『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第5話「愛と憎しみ」あらすじと感想 ネタバレ注意!

How to Get Away with Murder
  • 『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第5話「愛と憎しみ」
  • How to Get Away with Murder Season4 Episode5 "I Love Her"

※ネタバレしています。

あらすじ

ジュリー・バーデンという偽名を使い、アナリーズのセラピスト アイザックの新しい患者になったボニー。 ボニーはアナリーズと出会った経緯を思い出す。

2002年、ボニーは14歳のときにリンドグレン議員に性的暴行を受けたと告発。 ボニーは実の父親を含め、複数の男たちに性的虐待を受け、15歳のときには妊娠までしていた。

リンドグレン議員の弁護士だったアナリーズは、リンドグレン議員と暴行した男を混同しているのでないかと厳しく追及。 裁判に勝つが、自らも叔父に性的虐待を受けていたアナリーズは苦しむ。

弁護士事務所を辞め、ロースクールで教え始めたアナリーズは、ボニーには弁護士の素質があると弁護士になれるように手助けをしたのだった。

アナリーズは公選弁護人事務所の改善のため、集団訴訟の準備を開始。 40人の原告団のメンバーを集めるが、集団訴訟の計画を検事局のボニーが知り、妨害。40人集められた原告は、どんどん減ってしまう。

ボニーはアナリーズに無価値だと思われていたから解雇されたと思い、恨んでいたが、誤解だとアナリーズから言われる。 ボニーはアイザックに言われ、アナリーズを愛していると認め、アナリーズの集団訴訟の助けになりたかったと口にする。

ボニーはジュリーと名乗り、アナリーズをメイと言っていたため、アイザックは今まで気付かなかったが、集団訴訟の話でアイザックはアナリーズとボニーの話だと思い至る。

カプラン法律事務所で働き始めたオリバーは、ミカエラに頼まれ、アンタレス社のデータを調べるため、ティーガンのパソコンに侵入。 殺されたアンタレス社の従業員トレント・ストックトンで検索すると、死ぬ1週間前の2016円4月2日にカプランから停止通告書が送られていた。ローレルは内部告発しようとしたトレント・ストックトンが父に殺されたと推測する。

アッシャーはアンタレス社をさぐるミカエラの行動を不審に思い、浮気を疑う。 ローレルはお腹の子がウェスの子か、フランクの子か確信をもてずいた。

今までの悪事の罪悪感で追い詰められたコナーは死にたいと考え始め、アナリーズに助けを求める。 アナリーズは集団訴訟をコナーに手伝ってもらうことにする。

2週間後、カプラン法律事務所は血だまりの事件現場になっていた。留置場にいるという容疑者はなんとアッシャーだった。

シーズン4 第4話「集団訴訟」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

アイザックのセラピーを偽名で受けるボニー

今回のエピソードで、ボニーとアナリーズの出会いが明らかに。

アナリーズを傷つけようとアイザックの患者になったボニー。 自分をジュリーと名乗り、アナリーズのことはメイという名前で相談し、セラピーを受けていたため、気づいていなかったアイザック。

最初に「メイ」とは誰かと思ったら、アナリーズのことでしたね。確か、アナリーズの改名前の名前は、アナ・メイ

アナリーズを傷つけようとアイザックの患者になったボニーでしたが、アナリーズを憎むと同時に愛していることを実感させられることに。 「愛と憎しみは紙一重」とよく言いますが、ボニーの場合もそうだったようです。

2002年の裁判で出会ったアナリーズとボニー

アナリーズとボニーの出会いは、2002年の裁判で。告発した証人と、敵対する弁護士として出会ったボニーとアナリーズ。アナリーズがボニーの弁護をしたと思ったら、違いましたね。

ボニーは実の父親からだけではなく、複数の男に性的虐待を受けていたことが明らかに。ひどすぎて、話を聞くのもつらいですね。 しかも、15歳のときには妊娠し、出産。父親は産まれた子どもは死んだと言ったそうですが、どこかで生きていそう…。

