『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第13話「2人の関係」あらすじと感想・曲 ネタバレ注意 !

  • 『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第13話「2人の関係」
  • The Good Doctor Season2 Episode13 "Xin"
アメリカ版 海外ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』

※ネタバレしています。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第13話「2人の関係」のあらすじ

中国で人工心臓の移植をした70歳のサニーが搬送されてくる。人工心臓の故障だと思われ、サニーを医療飛行機で中国へ移送し、手術を受ける手配をする。 サニーに付き添うテレサは娘ではなく、後に駆け付けたグレースが実の娘だった。

グレースが歌手を目指すことに反対だったサニーは、娘のグレースに冷たく、絶縁状態だった。 一方、教師のテレサには優しく接しており、グレースはショックを受ける。

グレースと話したサニーは興奮し、動脈圧が低下。飛行機で移送できる状態ではなくなってしまう。 手術をすると人工心臓には問題がなく、大動脈が狭窄していることが分かる。

手術後、サニーはこっそりグレースの歌を聞きに行ったことがあるといい、グレースの歌は素晴らしかったとほめるのだった。

一方、自閉症のラナには脳動静脈奇形(AVM)があり、血管内治療が必要になる。ラナは言葉を覚えるのが好きで、南米の昆虫の学名を全部暗記していた。

ラナには同じく自閉症でルームメイトのハビが付き添うが、関係を持っていても恋人ではなく、ただのルームメイトだと主張する。

検査の結果、ラナの脳動静脈奇形に微小出血があり、開頭手術が必要になる。 開頭手術で摘出しようとするが、ブローカ野に近く、傷つければ言葉がしゃべれなくなる可能性が。

言語中枢を傷つけないようにラナを覚醒させたまま、オペすることになるが、自閉症のラナは医師の言葉に黙ったままでいることが多かった。 そのため、ハビがラナの好きな昆虫クイズでオペ中に言葉を話させる。

ラナの手術は無事に終わり、ハビはラナを愛していることを自覚するのだった。

ショーンはリアの新しいボーイフレンドのジェイクと3人で友達になろうとするが、リアにはジェイクと2人だけで過ごしたいこともあると言われる。

化学療法を受けるグラスマンは痛みと吐き気に苦しむ。ショーンはグラスマンを助けようとお節介をやくが、助けることはできないと突き放される。

リアとジェイクが楽しそうに話す声に耐えられなくなったショーンはグラスマンの家へ。 グラスマンはバスルームで座り込んでいた。 助けることができないことを受け入れたショーンはただグラスマンの隣に座って、寄り添うのだった。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第12話「命の洗濯」前回のあらすじと感想はこちら≫

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第13話「2人の関係」の感想

人工心臓のサニー

庭で倒れたと搬送されてきたサニーには、人工心臓のため、心拍がないことが判明。心電図がフラットなのに、息をしているなんてどういうことかと思ったら、人工心臓だったんですね。

人工心臓

人工心臓(じんこうしんぞう)とは、 心臓の機能の代替もしくは補助を行うために用いられる 人工臓器 である。 国際的に見て、 日本の 医療機器の承認には制度上諸外国で承認された機器との時間的なラグが生じるが( デバイス・ラグ )、特に人工心臓では、承認の遅れにより本来ならば助かるはずの患者の生命が失われることもありうるので、学会等でも日本の承認の遅れの問題は大きな問題として取り上げられている。

心臓移植ではなく、体に埋め込める人工心臓なんてびっくり。人工心臓の羽根車があんなに早く回転して、体中に血液を送っているのもすごい。 それに、壊れた人工心臓を溶接で直すというのも、まるでロボットを直すような話で、近未来のSFのようでしたね。

技術の発達はすごいところまで来ているようです。

中国で手術を受けていたサニー。 そのサニーの娘だと思われていたテレサは実の娘ではなかったことが判明!  なにか犯罪のにおいがすると思いきや、ただお互いに思いやり、本当の親子に間違われるようになっただけでした。

実の娘グレースには冷たかったサニー。 グレースの歌手になるという夢を批判し、縁を切っていました。

テレサにやさしく接するサニーと、グレースの話のサニーはまるで別人の話のようでしたね。 グレースが名門のジュリアード音楽院に受かっても、歌手になることを認めなかったサニー。

ジュリアード音楽院なんてすごい学校に合格したら、普通の親は喜んで子どもの才能を認めそうなのに…。それでも、サニーは娘のグレースに堅実な職業についてほしかったようです。

