『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第7話「切り札」あらすじと感想・曲 ネタバレ注意 !

  • 『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第7話「切り札」
  • The Good Doctor Season2 Episode7 "Hubert"
アメリカ版 海外ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』

※ネタバレしています。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第7話「切り札」のあらすじ

クレアは大学時代からの友人ケイのため、関係が悪化してしまったメレンデスに手術を頼む。

ケイは卵巣がんで余命1か月。痛みがひどく、モルヒネも効かなくなっていた。メレンデスは横隔膜に転移し、激痛を引き起こしている腫瘍の難しい切除手術に成功。 その手術で、横隔膜に浸潤していると思われた腫瘍は横隔膜を押し上げていただけで、腫瘍は腹部にとどまっていることが判明する。

それなら治療できると少しでも長く生きられるように、おなかを抗がん剤入りの生理食塩水で満たして洗い流す「HIPEC ハイペック」の手術をすることに。 ケイは自分が死んだ後のことを心配し、クレアと自分の夫ダッシュを付き合わせようとする。 クレアとケイはそのことでケンカになってしまう。

ケイは「HIPEC ハイペック」の手術中に心肺虚脱になってしまうが、クレアは抗がん剤への炎症反応ではなく、腫瘍切除で横隔膜に開いた穴から抗がん剤の溶液が漏れて、心臓を圧迫していることに気付く。 「HIPEC ハイペック」の手術は成功し、クレアは人のことばかり心配するケイに自分のことを考えるように言って、仲直りする。

建設現場でネイルガンを持ったまま落下したサンティアゴは腹部にクギが刺さり、腎臓が破裂。生まれつき1つしか腎臓がない単腎症だったサンティアゴは腎臓移植が必要になる。 弟のアルマンドの腎臓は適合するが、アルマンドはドナーになる代わりに、ベニテス建築会社を売ってほしいと条件を出す。

ベニテス建築会社はサンティアゴとアルマンドの父親が築いた会社で、アルマンドは会社を売却してお金を手にしたがっていた。 サンティアゴは「父親を裏切るより死を選ぶ」と会社を売ることを拒否。アルマンドは自分たちの父親は死の床でも家業を継いだサンティアゴのことを認めない、ひどい父親だったと話す。

その話を聞いても、サンティアゴはアルマンドのウソだと会社を売ろうとはしなかった。 サンティアゴの病状は悪化。アルマンドは折れ、サンティアゴに腎臓を提供することに同意する。

グラスマンは放射線治療を開始。財布がロッカーから盗まれたと訴えるが、主治医のブレイズに預けていたことを忘れていた。

ショーンとリアは金魚を飼うことに。しかし、ヒューバートと名付けた金魚はすぐに死んでしまう。

リアは故郷のハーシーで兄が継いだ祖父の自動車修理工場を手伝っていたが、店はつぶれ、兄とも険悪に。 リアは金魚の世話もできないと落ち込む。

ショーンは金魚の死因を検査。ペットショップでかかりやすい白点病にかかっていたことを突き止め、リアのせいではないことを証明する。 ショーンとリアはペットショップで新しい魚を選ぶのだった。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第6話「歩み寄ること」前回のあらすじと感想はこちら≫

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第7話「切り札」の感想

クレアはメレンデスに友人の手術を頼む

大学時代からのクレアの友人ケイは余命1か月。大学時代のクレアの友人ということは、まだ若いのに痛みで苦しみ、死も近いなんて…。

クレアはケイのために、メレンデスに手術を依頼。 まだわだかまりが残るクレアとメレンデス。ケイの手術で関係は修復されるかと思いましたが、難しいようです…。

ケイの痛みを少しでもなくすため、腫瘍の切除手術を行うことに。モルヒネも効かなくなるほどの痛みなんて、想像を絶するものですね。ただ余命が短いだけではなく、激痛にも襲われるというのが、いたたまれない…。

減量手術というと、脂肪を減らす手術を思い浮かべてしまいますが、今回の減量手術は腫瘍を減らす減量手術でした。 その手術で、まだ治療ができることが分かったケイの卵巣がん。それでも、完治はせず、余命が少し延びるだけというのが悲しいですね。

HIPEC ハイペック」というおなかを抗がん剤入りの生理食塩水で満たして洗い流す手術をすることになったケイ。HIPEC ハイペックは腹腔内温熱化学療法とも呼ばれ、大腸がんの治療にも行われる手術だそう。 抗がん剤で洗い流すなんて治療法があるなんてびっくり。

もっと驚いたのは、ケイが夫とクレアをくっつけようとしていたこと。 おせっかいなケイは昔から、人のことばかり心配し、自分が死ぬと分かっても、残される夫のダッシュやクレアのことばかり心配していたようです。 数々のおせっかいもクレアのことを思ってこそでした。

死を前にしても、自分のことを後回しにして、夫や友達のことを考えるケイはやさしいですね。

手術前にクレアとケイがケンカになってしまったときには、ケンカしたままケイが死んでしまったらどうしようかと不安に。 それでも、クレアは冷静に横隔膜の穴から抗がん剤の溶液が入りこんだことを見抜いたのがすごいですね。

ケイには残された時間を痛みに苦しむことなく、短くても少しでも長く自分のために生きて、幸せを感じて欲しいですね。

腎臓のドナーになるのに条件を出す弟

建設現場でクギが刺さって運ばれてきたサンティアゴ。 頭に刺さったクギがフランケンシュタインみたいで、ゾッとしましたが、問題だったのは腹部に刺さったクギのほうでした。

