『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第4話「集団訴訟」あらすじと感想 ネタバレ注意!

How to Get Away with Murder
  • 『殺人を無罪にする方法』シーズン4 第4話「集団訴訟」
  • How to Get Away with Murder Season4 Episode4 "Was She Ever Good at Her Job?"

※ネタバレしています。

あらすじ

アナリーズは冤罪を起こした公選弁護人事務所の改善のため、集団訴訟の準備を開始する。 しかし、集団訴訟には多額の資金と原告団のメンバー集めが必要。

アナリーズはミドルトン大学の学長ソラヤ・ハーグローブの離婚訴訟に助言役として加えさせてもらい、報酬を稼ごうとする。ソラヤの弁護士としてはすでにティーガンがついており、実習生のミカエラも一緒に仕事をすることになる。

ソラヤは夫のラウルから共同親権が欲しいなら600万ドルを払うように要求される。ソラヤのアルコール依存症で精神的苦痛を受け、セラピーを受けたと増額されていた。 ラウルはアルコール依存症の証拠として、ソラヤの泥酔した様子を隠し撮りした動画まで用意。

アナリーズは隠し撮りはプライバシー侵害でのぞき行為だと反訴しようとするが、ラウルの弁護士バリー・トンプソンではなく大学理事のバリー・ルイストンにメールを誤送信する失態をおかしてしまう。 アナリーズは挽回しようと、ラウルのセラピーの診療記録を要求。

診療記録にはウォーレン・スーとの密会について記されていた。スーはラウルの浮気相手かと思われたが、男で資産運用係。 ラウルは違法に資産を引き出していたことが発覚。国税庁が調査すれば逮捕され、親権は無理だと指摘。 ソラヤは共同親権を勝ち取り、ラウルに払うのは100万ドルにまで減額することができたのだった。

アナリーズはソラヤからの報酬で、公選弁護人だったヴァージニア・クロスの案件の裁判記録を手に入れ、原告となりそうな300名の名前を手に入れる。

検事局で働くボニーは、ヴァージニア・クロスを潰し、アナリーズが主任公選弁護人になる気だと推測。ボニーはジュリー・バーデンという偽名を使い、アナリーズのセラピスト アイザックの新しい患者になる。

退学したコナーに会いに来た父親のジェファーソンは、独立心旺盛だった昔のコナーとは変わってしまったと指摘。さらに、オリバーはコナーにふさわしくないと言う。

ローレルは抗うつ剤をやめたせいで、ムラムラし、フランクと寝てしまう。

検事のデンバーは州司法長官に立候補。デンバーの後援者リストにはアンタレス社の元従業員で不審な死を遂げたはずのトレント・ストックトン名前があるのをローレルが発見する。

1か月半後、ボニーは事件現場となったカプラン法律事務所に。事務所には血が。事件の目撃者はオリバーだった。

シーズン4 第3話「大義のために」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

集団訴訟には資金が必要に

ハッキングされないようにカセットテープのボイスレコーダーを使うことにしたアナリーズ。

公選弁護人事務所を改善するための集団訴訟の準備を開始。 まずは、原告団のメンバー集め。 それには公選弁護人ヴァージニア・クロスの全案件の裁判記録が必要に。速記者への料金は1ページ2ドルで、なんと全部の資料を手に入れるには2万~3万ドル(約200万円~300万円)も必要に。

被告人の名前がわかる表紙だけでも3000ドル(約30万円)にもなるというのが驚き。 簡単にコピーさせてもらえるわけではないんですね。

破産したアナリーズには資金もなし。預金残高が2937ドルしかないのが悲しい…。それでも、フランクのお金は拒否。フランクがマホーニーから多額の報酬をもらい、裏切ったせいでアナリーズはお腹の子を失うことに。そんなお金を受け取るはずがありませんね。

資金を調達するため、アナリーズはかつて自分が教授だったミドルトン大学の学長ソラヤに成功報酬ということで雇ってもらうことに。

学長ソラヤはシーズン3にも登場。 ソラヤの離婚訴訟をカプラン法律事務所のティーガンが担当していたのも驚きの偶然でしたね。しかも、不本意ながらミカエラはアナリーズは一緒に仕事をすることに。