ボニーを暴行したとして告発されたリンドグレン議員の弁護をしていたアナリーズ。 議員まで暴行していたというのが、卑劣で、憤りを禁じえないですね。

事務所のパートナーにしてやると、証人台に立つボニーの尋問をすることになったアナリーズ。妊娠も想像で、リンドグレンも他の男と混同している可能性があると厳しく追及。 実の父親に虐待され、記憶のゆがみを引き起こす過誤記憶症候群になったのではないかと言われるボニー。

実の父親に殺すと脅され、虐待されていた話がおぞましすぎる。ボニーには姉妹がいるようですね。姉か妹も虐待されていたのでしょうか…。

親である人が自分の子どもを守るどころか虐待し、娘が他の男に暴行されるままにしたボニーの父親。子どもにそんなひどいことができるなんて、信じられない。 ひどすぎて、言葉もないですね。

しかも、裁判で勝ったのは加害者で小児性愛者のリンドグレン。勇気をもって告発したのに、正義が行われず、アナリーズのような有能な弁護士のおかげで無罪放免に。 貧しい人には公選弁護人しかつかず、冤罪で投獄される人もいるのに、お金があれば有能な弁護士の弁護を雇い、たとえ有罪でも、無罪放免になってしまうという現実が。

特に、子どもに性的虐待をした人が野放しになるのは許せないですね。

アナリーズ自身も叔父に虐待されたことがあり、ボニーへの尋問に苦しむことに。このころは、夫のサムも健在。アナリーズはホルモン注射で不妊治療中でした。まだこのころは、まだサムとうまくいっていたようです。

罪悪感を感じ、ボニーが弁護士になれるように力を貸したアナリーズ。 性的虐待を受け、アナリーズと似た者同士だと感じていたボニーは、一方的に解雇され、アナリーズを憎むように。

ボニーはアナリーズの同志で、娘のようでも、恋人のようでもありますね。 ボニーのアナリーズへの愛には、親への愛だけでなく、恋愛も含まれているのでしょうか…。愛憎半ばしながらも、とにかく2人には切っても切れない絆があるようです。

自分を「みじめな、くず同然の小娘」「無価値」だと表現するボニーが気の毒に。 アナリーズは決して、ボニーをそんな風には見ていなかったのでした。でも、ボニーに対する扱いがひどいときもありましたよね。気心が知れた仲で、甘えもあり、八つ当たりしていたのでしょうか…。

ボニーはアナリーズの集団訴訟を妨害

すれ違うボニーとアナリーズ。そのせいで、ボニーはアナリーズが計画する集団訴訟を妨害。 ネイトはアナリーズをかばってくれましたが、刑務所の防犯カメラで集団訴訟の計画がバレてしまうことに。

本当に弱者のために戦おうとしていたアナリーズ。ボニーには自分の名誉を回復するためだと思われてしまったのも、今まで引き受けた弁護を思えば仕方なかったのかも…。それでも、前の部下で娘のように感じていたボニーに妨害されてしまうのが悲しいですね。

セラピストのアイザックにアナリーズを愛していることを突きつけられるボニー。結局、アナリーズと一緒に集団訴訟を手伝いたかったという結論に。 ボニーはアナリーズに依存・執着しているようですね。

コナーは集団訴訟を手伝うことに

ヴァージニア・クロスの元依頼人に面会し、原告を40人集める計画はボニーによる妨害で失敗。 アナリーズが逮捕されたときに、殴ってきたクローディアも原告に引き入れることに成功し、ルンルン気分で踊っていたアナリーズでしたが、喜べたのは一瞬…。

クローディアとその仲間の15人も、集められたのに。短い喜びでしたね。 「私 まだ持ってる~」と踊るアナリーズは愉快!

