- 『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第9話「父のたくらみ」
- How to Get Away with Murder Season4 Episode9 "He's Dead"
※ネタバレしています。
あらすじ
エレベーターに閉じ込められ、早産したローレル。ローレルと赤ちゃんは病院へ搬送される。 ローレルも赤ちゃんも治療を受け、安定。
しかし、ローレルが薬物を使用したせいで、早産したと福祉局が調査し始める。ローレルの父親ホルヘは、孫の親権を奪うため、薬物の使用をでっち上げ、ローレルを精神科病棟に強制入院させ、孫を人質にとる。 赤ちゃんの親権を勝ち取ったホルヘはすぐに別の病院へ赤ちゃんを転院させてしまい、ローレルは赤ちゃんに会うこともできず、憔悴する。
アッシャーは「サイモンが自殺した後、銃を拾った」と証言したことで逮捕されていた。銃を触れば、どんなに拭き取ってもDNAが検出されると知っていたアッシャーは、銃を拾ったことだけは正直に話していたのだった。
ミカエラとオリバーはアッシャーが銃を拾ったと口裏を合わせ、検事局のボニーとネイトのおかげでアッシャーは釈放される。
死んだと思われていたが、何とか生き延びていたサイモン。ミカエラやアッシャー、コナーたちはサイモンの死を願うが、オリバーはそんな3人を軽蔑する。
ティーガンはサイモンではなく、ミカエラがサーバー室のカードキーを盗んだことに気付いていた。 ティーガンはホルヘの部下ドミニクにアンタレス社の情報は盗まれていないと説明。 ドミニクは現場にいたIT担当者オリバーの現在地を調べようとする。
ローレルがバッグに持っていたハードドライブは、誰かに持ち去られ、行方不明に。ローレルの父親も持っていないようだった。 ローレルは計画の実行前に、ドミニクからやめるように警告の電話をうけたことを打ち明ける。
フランクはドミニクを拷問した末、首の骨を折って殺害。 ドミニクの携帯には、殺される前にウェスが残した留守電のメッセージが残っていた。
シーズン4 第8話「緊迫と緊張」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
ローレルは赤ちゃんと引き離されてしまう
これまでのエピソードのシーンが今回でつながりましたね。
赤ちゃんとローレルは無事に助かり、病院へ。 エレベーターが故障して、早産することになった事故現場は、発見者がアナリーズだっただけで、事件現場にされることに。 「あの女が事実を言うはずない」と警官にまで思われているアナリーズ…。アナリーズの印象が悪すぎて逆にすごい。
病院で治療を受けたローレルでしたが、精神科病棟に強制入院させられるはめに。今回の計画のことも、ローレルの妊娠もすべてお見通しだったローレルの父ホルヘ!
実の娘を薬物の使用で強制入院させて、子どもまで奪うなんて…。アンタレス社を守ろうと、孫を人質にするとは残酷。 コカインの使用を疑われ、子どもとも引き離されてしまったローレルが気の毒ですね。しかも、子どもに会いたいだけなのに、手足の拘束までされてしまうのがおそろしい…。
薬物を使用していると思われたのは、抗うつ薬の服用中止と関係があるのでしょうか…。
非通知の電話はドミニクからで、計画を中止しろと警告する内容だったことが判明。ここで中止しておけば、よかったのに。それにしても、何もかも知っていたローレルの父親が怖い…。ずっと娘のローレルのことを監視していたようですね。
計画を中止しなかったことで、母親になる資格がないと自分を責めるローレル。計画を進めたのはまずかったですが、母親になる資格はまた別のはず。母親から子どもを引き離して、孫を人質にするホルヘのほうが、親になる資格なしですね。
コネと権力、金で、孫の親権まで手に入れたホルヘ。アンタレス社の株式公開は阻止できず、ホルヘは大金を手に入れることになりそう。
ドミニクがハードドライブを持ち去ったと思いきや、ドミニクもホルヘもアンタレス社の情報が入ったハードドライブをさがしているようでしたね。 一体誰が、エレベーターのローレルのバッグからハードドライブを抜き取ったのでしょうか…。
