- 『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第6話「2分間」
- HOMELAND Season8 Episode6 "Two Minutes"
※ネタバレしています。
『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第6話「2分間」のあらすじ
ヘリのフライトレコーダーを回収したマックスだったが、タリバンの捕虜にされてしまう。
カブールのCIA支局には大統領暗殺の捜査のため、FBIのヴァネッサ・クロールがやってくる。
アフガニスタンの大統領になったグロムは、タリバンを300人以上拘束。 大統領暗殺を指示したのはハッカニだと言い、ハッカニに100万ドルの賞金まで懸け、降伏しなければ、拘束した300人のタリバンを処刑すると宣言する。
ソールはグロムを止めるため、アメリカ大統領となったベン・ヘイズに法手続きを踏まないとタリバンでも裁けないとグロムを説得してもらおうとする。しかし、ヘイズ大統領はグロムに丸め込まれ、タリバン300人を処刑すれば、大統領としての存在感を示せると言われ、その気になってしまう。
逃げようとしたマックスは撃たれ、モルヒネで眠らされている間に、持ち物やフライトレコーダーまで売られてしまう。
キャリーはマックスを捜索するため、ロシアのグロモフに協力を頼む。グロモフはアメリカの監視が厳しいと2分間だけ通信の妨害をするようにキャリーに要求。 キャリーは渋々、要求に応じるが、以前のキャリーとグロモフの会話の録音を聞いたCIA支局長のマイクとジェナはキャリーを疑っていた。
ソールもキャリーとグロモフの会話の録音を聞き、キャリーがグロモフに勧誘されそうになっていると心配する。
報告すれば、FBIはキャリーがロシアに情報を漏らし、ロシアがタリバンにヘリを撃墜させたと思われる。ソールはキャリーがドイツへ戻り、治療を続けるなら報告はしないという。
隠れていたハッカニはアメリカの大使館に自ら投降。 裁判を通じて、和平を求めていることを国中に知らせようと計画する。
キャリーはドイツ行の飛行機へ乗ったと見せかけ、グロモフが運転する車に乗り込むのだった。
『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第5話「後退」 前回のあらすじと感想はこちら≫『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第6話「2分間」の感想
頼りにならないベン・ヘイズ大統領
大統領の乗ったヘリが墜落し、生存者はゼロ。ワーナー大統領は在任 数か月で亡くなってしまったようですね。 わずか在任数か月で、タリバンとの和平を成し遂げようとしていたのに無念…。
副大統領から大統領になったワーナー大統領は立派に職務を果たしていた一方、ベン・ヘイズはまわりからどう見えるかばかり気にする悪夢のような大統領になりそう。
自分がワーナー大統領を暗殺したというネットのうわさまで気にする始末…。今はそんなうわさを気にしてる場合じゃないのに!
テレビ会見では、暗殺されたケネディ大統領にかわって、副大統領から大統領に昇格したリンドン・ジョンソンの「すべてを捧げても 今日 この場に立ちなくなかった」という言葉を引用。
リンドン・ジョンソン
リンドン・ベインズ・ジョンソン(Lyndon Baines Johnson、 1908年 8月27日 - 1973年 1月22日)は、 アメリカ合衆国の 政治家。第36代 アメリカ合衆国大統領 。 リンドン・ベインズ・ジョンソンはテキサス州に生まれ、 下院議員、 上院議員、第37代 副大統領、第36代 大統領 を歴任した。 1961年1月20日に 民主党 ...
会見では立派に見えましたが、中身はスカスカだったヘイズ大統領。 アフガニスタンの大統領になったグロムを説得するはずが、逆に丸め込まれてしまうヘイズ大統領が残念過ぎる…。
拘束したタリバン300人の処刑を止めるはずが、グロムの口車に乗せられ、戦争犯罪になる処刑に加担しようとする始末。 ここでも「各国の目にはどう映る?」とまわりのことばかり気にするヘイズ大統領には、大統領を任せられそうにないですね。
ソールも頭を抱えるほど…。2日前には終戦に向かっていたのに、今はカオス状態に。 この非常時にこんな大統領で乗り切れるのでしょうか…。
マックスは捕虜に
タリバンの捕虜になってしまったマックス。殺されていなくて一安心でしたが、逃げようとして撃たれてしまうことに。 やはり幸運を使い果たしてしまったのでしょうか…。
モルヒネで眠らされている間にヘリのフライトレコーダーは売り払われてしまいました! ロバに運ばれていくフライトレコーダーはどこへ…。
ヘリ墜落原因の真実を知る頼みの綱はまたどこかへ売られてしまうのでしょうか…。
キャリーはグロモフのため通信を妨害
犯行現場となったCIA支局にはFBIのヴァネッサ・クロールが。 「犯行現場」というのがドキッとする言葉でしたね。
大統領がヘリに乗ることを知っていたのは少人数。 キャリーがロシアに漏らしたと疑われることに。確かに客観的に見たら、キャリーの行動は怪しすぎますね…。 それにしても、キャリーを監視するジェナの尾行はいつもお粗末。
グロモフとの会話は解析が難しそうでしたが、会話の内容はCIA支局長のマイクやソールにまで知られることに。 ソールはキャリーを信じてくれましたが、治療のためドイツに帰るように命令。
しかし、キャリーがおとなしく帰るはずもなく、グロモフとマックスを捜しに向かってしまいました! ますますロシアに寝返ったと疑われることになりそう…。
マックス捜しに協力するためだと、キャリーに2分間、通信の妨害をするように要求したグロモフ。 グロモフがこの機に乗じて、キャリーを利用しているんじゃないかと不安になりますね。グロモフは2分の間にマックスとは関係ない通信を行っていそうです。
信用できないグロモフとマックスを捜すキャリー。 グロモフの目的ははっきりするのでしょうか…。
降伏するハッカニ
ハッカニは100万ドルもの賞金までグロムに懸けられたと知り、投降することを決意。ハッカニをかくまってくれた信奉者までハッカニが大統領を暗殺したと信じていましたね。
アメリカを信じ、裁判が行われ、和平を望んでいると知らしめようとするハッカニ。 大統領暗殺の罪をグロムに着せられてしまったハッカニを、グロムは裁判もせずに、処刑してしまいそうで不安ですね。
大統領暗殺の真相が闇に葬られることになってしまうのでしょうか…。