『S.W.A.T.』シーズン3 第17話「ホテルLA」あらすじと感想 ネタバレ注意!

海外ドラマ『S.W.A.T. スワット』
  • 『S.W.A.T.』シーズン3 第17話「ホテルLA」
  • S.W.A.T. Season3 Episode17 "HOTEL L.A."

※ネタバレしています。

『S.W.A.T.』シーズン3 第17話「ホテルLA」のあらすじ

ホテルLAの部屋に4組のギャング、「コフィンメイカーズ」、「ソルダドス」、「ブラザーフッド」、「ワンナイナーズ」のボスたちが集まると情報が入り、スワットはギャング捜査課と合同で一斉検挙に当たることになる。

スワットたちはホテルを見張り、逮捕に備えるが、「コフィンメイカーズ」のボスのTJの彼女になった娘を連れ戻しにやってきた保安官の父親が現れる。

娘をボディガードしていた手下のレニーは、父親ともめ、発砲。父親が撃たれ、レニーは娘を連れて、プールに隠れ、警察が来たとTJに電話してしまう。

コフィンメイカーズのTJやレニーはプールで逮捕され、保安官の父親も命は助かり、娘と再会できた。

他のギャングのボスたちにも、スワットが来ていることがバレ、ボスたちはホテルから逃げ出そうとする。

ソルダドスの女ボス マヌエラは客室係のアナを人質にして、出口に案内させようとする。アナは同じホテルの従業員で夫のラウルに居場所を伝えようと、通ったドアにスペイン語の鼻音のマーク「〜」を書き残していた。

ホンドーたちはホテルの構造に詳しいラウルの案内で、マヌエラたちの先回りをし、ペッパーボールを使い、マヌエラと手下を逮捕する。

ブラザーフッドのボス サミーは、弟分のギャングを呼び出し、ホテルのまわりで銃を発砲させ、その隙に通用口から逃げようとしていた。 フリーのリポーターでルカの弟テリーは、こっそりホテルの中に入りこもうとしていたが、通用口の外で撃たれた警官を助ける。

ホンドーたちが通用口の外に急行し、逃げようとしていたサミーとその手下を逮捕する。

最後に残ったワンナイナーズのボス サイラスは副支配人ルッソが携帯に送ってきた逃走経路で逃げようとしていた。副支配人がサイラスを助けていたのは、サイラスがホテルの客に麻薬と娼婦を世話していたからだった。

サイラスはセミナーが行われている最上階の部屋に入りこみ、IT長者のオセラ・ベイカーを人質にする。

スワットは副支配人ルッソの携帯から偽の逃走ルートを送り、屋上に誘導。 ホンドーはオセラを解放し、投降するように説得するが、サイラスは隣のビルに飛び移ろうとして転落死する。 オセラはバランスを崩して、ビルから落ちそうになったところを保護される。

ストリートとクリスは、キスしてから疎遠になっていたが、久しぶりに会話をする。

ディーコンは副業で警備の仕事を一緒にしているバックの様子がおかしいとホンドーに告げる。 ホンドーとディーコンは、スワットを辞めたあとの老後についての悩みを語り合うのだった。

『S.W.A.T.』シーズン3 第16話「父と息子」前回のあらすじと感想はこちら≫

『S.W.A.T.』シーズン3 第17話「ホテルLA」の感想

ホテルにギャングが集結

ホテルLAには、ギャングのボスたちが大集合。普段は敵対していたギャング同士が結託し、メキシコからの供給ルートを確保しようとしていたようです。

ギャングも金儲けのためなら、敵対組織とも手を組むというのは、資本主義的。 スワットは、金儲けに目がくらみ集結したギャングのボスたちを逮捕し、ギャングの壊滅を目指すのでした。

しかし、計画通りにはいかず、問題が発生。

バイカーギャングのTJの彼女の父親が、ホテルに来たことで発砲事件が発生。 父親は保安官代理でしたが、ユタ州ソルトレークシティーから来たため、捜査のことは何も知らず、娘を連れ戻しに来たのでした。

娘もなんでTJと付き合ったのでしょうか…。 悪い男に惹かれてしまったようですが、父親と再会できてよかったです。父親が撃たれたことで目が覚めてくれるといいですね。

TJは警察が来たことを知りますが、他のボスたちには言わずに、自分だけ逃げようとするのが、卑怯。 一番に逃げようとしたTJでしたが、一番に逮捕されるのでした。

ギャングのボスたちを1人ずつ逮捕していく

ソルダドスの女ボス マヌエラは、客室係のアナを拉致し、出口に案内するように脅していました。 ペンで夫のラウルに居場所を伝えるマークを残しながら、進んでいた賢いアナ。

残していたのは、スペイン語の鼻音のマーク「〜」。 鼻音というのは、子音の一種で鼻から出す音だそう。

スペイン語のカリーニョ(Cariño)にもある鼻音のマーク「〜」。 カリーニョ(Cariño)は「愛おしさ」という意味で恋人や夫婦間で使われ、「ハニー」や「ダーリン」に近い意味だそうです。

人質にされていたアナですが、いざという瞬間、ひじうちをしてマヌエラから逃げることに成功。夫に護身術を教わっていたおかげで、無事助かるのでした。いざというとき、自分を守れるのは自分のようです。

ペッパーボール弾はかなりの効き目のようですね。 ペッパーボール弾は催涙弾の一種で、暴動の鎮圧用に使われるそう。

ブラザーフッドのボスは通用口から逃げようと画策。ホテルのまわりで銃撃を起こさせ、その騒動のうちに逃げだそうとしていました。その近くにはルカの弟テリーが。

リポーターのテリーがこっそりホテルの中に入ろうとしていたとき、警官が撃たれてしまい、テリーが救助に。 こっそりホテルの中に入ろうとしていたテリーでしたが、テリーがいてよかったですね。

ルカとテリーも仲直りすることができました。

IT長者が人質に

ブラザーフッドのボスと手下たちも逮捕。残るは、ワンナイナーズのサイラスだけに。

なんとサイラスはホテルの副支配人ルッソとグルでした。 まさかホテルの人間がサイラスを助けていたとは…。

サイラスはホテルの客にドラッグや女を調達。 そんなつながりがあったとは意外でした。

サイラスはIT長者のオセラ・ベイカーがいる部屋に入りこみ、オセラを人質に。自分だけを人質にして、他の人は解放するように交渉するオセラは肝が据わっていましたね。

サイラスを屋上に誘導し、投降するように説得するホンドー。 しかし、サイラスは逮捕されることを拒否し、隣のビルに飛び移ろうとして転落死。 逃げようとしなければ、生きていられたのに…。

「無事に今日を生き延びること」というゴールを切ることはサイラスにはできませんでしたね。

老後に悩むホンドーとディーコン

最後は様子が変だったバックが音信不通に。 スワットを辞めた後の老後について語るホンドーとディーコン。

現場に復帰できないことに焦るルカも、同じように悩んでいるのかもしれないですね。

兵士として常に闘っているときには、死なないことだけが目的に。しかし、任務を解かれて兵士でなくなったときには、目的を失い、自分の存在意義に疑問を持ってしまうことに。 闘っているときには考える余裕もなく、生きる延びることだけで精一杯で、辞めた後に一気に悩みが押し寄せてくるというのが怖いですね。

「どうして今も俺の心臓は動いているのか?」というホンドーの言葉が胸に刺さる。

でも、こんな悩みを本音で語り合える相手がいるというだけで救われそう。「若死にするには遅い」と冗談を言い合うおじさん同士の会話にほっこりしますね。

『S.W.A.T.』シーズン3の登場人物

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