ジュリアード音楽院

プレカレッジ制度が充実しており、小学生から高校生までの才能を持つ若者にも門戸を開いている(土曜日のみ)。 音楽部門、 舞踊部門、 演劇 部門から成り立ち、学部生・大学院生を含めて約850名の生徒が学ぶ。 後述のように1969年に「 The Juilliard School of Music」から「 The Juilliard School」に名称が変更されているが、日本での名称は継続して ジュリアード音楽院、あるいは、単に ジュリアード というのが一般的である。 カリキュラムが優れており、世界で最も優秀な音楽大学の中の1つとされている。

長年、絶縁状態だったグレースとサニーでしたが、最後は和解することができましたね。 サニーはテレサとの関係でいい方に変わったのかも。

こっそり、グレースの歌「雨に願いを(I wish it would rain)」を聞いていたサニー。 実の娘だからこそ、素直になれなかったのかもしれないですね。

The Temptations - I wish it would rain

The Temptations - I wish it would rain

自閉症のラナとハビ

自閉症のラナは脳動静脈奇形(AVM)。 南米の昆虫の学名を全部暗記しているラナ。学名で覚えているというのがすごい。

「アクティオンゾウカブト」はカブトムシの一種だそう。 重い昆虫で、バッタ300匹にも相当するというのが、びっくり。

「マダガスカル・ゴキブリ」は卵を体内で孵化させ、60匹ほどの幼虫を産むそうですが、ゴキブリというだけでゾッとしてしまいました。 学名の「グロムファドリナ・ポルテントーサ」と言うと、まだましですね…。

ラナのルームメイトのハビも自閉症。 ラナとハビの関係は、はたから見れば、恋人同士ですが、2人にとってはあくまでもルームメイトという認識だったようです。 ラナが落ち着くためにハビと寝たいと言い始めたときには、驚きましたね。

言語中枢を傷つけずに手術するため、ラナを覚醒させたままオペをすることに。 覚醒させたまま脳の手術をするのは聞いたことがありますが、何だか変な感じですね。手術をされている方はどんな感じなのでしょうか…。

ルームメイトのハビはオペに協力。明るい光は針のように目に刺さるとオペ室の照明を嫌がっていたハビですが、ラナのためにも覚悟を決めてくれたようです。 それにしても、スーパーの光でも針のように目に刺さるように感じるなんて、大変ですね。

ハビと昆虫クイズをしながら、ラナは手術をすることに。 「僕はラナを愛してない」とかたくなに言い張っていたハビですが、ラナを愛していることを自覚したようです。

それに対して「あなたはそうみたいね」と人ごとのように言うラナ。 手を握りあっているところを見ると、お互いに大事な存在として認めあっているよう。 ただ今までは愛と認識されていなかっただけで、2人の間にはずっと愛があったようですね。

2人の関係はちょっと変わっていましたが、リムの言う通り「最高のコンビ」であることは間違いないのでした。

ショーンはグラスマンに寄り添う

リアの新しいボーイフレンド ジェイクと3人で友達になろうとするショーン。 シェフだというジェイクはいい人そうですが、ショーンにとっては恋敵。

ジェイクとも3人で友達になろうとすることで、ショーンは自分の恋心には蓋をすることにしたようですね。

化学療法を受けるグラスマンは体調が悪そう。 それに気付かないショーンはあれこれ余計な手出しをして、グラスマンをさらに いらだたせることになってしまいました。

ジョニー・トリメイン」を一晩で読み終えようと早口で朗読するショーン。 「ジョニー・トリメイン」はアメリカのピューリッツァー賞受賞作家エスター・フォーブスの小説だそう。

一晩で320ページを朗読しようとしていたショーンにびっくり。 朗読じゃなくて早口大会みたいになってる…。

ショーンのグラスマンを助けたいという気持ちは本物でしたが、ショーンの行動は逆にグラスマンをいらだたせることに。

普段のグラスマンなら、そんなショーンのことも受け止められたはずですが、痛みや吐き気に苦しむグラスマンにはショーンの相手をする余裕はとてもなかったようです。

「できることがなにもない時は、それを受け入れるしかない」とリアにアドバイスされたショーン。 ショーンがリアに「君といる方が僕はいい人生を送れる」とお礼を言ったのは、ショーンにとっては精一杯の愛の告白だった模様。

一方、リアの方はショーンを恋愛対象としては見ておらず、いい友達としか思っていないようなのが切ないですね。 ショーンの片思いが実ることはあるのでしょうか…。

助けようとするのをやめたショーンは、ただグラスマンのそばに寄り添うことに。 助けることをやめたことで、逆にグラスマンを支えることができましたね。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の登場人物・キャスト

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Say, Can You Hear - MEN I TRUST
  • Turncoat - GOLDMUND
  • Window - THE ALBUM LEAF
  • No Expectations (feat. Barcelona) - AG

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