ・ウェッブも殺され、手がかりは途絶えてしまうことに。
車爆弾でシャーロックたちの殺害に失敗したため、殺されたプロの殺し屋 ジェイコブ・ウェッブたち3人。 殺された後、バラバラにされて、石窯で焼かれたというのが、残酷…。 プロの殺し屋の末路は悲惨なものでした。
そのプロの殺し屋3人を処刑したのは元石油王のウエンツという男。 すい臓がんで余命わずかなお年寄りがプロの殺し屋3人を残忍に処刑した男だったとは…。
オーディンに依頼されてプロの殺し屋3人を処刑したウエンツでしたが、弁護士団がつき、余命わずかということもあり、検事局も訴追にしり込み。 死ぬことで裁きを免れようとするとは、ずる賢い。
シャーロックは死を偽装
シャーロックたちの捜査を受けても余裕のオーディンはNSAのマクナリー捜査官にさらなるデータを要求。 オドカー社だけでなく、NSAが見ている他の社のメールやデータもよこせと言う始末。 もうプライバシーもなにもない…。
オーディンはすべての処刑を決行するように言い渡し、呼び出された橋の上へ。 もはや精査することもやめ、処刑を断行するオーディン。
オーディンを呼び出したのはマクナリー捜査官ではなく、シャーロックでした。 マクナリー捜査官を殺したのか?とシャーロックに聞いたオーディン。オーディンにとっては、殺すことが真っ先に思いつく解決策となっていることがよくわかりますね。
「過去を背負うのが正義ってものだ」とオーディンに銃を向けるシャーロック。 「間違いをおかす自由も持つ」というシャーロックの言葉が印象的。
「暴力でしか解決できないことがある」という言葉で、シャーロックがオーディンを殺すことでオーディンの悪事を止めようとしたのかと思いましたが、結果は逆に。 オーディンに自分を撃たせ、オーディンが殺人容疑で逮捕されるように計画を立てたようです。
シャーロックはジョーンと計画を話し合ったようですが、ジョーンはどこまでシャーロックの計画を知っていたのでしょうか…。
コナン・ドイルの小説『最後の事件』では、シャーロック・ホームズは宿敵のモリアーティ教授ともみ合い、ライヘンバッハの滝に落下して死んだということになっています。
ライヘンバッハの滝で死んだはずのシャーロック・ホームズでしたが、続編の短編小説『空き家の冒険』でワトソンの元に帰還し、生きていたことが明らかに。
今回のエピソードでは、小説とは違い、シャーロックだけが橋の上から落下。 オーディンを逮捕するため、シャーロックは死んだことに。
生き延びたシャーロックは身を隠し、イタリアのフィレンツェにいました。 入念な準備で、死を偽装することに成功したようです。
シャーロックとジョーンのコンビはもう復活しないのでしょうか…。
ドラマの中で流れた曲
- 特になし