腹部に刺さったクギで腎臓は破裂。 サンティアゴには単腎症で腎臓が1つしかないことも発覚…。1つしかない腎臓のほうにクギが刺さったなんて、ついてないですね。

弟のアルマンドはこの機会に便乗し、腎臓を提供する代わりに、兄のサンティアゴに会社を売るように条件を出しました。

何でも取引だというビジネスライクなアルマンドには驚きましたね。こんな、命が懸かっている時にまで条件を持ち出すなんて。

アルマンドが売りたいのは、兄と共に、父親から相続した建設会社。 サンティアゴの話では父親はいい人そうでしたが、弟のアルマンドによるとひどい父親だったことが判明。

サンティアゴの努力を認めず、死の床でもサンティアゴのことを悪く言っていたという父親。 死ぬ直前まで、息子を批判していたというのが最悪ですね。

それでも、サンティアゴは父親を裏切るより死を選ぶと、会社を売ることを拒否。ひどい父親でも、サンティアゴにとっては今も絶対的で、認めてもらおうと必死なようでしたね。

親戚の批判的な目にもひるまず、あくまでも条件を飲ませようとしたアルマンドでしたが、最後は死にそうな兄の姿を見て、折れることに。 何でも取引で、切り札があると言っていたアルマンド。それでも、最後には腎臓のドナーになるところはやっぱり兄弟ですね、

ショーンは自分の父親もひどい人だったとアルマンドに話をすることに。

「育てる価値がないから、生まれてこなければよかった」とショーンに言った父親。そんな残酷な言葉を自分の子どもに言えるなんて、父親失格。

それでも、ショーンはいつも助けてくれる弟のおかげで、自分にも価値があると確信できたのでした。 ショーンにやさしい弟がいて、本当によかった。

ショーンにひどいことを言った父親はどうしているのでしょうか…。

グラスマンには記憶障害が

放射線治療を開始したグラスマンは記憶に障害が出始めてしまったようです。 ヨーヨーの技を練習して記憶を鍛え、脳を守ろうとしていたグラスマンでしたが、財布を預けたことをすっかり忘れてしまいました。

ヨーヨーが古代中国からあったというのも驚き。そんなに昔からあるんですね。

ヨーヨー

ヨーヨー (yo-yo, yoyo) とは 玩具または スポーツの1つである。 遊具としてのヨーヨーの起源は古く、多くの古代社会においてヨーヨー遊びが取り入れられてきた。 考古学的にみると、玩具として 人形の次に古い起源を持つほどである。本来の起源は 中国にあると考えられているが、 古代ギリシアにおいても 紀元前500年時点でヨーヨーに似た遊具が登場したことが分かっている。 アテネの国立 博物館には、ヨーヨー遊びが描かれた 花瓶と テラコッタ製のヨーヨーが展示されている。ヨーヨーは交易路を通じて アジアと ヨーロッパに広まり、 スコットランド、 イングランド、 インド、 エジプトにまで伝わった。 フランス革命当時は亡命者 émigréの遊びとしてヨーヨー自体をémigretteまたはémigrantと呼び、大流行となった。

記憶障害が起こっているグラスマンが心配に…。悪化しなければいいですね。

金魚を飼うショーンとリア

一緒に暮らし始めたリアとショーンはペットを飼うことに。 猫アレルギーのリアは犬派で、ショーンは猫派。犬に舐められたショーンが密かに嫌がる姿が面白いですね。

子犬たちも、猫たちもどっちもかわいい!

大型の蛇は押しつぶすのではなく、絞め付けて動脈の循環虚脱を起こすというショーンのトリビアはちょっと怖い…。

結局、2人は金魚を飼うことに。 名前はヒューバート。 しかし、すぐに死んでしまう金魚のヒューバート。

子どものころ、金魚すくいの金魚がすぐに死んでしまったのを思い出してしまいました。でも、2~3匹は生き残って、5年ぐらい生きてくれた思い出が。

リアは故郷のハーシーでうまくいなかったことと重ねて、一層、落ち込んでしまうことに。おじいさんの自動車修理のお店は潰れてしまったんですね…。リアが戻ってきたのはよかったですが、うまくいかなかったのは残念ですね。

金魚の死因を検査で突き止めるというのがショーンらしい。 金魚の死因は白点病。

白点病

白点病(はくてんびょう、 英: white spot disease)は、 魚の体が白い点で覆われてしまう病気である。 観賞魚が発病する代表的な病気の一つ。自然界にも存在するが、 水槽など 閉鎖的な環境において問題となることが多い。また、 淡水、 海水 両方において発生する病気であるが、症状が類似しているだけであり、原因となる病原虫も対処法も異なるので注意を要する。 繊毛虫の一種である ...

移植手術中に検査結果が分かったときには、腎移植に関係があることなのかとびっくりしましたね。

金魚が死んだのはリアのせいではないと、慰めるショーン。 ペットショップで買ったときには病気だったということで、代わりの魚をもらうことに。

次は丈夫なプラティという魚を飼うことにしたようです。 今度は長生きしてくれるといいですね。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の登場人物・キャスト

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • I Feel It All - FEIST
  • Play That Again - EXTREME MUSIC
  • This Is the Day - THE THE

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