一方、退学したコナーはまだ家でダラダラ。オリバーも愛想を尽かし気味。

コナーは今までの悪事が忘れられず、苦しんでいたのでした。まさか死にたいとまで考えるほど、追い詰められていたなんて…。主夫として頑張ってみたり、出会い系の相手と寝ようとしていたコナー。昔のコナーなら、すぐに寝ていそう…。

それでも、死なずにここに来たのは強いからだと言うアナリーズ。 コナーに集団訴訟を手伝ってもらうことに。やりがいのある仕事で、コナーも意欲を取り戻せそうですね。

オリバーはティーガンのパソコンに侵入

オリバーはカプラン法律事務所で働くことに。IT担当者として雇ってもらえたようですね。ミカエラとオリバーはさっそく、ティーガンのパソコンに侵入し、アンタレス社のデータをチェック。やっぱり、オリバーはハッキングさせられることに…。

赤い靴底が有名なクリスチャン・ルブタンの靴をプレゼントされ、ティーガンにも気に入られているミカエラ。それでも、危険をおかし、ウェスのために正義を選ぶと断言したのが、意外。ミカエラは覚悟を決めたようですね。

ティーガンのパソコンに侵入し、停止通告書を見つけたものの第2認証が必要に。大手法律事務所だけあって、セキュリティが厳重でしたね。 検事のデンバーの後援者リストにも名前が載っていたトレント・ストックトン。どうやら内部告発をしようとしてローレルの父に消されてしまった模様…。

それが事実なら、ローレルの父親は犯罪組織のボス並みにおそろしいということに! ミカエラたちにも危険が降りかかりそうで心配。

それにしても、カプラン法律事務所の実習生のサイモンはオリバーに気があるのでしょうか…。いつもはイヤなやつのサイモンもオリバーにはやさしいようです。

ティーガンのパソコンを使っているところをサイモンに目撃されたミカエラとオリバー。ティーガンにもバレそうで、不安に。

一方、アッシャーはミカエラの浮気を心配。電話をしながら、ミカエラの姿を確信するアッシャーが不気味…。

ローレルのお腹の子の父親はフランクの可能性が

ローレルはフランクと肉体関係を続け、ローレルは「Wanna ネジの絵文字? (ヤりたい?)」とメール。ネジは英語でscrew。screwには、「ネジ」という意味の他に俗語で「ヤる」という意味もあるそう。 ネジの絵文字にそんな使い方があったとは…。

ちなみに、ナスの絵文字は、男性器の意味で使われているそう! 以前、コナーが紫色の制服を着るオリバーがナスみたいでエロいと言っていたのは、そういうことだったんですね。タコスや桃の絵文字も下ネタ用語として使われているそうですよ!

さすがに、フランクもウェスの部屋ではヤることができず。 でも、ボニーの家ではヤってたんですね…。

さらに、ローレルのお腹の子の父親はフランクの可能性があることも明らかに。 ウェスの子だとばかり思っていましたが、ローレルも確信はない模様。どうしてもウェスの子だと思いたいようですね。

フランクは弁護士になるために適性試験を受験。汚い仕事を引き受けることの多かったフランクは正式な弁護士になれるのでしょうか…。むしろ私立探偵のほうが向いていそうな気が。

2週間後、アッシャーが留置場に

2週間後、事件現場になったカプラン法律事務所。目撃者はオリバーでなんと容疑者はアッシャー!  すでに留置場に入れられているアッシャーが衝撃的。

一体、なぜこんなことに!?  アンタレス社やローレルの父親が関係しているのでしょうか…。

『殺人を無罪にする方法』シーズン4の登場人物

『殺人を無罪にする方法』シーズン4 登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマで流れた曲

  • Choir - PERFUME GENIUS
  • Lion - SAINT MESA
  • Bury Me (feat. Maluca & Bricc Baby Shitro) - BRODINSKI
  • Pushing On - BOXED IN
  • Runner - SAM DEW

気になったセリフをPick Up

「彼女を深く理解しているからこその痛みだ。相手の痛みや苦しみを自分のものと感じる。それは愛だ」

"That's how deep your understanding of her is. You feel her pain as your pain, her suffering as your suffering. That's love."
アイザックのセリフ

ボニーに助言するアイザックのセリフ。アナリーズへの愛に気付かされたボニーはこれからどうするのでしょうか…。

『殺人を無罪にする方法』シーズン4のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

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