お互いに離れようとしても、無理のようです。アナリーズやティーガン、どこでも母親代わりをさがすと言われたミカエラは図星で動揺。 強そうに見えるミカエラにも、母親を求める子どものような心理があるようです。アナリーズに解雇されて、あんなに怒ったのも、母親に見捨てられたのと同然だったからと思うと納得。

ソラヤの離婚訴訟

ソラヤが子どもの共同親権を求める訴訟では、アナリーズが痛恨のミスをしてしまいました。メールをソラヤの夫の弁護士バリー・トンプソンに送るはずが、大学理事のバリー・ルイストンに誤送信。 大学にまでアルコール依存症が知られてしまったソラヤ。アナリーズらしくない凡ミスで意外。

でも、これで終わらないのがアナリーズ!  ソラヤの夫ラウルがセラピーを受けているという話から、診療記録を要求し、違法な資産の引き出しを発見。最初は不倫しているのかと思いきや、お金を勝手に横領していたようです。

不倫相手じゃないと否定させ、資産運用係のウォーレン・スーと会っていたことを認めさせることに成功。 かつては金融マンだったものの、今は成功した妻のヒモと化していた残念な夫ラウル…。ラウルのせいでソラヤはアルコール依存症になったようです。

お金を違法に引き出し、さらに600万ドルまで要求していたなんて、強欲ですね。 アルコール依存症から回復しているソラヤは共同親権を勝ちとり、ラウルに払うのは100万ドルに減額。100万ドルでも日本円にすると約1億円。ヒモ夫には十分すぎる額!

共同親権を勝ち取れたのは良かったものの、セラピーで話した内容が外に漏れてしまうのが怖いですね。守秘義務はなかったのでしょうか…。

ティーガンはカプラン法律事務所でアナリーズを雇うように掛け合ってもいいと言ってくれました。 法廷の猛獣と言われているというアナリーズ。「猛獣」っていうのがすごい! 確かに裁判での弁論の迫力は猛獣と言ってもいいかも。

ティーガンはアナリーズをセクシーだと言っていましたが、同性愛者か両性愛者なのでしょうか…。

ボニーもアイザックの新しい患者に

ボニーはヴァージニア・クロスの案件が再審になるおそれがあると見直し。ボニーはアナリーズがヴァージニア・クロスになりかわり、主任公選弁護人の地位を手に入れる気だと推測。アナリーズの集団訴訟を阻止してきそうですね。

「アナリーズにばれたら、今度こそ殴られるぞ」とボニーに警告するネイト。ボニーは慕っていたからこそ、アナリーズに見捨てられたことが許せないようですね。 アナリーズを警戒するネイトでしたが、アナリーズの集団訴訟の件はボニーに言わないでいてくれたようです。

アナリーズに毒されているボニーは、なんと精神科医アイザックの新しい患者としてセラピーに! ボニーはアナリーズに執着している模様…。 アイザックにジュリーと名乗るボニー。アイザックからアナリーズのことを聞き出す魂胆なのでしょうか…。

コナーの父親ジェファーソン

夫のテッドとやってきたコナーの父親ジェファーソン。

12歳のコナーがゲイだと言ったカミングアウトに勇気をもらい、ジェファーソンは妻やコナーにカミングアウトしていたのでした。その結果、妻は心を病むことに…。

自分の夫がいきなりゲイだと言われたら、驚くのも無理ないですね。 前回、2人の父親というのにもびっくりしましたが、こんな背景があったなんて…。

「ペイズリー柄を着てる時点でゲイ」という指摘が面白いですね。服の柄で分かるの!?