生きていたサイモン
アッシャーが逮捕されたのは、銃を拾ったと証言したせいでした。アナリーズの元で、銃を拭き取ってもDNAが検出されることを知っていたアッシャー。それで、銃を拾ったことだけは正直に話していたのでした。
それでも、銃を拾ったと言っただけで逮捕されてしまうとは…。 ネイトとボニーに協力で釈放になったアッシャー。まさか警察も検事局に2人もアナリーズたちの協力者がいるとは思いもしなかったでしょうね…。
とりあえず釈放されたアッシャー。自殺したことになっているサイモンはなんとまだ生きていました! てっきり、死んでしまったかとばかり…。
サイモンに真実を話されたら困るミカエラやアッシャー、コナーはサイモンが死んでくれたほうが好都合だと指摘。 コナーにいたっては、「いざとなったらフランクに始末してもらえばいい」とまで! さすがにひどすぎる。
今まで、深く事件にかかわってこなかったオリバーはそんな3人を軽蔑。まだ普通の感覚を持っているオリバー。 他の3人は人が死ぬ修羅場に慣れすぎたのか、自分たちがどうやって危機的状況を切り抜けるかしか頭にないようですね。
アナリーズにも、「何一つ学ばないのね」とあきれられることに。 アナリーズはまたしても、コナーたちの尻拭いをすることになりそう…。
フランクはドミニクを殺害
アンタレス社の顧問であるティーガンは、盗まれた情報はないとドミニクに説明。ティーガンはホルヘやドミニクを心底恐れているよう。ミカエラがカードキーを盗んだと気付いたティーガンですが、不始末を隠すために何も言わなかったのでしょうか…。
ローレルたちのことをずっと監視していたらしいドミニク。コナーに忍び寄るドミニクが不気味でしたね。下手したらコナーもドミニクに殺されていたかも。 次は、オリバーにもドミニクの魔の手が伸びようとしていたとき、フランクがドミニクを捕まえ、拷問。
ドミニクを拷問するフランクは、ローレルのことを言われ、ドミニクの首の骨を折って殺害。 ドミニクによると、魔性の女のように語られていたローレル。 幼なじみのドミニクもローレルが好きだったが、誰にもローレルのことはわからないというのが、意味深…。 ローレルにも何か深い秘密があるのでしょうか…。
フランクも唯一のとっかかりになりそうなドミニクをあっさり殺してしまうなんて。 しかし、ドミニクの携帯には意外なものが。なんとドミニクの携帯にはウェスの留守電が残されていました。
ウェスの本名であるクリストフと名乗り、「問題が起きた。僕だけじゃない。聞いたら、すぐ折り返して」とメッセージを残していたウェス! ウェスの携帯に「緊急用」で登録されていた番号は、ドミニクの携帯だったようです。
それが、なぜウェスはドミニクに殺されることに!? 知り合いだったらしいウェスとドミニク。 ウェスの殺害は本当に株式公開のためだけだったのでしょうか…。ウェスの死の真相の謎は深まるばかりですね。
ウェス殺害の実行犯で、暗躍するドミニク役を演じたのは、『グッド・ドクター 名医の条件』の外科医ニール・・メレンデス役で知られるニコラス・ゴンザレス(Nicholas Gonzalez)。
『殺人を無罪にする方法』シーズン4の登場人物
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ドラマで流れた曲
- Dangeroue Anamal - BAIO
- Alive In New Light - IAMX
- Io Scenic A/B - SOUND OF CERES
- Void and Form (feat. Joel Wells) - TOYDRUM
気になったセリフをPick Up
「何一つ学ばないのね」
"You just never learn."またしても尻拭いをさせられることになり、あきれるアナリーズのセリフ。否応なく厄介事に巻き込まれていくアナリーズは、ウェスの死の真相にたどり着くことができるのでしょうか…。
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