『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第5話「後退」あらすじと感想 ネタバレ注意 !

海外ドラマ『HOMELAND/ホームランド』
  • 『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第5話「後退」
  • HOMELAND Season8 Episode5 "Chalk Two Down"

※ネタバレしています。

『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第5話「後退」のあらすじ

大統領の乗ったヘリが墜落し、護衛ヘリはタリバンのロケット弾で撃墜される。 スティードリー前哨基地から兵士たちとマックスは墜落現場へ向かう。

ソールは大統領の乗ったヘリの墜落はタリバンの仕業ではなく、他の原因があるかもしれないと疑う。 しかし、ソール以外はタリバンの仕業だと決めつけ、アメリカ副大統領のベン・ヘイズもタリバンの仕業だと思い込んでいた。

キャリーはヘリ墜落の原因を調査しに、バグラム飛行場へ。大統領のヘリの飛行記録を調べると、装置に問題が見つかり、急遽ヘリを替えたことが分かる。 キャリーは主任整備士のウォーリーを疑う。基地を抜け出したウォーリーは身重の恋人と一緒にいるところを確保される。

整備士のウォーリーによるとヘリの変更は日常的で大統領のヘリに限ったことではなかったことが分かり、キャリーはヘリの墜落は単に事故だったのかもしれないとソールに伝える。

兵士たちとマックスは大統領のヘリ墜落現場に到着。アメリカのワーナー大統領とアフガニスタンのダウド大統領の死亡が確認される。

それを知ったアフガニスタンの副大統領グロムはパキスタンの諜報機関ISIのタスニームと手を切り、アフガニスタンの大統領として、声明を発表。

アメリカのワーナー大統領とアフガニスタンのダウド大統領の暗殺を指示したのはハッカニだとし、全土に戒厳令を発令。 街でタリバンを逮捕するように軍に命じる。

ハッカニはソールからの警告でカブールを脱出しようとしていたが、街は軍に包囲され、脱出は困難になっていた。

ヘリの墜落現場にはタリバンも押し寄せ、兵士たちとマックスは激しい攻撃を受ける。 ワーナー大統領の遺体がタリバンの手に渡れば、ネットでさらし者にされてしまうため、墜落現場をヘリごと爆撃し、灰にすることが決まる。

副大統領から大統領になったベン・ヘイズは煮え切らない中、爆撃の指示を出すが、まわりにどう見えるかを気にしていた。

キャリーは現場にいるマックスに連絡し、墜落原因が突き止められるようにブラックボックスを回収するように頼む。

なんとかヘリのブラックボックスを回収し、爆撃前に退却できたマックスだったが、タリバンに攻撃されてしまう。 一緒に退却した兵士のソトは撃ち殺され、マックスは丸腰だとタリバンに降伏する。

『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第4話「前進」 前回のあらすじと感想はこちら≫

『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第5話「後退」の感想

ヘリの墜落原因は?

大統領のヘリが墜落し、護衛のヘリはタリバンがロケット弾で撃墜。当然、大統領のヘリもタリバンが撃墜したと思い込んでいましたが、ソールはそれに疑いを。 先入観による思い込みは、危険ですね。

ソールは「9.11のあと 我々は何もかも間違えた」と冷静に事態を見極めようと様々な可能性を検討。 大統領のヘリが墜落した原因は、事故の可能性や、パキスタンの諜報機関ISIやグロムの仕業の可能性も。

ISIのタスニームとグロムはやはり裏で組んでいましたが、大統領の死で関係は変化。 グロムは自分がアフガニスタンの大統領になったことでタスニームと手を切ることに決めたようです。

タスニームとグロムはヘリの墜落については何も知らなかったように見えました。どうやら今回のヘリの墜落にはタスニームも、グロムも関わっていないようですね。

ヘリを替えたという整備士のウォーリーも怪しかったですが、身重の恋人に会いに基地を抜け出していただけのようです。 大統領のヘリの墜落は搭載量や悪天候など悪条件が重なったための事故だったのでしょうか…。

アメリカ大統領になったヘイズ

アメリカの副大統領から大統領になったベン・ヘイズは、大統領の器ではないようです。

アメリカのワーナー大統領の遺体がタリバンに奪われば、さらし者になる危険が。そうしないため、爆撃の命令を出すように求められたヘイズ大統領でしたが、なかなか決断できず、首席補佐官のウェリントンにどうすればいいのか聞く始末…。

副大統領だったときは、あんなにふてぶてしかったのに、自分が決断を求められた途端、弱気に。責任を追う覚悟がないようですね。

爆撃の指示を出す段階になったときでも、あいまいな言葉しか言わず、いざとなったら責任を回避できる余地をなんとか残そうとしているらしいのが、イライラしますね。

しかも、作戦を見守る危機管理室にいたら、まわりからどう見えるか気にするヘイズ。 こんな危機的状況の中なのに自分のことしか考えていないのが、怖い…。こんな人が大統領で大丈夫なのか不安ですね。

アフガニスタン大統領になったグロム

一方、アフガニスタンの大統領になったグロムはこの状況を利用し、ハッカニを確保しようと、いち早く動き始めました。

行動の是非はどうあれ、グロムの方には覚悟と行動力がありましたね。 スーツに着替え、アフガニスタンの大統領として、一方的に声明を発表してしまうのは、したたかでグロムらしいですね。

大統領になったグロムはハッカニを捕まえるように命令。せっかくタリバンと和平交渉が成立したましたが、すべては幻となりそう。 ようやく平和になりそうだったアフガニスタンも再び混乱に陥りそうですね。

ハッカニがテロリストであることは間違いないですが、今ではすっかりソールに信用されるまでに。シーズン4では大使館を襲撃するなど極悪人として描かれていたのとは、まるで別人のように思えますね。

護衛ヘリの撃墜にも関わっていないらしいハッカニ。 和平のため、無事に逃げてほしいですが、カブールは軍に包囲され、脱出は難しそう…。 2人の大統領の死でハッカニの命も危うくなり、和平は遠くなってしまいましたね。

ブラックボックスを回収したマックスだったが…

墜落現場のマックスはブラックボックスを回収。 これで、ヘリの本当の墜落原因が分かりそうですね。

ブラックボックスと呼ばれていますが、実際は事故後に発見しやすいように赤色やオレンジ色に塗装されているそうです。

ブラックボックス (航空)

ブラックボックスとは、フライトデータレコーダー (FDR) とコックピット ボイスレコーダー (CVR) の 通称 である。 航空事故に関して ブラックボックスと表現する場合は、FDRないしはCVRそれぞれ、あるいは双方をまとめて指している。 航空事故の原因調査に大きな役割を持つ。一定以上の乗客を乗せる 旅客機では装備が義務づけられているが、自家用の小型機には一般に装備されない。 ...

JDAMが投下される前になんとか退却したマックス。

JDAM

JDAM( 英語: Joint Direct Attack Munition、ジェイダム、統合直接攻撃弾)は、 無誘導爆弾に精密誘導能力を付加する装置のシリーズ名である。 2000年前後に アメリカ合衆国で開発・実用化され、 米軍を主体に数ヶ国の 軍隊 が保有している。

撃墜されたヘリに乗らず、幸運の続きだったマックスでしたが、仲間だった兵士たちは次々とタリバンに撃たれてしまうことに。 幸運のお守りとして慕われていましたが、ついにその効果もなくなってしまったようです。

マックスの幸運も尽きてしまったのか、ついにタリバンに降伏。 殺されないだけの運が残っているようにと願うばかりです…。

海外ドラマの動画配信サービス
スポンサーリンク

 
この記事をシェアする