コナーの退学にも理解を示した父親ジェファーソンでしたが、オリバーはふさわしくないと指摘。コナーが変わったことに気付いたジェファーソン。まさかコナーが殺人事件にかかわったせいで、変わったとは思いもしないでしょうね。

オリバーの手を貸してもらって、疎遠だったコナーと近づけたのに、オリバーとは別れろと言うのがひどい…。コナーとオリバーはぴったりのパートナーなのに。

退学してひたすら筋トレとオリバーと寝ることに没頭し、道を見失っているコナー。コナーは弁護士になるのか、それとも他の道へすすむのでしょうか。

ちなみに、コナーの父親ジェファーソンの恋人テッドが来るように誘っていたプロビンスタウンはマサチューセッツ州にあるリゾート地で、ゲイの人たちが多く住んでいるゲイ・タウンとしても知られているそう。

プロビンスタウン (マサチューセッツ州) - Wikipedia

プロビンスタウン (Provincetown [ˈprɒvɪnsˌtaʊn]) は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州バーンスタブル郡のケープコッドの先端にあるニュー・イングランド・タウン。年間を通じた人口は3千人以下の小さな海岸リゾート街であるが、夏季には6万人もの人々が集まる[1]。「ピー・タウン (P-town )」と略して呼ばれ[2]、海岸、港、リゾート、芸術、漁業の町として知られ、多くの観光客が訪れている。自由な雰囲気からゲイ・タウンとしてLGBTQコミュニティのバケーションの地としても知られる。

州司法長官に立候補したデンバー

復讐心を燃やすローレルは、 アンタレス(ANTARES)を、アンタゲス(ANTARASS)ともじって落書き。ASSはケツやバカ、嫌な奴という意味。

産科医に抗うつ剤を止められたローレルは、アッシャーのお尻でも発情するという末期症状に!

そして、ついにムラムラしたローレルはフランクとヤッてしまうことに。 「今なら誰とでも寝られる」と言い始めたローレルは大丈夫なのでしょうか!? ボニーと同居中のフランクはこれがバレたら大変な修羅場が待っていそう…。

そんな発情中のローレルは、州司法長官に立候補したデンバーの後援者リストに死んだはずのアンタレス社の元社員トレント・ストックトンの名前を発見。

死んだ社員の名前を使って、ローレルの父親はデンバーに報酬を払っている模様。 アンタレス社を顧客に持つティーガンのデータにアクセスする方法があるというミカエラ。 やっぱり、オリバーにハッキングを頼む気のようです。相変わらずオリバーはハッキングばかりやらされていますね。

不審死したトレント・ストックトンにも、ローレルの父親が関わっていそう。 暗躍するローレルの父親がおそろしい…。

精神科医のアイザックにも何か秘密がありそう。 ウェスのことをアイザックは知っていたのでしょうか…。

1か月半後

1か月半後には、カプラン法律事務所も事件現場に。カプラン法律事務所のティーガンのオフィスの前に血だまりが。しかも、目撃者はオリバー。

アナリーズのアパートやカプラン法律事務所で、一体何があったのでしょうか…。

『殺人を無罪にする方法』シーズン4の登場人物

『殺人を無罪にする方法』シーズン4 登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマで流れた曲

  • All I Know - WHITE WOLVZ
  • Bury Me (feat. Maluca & Bricc Baby Shitro) - BRODINSKI
  • Dangerous - SON LUX

気になったセリフをPick Up

「過酷な仕事で自分を追い込もうとする理由について、教え子であったウェス・ギビンズの死との関連性を尋ねると、患者は黙った。でも、そのほうがありがたい。彼女の言動が私の引き金を引くかもしれないから」

"When confronted with the possibility that the recent loss of her student, Wes Gibbins, is pushing her to take on this extreme workload, the patient shut down. Which is perhaps better for me. The patient is a trigger for me."
アイザックのセリフ

患者のアナリーズについて録音する精神科医のアイザックのセリフ。1人で集団訴訟の仕事を抱え込むアナリーズ。軽躁病の心配まで…。

さすがに1人で集団訴訟の準備をするのは無理がありそうで心配ですね。アイザックはウェスを知っていたのか、それとも誰かを自殺で亡くし、依存症になった過去があるのでしょうか…。

『殺人を無罪にする方法』シーズン4のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

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